昨日はＷＢＣの決勝戦があった。アメリカが大勝したのであるが、その結果を見て、今回のＷＢＣの事実上の決勝戦はアメリカ対日本であったという論評を目にして、何となく、胸をなでおろしたところである。それに、何よりも、ＷＢＣの発展のためには、一度はアメリカが王者にならなければ、その王者が本気にならなければならないのである。王者が本気になってさえくれれば、自然とマスコミも、多くのフアンも、メジャーのオーナーたちも、支援企業も盛り上がる。それに、Ａ組ではイスラエルが健闘したので、金持ちユダヤ人たちが、次回からは本腰を入れてくれるかもしれない。しかし、不思議なほどに、その国の経済情勢がスポーツの世界にも、影響を及ぼすようだ。経済が悪化すると、その国を代表するスポーツも悪くなる。昨日はＷＢＣとともに、サッカーのＷ杯予選も行われた。日本は初戦のホームで敗れたＵＡＥに危なげなく勝利したのであるが、ＷＢＣ１次ラウンドで敗退した韓国は、サッカーでも、格下中国に敗れた。中国という国は政治と経済とスポーツが、露骨にリンクするので、韓国代表も大変だったと思うが、それでも、負けたという事実は覆らない。国土を紛争地にしていたシリアやイラクの代表チームはホームが無かった時代がある。彼らは懸命に祖国のために戦ったのだが、予選突破という壁を乗り越えることは出来なかったのである。(2017.03.24)
