動物たちにぬくもりを!

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海上漂う屋根の上に犬が

2011-04-02 08:01:04 | 東日本大震災

海上漂う屋根の上に犬 不明者捜索中の海保が救助 気仙沼沖

 

2011年4月1日 産経新聞

 

1日午後4時ごろ、宮城県気仙沼市本吉町の沖合約1・8キロの海上で、漂流していた屋根の上に犬がいるのを、第3管区海上保安本部(横浜)所属の特殊救難隊が見つけ、約1時間後に救出した。

地元の第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)によると、同救難隊は東日本大震災の行方不明者を捜索するため海上をヘリコプターで飛行中に犬を発見。

ヘリコプターから助けようとしたが、犬は海上にあった木材などに飛び移って逃げた。

隊員3人が救助艇で再度近寄り、最後は救助用の担架に乗ったところを助け出した。

犬は黒っぽい首輪をつけていたが、飼い主の住所などは書かれていない。

海保の巡視船の中でビスケットやソーセージを食べ、おとなしくしているという。




第3管区海上保安本部の特殊救難隊に救出された犬
=1日午後5時ごろ、宮城県気仙沼市本吉町の沖合約1・8キロの海上(海上保安庁提供)


漂流の屋根から犬救出 「できたら飼い主へ」 気仙沼

 

2011年4月2日 朝日新聞

宮城県気仙沼市本吉町の沖約1.8キロの海上で1日午後2時ごろ、漂流する屋根の上に犬がいるのを海上保安庁のヘリコプターが見つけ、特殊救難隊員が救助した。

震災から3週間たったが、元気な様子という。

第2管区海上保安本部によると、犬は茶色の雌で、中型の雑種とみられる。

茶色の首輪をしていた。発見時は屋根の上で逃げ回ったが、巡視船「つがる」搭載のボートで救助した。

犬は水を飲み、ソーセージやクッキーを食べたという。

2日午後5時すぎ、毛布にくるまれ、海保職員に抱きかかえられて塩釜港にあがった。

衰弱した様子もなく、県動物愛護センターに保護された。

センター職員の伊藤光市さん(52)は「ずっしりした感じで、落ち着いていて元気そうだ。大事に世話して、できたら飼い主に返したい」と話した。

震災で飼い主とはぐれた犬は同センターだけで約20匹保護されている。

飼い主が見つからない場合はもらい手を探すという。
(佐藤正人)

 

漂流するがれきの上から救出される犬=海上保安庁提供

気仙沼市本吉町沖で海上保安庁の巡視船に救助され、塩釜港に運ばれた犬

=2日午後5時4分、宮城県塩釜市、小宮路勝撮影


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