動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

犬猫の殺処分ゼロへ、秋田に新施設

2016-02-29 06:11:22 | 頑張る行政

犬猫の殺処分ゼロへ、秋田に新施設 「猫好き知事」後押し

2016年2月9日 福井新聞


秋田県の佐竹敬久知事が飼っているシベリア猫「ミール」。
ロシアのプーチン大統領から贈られた。(秋田県提供)

犬猫の殺処分ゼロを目標に掲げる秋田県が、新たな動物愛護センターを計画している。
市民が猫と触れ合えるキャットタワーや、犬猫の譲渡会場といった設備を充実させ、新たな飼い主に引き取られる件数を増やすことで、殺処分の減少につなげる狙い。

猫好きで知られ、ロシアのプーチン大統領から贈られたシベリア猫「ミール」を含め8匹を飼う佐竹敬久知事が後押しする事業で、2019年度のオープンを目指している。
県によると、秋田市の公園内に約6200平方メートルの敷地を用意。
施設は木造平屋で、猫が自由に動き回れる空間を設けたり、犬や猫の譲渡会を開くボランティア団体にホールを貸したりする予定で、整備費は8億4千万円。
16年度当初予算案に必要経費を盛り込む方針だ。
(共同通信)


愛犬と防犯パトロール(和歌山)

2016-02-27 06:05:01 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

愛犬と一緒に地域貢献はいかが
 ~和歌山で広がる「防犯パトロール犬」の取り組み

2016年2月20日 江川紹子ジャーナル

愛犬の散歩をしながら、安全見守り活動で地域に貢献――和歌山市の一地域で昨年9月に始まった「防犯パトロール犬」の活動が、広がりを見せている。
和歌山市は、この事業を市内全域に広げるため、来年度予算で支援することを決めた。


パトロール犬のバンダナをつけて活動(=散歩)中のもか吉

この活動を発案したのは、二人の子どもの母親で、和歌山市立福島小育友会長を務める吉増江梨子さん。
吉増さんは、5年前に山犬の子を保護した。
「もか吉」(通称もか)と名付けられたその子犬は、当初は激しい人嫌いだったが、吉増さんの愛情と犬のしつけの専門家の協力によって、お年寄りなどに寄り添うセラピー犬に成長した。
高齢者施設の訪問活動や小学校での動物愛護教育などのボランティア活動で活躍している。
吉増さんは、毎日たっぷりと時間をかけてもかの散歩をするのが日課だ。

見守りボランティアが高齢化の中で
そんな吉増さんが、この活動を思い立ったきっかけは、昨年2月に紀の川市で小学5年生の男の子が殺害された事件。
吉増さんの子どもたちが通う福島小学校の校区でも、不審者情報が出回ることもあった。
一方、登校時の子どもたちの交通安全など見守ってきた地域のボランティアは高齢化し、数も減っていく。
吉増さんも、もかを連れて朝の通学路に立つようになった。
この経験から、「犬を飼っている人は、必ず散歩に行く。それを地域の見守り活動に活用できないか」と考えるようになり、パトロール犬構想が生まれた。
散歩の時、犬には目立つそろいのバンダナをつけ、パトロール犬であることを分かりやすくする。
飼い主は、散歩をしながら、子どもたちに気を配ったり、声をかけたりするほか、不審なことに気づいたら、学校や警察に連絡を入れる。
それ以外に求められるのは、散歩中の排泄物は持ち帰るなど、当然のマナーくらいだ。
これなら、格別しつけが行き届いた犬でなくても参加できるし、飼い主はそれほど負担を感じることもなく、地域への貢献ができる。
「自分のワンちゃんが、地域の『パトロール犬』という役割を担えるのは、飼い主としてもうれしいはず」と吉増さん。

地域と警察がタイアップ

もかと飼い主の吉増さん

このアイデアを、吉増さんは地元・野崎地区の自治会長で育友会長の先輩でもある上高敦子さんに相談した。
共感した上高さんは、これを和歌山市地域安全推進員会和歌山北支部(野畑久則支部長)に提案。
子どもの見守りの担い手の高齢化や不足は、どの地域も共通する悩みだ。
提案は歓迎され、同支部としてこの取り組みを行うことに。
上高さんは、さらに地元の和歌山県警北警察署の防犯担当者とも話し合い、警察もこの活動を支援することになった。
昨年8月25日、同警察署で出発式が行われ、犬の首に巻く黄色いバンダナが野畑支部長から各自治会長に渡された。
この時点での「パトロール犬」は、もかを含めて7頭。
それが、みるみる増えて、現在では約80頭になる。
野崎地区では、参加者の散歩コースを地図に書き込んで、子ども達の通り道や遊び場をできるだけ網羅するように工夫したり、情報をLINEを通じて共有するようにした。
パトロール犬を実施している地域では、子どもが知らない人に声をかけられるなどの不審者情報は、今のところ一件もない、という。
地域外からも、吉増さんのブログやFacebookを通じて問い合わせが相次いでいる。

地域で子どもを見守る
このパトロール犬の最大の特徴は、愛犬家だけのサークル的な活動ではなく、地域や警察が連携する事業になった点だ。
4月からは、それに自治体も加わることになった。
西署、東署管内を含めた全市で取り組みを展開できるよう、和歌山市が後押しすることになり、バンダナ代などの補助をすることになったからだ。
今後は、不測の事態に備え、参加者の保険をカバーしてもらうなど万全を期すための対応を協議中だ。


「仲間になりませんか~」

自分の地域でもやってみたい、という相談に対して、吉増さんは「まずは地元の自治会に相談してみて」とアドバイスしている。
「子ども達に関わる活動だからこそ、参加する人たちと学校、地域などとの信頼関係が大事。お互いの信頼があってこそ、子どもや親たちの安心感も生まれる。地域全体で子どもたちの安全を守っていく、これをきっかけに人と人が地域の中でつながりを強めていく。そんな風になるといいな、と思っています」
自治会など地域の活動とはあまり縁がなかった人も、犬を通じてなら、敷居が低く感じられ、比較的楽に参加できるかもしれない。
また、こうした活動を通じてペットが地域に認知されれば、災害時の同行避難など、いざという時に、人々の理解がえられやすくなるなど、飼い主にとっての安心材料にもなりそうだ。
昨年は、川崎市の中1殺害事件や寝屋川市の中2の少年少女殺害など、地域で子どもたちを見守っていくことの必要性と難しさを感じさせられる事件が相次いだ。
そんな中、防犯パトロール犬の取り組みは、他の地域でも大いに参考になるのではないか。

▽もか吉の日頃の活動は、吉増さんのFacebookブログをどうぞ
▽もか吉の生い立ちや活動、防犯パトロール犬についての詳細をお知りに鳴りたい方は、拙著『もか吉、ボランティア犬になる。』(集英社インターナショナル)をどうぞ

 江川紹子 ジャーナリスト
神奈川新聞記者を経てフリーランス。司法、政治、災害、教育、カルト、音楽など関心分野は様々です。


猫バンバン大成功~!

2016-02-26 06:00:38 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

猫バンバン大成功~ エンジンルームにいた子猫ちゃんが無事救出される

2016年2月17日(水)  ねとらぼ

寒い冬の時期、車の下やエンジンルームに潜り込んでしまう猫を助けるために提案された「猫バンバン」。
この呼びかけを見ていたドライバーの1人が、車のエンジンルームから1匹の猫ちゃんの救出に成功しました。


救出された子猫

猫ちゃん救出に成功したのはTwitterユーザーの真黒さん。
車に乗り込んだ瞬間に「ミィ~」という鳴き声を聞きつけ、無事に猫を発見できたそうです。
「もう少しでエンジンかけるとこだった」とのこと、発車直前の間一髪でした
猫ちゃんはボンネットを開けたところに潜んでいました。
つまみあげられた写真を見ると、まだ片手で掴めてしまうほどの小さな子猫です。
急に出されてしまったせいか不機嫌そうではありますが元気な様子が見え、ひと安心。
Twitterには「無事に助かってよかった」と子猫の無事を喜ぶ声が次々よせられ、「俺も気を付けなきゃ」と日常の行動をあらためて振り返る方も多数。
「猫バンバン」成功の報は、ドライバーの皆さんへの注意喚起のツイートにもなったようです。
本当に助かってよかった~!!
これからも寒い間は十分に気を付けていきたいですね。

【関連記事】
助かってよかった・・・車のエンジンルームに入り込んだネコが救出される動画


軒下に定住する「間借り猫」

2016-02-25 06:11:30 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

軒下に定住する「間借り猫」 地域猫おばあちゃんの遺言をひきつぐ

2016年1月24日(日) sippo(朝日新聞)


きなこ


おちび

家は段ボールハウス
町に暮らす地域猫2匹が、面倒を見てくれていた人を亡くした。
猫は行き場を失いかけたが、「この子たちをお願い」という「遺言」が人から人へと伝わり、猫は3食と屋根付きの住処を得た。
昨今、猫は完全室内飼いが理想とされるが、家の敷地内で人とほどよい距離を保ちながら猫たちは幸せに暮らしている。

1月半ば、東京都豊島区のあるお宅を訪ねた。
一戸建でで、60代の母親と、長男(32歳)と二男(29歳)の3人暮らし。
いや、2匹の猫も一緒だ。
猫は家の軒下の特製段ボールハウスに住んでいる。
長男が説明してくれた。
「茶色くて小さい子が、おちび。黄色い毛の子が、きなこ」
2匹の猫のベッドには、お揃いのクリーム色のフワフワの毛布がかかっている。
毛布は母親が買ってきたという。
「右耳がカットされているおちびは避妊済みの雌で、左耳がカットされているきなこは去勢済みの雄・・・のはず(笑い)。実は猫とつきあうのが人生初なんです。どっちかというと僕は犬派だったくらいで」
それが今ではすっかり虜で「いなくなるのは考えられない」ほど。
長男は出版社勤務、二男は飲食業勤務で、ふたりとも午後出勤も多く、昼間に猫とまったりする時間が楽しいのだという。
「2匹はいつもここで寝ていて、ちょっとパトロールして戻ってくる。夜なんて2匹で抱き合って寝ていて可愛いのなんの」

おばあちゃんの遺言が伝わり
もともと2匹は、ほかの猫と一緒に、近くの家に住むおばあさんに可愛がられていた。
といっても室内でなく玄関先でご飯をもらい、他の何人かにも面倒を見られていた。
いわゆる地域猫で、名前もあるような、ないような。
長男がいう。
「初めて我が家のそばまで来たのは一昨年ですが、その時にあまりに痩せていて、どうしたんだ? と思い、見かけるたびにご飯をあげるようにしたんです。でも地域猫の場合、勝手にご飯をあげたらトラブルにならないかな、と悩んでいました」
そんな時、二男が、ある情報を近所の人から聞きつけてきた。
「餌をあげていたおばあさんが病気で亡くなってしまったと。そして、枕元に『特に臆病で気弱な2匹がいるので気遣ってやってほしい』と遺言が残っていたというんです。それが、この子たちでした」
それなら、うちで寝床を作って、ご飯もあげよう!
そんなふうに家族で話し合ったという。
名前もつけてあげた。
「今ではご近所さんもうちの猫と認識していて、どこどこで見かけたよと、声をかけてくれる方もいます。室内に入ることもあるけど、すぐに出たがるんです」
本当は体もきれいに洗って室内だけで飼うのがいいのかもしれないけど・・・と長男が胸の内を明かしてくれた。
「今は見守る形でいい関係ができている。うちでお腹を満たし、寒さを防いで。飼い猫というより間借り猫みたいかな。でも大事な存在です」
敷地内で、自由と無事を精一杯、見守っているのだ。
食事は朝がドライ、昼が缶詰とドライ、夜が缶詰とドライ。
最近ぐっとグルメになり好き嫌いもでてきたという。
ガリガリで「人相」の悪かった2匹は、ふっくらして表情も穏やかに変わってきた。
きなこは長男がコンビニに行く時に、犬のように後をついてきて、店前で待ち、家まで一緒に戻ることもあるそうだ。
話を聞いていると、ちょうどランチタイムになり、お母さんがフードをトレイに載せて家から出てきた。
「昔、結婚する前に猫を飼ったことがあるのですが、久しぶりに動物と触れ合い、家族で猫の話をすることも増えましたね。皆で旅行をする時は、お隣の方にご飯をお願いしていくんですよ」
おちびと、きなこ。
臆病だった猫たちは、ご飯を平らげると、自分のベッドで堂々と気持ちよさそうに寝はじめた。

【写真特集】軒下の間借り猫、おちび・きなこ


犬と一緒にヨガ(香港)

2016-02-24 06:10:40 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

犬と一緒にヨガ、270組が参加してギネス記録に挑戦

2016年1月19日(火) ロイター



犬と一緒にヨガを行う「ドッグヨガ」。
略して「ドガ」が17日、香港で開催され、ギネス世界記録更新を目指して270組が参加した。
ペットを抱えて飼い主が身体を伸ばしたり、ペットの手足を伸ばしたりと約一時間。
普段は多忙で散歩に連れて行く時間もない香港市民にとって、「ドガ」はだれにも邪魔されず愛犬と過ごせる貴重な時間となった。
これまでのドガ参加のギネス世界記録は265組だったので、記録更新は間違いない。
(香港、1月17日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

動画 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160119-00010001-reutv-cn


アニメ「The Present]

2016-02-23 06:14:13 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

【感動のショートアニメ】
59もの映画賞を総ナメしている4分間のアニメ「The Present」
に感動

FunDo

世界中の様々な賞を59個も取まくっているショートアニメムービー「The Present」。
冒頭は少年が暗い部屋の中で一人でテレビゲームをしています。
ここから始まる短いアニメは、見ると映画を1本見たような感覚になります。
感動の詰まった「The Present」をご紹介します。

あらすじ

少年が暗い部屋の中で一人でテレビゲームをしています。


ゲームをしている少年の元に母親が帰宅。手には段ボールに入ったプレゼントを持っています。



プレゼントの箱から飛び出したのは、なんと1匹の仔犬でした!



少年はすぐに大喜びしますが・・・



仔犬の前足がない事に気付き・・・



少年がそのことが気に食わなかった様子。遊ぼうと近づく仔犬を蹴飛ばしてしまいます。



仔犬は全くめげることなく「遊んでくれ」と寄ってきます。ボールを見つけボールを持ってきました。



少年がボールを蹴ると、仔犬はそれを追いますが、前足が1本なのでうまく走れず何度も転がってしまいます。



転がっても、冷たくされても、何度も立ち上がり、そして自分のところへやってくる仔犬を見て、少年に心境の変化が起こります。



この後の意外なラストシーンはぜひ動画でご覧下さい。予想外の展開に驚きます。



You Tube https://www.youtube.com/watch?v=tpybYUzCulQ

とっても感動的で素敵なストーリーですね。
59もの賞を受賞していることも納得できます。
少年に投げられても蹴られても、少年にひたすら向かう子犬の純真な心・・・
ラストシーン ~ 少年が子犬の姿に心を開き、少年と子犬がともに外に遊びに行く・・・。
とっても感動し胸が熱くなりました・・・
人と動物との深いかかわり、動物愛護の原点がこの動画にあるのではと感じました。
当会の動物愛護活動に使わせていただこうかと思っています。
みなさん!是非You Tubeの動画を観てください。
(Fujita)


車にひかれた老犬救った警察官

2016-02-22 06:02:38 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

老犬救った警察官に「いいね」 ひかれた犬を病院へ

2016年2月18日 朝日新聞


現場でタオルをかけてもらった老犬=読者提供

道路脇で傷つき倒れていた老犬を保護した警察官の行動が、ネット上で話題になっている。

5日午後8時40分ごろ、横浜市栄区亀井町の道路で「犬がけがをしている」と栄署に通報があった。
元大橋交番の男性巡査部長(31)と男性巡査(23)がオートバイで駆けつけると、裏通りの道端で首輪がついた老犬がうずくまっていた。
運ぼうとしたが、大型犬のためオートバイに乗せられなかった。
無線で状況を聞いた地域課の男性警部補(40)は、署からパトカーで現場へ。
老犬は車にひかれたようで身動きしなかったが、小さな目はこちらを見ていた。「まだ、生きている」
傷に触ると苦しむようにもだえ、かもうとする。
30分ほど格闘した末、警官3人は近所の人が貸してくれた鉄板を担架代わりに犬をパトカーの後部座席に乗せ、近くの動物病院へ。
震える犬をミラー越しに見ながら「早く診てもらわないと。飼い主が早く見つかってくれ」と祈った。
犬は骨盤が折れていたが命に別条は無く、後日、飼い主の元に無事戻った。
今はリハビリ中という。
一連の様子がネットに投稿されると、フェイスブックで拡散され、「ワンちゃん助かって本当によかった」「そんなすてきな対応してくれるなんて」といった書き込みが相次いだ。
自宅で犬を飼っているという男性警部補は「どうしても気持ちは入ってしまった。でも、動物の命も人間の命も同じ。当たり前のことをしただけ」と話している。

                                  以 上 

動物の命も人間の命も同じ。当たり前のことをしただけ
「たかが動物」ではなく、こういう対応が当たり前な社会になってほしいですね。
こういう動物を思う心を持った人たちが増えていってほしい
私たちはそのための動物愛護活動をやっているんだと改めて感じました。
(Fujita)


猫の日、ニャンと多彩な222冊

2016-02-21 06:03:48 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

猫の日、ニャンと多彩な222冊 熊本の書店

2016年2月17日 朝日新聞


お気に入りの絵本「花びら姫とねこ魔女」を持つ佐藤美和さん=熊本市中央区上通町の長崎書店

2月22日は2(ニャン)が三つ並ぶ「猫の日」。
その日にあわせて、書籍を通じて猫の魅力に触れてもらおうと、熊本市中央区上通町の長崎書店で、猫好きの店員が222冊を選び、販売する企画を実施している。
3月13日まで。

ペットフード業界の実態調査によると、昨年の飼育推計数は犬、猫とも約990万匹だったが、犬の減少傾向が続く一方、猫は横ばいで差がなくなってきた。
自身も猫好きという同店の長崎健一社長(37)も、最近は猫に関する新刊や出版物が多いと感じていた。
しかし、店の規模では新刊が出れば古い本の在庫を多く抱えることは難しい。
そこで思いついたのが、猫の本を一度に集めた企画。
店員14人のうち「一番の猫好き」という佐藤美和さん(30)に本選びを任せた。
イベントスペースには猫の絵本や猫が主人公のマンガから、夏目漱石の「吾輩(わがはい)は猫である」といった文学作品まで多彩な222冊が並ぶ。
特にお薦め50冊は紹介のポップを手作りした。
「何もとらわれずに生きている猫と、窮屈な世の中に生きているひと。猫の本を読んで、少しでも心が救われるかもしれない」と佐藤さん。
一方でペットを取り巻く問題にも理解を深めてもらおうと、殺処分などを取り上げた本も選んだ。
8匹の猫と一緒に暮らす佐藤さんの一番のお気に入りは県出身の絵本作家こみねゆらさんが描いた「花びら姫とねこ魔女」。
特別なものしか好まないわがままな姫が、特別な猫を探すなかで多くの猫と触れ合い、特別なこととは何かに気づいていく物語。
「猫と一緒にいると一匹一匹が違う存在で特別だと感じる。この物語に共感した」と話す。
雑貨100点のほか、猫みくじもある。
佐藤さんは「猫好きでない人も、本との出会いを通して猫の魅力に気づいてもらえれば」。
売り上げの2%は、地元の犬猫愛護団体「NPO法人犬ねこみらいサポート」と、捨て猫を保護し、その猫と触れ合うことができるカフェ「かごにゃん」(熊本市中央区)に寄付するという。
(小原智恵)


里親さがしに獣医さんが猫カフェ運営

2016-02-20 06:13:08 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

里親さがしに獣医さんが猫カフェ運営 4年半で200匹縁ぐみ

2016年2月10日(水) sippo(朝日新聞)


村山真知子院長とカフェの「猫スタッフ」

福岡県行橋市門樋町にある原田動物病院の院長、村山真知子さん(62)が、里親探しを目的にした猫カフェ「ゆくねこ」の運営に取り組んでいる。
4年半前に開設して以降、世話をした猫は200匹を超える。
猫カフェは動物病院内の約8平方メートル。
シャンプーやトリミングの部屋を半分に仕切って改造し、2011年7月にオープンした。
ガラス張りで、外からも猫の様子がうかがえる。
現在は2匹と少ないが、多い時期には十数匹が愛らしいしぐさで人の心を癒やす。

村山さんの病院では原則として、飼い主の都合で「不要」になった動物は引き取っておらず、いずれも特別な事情があって病院に来た猫ばかり。
その事情を村山さんが理解できた猫だけを引き取っている。
子猫たちは健康診断をして元気になると、病気の予防注射などを受ける。
人になついてかわいがられるようにしつけもする。
中には猫カフェのメンバーに加わるのに2年半もの年月を要した猫もいたという。
里親に出した子猫は昨年が39匹、一昨年は68匹で、1年平均で50匹前後にのぼる。
村山さんは以前から里親探しに取り組んでいる。
猫カフェだと、里親を希望する人が触れ合いながら相性の良い猫を見つけられる。
提案したスタッフの松本絵美さん(42)は「猫もオリの中より楽しそう」。
猫には1匹ずつ違った名前を付けている。
現在の2匹のうち1匹は村山さんが引き取ったメスの三毛猫「ミーコ」。
もう1匹はオスで白と黒の「おー」。
里親が現れるのを待っている。
村山さんは「カフェに来られる方は若いカップルや子ども連れ、飼いたいけれど事情があって飼えない猫好きの人たちで、皆さん、『満足しました』と言われます」。