動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

今年12月に行ったイベントなど・・・

2018-12-31 10:15:44 | 催し物・行事・イベント

今年も最終日となりました。
12月はイベントなどいろんな行事関係で結構忙しかったです。

1.レピア31周年記念創業祭による弊会のパネル展示・・・12月2日(日)~8日(土)
ハーツ三方五湖の店長様より弊会への展示の呼びかけをいただき、お伺いし弊会の説明等を行い、動物愛護のパネル展示をさせていただきました。
【展示内容】
・弊会の活動紹介
・不幸なペットたちはなぜ発生するのか ~ 人間が捨てるから ~ 捨てられたペットたちはどうなるのか ~ まだまだ殺処分の多い日本の実情
・ペット販売業界の状況 ペットショップで売れ残ったペットたちはどうなるのか ~ 年間2万5千匹の犬猫が流通過程で死んでいる ~ 流行や衝動買いをしないで ~ 保護施設や譲渡会で貰われた数よりペットショップやブリーダーから買う数が圧倒的に多い ~ 保護施設や譲渡会にもっと目を向けて!
 



12月8日(土)はいろんな催しがあり多くの方々で賑わいました。 

・地元若狭町の太鼓演奏グループ

・地元若狭町の中学校吹奏楽部

・地元若狭町にお住いのバルーンアートさん(風船の魔法使い6年生かえで)



いただきました!

ちょっとの時間でしたがお話する機会があり、弊会の児童クラブ活動の場での実演等お願いしたい旨申しました。

・写真クラブによる展示コーナー(フォトラブサークル)


その他ゲームコーナーやいろんな出店などもありとても楽しいひとときでした!


2.げんでんふれあいギャラリーでのパネル展示
・・・12月11日(火)~16日(日)




【展示内容】
①福井県内動物愛護活動有志の方々の活動紹介コーナー
福井県内の動物愛護活動を行っている9つの方々によるパネル展示、お互いに協力し合い連携して動物愛護社会の向上に邁進している姿を知っていただき、動物愛護の輪がより広がっていくことを願い実施しました。
動物愛護活動をされている方々の大半は嶺北地方に集中しており、来場者からの質問などでは知らない方も結構おられ、知ってもらうきっかけづくりになりました。


②殺処分の現状・不幸な動物たちはなぜ発生するのか
不幸なペットたちはなぜ発生するのか ~ 人間が捨てるから ~ 捨てられたペットたちはどうなるのか ~ まだまだ殺処分の多い日本の実情・・・不幸な動物たちを無くすには・・・
人間ってなんて身勝手な生き物なんだろう・・・と思います。
自分がこの不幸な子たちの立場になったらどう思うか・・・思ったことがあるのだろうか・・・自分中心、そんなことは微塵も思っていないでしょう・・・
このような人間を無くすことが私たちの使命なんです


③日本と欧米先進国のペットショップの違い
ペット販売業界の状況 ~ ペットショップで売れ残ったペットたちはどうなるのか ~ 年間2万5千匹の犬猫が流通過程で死んでいる ~ 流行や衝動買いをしないで ~ 保護施設や譲渡会で貰われた数よりペットショップやブリーダーから買う数が圧倒的に多い ~ 保護施設や譲渡会にもっと目を向けて!
日本はまだまだ動物愛護後進国。


④里親さん!ありがとう
保護犬猫と里親さんとの写真パネル展示、幸せにあふれた姿を見ていただきペットも飼い主も共に持っている幸せの絆というものを感じていただきたいという思いで展示しました。
しかしながら、私は里親さんのところへ行って幸せになった子たちよりも、救ってやれなかった子たちの方がより記憶に残っており、そこ子たちとの出会いを振り返り、何故救ってやることができなかったのか・・・自問自答することがたびたびあります。
RCN(嶺南ケーブルネットワーク)さんの取材があり、「つるいち」で放送されました。ありがとうございました。




⑤動物愛護ポスター(環境週間・敦賀市美展、他)


⑥街で出会った動物たち


合計約255点のパネルを展示しました。

福井新聞社さんからの取材・インタビューがあり、新聞に掲載されました。ありがとうございました。




皆様ありがとうございました。今後も継続して実施してまいります。


3.福井どうぶつネットワーク出席・・・12月17日(月)
福井県内の動物愛護活動を行っている方々が定期的に集まり、諸課題に対する意見交換や提言を行っており、今回で11回目となりました。
今回は会員以外の方々にも呼びかけ、多種多様な方々が来られ30名もの人数になりました。
今回を機に来年からはネットワークを再編し新たな出発となる予定です。  


4.小浜市立国富小学校訪問
・・・12月20日(木)
この小学校では生徒たちのヤギ飼育による「命の学習」や「コウノトリ学習」を行っています。
幾度か新聞記事に掲載されたことがありご存知の方もいらっしゃると思います。  
来年3月に閉校になることから最後の学習となってしまいました。
このような貴重な体験を弊会の活動の中で活用させていただきたいという思いで訪問し、歩んできた歴史というものをお聞きすることができました。








最後までご覧いただきありがとうございました。
皆様、よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

  


秋田犬ゴンとトラが振り返る2018年

2018-12-31 06:04:59 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

秋田犬ゴンとトラが振り返る2018年「世界が秋田を認めたね」

2018年12月28日(金) FLASH

空前の秋田犬ブームに湧く秋田県。
人気の秋田犬の中でも、ひときわ可愛いと話題になっているのがゴン(ゴン太)とトラ(寅次郎)だ。
秋田県湯沢市の観光物産大使に就任し、写真集を発売するなど今年もっともホットな2匹が2018年を振り返る。



ゴン「戌年もあと4日で終わっちゃうね」
トラ「今年は、秋田犬も秋田県も注目された1年になったね」
ゴン「読者の皆さんに先に言っておきますけど、秋田犬は秋田ケンではなく秋田イヌと読みますので、注意してくださいね!」
トラ「秋田犬が注目されたのは、なんと言っても平昌五輪のフィギュアスケート女子シングル金メダリストのザギトワ選手に秋田犬が贈られたこと。名前は『勝』と書いて『マサル』」
ゴン「読者の皆さんに先に言っておきますけど、マサルはメスなので、注意してくださいね!」
トラ「……それ、気に入ってるの? プーチン大統領も秋田犬・ゆめを飼っているように、ロシアでは秋田犬人気が急上昇中みたい」
ゴン「ハリウッド映画『HACHI 約束の犬』で海外での人気に火がついたって聞いたよ」
トラ「秋田県を盛り上げたことと言えば、12月に『男鹿のナマハゲ』がユネスコの無形文化遺産登録が決まったこと」
ゴン「大みそかの晩に藁を羽織った鬼が、包丁と桶を持って各家庭を訪ね回ることで、厄災をはらい、吉事をもたらす伝統行事ということなんだけど……」
トラ「字面でみると、おっかないね」
ゴン「このご時世、秋田県の外でやったら不審者扱いされるんじゃ?」
トラ「でも、青森県西津軽のナゴメタクレ、山形県遊佐町のアマハゲ、石川県輪島市や新潟県村上市のアマメハギも同じような伝統行事みたいだよ。なんでも、囲炉裏で暖をとってばかりいると火斑(ナモミ)っていう赤い斑点ができることがあるんだって。働かずにゴロゴロしている怠け者を戒めるためにナマハゲがいるんだってさ」
ゴン「怖い顔しているくせに、けっこう真面目なヤツなんだね」
トラ「ヤツって! 神様だから!」
ゴン「秋田県を盛り上げてくれたと言えば、高校野球の金足農業高校!」
トラ「秋田県勢としては、103年ぶりに準優勝。来夏までの県内の経済波及効果は約104億円とも試算されているみたい」
ゴン「エースの吉田輝星選手は、日本ハムからドラフト1位指名。プロ野球を盛り上げてくれそうだね」
トラ「吉田選手は、甲子園の決勝前夜に『マウンドは俺の縄張り』と帽子のつばに書き込んだというけど、兄ちゃんの縄張りは?」
ゴン「こんなに寒いんだから、囲炉裏の前に決まってるでしょ~」
トラ「そんな怠け者はナマハゲに喝を入れてもらいな!」 

秋田犬ゴンとトラ
ゴン太(3歳)と寅次郎(2歳)の秋田犬兄弟。
2匹の愛くるしい姿がSNS上で話題となり、写真集『秋田犬ゴンとトラ あきたけんじゃないよ あきたいぬだよ』(講談社)が発売。
秋田県湯沢市の観光物産大使に就任した。
最新情報は公式Twitter(@akitainubrother)、公式Instagram(@ akitainu_gontora)に


繁殖施設で約40匹の犬が焼け死ぬ

2018-12-30 05:55:47 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

約40匹の犬が焼け死ぬ 奈良で繁殖施設が全焼

2018年12月29日(土) テレ朝NEWS 

奈良県葛城市で犬の繁殖施設が全焼し、約40匹の犬が焼け死にました。

28日午後10時20分ごろ、葛城市大屋にある「ワンちゃんふれあい広場 日光」で火事がありました。
火は約1時間後に消し止められましたが、木造平屋建ての犬小屋約200平方メートルが全焼し、中にいた犬約40匹が焼け死にました。
警察によりますと、この犬小屋は近くに住む71歳のブリーダーの男性が経営していて、販売用の犬を繁殖させるための施設だったということです。
出火当時、男性は自宅にいて施設には誰もいなかったということです。
警察は、ブリーダーの男性から詳しく話を聞くとともに犬小屋にあった暖房器具や電気系統などの設備を確認するなどして出火原因を調べています。





https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181229-00000012-ann-soci


You Tube https://www.youtube.com/watch?v=6l_TdVX8olw



8年前にも火事を起こし犬70匹が焼け死んでいる
 !

 

ブリーダー犬舎全焼、70匹焼死=奈良

 2010年2月16日 時事通信 

7日午後6時35分ごろ、奈良県葛城市大屋のブリーダー寺西登志彦さん(62)が経営する「ワンちゃんふれあい広場 日光」から出火、木造平屋建ての犬舎3棟のうち、1棟約85平方メートルが全焼した。
約70匹が焼死し、県警高田署が出火原因を調べている。
同署によると、寺西さんはブルドッグやダックスフントなど計6種約250匹を金属製のおりに入れて飼育。
出火当時、犬舎は無人だったが、暖房のために石油ストーブを使用していたという。


火事、ネコに助けられた・・・

2018-12-29 06:11:27 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「ネコに助けられた・・・」普段と違う鳴き声で騒ぎ火事知らせる
 
飼い主助かるもネコは行方不明

2018年12月20日(木) 東海テレビ

赤く大きな炎に包まれた住宅・・・。
19日夜、愛知県刈谷市で起きた住宅火災。
出火直後の映像です。
住人の女性は逃げたため無事でしたが、実は・・・。

(記者リポート)
「足の悪いおばあさんにいち早く火事を知らせたのはなんとネコだったそうなんです」
そう、火事を知らせ、飼い主の命を救ったのは飼っていた1匹のネコでした。
19日午後10時過ぎ、愛知県刈谷市広小路1丁目の都築君代さん(87)の住宅で、火が上がっていると近所に住む女性から消防に通報がありました。
近所の住民によりますと当時、一階で寝ていた都築さんは、二階の部屋でネコが聞き慣れない声で騒ぐのを聞き、目を覚ましたといいます。
二階の部屋から火が出ているのに気付いた都築さん、その後、近所の女性に助け出されました。
都築さんを助けた女性の母親:
「(娘が)『お母さん、大変だよ、煙だよ』と言うので、私も外に出たらすごい煙だったんですよ。うちの娘が(都築さんの)手を握ってここまで歩いてきました。(都築さんは)『ネコのおかげだ』と言っていました、ずっと。『ネコがあんな鳴き声をしなかったら私も知らなかった』と。だからけさも『ネコを捜してきます、私の声を出せば(ネコが)飛び出してくると思う』と言っていました」
命の“恩人”ならぬ、ネコはいないか、私たちも付近を捜しましたが見つかりませんでした。
その行方は分かっていないとのことです。
一方、この火事で都築さんの木造2階建ての住宅が全焼していて、警察と消防はけさから現場の実況見分を行い出火の詳しい原因などを調べています。



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181220-00020157-tokaiv-soci 

※出火時の映像は視聴者提供


ペットになった元実験犬「しょうゆ」

2018-12-28 05:50:42 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ペットになった元実験犬「しょうゆ」 獣医大生が譲渡願い出る

2018年12月23日(日) JIJI.COM(時事通信社)

「こんなに元気なのに・・・」
北海道内のドッグランで、雌のビーグル犬が弾むように走っていた。
犬の名前は「しょうゆ」。
10歳のしょうゆは2018年春まで、獣医大学で学生が麻酔や身体検査などを練習する実習用に使われていた元実験犬。
高齢犬なので別の実験に使われる予定だったが、世話係だった女子学生の強い希望でペットとして譲渡されたのだった。
(時事ドットコム編集部)


三宅史さんに抱きつくしょうゆ=北海道内

しょうゆの飼い主は酪農学園大(北海道江別市)獣医学類6年生の三宅史さん(23)。
三宅さんは4年の時からしょうゆの世話係として、えさやり、糞尿の始末、シャンプー、爪切り、散歩などを行い、「人が来ると、すぐ寝っ転がってお腹を見せるようなフレンドリーな性格」とかわいがっていた。
以前から実習犬が高齢になったら、研究用に実験に使われ安楽死処分されるとは聞いていたが、今年3月にしょうゆが実験に使用されることを知った。
「ショックでしたが、自分は無力で何もできないとも思い、せめて毎日散歩に連れ出してやろうと思いました」。
翌日散歩でうれしそうに走っている姿を見て「こんなに元気なのにかわいそう。『私にできることは何でもやらなければ』という気持ちに変わり」、勇気を出して大学に引き取りを願い出た。
しかし、当時しょうゆは犬の病気の実験に使う1匹として、学内の教員らで構成する動物実験委員会で実験計画が審査中だった。
実験委の委員長を務める大杉剛生教授は「間もなく承認される予定だったから譲渡は難しい状況だった」という。
その中で委員の一人の高橋優子准教授(獣医倫理学)が「自分が世話をしてきた犬には感情的なつながりができてしまう。引き取りたいと申し出ている学生がいるのにその犬を実験に使ってしまうことには疑問を感じる」と再考を求めた。


初めて「お手」「お座り」などを覚えたしょうゆ=北海道内

◆実験から外されることに
そこで実験委は実験責任者の教員と実験データへの影響などを検討した上で、1匹減らすことを決めた。
大杉教授は「われわれの世代は、実験動物は最後まで使うと教え込まれてきた。犬は大学が購入したもので、本来は実験に回すのが先。ただし、酪農学園大はキリスト教に基づく建学精神があり、今回は高橋准教授の意見、世の中の動物福祉の潮流など総合的に勘案しました」と述べた。
今後、学生らから譲り受けたいという相談があればその都度対応するという。
しょうゆがいる三宅さんの実家を10月に訪ねた。
しょうゆは、史さんと母親の望さんのそばでごろんとお腹を見せて甘え、すっかり「三宅家の娘」になっていた。
「お手」「お座り」も覚えた。
望さんは「しょうゆは褒められたり、しかられたりしたことがなかったみたいで、何をしてもぽかんとしていました。でも、褒められる喜びを知ってからは、わたしたちを喜ばせようといろんなことを覚えましたよ」と目を細めた。
近所のドッグランに連れていくと、くんくん地面や草の匂いをかいだり、史さん親子をめがけて走ってきたり、自由に動いていた。
「両親はしょうゆを朝夕散歩に連れて行き、本当に大事にしてくれるので感謝しています」と三宅さん。
獣医師になったら、「飼い主と相談しながら動物にとって一番いい治療法を見つけられるようになりたい」と思っている。


ドッグランで。三宅史さんと一緒にうれしそうなしょうゆ=北海道内

◆譲渡活動始めた企業も
こうした譲渡事例の発表は「酪農学園大が初めてでは」と大杉教授。
環境省の実験動物の飼養保管と苦痛軽減の基準に安楽死の定めはあるが、譲渡についてはない。
実験動物の里親探しを積極的にやっている施設は非常に少ないとみられる。
一方、欧米では製薬企業などが行っており、珍しいことではない。
実験に使われた犬、猫、ウサギ、ブタなどを救い、里親を探す市民活動もある。
実験動物の輸入販売会社「マーシャル・バイオリソーシス・ジャパン」(茨城県つくば市)の安倍宏明副社長は欧米の取り組みを知り、2016年から元実験犬の里親探しを始めた。
安倍さんが顧客の製薬企業から犬を預かり、引受先を募っている。
「体への負担が重い実験、解剖が必須となっている実験などは安楽死させる必要がありますが、必ずしも処分する必要のない実験もあります。健康面などで問題がなければ、家庭犬として幸せに暮らせます」
長年人間に尽くした犬に第二の「犬生」を用意する意義は大きい。
「譲渡できれば安楽死に関わる研究者、動物実験技術者らのストレスを減らすことにもなる。まだ実現できたのは10匹程度ですが、今後取り組む会社が増えていくことを願っています」と安倍さんは話している。

【特集】ドイツ最大の動物保護施設を訪ねて~清潔で広い猫棟、は虫類にミニブタも~


飼育員死なせたホワイトタイガー公開再開

2018-12-27 06:05:42 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「殺処分」か「展示」か 飼育員死なせたホワイトタイガー公開再開

2018年12月20日(木) 産経新聞

動物園で飼育員を襲い、死傷させた動物は、その後どうなるのだろうか。
全国の動物園で共通ルールはないが、過去に起きた死傷事故で殺処分されたケースはゼロという。
今年10月に飼育員がホワイトタイガーに襲われて死亡した鹿児島市平川動物公園も殺処分しない意向を表明し、展示を再開した。
(森西勇太)

      

展示再開に賛否
展示再開から約1カ月半が過ぎ、以前のにぎわいを取り戻しつつある平川動物公園の「世界のイヌ・ネコゾーン」。
ライオンやジャガーとともに、ホワイトタイガーの「リク」も来園者の前に姿を見せている。
リクは10月8日、獣舎で飼育員を襲い、死亡させた。
飼育員は1人で作業中だったとみられ、リクと同じおりの中で、首から血を流して倒れているのが見つかった。
「殺処分が妥当」「一般公開は避けるべきだ」。
園が事故後に展示を中止すると、インターネット上ではさまざまな意見が出た。
同園によると、園にも同様の批判的な意見が寄せられた一方、展示の継続を求める声や「動物に罪はない。これからもかわいがって」と書かれた手紙も届いた。
動物園で飼育員が動物に襲われ死亡した事故は過去にも起きている。
平成20年にアムールトラによる飼育員死亡事故があった京都市動物園でも事故後、殺処分に関して賛否の声が寄せられたが、展示を継続。
17年にヒグマ、24年にはアジアゾウに飼育員が襲われて死亡する事故があった富士サファリパーク(静岡県裾野市)も展示を続けた。
 
遺族の思い
日本動物園水族館協会(東京)によると、戦時中に空襲被害で獣舎が壊れるなどして動物が逃げ出すことを懸念し、各地で殺処分が行われた。
その後、国内の動物園で殺処分されたケースは「ゼロとみられる」(担当者)という。
動物が獣舎から逃走し来園者に被害が出たり、感染症になり園内で被害が拡大したりする場合には殺処分の可能性もある。
こうした例外を除いて、国内計91カ所の動物園に共通した運用上の規定はなく、各園の判断に委ねられているのが現状だ。
平川動物公園は、10月27日にリクの展示を再開。
飼育員の遺族は「(飼育員)本人がリクを大切にしていた」と話し、飼育を続けてほしいという意向が同園に寄せられていた。
同園担当者は「人が管理するエリアで起きた事故。殺処分の選択肢はなかった」と明かす。

「動物に非なし」
殺処分しない背景には、園内事故の大半は人的ミスで発生している可能性が高く、動物に責任を問えないという共通した認識があるためだ。
アムールトラがからむ事故があった京都市動物園の坂本英房副園長(58)は当時、原因が飼育管理上のミスとみられたことを踏まえ、「他の飼育員らも動物を恨んではおらず、復讐(ふくしゅう)的な殺処分は意味がない」と説明。
死亡事故は起きていない天王寺動物園(大阪市)も「事故が起きたとしても動物に責任は問えない」と強調する。
旭山動物園(北海道旭川市)の元園長で、札幌市円山動物園の小菅正夫アドバイザー(70)は「動物を人間の管理下に置いている以上、動物に非はない。事故防止には飼育員の教育を徹底する以外に方法はない」と指摘。
その上で、動物園の運営や管理に関する法律がないことを問題点として挙げ、「飼育方法に関する規定や事故の際に原因を調べる外部機関が必要だ」と話している。


福井県内保護収容犬

2018-12-27 05:53:06 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物管理指導センター(仮称)で1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物管理指導センター 本所】
電話番号:0776-38-2212

収容日:12月26日
保護場所:越前町宇須尾付近
種類:雑種
性別・体格:オス・中型
年齢:不明
毛色:白黒
公示期間:12月31日


老漁師と老愛犬

2018-12-26 06:00:22 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ふいに黙る愛犬 「いけるぞ」老漁師はテグスを引いた

2018年12月15日(土) 朝日新聞

老漁師は再び漆黒の太平洋に出た。
11月に入るまで長らく不漁続きだった。
船上の相棒はジョン。
オスの13歳の老犬だ。
漁場に向かう間、じゃれつき、海鳥にほえ、かまびすしい。
水平線が白々としてきたそのとき、ジョンの鳴き声がやんだ。


船の上で愛犬のジョンと話す徳永悦男さん=2018年11月30日午前10時58分、高知県室戸市の室戸岬沖、笠原雅俊撮影

高知県奈半利(なはり)町の徳永悦男さん(78)は漁師歴55年。
中学卒業後、カツオの一本釣り漁をへて、いまは黒潮が流れる室戸岬沖で高級魚のキンメダイを狙う。
2005年、生後まもないジョンをもらい受けた。
犬や猫が苦手の妻の通子さん(74)から「あなたが世話してね」と任され、船に乗せてみた。
当初は激しく吐いたジョンも船に慣れた。
同船するようになってから13年が過ぎた。
出港から帰港までの12時間は、ふたりだけで過ごす。
「今日はよう釣れたな」「そろそろもどろうか」。
徳永さんは甲板でうたた寝するジョンに話しかける。
激しく叱ると、ジョンは徳永さんの長靴をかむ。
「退屈な海の上ではジョンが話し相手さ。女房よりも過ごす時間が長いんだ」
今年は異変の連続だった。
6月以降の5カ月間、漁に出られない日が続いた。
潮の流れが悪く、相次ぐ台風や豪雨で海は荒れた。
燃料費の高騰も追い打ちをかけた。
漁獲量が少ないと赤字になる。
「長い漁師生活でこんなのは初めてだ」
11月になって潮目が変わった。
だが10日間ほど漁に出て、水揚げは1日に30~40キロといま一つ。
昔はその10倍もとれたのだ。
大漁だとジョンの表情は明るいが、不漁だとしょんぼりする。
元気のないジョンを見て徳永さんは「今度こそ」と誓った。
天気図や風で潮の流れを見極め、11月30日、1週間ぶりに船を出した。
午前2時半、ふたりを乗せた悦漁丸(えつりょうまる、7・3トン)が奈半利町の加領郷(かりょうごう)漁港を出発した。
室戸岬の沖合30キロの漁場をめざす。
岬の灯台が暗闇を照らし、満天の星がきらめいている。
水平線のかなたに、ひときわ輝く星が見えた。
「明けの明星だぞ」。
ジョンも徳永さんが指さす方向を真っすぐにみすえる。
魚群探知機を頼りに、約3時間かかって漁場に着いた。
周囲にはライバルの漁船が50隻ほど浮かんでいた。
午前5時、毛針を100個つけた仕掛けのテグスを300メートルの海中に沈め、魚信を待つ。
「今日は潮の流れがいい。後はイルカとサメだけだ。やつらは漁師の敵なんだ」。
イルカは、針にかかったキンメダイを釣り上げる前に食べ尽くす。
サメは針ごと食いちぎっていく。
最初の漁場は空振りだった。
「次がダメなら今日の漁は終わりだ」とかじを切った。
突然、探知機の画面にキンメダイの魚群を示す赤い帯が現れた。
徳永さんはジョンに目をやった。
道中、騒がしい愛犬が鳴りを潜めている。
「ジョンがほえていない。イルカはおらん。いけるぞ」
急いでテグスを海に入れる。
テグスがつながるワイヤがビーンビーンと重く指に響く。
「よっしゃ」。
テグスを引き揚げると、海面に真っ赤な魚体が浮かんできた。
キンメダイがこいのぼりのように上がってくる。
100個の針に57匹がかかった。
次のテグスには75匹。
1・5キロを超える大物もいた。
甲板が赤く染まった。
200匹、100キロの豊漁だ。
深いシワが刻まれた徳永さんの日焼け顔が緩んだ。
「ワンワン」。
ジョンも得意そうにほえ、体当たりしてきた。
「早く帰ろうよ」。
いつもの合図だ。
ふたりでとったキンメダイは東京の豊洲市場や関西方面へと運ばれて行く。
漁を終えて帰宅したふたりを妻の通子さんがねぎらった。
とれたてのキンメダイを刺し身にし、しょうゆやみりんなどで作った特製のタレにつけ、あぶる。
歯ごたえがあり、タレが混ざった白身は甘くコクがある。
ジョンには好物のパンの耳だ。
ジョンは人間の年齢にすると80歳近い。
体力に衰えがみえる。
だが徳永さんは、ジョンが乗船できるうちは一緒にキンメダイを追い続けるつもりだ。
「孫のように可愛い。大事な相棒なんだ」
(笠原雅俊)

【動画】老犬ジョンと漁師の徳永悦男さん


秋田犬の殺処分、本場秋田で全犬種の1割超に

2018-12-25 06:03:37 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

秋田犬の殺処分、本場秋田で全犬種の1割超に

2018年12月14日(金) 読売新聞

国内外でブームとなり、人気を呼んでいる秋田犬。
その本場である秋田県内で2015年度以降、飼い主に捨てられるなどして保健所に収容され、殺処分されたのは全犬種の1割(9月末時点)に上っていることが12日、県への取材で分かった。
秋田犬は、国の天然記念物で、県の観光PRにも欠かせない存在だ。
悲惨な殺処分をなくそうと、秋田市の保護団体が保健所から引き取った秋田犬を新たな飼い主へと引き継ぐ取り組みを進めている。

県動物管理センターで、犬種ごとの殺処分頭数をまとめ始めた15年度以降、今年9月末までに処分されたのは全体で252頭。
このうち、秋田犬は29頭(11・5%)を占めていた。




秋田犬は、国内に古くからいる「日本犬」の中では唯一の大型犬。
飼育するには広い敷地が必要なことから、近年の住宅事情に合わなくなっている。
愛好家の間でも高齢化が進み、死亡や病気などの理由で秋田犬を手放す際、引き取り手がいないケースも出て、保健所での殺処分という結末となる。
秋田犬を殺処分から守ろうと、秋田市で3月、一般社団法人「ONE FOR AKITA」が発足。
4月には同市中通の「エリアなかいち」内で秋田犬の展示施設「秋田犬ステーション」を開設した。
来場する市民や観光客らに殺処分の現状を説明するほか、Tシャツや小物など「秋田犬グッズ」を販売し、売上金や寄付金を元手に、宮城県内の保健所などから雄雌3頭を保護した。
11日には同市雄和妙法の観光・交流拠点「華の里」内に、保護した秋田犬のための訓練施設「秋田犬 華の里ステーション」をオープンさせた。


ドッグランや休憩用のあずま屋を備えた「秋田犬 華の里ステーション」(秋田市で)


保護した秋田犬を訓練するトレーナー


飼い主に捨てられるなどした犬は、体力が衰えたり、人間への警戒心、恐怖心が強まっていたりしている。
こうした犬を癒やし、再び新しい飼い主の元へと引き取られていくまで同法人が面倒を見る。
同ステーションは1・3アールの敷地に犬が休憩するあずま屋と、自由に駆け回れるドッグランを備えた。
建設費は約440万円で、このうち196万円分は、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで賄われた。
開所2日目の12日、保護した犬2頭を初めて放したところ積もった雪の上を走ったり、トレーナーに尻尾を振ってすり寄ったりと、うれしそうにする様子が見られた。
同法人では今後、保護した犬を複数同時に訓練することで、新たな飼い主に引き継ぐために求められる協調性も仕込んでいく方針だ。
高橋伸明事務局長は「訓練を重ね、保護した秋田犬を1頭でも多く、新たな飼い主に橋渡ししたい」と話している。

◆秋田犬=柴犬(しばいぬ)や紀州犬、北海道犬、甲斐(かい)犬、四国犬とともに日本に古くからいる「日本犬」。1931年、この中で最初に国の天然記念物となった。クマなどを狩る時に使われた「マタギ犬」がルーツとされる。秋田犬保存会が血統書発行のために管理している「犬籍」登録状況(2017年末時点)によると、国内2704頭に対し、海外は「忠犬ハチ公」を題材にしたハリウッド映画の影響や大型犬ブームなどで、3967頭と上回っている。


サンタ100人、湖上から大集合

2018-12-24 10:16:44 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

サンタ100人、湖上から大集合 浜松・かんざんじサンビーチ

2018年12月24日(月) 静岡新聞


ウインドサーフィンに乗って次々と登場するサンタクロース=23日午前、浜松市西区のかんざんじサンビーチ

浜松市と同市のビーチ・マリンスポーツ推進協議会は23日、クリスマスフェスタ「100人のサンタが浜名湖に大集合!」を同市西区のかんざんじサンビーチで開いた。
浜名湖を「ビーチ・マリンスポーツの聖地」として情報発信しようと企画した。
日本学生ボードセイリング連盟所属の大学生アスリート100人がサンタクロースに仮装し、ウインドサーフィンで湖上から登場。
2千人を超える来場者から、歓声が上がった。
子どもたちが「サンタさーん」と大きな声で呼び掛けると、サンタは手を振って応えていた。
子どもにはクリスマスプレゼントの菓子が配られ、汁粉や豚汁も振る舞われた。
ビーチラグビーやビーチサッカーなどの体験コーナーも好評だった。

 

こういうイベントっていいですね。
テレビのニュースでも放送されていました。
このような被写体の写真撮影したいな~と思いました。
(byぬくもり)