動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

写真集「はちわれ兄弟」

2017-11-30 06:05:10 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

やんちゃな子猫とやさしい秋田犬 顔そっくり「はちわれ兄弟」

2017年11月25日(土) sippo(朝日新聞)


「はちわれ兄弟」から (C)主婦と生活社/久方広之

「顔そっくり!」「仲良しすぎか!」と、ツイッター上で一躍人気者になった秋田犬と子猫の「はちわれ兄弟」。
ついに凸凹コンビの写真集『はちわれ兄弟』(主婦と生活社)が発売された。

ちょっぴり生意気な子猫「雷蔵」をやさしく見守る秋田犬の「風雲丸」。
犬と猫という種を超えてそっくりな2匹の出会いは突然だった。
岡山県の山あいの町で、大工のおとーちゃん、優しいおかーちゃんと穏やかに暮らしていた“兄”秋田犬の風雲丸。
そこに、勝手にえさを食べに来たのが、風雲丸にそっくりな子猫・雷蔵だった。
親猫の気配もなく、そのまま育てられることになった雷蔵。
おとーちゃんがツイッターに〈風雲丸に弟分ができました〉と何気なく“兄弟”の2ショット写真をあげると、あまりのそっくりさと仲良しぶりに、リツイート&いいねが嵐のように殺到!
こうして、風雲丸と雷蔵は、日本一有名な凸凹兄弟になった。




写真は全て、大人気写真集「のら猫拳」の久方広之カメラマンの撮りおろし。
「のら猫拳」を見た担当編集者が、「この人なら、風雲丸と雷蔵の楽しげな仲良しな雰囲気をしっかり写真に収めてくれる」と確信したことと、「雷蔵くんが“のら猫拳”をしたら、どんなにかわいいんだろう? 見たい」という個人的な願望もあり、撮影を依頼したという。
写真集では、もちろん雷蔵が“のら猫拳”をたっぷり披露しているので必見だ。
著者で“はちわれ兄弟”のおとーちゃんこと笠光生さんに、2匹の普段の様子と、写真集出版の感想を聞いた。
「2匹は基本的にずーっと一緒にいますね。風雲丸は元々、月イチで吠えるか吠えないか・・・というくらい大人しく優しい性格でしたが、雷蔵が現れてからさらに、顔つきまで優しくなりました。風雲丸は、雷蔵が風雲丸の脚や尻尾に噛み付いたり、ちょっかい出したり、いたずらが行き過ぎた時だけは、低めに唸って指導しています」
「本の出版は『まさかこんなことになるとは・・・』という状態です。届いた見本を初めて開いた瞬間は、子どものいない僕にとって、初めて子どもが生まれたような、なんとも言えない不思議で幸せな気持ちに包まれましたよ」
担当編集者はこう見どころを説明している。
「ちっこい雷蔵君のやんちゃさと、それを優しく見守っている大きな風雲丸くんの対比、そして何より本当の兄弟のような仲良しっぷりを楽しんでもらえたら嬉しいです」

【写真特集】「はちわれ兄弟」から、かわいい2匹

Facebook「はちわれ兄弟 フーとライ」
https://www.facebook.com/hachiware.foorai/



写真集「はちわれ兄弟」

発売日:2017年10月13日
著者:笠 光生
出版社:主婦と生活社
サイズ:単行本
定価:本体価格 1200円+税


笑顔がかわいいワンちゃん

2017-11-29 06:00:25 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「えっへ~!」な笑顔がかわいい
 テンションが上がっていくワンちゃんの変化する表情が天使の癒やし

2017年11月22日(水) ねとらぼ

人形遊びをするハスキー犬の女の子「シルビア」ちゃんのテンションが上がっていく様子がかわいすぎました。
だんだんと変わる表情にキュンとくる!

はじめは口を閉じて冷静といった表情のシルビアちゃんですが、徐々に口を開けては楽しくなってきた夢中の表情に。
さらにそこから目を光らせて「わーい!」と声が聞こえてきそうな笑顔から、最後には目を閉じて「えっへ~!」と幸せそうなお顔へと変わっていくのが目撃されています。
4段階の表情変化に癒される・・・。






投稿したのは飼い主で人気Twitterユーザーのハマジさん。
愛犬のシルビアちゃんは以前にも癒やし度抜群な寝顔を披露。
また同じワンちゃんには見えないシルビアちゃんの2枚の比較写真を投稿して話題になりましたが、最近でもそのギャップの激しさは健在なようで、絶世の美犬と言いたくなる美しい姿から落差のありすぎるオモシロな寝顔まで見ることができます。
またハマジさんが保護猫カフェから引き取った子猫の「イサム」ちゃんの元気な姿も見られ、今ではシルビアちゃんと仲良く一緒に寝る姿も。
さり気なくシルビアちゃんの側で落ち着いていたり、自然に寄り添うふたりにほっこりします。
Twitterでは「かわいい」「キラキラしてる」とシルビアちゃんの笑顔にメロメロになる人が続出していて、「天使」という声も上がる人気となっています。

画像提供:@xxhama2さん







【写真:どんどん笑顔になっていく】


アメリカで人気のある犬種ランキングTOP5

2017-11-28 06:01:06 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

アメリカで人気のある犬種ランキングTOP5

わんちゃんホンポ

アメリカといえば、世界の中でも愛犬家が多いといわれる国ですよね。
犬に対する考え方も「家族」として当たり前に存在しています。
人間の子どもと同じ権利が与えられているともいわれています。
今回はそんな「アメリカで人気のある犬種TOP5」と「日本との違い」をご紹介です。



犬種の犬籍管理などを統括している愛犬家団体「アメリカンケネルクラブ(American Kennel Club)」が2017年に発表した結果によると、アメリカで人気のある犬種は以下のようになっていました。

1.ラブラドール・レトリバー


26年連続1位、不動の人気は「ラブラドール・レトリバー」。
人懐っこく、温厚で賢いラブラドール・レトリーバーはアメリカで大人気!
盲導犬や介助犬などで活躍するように、賢いイメージがありますが、そのフレンドリーさも犬の中でもトップを争います。
日本では住環境の問題もあり、ランキングはTOP10圏外のラブラドール・レトリーバーですが、犬を相棒として暮らしたい方にはぴったりの犬種です。

2.ジャーマン・シェパード


第2位は警察犬としてもおなじみの「ジャーマン・シェパード」。
ラブラドール・レトリーバーと同様に大型犬のため、日本では家庭犬として飼育されていることは少ないですよね。
しかし、広大な土地や家を持つアメリカにおいては、家庭犬として愛されています。
賢く従順といった要素も家庭犬として広く愛されている理由です。

3.ゴールデン・レトリバー


第3位は日本でも人気のある大型犬「ゴールデン・レトリーバー」。
聡明で活発、明るくフレンドリーな姿は誰もが魅了されます。
そんなゴールデン・レトリーバーですが、「アメリカン・ゴールデン・レトリバー」と「イングリッシュ・ゴールデン・レトリバー」の2タイプに分類されることをご存知でしたか?
もともとの原産国はイギリスですが、アメリカで品種改良が行われることでアメリカン・ゴールデン・レトリーバーが誕生したのだそうです。
性格や身体的特徴も少しずつ異なり、アメリカンゴールデン・レトリーバーの毛色はライトゴールドからブラウンに近く、イングリッシュゴールデン・レトリーバーの毛色は白からクリーム色に近いといわれています。
日本で見るゴールデン・レトリーバーはアメリカンタイプが多いようです。
他にも少しずつ異なる要素を持っているので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね!

4.ブルドッグ


第4位はガッシリとしてコワモテのイメージもある「ブルドッグ」。
見た目とは異なり、とても陽気で愛想が良い犬種だといわれています。
日本ではあまり目にする機会が少ないですが、イギリスでは国犬や海軍のマスコットになるほど人気のある犬種です。
もちろんアメリカでもとても人気があります。
落ち着きがありながらも素直で明るい性格のブルドッグは、子どもがいる家庭で飼育されている方も多いのだそうです。

5.ビーグル


スヌーピーのモデルとしても知られる「ビーグル」が第5位です。
ビーグルはもともと狩猟犬として活躍してきました。
群れで狩りをしていたため、人間や家族との関りを大切にする犬種だといわれています。
ビーグルは穏やかで社交的な性格を持つため、子どもがいる家庭でも飼育しやすいということからアメリカで人気があるようです。
また多くの運動を必要とする姿からも、アメリカの広い家屋で飼育するにはぴったりの犬種なのかもしれません。

日本との違い
アメリカでは上位3位までが大型犬という結果でした。
これは郊外に行けば広い土地を持ったアメリカならではの結果ではないでしょうか。
また、犬に対して愛玩の要素よりも「パートナー」としての役割を求める方が多いという点も、今回の犬種が選ばれた要因ではないでしょうか。
一方、ペット保険のアニコム(https://www.anicom-sompo.co.jp/breed/)が調査した結果によると、日本における人気犬種は以下のようになっていました。
✔1.プードルトイプードル
✔2.チワワ
✔3.MIX犬(体重10kg未満)
✔4.柴犬
✔5.ミニチュアダックスフンド
日本では見事に小型犬がTOP5にランクインしていますね。
日本で小型犬が人気なのは住宅事情ももちろん大きいですが、日本とアメリカの犬に対する考え方の違いを表しているとも言われています。
最近の日本では犬のことを「自分の子ども」と考えている飼い主さんが多いそうです。
そのため可愛らしい小型の犬種が選ばれる傾向にあるようです。
アメリカでは犬はパートナー、日本では子どもという違いが、今回の犬種ランキングにも表れているようですね。

まとめ
<アメリカ>
✔1.ラブラドールレトリバー
✔2.ジャーマンシェパード
✔3.ゴールデンレトリバー
✔4.ブルドッグ
✔5.ビーグル
<日本>
✔1.プードルトイプードル
✔2.チワワ
✔3.MIX犬(体重10kg未満)
✔4.柴犬
✔5.ミニチュアダックスフンド

犬を飼育する際には、住環境や運動量が大きな問題になってきます。
異なる住環境を持つアメリカと日本のランキングの違いからも、飼い主はその犬が生活する上で適正な環境を提供できるのかを考える必要があることが分かりますよね。
パートナーや子どもというように、求める役割は違う場合もありますが、アメリカにおいても日本においても、犬が「家族」だという考え方には変わりがありません。
人気はあくまでも指標の一つとして、われわれ飼い主は愛犬が健やかに暮らせる環境を作っていきましょう


福井県内保護収容犬

2017-11-27 13:34:50 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県嶺南の健康福祉センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【二州健康福祉センター】




収容日:11月27日
保護場所:敦賀市公文名 粟野南第1公園
種類:雑種
性別・体格:メス・中型
年齢:老齢 痩せている
毛:こげ茶黒 口周り白・短毛
公示期間:11月30日


路上でおびえていたワンちゃん、救助されて元気な姿に

2017-11-27 06:05:19 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

路上でおびえていたワンちゃん、救助されて元気な姿に

2017年11月18日(土)  ねとらぼ


毛は抜け、やせ細ったワンちゃん

インドのラージャスターン州にある動物保護団体「Animal Aid Unlimited」が、感染症にむしばまれた野良犬の救助の様子を公開しています。

団体の職員は道路の隅の物陰に隠れていた、弱っているワンちゃんを発見しました。
職員は犬を保護すべく、おびえさせないように少し距離を取り、頭をなでながら近づいていきます。
しかし不安に思ったのかワンちゃんは立ち上がり、やせ細った体でフラつきながら逃げていこうとしました。
職員が追いかけて布をかけ、包み込んで保護完了です。
ワンちゃんは施設に運ばれたあとすぐにメディカルチェックを受け、皮膚感染症のせいで衰弱していたことが判明。
体毛もほとんど抜け落ちた体を痛々しい傷が覆っていました。
そこで職員はまず、たくさんの薬用シャンプーで全身を洗うことから始めます。
そして8週間の治療後・・・ワンちゃんは全身に毛が生え、救助されたときのようなガリガリな体ではなくなっていました。
元気に動き回ってはいませんが、回復していることがうかがえる様子にほっと一安心です。
きっと職員たちの手厚いケアがワンちゃんを生まれ変わったような姿にしてくれたのでしょうね。
病気でおびえていたワンちゃんの運命は救助されたその日に変わりました。
幸運を掴んだワンちゃん、これからは元気に幸せに暮らしてね!

You Tube【元気になったワンちゃん】
https://www.youtube.com/watch?v=q-jy5IMIAMs


1年育てたサンディと半年ぶりに再会!

2017-11-26 06:03:00 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

1年育てた犬と半年ぶりに再会! 盲導犬めざし、りりしく成長

2017年11月18日(土) sippo(朝日新聞)


半年ぶりに会ったサンディをおんぶする龍大くん

盲導犬の候補の子犬を1年間預かって世話をするボランティア「パピーウォーカー」。
ラブラドール・レトリーバーの「サンディ」を育てて、日本盲導犬協会に送り出した家族のもとに、半年後、朗報が入った。
サンディが第一関門の適正テストに受かり、10月、協会の訓練センターで1時間だけ再会できることになったのだ。

都内在住の高井明子さん(43)の家族は、昨年3月、生後2カ月だったサンディを預かるパピーウォーカーになった。
高井家には子ども3人がおり、サンディを“もうひとりの我が子”のように育てた。
今年3月、サンディを戻す時には、家族みんなで涙した。
それ以来、初めての再会だ。
横浜市にある訓練センター。
まず家族は遠くからドッグランで訓練するサンディの姿を眺めた。
「サンディに見つからないように、金網越しにそっと見ました。遠目にも、りりしくなったなあ、賢く美しく育っているなあと感じました」

サンディと久しぶりに触れ合う

覚えてる?
高井家で過ごした時のサンディは、やんちゃで手もかかった。
とくに幼い頃のトイレトレーニングではうんちまみれになり、明子さんはゆっくり眠る時間もなく痩せたことも。
それが今では、訓練士の指示通り、右に曲がったり、左に曲がったり。見違えるほど成長していた。
しかし、明子さんの胸には一抹の不安もあった。
「サンディはすぐ気付いてチラ見したけど、私たちだとわかったかな? ワーッと駆け寄る再会を想像していたので(笑)。シッポを少し振って認識はしているようでしたが、覚えていないのかしら、と思ったりして」
サンディの兄妹の6匹のうち、3匹が訓練生から離脱したという。
人懐っこすぎたり、好奇心が強すぎたり、繊細すぎたり、性格が盲導犬には向いていない場合は、他の目的の犬や、家庭犬などになることもあるのだ。
サンディはここまで順調に来た。
たとえ自分たちのことをよく覚えていなくても、喜ばなければ・・・。
そう明子さんは思おうとしたが、それは杞憂だった。
「訓練が終わってドッグランの中に家族が呼ばれ、訓練士さんから『(遊んで)OK』という指示を受けたとたん、サンディにスイッチが入って、大興奮! 子どもたちに飛びついたり、一緒に走り回ったり。訓練士さんが、『いつもの3倍は興奮している』と言っていました」
サンディとの結びつきが強く、存在が支えでもあった小学6年生の長男・龍大くんには、サンディは興奮をおさえ切れぬ様子で吠えかかったという。
「我が家でも、慣れてからはまったく吠えることはなかったので、思わず声が出るほど嬉しいのかな、と感じました。子どもたちも、筋肉が引き締まって、おとなびたサンディを、ずーっと撫でたり触ったりしていましたよ」

末娘の恵ちゃんも歩行訓練にトライ

呼びかけにも振り向かず
子どもも犬もクタクタになるまで遊んで、ひと休みをした後、家族は訓練士に頼んで、ハーネスをつけたサンディと一緒に歩いてみた。
「力強くこちらをリードしてくれました。ハーネスを通して心が通じ合うって、こういうことか、と思いました。自分たちが育てたからこそ、そう強く感じたのかもしれませんが。最後に、これまた協会にリクエストをして、“おんぶ”もさせてもらいました。重かった~(笑)」
サンディは今後、盲導犬の総合的テストを受け、それにパスすれば視覚障害者のパートナーとの共同訓練に入り、盲導犬としてデビューを迎えるという。
次に家族に連絡が入るのはデビューの時だ。
明子さんが、しみじみという。
「約束の1時間はあっという間でした。1分たりとも無駄にせずやりたいことをしましたが・・・『じゃあね』とお別れした後、つい皆で『サンディー、サンディー』と呼んで追いかけてしまったんです。さすが訓練犬、振りむかず歩いていきました。でも急にドアの前でこちらを見て座りました。訓練士さんの指示だったのかもしれませんが。首をかしげる姿が可愛くて、うるっときました」

訓練中のマークをつけたサンディ

巣立っていく子どものように
サンディとの出会いで、明子さんの心は今まで何度か変化した。
もともと犬好きというわけではなかった。
子どもたちに良い経験をさせたいという思いと、1年という限りがあることでパピーウォーカーを引き受けた。だが半年前、送り出す時に一番泣いたのが、明子さんだった。
今回また新しいことに気づいた。
「サンディに再会するまで、どうしているか心配で、早く会いたい、帰ってきて、と毎日のように思っていました。でも立派になったサンディを実際に見て、触れて、納得したというか。不思議なことに、今後は見守っていられるような安堵感を覚えています。一足先に“子どもが巣立つ時の親の気持ち”を味わわせてもらっているみたい」
サンディの成長記は、テレビでも放映され、明子さんの周囲でも、パピーウォーカーを希望したり、犬を飼い始めたりした人がいるという。
明るく爽やかに――。
子犬の時に家族がイメージして命名した名の通り、サンディの存在が家族や周囲を照らしている。

【写真特集】立派になったサンディと再会


カナーン・ドッグ

2017-11-25 06:02:09 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

11月23日(木)ブロブのカナーン・ドッグについて

私はカナーン・ドッグという種類の犬を初めて知りました。
写真を見ていると風貌が日本犬に似ていて近親感が湧いてきます。
ネット上でいろいろ調べたカナーン・ドッグについてご紹介します。
(Fujita)

【外観と特徴-Form and Function-】


カナーン・ドッグは、その発展の経緯が特殊なため、他のどんな牧畜犬とも異なる点が多い犬種ですが、長時間、家畜を追い駆け回して管理するといった、すべての牧畜犬に共通する能力はいうまでもなく持ち合わせています。
全体的に筋肉質で、力強さと機敏性、さらに忍耐力を兼ね備えた中型サイズの体型をしており、正方形に近い胴体を持っています。
その動きはまるでスポーツ選手のように優雅で、常に大地を踏みしめるようなキビキビとした足取りで走り回り、とっさに走る方向を変えたりする瞬発力にも優れています。
短くて柔らかい下毛と、体の表面に沿ってはえた硬い上毛の二層構造になっており、上毛は少しだけひだ状になっているのが特徴的です。
この被毛のおかげで、厳しい気候でも活発に動き回ることができ、昼間と夜の温度差が激しい天候の土地でもうまく順応することができるのです。

【歴史-History-】


カナーン・ドッグは、何百年、いえ、何千年もの苦難の時代をくぐりぬけて現在まで発展してきた犬種といえます。
この犬種は、聖書に記されている土地カナーン(地中海とヨルダン川、死海に挟まれた地域)で発祥した犬で、ヘブライ語で「ケルヴ・カナーニ(カナーン地方の犬)」という名前で呼ばれていました。
約2000年前、イスラエル人がローマ人によって国を追われ、方々へと散り散りに分散させられた時、この土地に住んでいたカナーン・ドッグは取り残されて野生化し、ゼブルン沿岸の平原やネゲヴ砂漠で細々と生き残っていました。
ある時、アラブ系遊牧民がこの野生の雄の子犬を捕まえ、家畜の護衛や管理をさせようと育て始めます。
1930年代になると、イスラエル防衛軍が作業犬を軍の仕事に活用しようと試み、ヨーロッパの伝統的な作業犬たちが持ち込まれますが、この犬たちはイスラエルの厳しい気候に順応することができませんでした。
そこで、イスラエルでも活発に作業をこなせる優れた犬を探すための調査が行われ、ルドルフィーナ・メンセル博士という一人の女性博士が調査の指揮を取ることになりました。
その結果、彼女は現地に生息していた野生の犬たち、つまりカナーン・ドッグに注目することになります。
こうした経緯を見ていくと、現在カナーン・ドッグが犬種として存在し続けているのは、まさにこの女性博士のおかげということがいえるのです。
さっそく何頭かのカナーン・ドッグが捕獲され、繁殖とトレーニングが始まりました。
犬たちはすぐに優れた能力を発揮し始めます。
第二次世界大戦中には、軍の見張り犬や情報伝達犬、地雷探知犬、赤十字の補助犬、負傷兵の居場所を探し当てる探索犬として広範囲に渡る華々しい活躍を見せ、戦後は盲導犬として人々に奉仕する役目を果たすことになります。
これほどの短期間で、これだけ人々の役に立つ仕事を忠誠心を持ってこなせるようになった犬は、カナーン・ドッグをおいて他にはいなかったでしょう。
1965年、カナーン・ドッグは初めてアメリカに渡ることになります。
しかし、伴侶犬として最高の性質を持っていたにもかかわらず、見た目があまり華やかでなかったこともあり、多くの人々はこの犬種のよさに気がつきませんでした。
それでも徐々にではありますが人々の注目を集めるようになり、ようやく1997年、AKCのハーディング・グループに登録されることになりました。
現在、カナーン・ドッグは、ショーに参加することでさらに多くの人々から注目されるようになり、ペットとしての新しい時代を迎えようとしています。
忠誠心に溢れた勇敢なペットを探している人々なら、必ずやこの犬種の虜となるでしょう。

【気質-Temperament-】




カナーン・ドッグは、家畜の群れを管理する能力に長けているだけでなく、忠誠心があり、飼い主に対する服従能力も極めて高く、さまざまな仕事をこなせる用途の広い犬種です。
また、知的で物覚えがよく、飼い主を喜ばせることが大好きです。
ただし、生まれ持った警戒心の強さから、見知らぬ人には超然とした態度で距離を置き、自分の身内である家族を守ろうと必死になることがあります。
また、一緒に暮らす他の犬やペットたちとは仲よくやっていけますが、見知らぬ犬に対しては攻撃的になる傾向があり、時には吠えて威嚇する場合もあります。

【飼育管理-Upkeep-】


カナーン・ドッグほど作業犬として純粋な血統を受け継いでいる犬種はまずいないといっていいでしょう。
何もせずにただ座っているなどという状態をよしとせず、常に精神的、肉体的に刺激を受けるような運動をして初めて喜びを感じます。
群れを管理する能力を発揮できるような運動や、長時間のジョギング、またはかなりエネルギーを使うゲームなどを組み合わせ、達成感を味わえる運動を取り入れてあげるとよいでしょう。
温暖な気候や涼しい気候の地域であれば屋外飼育も可能ですが、室内で一緒に暮らすことで、忠誠心を持ったすばらしい伴侶犬になってくれます。
被毛の手入れとしては、1週間に1回程度ブラッシングをしてむだ毛を取り除くぐらいで大丈夫です。

カナーンドッグの動画(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=1f3T7T8I5k0

カナーンドッグのイラスト


11月23日ブログ掲載記事をはじめ、1万年以上前のものと推定される洞穴ではこの犬と思われる壁画や彫刻が発見されており、また紀元前5世紀頃のアシュケロンの古代墓地では、現在のカナーンドッグと極めて近似している700体もの犬の死体が発見されているとのことですが、気の遠くなるような年をよく衰退することなく生き延びてきましたね。
ほんとうに貴重な存在です。
体が成熟するまでに3年を要するという珍しい特徴を有しており、これはオオカミに近い成長曲線ということ、世界中に2000頭ほどしかおらず、もっとも希少な犬種のひとつとされています。


空港で捨てられた犬、飼い主を待ち続けるも息絶える(コロンビア)

2017-11-24 06:04:35 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

空港で捨てられた犬、飼い主を待ち続けるも息絶える(コロンビア)

2017年11月19日(日) Techinsight


捨てた飼い主を1か月以上待ち続けた犬(画像は『Metro 2017年11月17日付「Dog dies of ‘broken heart’ after owner dumped her at an airport(Picture: CEN)』のスクリーンショット)

忠実な犬を裏切る飼い主は残念ながらあとを絶たないが、このほど南米コロンビアのある空港に捨てられ、ひたすら飼い主に迎えに来てもらうことを信じ待ち続けていた犬がついに息絶えてしまった。
英メディア『The Sun』『Metro』などが伝えている。

コロンビアのブカラマンガにあるパロネグロ国際空港(BGA)で、空港職員や搭乗客らは1か月以上も前からある1匹の犬の姿を見かけるようになった。
犬はどうやら飼い主に置き去りにされてしまったようで、空港職員らは飼い主を待ち続けている様子のこのメス犬を、旅する雲を意味する「Nube Viajera」と名付け、餌を与えたりして世話するようになった。
しかし犬はほとんど餌を口にしなくなり、ついには全く食べなくなった。
職員らはコロンビア動物保護財団の獣医を呼び、獣医は犬に栄養剤の入った点滴注射を試みたものの、体調を悪化させた犬は息絶えてしまった。
獣医は「きっと旅行者に捨てられたのでしょう。1か月以上も空港にいて、誰かを探すような仕草をしていたようですが、飼い主を見つけようとしていたのでしょう。ですがこの犬にとっては捨てられたショックは大きく、餌を食べる気力も奪われ深い悲しみと失望が生きる力を失わせてしまったのだと思います」と話した。
ただひたすら飼い主を待ち続けた犬は、いつからか飼い主はもう自分のもとへは戻って来ないということを悟ったのだろうか。
捨てられた場所で絶望の中、息絶えた犬のニュースを知った人たちからは
「こんな飼い主、ペットを飼う資格なんかない!」
「献身的なペットに残酷なことをするのはいつも人間だ」
「まるで感情がない飼い主だね。あまりにも悲しい」
「この犬の表情からして悲しみが漂っている」
「犬ほど忠実な生き物はいない。そんな犬によくこんなことができるもんだ」
「このニュースを飼い主が見ているだろうか」
といった声があがっている。
なお今年1月には、ロシアの空港でドイツに向かう夫婦が飼い犬を搭乗させるのに必要な書類の記入を忘れたことから犬の搭乗を拒否され、そのまま飼い犬を凍える空港の外に置き去りにして死なせ、世間の激しい怒りを買っていた。
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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8千年以上前の最古の飼い犬の壁画発見

2017-11-23 06:01:04 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

8千年以上、仲いいワン 最古の飼い犬の壁画、発見か

2017年11月18日(土) 朝日新聞


犬が刻まれた壁画(人や犬が目立つよう加工されたもの)。右側の2匹、中央の1匹は首にひもをつけられている=研究チームのMaria Guagnin氏提供

サウジアラビアの砂漠地帯で、岩肌に刻まれた犬の絵が見つかった。
首にひもをつけられ、狩りを手助けする姿が描かれていた。
8千~9千年前に彫られたとみられ、世界最古の飼い犬の壁画の可能性がある。
ドイツの研究チームが16日付の専門誌に論文を発表した。

マックス・プランク研究所のチームが、世界遺産に登録されているサウジアラビア北部の壁画「ハーイル地方の岩絵」を調べた。
見つかった犬は少なくとも349匹。
丸まった尾、とがった耳、短い鼻など現在の「カナーン・ドッグ」という犬に似た特徴を持ち、狩人と一緒に描かれていた。
ガゼルやアイベックスなどの動物を追い立てる犬の群れや、首にひもをつけられ、人に引かれる犬も複数見つかった。
人と一緒に大きなライオンに立ち向かう壁画もあった。
犬は「最古の家畜」といわれ、古代から人と暮らしていたことがわかっている。
犬の絵の歴史も古く、論文によれば、約8千年前にイランの陶器に描かれた姿が最も古いとされてきた。
研究チームは「この壁画は、人が古くから飼い犬を使ってきたことをはっきり示している」としている。

論文は雑誌のサイト(https://doi.org/10.1016/j.jaa.2017.10.003)で読める。(小堀龍之)

【写真】
丸い尾やとがった耳など、壁画の犬(下)は現在の飼い犬(上)とそっくりだった


ライオンに立ち向かう2匹の犬と狩人の様子が描かれた壁画。見やすく加工されたもの(上)と加工前(下)


犬がひもでつながれている。見やすく加工したもの(上)と実際の壁画(下)


首にひもをつけられた犬の壁画(人や犬が目立つよう加工されたもの)


猫カフェに子猫3匹置き去り(福井)

2017-11-22 06:05:43 | 動物実験・動物虐待

猫カフェに子猫3匹置き去り(福井)

2017年11月21日(火) 毎日新聞


店先に置き去りにされた後、保護された猫(福ねこ提供)

福井市舟橋新1の猫カフェ「福ねこ」の店先で16日、置き去りにされた子猫3匹が見つかった。
店長の高島真紀子さん(53)が自宅で保護し、長女の副店長、春奈さん(29)がツイッターで里親を募集。
もらい手は見つかったが、高島さん親子は「動物を捨てるのは犯罪行為。
自ら里親を探すなど最後まで責任を持って飼ってほしい」と呼びかけている。

猫は16日午前8時半ごろ、出勤した真紀子さんが店の玄関先で見つけた。
3匹がキャリーケースに押し込まれるように入っていたという。
前日夜は悪天候で雷も鳴った。
「寒さで震えていた。捨てられたショックもあったと思う。店への置き去りは初めてだ」と真紀子さんは明かす。
3匹とも雑種の雄で、歯の生え方などから生後4~5カ月。
真紀子さんが自宅で水とえさを与えると、翌日にはなついたため、直前まで人に飼われていたとみられる。
春奈さんが翌17日、ツイッターで経緯を書き込み、里親を募集したところ、18日に1匹、19日に残り2匹も里親や里親候補が見つかった。
2015年9月にオープンした福ねこには既に23匹の猫がおり、これ以上世話をするのは難しい。
高島さん親子は里親が見つかり、胸をなで下ろした。
途中で飼えなくなっても、譲渡を仲介する団体はあり、インターネット上で里親を募集する方法もある。
真紀子さんは「猫などの遺棄は動物愛護法で禁止されている。
安易に店などに押しつけるのも論外だ」と訴える。
【大森治幸】