動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

最高齢は24歳、ペットホームの高齢猫

2017-06-30 06:09:43 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

最高齢は24歳 ペットホームで“第2のママ”に愛される高齢猫たち

2017年6月24日(土) sippo(朝日新聞)


24歳だが、あどけない顔の「みー」

「最近、寝不足です。猫たちが愛おしくて、つい遅くまで寄り添ってしまうんです」
そう話すのは、老犬や老猫の預かり施設「東京ペットホーム」(東京都大田区)の渡部まいこさん(42)だ。
まいこさんが、工務店を営む夫の渡部帝さんと“行き場をなくした”ペットのための第二の家・ペットホームを立ち上げたのは2014年6月。
今年、3周年を迎える。
本館のキャットホーム、2号館のドッグホームに続き、昨年の夏、自宅の一階を改造して、新たにキャットホーム別館を作った。
「猫を預けたい」という依頼が増えたためだ。
現在、本館で11匹、別館で6匹の猫が暮らす。
別館にいる最高齢は24歳のメス猫「みー」。
人間の年齢に換算すると、実に110歳を超えている。
「今年4月に入居しました。ここまで高齢の猫を預かるのは、初めてです。もともと80代の高齢女性がお一人で飼育されていたのですが、認知症で高齢者施設に入居されることになり、『みー』が残されてしまったのです」
「みー」をホームに預けたのは、女性の親戚だった。
姪や従妹など数人で連れてきたそうだ。
親戚はそれぞれ事情(ペット不可の住居やアレルギーなど)で飼うことができず、キャットホームへの入居費をみなで出し合ったという。
実は、猫の「みー」も認知症だった。


昼間は寝ていることが多い

「高齢猫によくある症状ですが、大声で鳴き叫ぶ、部屋をうろうろ歩き回く。そのせいもあったのか、飼い主の女性は、施設に入る前、『みー』をなじったり、蹴ったりしたようなのです。それで親戚が見るに見かねて、『みー』を動物病院にしばらく預けたと聞いています」
ところが、動物病院で狭い1段ケージに入れられると、「みー」は元気がなくなった。
それまで元気に歩けていたのに、足腰の筋力が弱って動けなくなってしまったのだ。
親戚たちは「おばちゃんが大事にしていた『みー』をこのまま死なせたくないね」と話し合い、介護付きのホームを調べて、動物病院から移したのだという。
まいこさんは言う。
「人間の高齢者も一緒ですね。長らく動かずにいると、足腰の筋肉が落ちてしまう。でもリハビリすることでよくなっていく。だから、『みー』もここで、少しづつ歩く練習をしたら、また歩けるようになったんですよ」
運動の様子をみせてもらった。
ケージから出した「みー」をフリースペースに静かに立たせ、「ほら、ママのところにおいで! みーちゃん、こっち」。
まいこさんが呼ぶと、「みー」は、少し後ろ足をひきずるようにしながらも、一歩、一歩、前に進んだ。
数メートルの距離を歩いた「みー」を、まいこさんはそっと抱きしめた。
「がんばったねー。前よりもしっかり、速く歩けるようになったね」
視力も弱まり、歯も少し悪くなっているが、「みー」は自力で皿からえさを食べ、水を飲む。
トイレも自分でできる。
猫たちのケージは3段で、奥行きが1m、高さは天井まである手作りだ。
そのため、まいこさんは、すっぽりと自分がケージ内に入りこみ、猫と時間を過ごすこともあるそうだ。
「猫は認知症状が出てからも長く生きることが多いのだと、この仕事を始めて分かりました。飼い主さんが高齢者でなくても、老いた猫の対応に戸惑い、時には“共倒れ”になってしまうような例もあるんですよ」


一日でも長く生きよう

本館にいる「チビ」という19歳のメス猫は、昨年7月に入居した。
飼い主は、50代の両親と20代の息子の3人家族。
「チビ」の面倒は主に母親がみてきたが、離れて住む祖父母の介護のために母が留守がちになり、息子が代わって世話をするようになった。
だが、「チビ」の認知症状(大鳴き)が始まり、息子はノイローゼ気味になってしまったのだという。
「夜中にマンションで鳴くと周囲が気になるし、息子さんが寝不足で翌日の仕事にも差し障るというので、家族で相談して、猫を連れてこられました。でも、それで息子さんも眠れるようになり、気持ちも立ち直って、面会の時には、チビちゃんに優しい笑顔を向けておられてます」
時には、ペットよりも先に、飼い主が亡くなってしまうこともある。
「ゆうちゃん」というメス猫の場合は、飼い主の70代の女性が突然死してしまった。
3日後、家を訪れた息子が、母の亡骸と、その傍にぴったり寄りそう猫を見つけた。
「『ゆうちゃん』は3日間、飲まず食わずでしたが、無事でした。息子さんのお子さんがアレルギーで飼育できないということで、こちらに連れてこられました。最初のころは心配だったのか、会社の休み時間などに、毎日、自転車で面会に来ていましたね」
「ゆうちゃん」は入居してから3年が経つ。今、17歳だ。
「夫婦とスタッフの少人数で運営しているので、面倒をみられる猫や犬の数は限られますが、どの子も家族のように思っています。高齢のペットが多いため、つらいお別れもありますが、しっかり最期まで看ることも私たちの役目。動物たちの具合が悪い時は、自宅の居間で添い寝するもあります」
人生半ばで、覚悟を決めてペットホームを始めたまいこさんは、中学生の親でもある。
「夜中まで猫たちと過ごし、朝6時には自分の子どものお弁当を作るためにもう起きる(笑)。でも、やりがいを感じていますよ、たくさんの子たちの“もう一人のママ”として」

【写真特集】ペットホームで暮らす猫たち


私の母が犬を飼わない理由

2017-06-29 05:40:00 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

私の母が犬を飼わない理由

2017年6月23日(金)わんちゃんホンポ

私の母が決めたルール

私の実家では、母が決めた絶対のルールがあります。
それは、「何があっても犬は飼わない。」というルールです。
子供の頃から動物が大好きだった私は、「犬を飼いたい!」と何度泣いて頼んでも、絶対に破られることはありませんでした。
その反動で今もこの歳まで、動物看護師をしているのかもしれません。
母が頑として犬を飼わない理由。
それは、実家で飼っていた最初で最期の愛犬「ミッキー」のことがあったからです。

ミッキーとの思い出

私がまだ幼稚園の時、我が家ではミッキーという名前の犬を飼っていました。
紀州犬と雑種のミックスで、白と黒の毛色から姉がミッキーと名付けました。
ミッキーは近所の友達の家で生まれ、私と同じように動物好きな小学生の姉が両親に頼み、初めて飼うことになった犬でした。

子供の守られることがない約束
「私達が面倒みるから!」
その言葉に母は騙され、渋々ミッキー飼うことなったそうです。
結局、面倒をみることになったのは両親でした。
父と母は犬を飼った経験がありませんでした。
何の知識もなく、よく解らないままミッキーを飼いはじめました。
今でこそドックフードの種類はたくさんありましたが、その頃は犬のご飯は家族の残飯で、ワクチンやフィラリアの予防は、お金持ちの血統書のある犬がするものと思われていた時代です。
「犬は番犬」、「犬は外で飼うもの」、「犬にお金をかけるなんて、お金持ちがすること」、そんな時代でした。
ミッキーを飼っていた頃、両親は共働きでした。いつも幼稚園が終わると、私は裏口から家に入ります。
ミッキーは、家の小さな庭で父が作った小さな犬小屋で飼っていました。
裏口に周るとミッキーの小屋があり、私が帰ると嬉しくてしっぽをバタバタさせて喜んでくれました。
母が仕事でおらず、姉は学校、誰もいない家に帰ってきた私にとって、ミッキーは最高の遊び相手でした。
私が帰ると唯一、「お帰り!」と言ってくれるのがミッキーでした。
それが私が覚えている数少ないミッキーとの思い出です。

交通事故
ミッキーが生後半年ほどたった頃、父が散歩に行こうとリードを付け替えようとした時、事故はおこりました。
ミッキーは、少し空いた裏口のドアから飛び出し、家の前の道路で車に轢かれてしまいました。
両親はその頃は数少なかった動物病院にミッキーを連れていきましたが、獣医さんに「半身不随で介護なしでは生きていけない」と言われたそうです。
父も母も悩みましたが、小学生と幼稚園の娘2人がいる上、共働きの両親。
犬の介護をする余裕はありませんでした。

ミッキーの最後
獣医さんから介護なしでは生きれないと聞かされた父は、ミッキーの安楽死を決めました。
獣医さんと話している時、ミッキーは母の顔をじっと見つめ、怯えた目で痛みと闘いながら、一生懸命訴えているように見えたそうです。
「殺さないで・・・」
そんな風に見えたといいます。
両親は、最初ミッキーは事故で死んだと私達に話していました。
私が小学生になった頃、犬を飼いたいと訴える私にミッキーがどうして死んでしまったのか教えてくれました。
母は犬を飼ったことを今でも後悔しています。
不注意で半身不随にさせてしまったこと、介護することもできず安楽死させてしまったこと。
「今でもあの目を忘れることはない、でも助けることは出来なかった。時間もお金も余裕がないのに、私達は犬を飼うべきではなかった。」
ミッキーが亡くなってから30年近く経ちますが、今でも母は私にそう言います。

最後に

子供の頃、ミッキーを安楽死させてしまった両親に対して怒りの気持ちがありました。
どうして介護しなかったのか?なんとか出来なかったのか・・・。
犬を飼うのを反対されていたこともあり、余計怒りが湧いてきたのかもしれません。
安楽死を選んだ両親を今も理解することは出来ませんが、もしあの時私が両親の立場だったなら・・・と考えることはよくあります。
現在、私は愛犬である老犬の介護をしています。
その前に飼っていた愛犬も介護をして看取りました。
簡単に介護といいますが、犬の介護は綺麗事では片付けられない程大変です。
自分の生活を犠牲にしても、それでもまだ足りません。
それにお金も時間も必要です。
今、自分が愛犬の介護をしていて思うのは、犬を飼うのは簡単かもしれませんが、看取ることはその100倍、それ以上大変なのです。
「子供が犬を欲しがったから」、「子供が喜ぶから」、「誕生日のプレゼントに」、という理由で犬を飼う方もいるかもしれません。
しかし、犬はおもちゃではありません。
何年も生き、病気や怪我もして老犬になれば、介護が必要になる時が来るのです。
犬を飼うということがどういうことなのか、今一度よく考え、おもちゃ感覚で無知なまま犬を飼う方がいなくなることを願っています。


福井県内保護収容犬

2017-06-28 16:27:15 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県嶺北の健康福祉センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【坂井健康福祉センター】

収容日:6月26日
保護場所:坂井市丸岡町上久米田付近
種類:柴犬
性別・体格:オス・中型
年齢:不明
毛:茶白・短毛
青緑の布製首輪着用
公示期間:6月29日


知床、「共生」の海岸に捨て猫

2017-06-28 05:45:13 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

知床、「共生」の海岸に捨て猫  自然と野生動物が生きる場所に
 親子5匹保護、保健所へ

2017年6月25日(日) 北海道新聞


斜里署に保護され、愛くるしい表情を見せる子猫たちと警戒するような親猫

ケージに詰め込まれたまま放置
狭いケージに5匹の猫。
北海道斜里町前浜町無番地の海岸に猫が捨てられているのが見つかり、斜里署に保護された。
同署は「誰かに拾ってもらえると思ったのかもしれないが悪質。身勝手なことはしないで」と注意を呼び掛けている。
同署によると、猫が見つかったのは21日午後9時半ごろ。
通りかかった男性から通報を受けて署員が現場に行ったところ、親猫1匹と生後1~2カ月とみられる子猫4匹が、高さ37センチ、幅35センチ、奥行き52センチの手提げ型プラスチック製ケージに詰め込まれていた。
ふたは閉まっていたが、そばにビニール袋に入った餌が置かれていた。
警察署で飼うわけにもいかず、23日には網走保健所に引き渡された。
同署員からは「雨に降られれば子猫などは衰弱してしまう。自然と野生動物が共生する知床でこんなことがあるのは悲しい」と嘆く声が聞かれた。


飼い犬助けようとして電車にはねられ准教授死亡

2017-06-27 05:25:23 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

飼い犬助けようとして電車にはねられ准教授死亡

2017年6月25日(日) TBS系(JNN)

25日午後、岐阜市で散歩をしていた大学准教授の52歳の男性が、踏切の中に入った自分の犬を連れ戻そうとして電車にはねられて死亡しました。
事故があったのは、岐阜市下川手にある名鉄名古屋本線の踏切です。

岐阜県警によりますと、25日午後2時半ごろ、近くに住む大学准教授、羽賀新世さん(52)が踏切内で須ヶ口発名鉄岐阜行きの名鉄の普通電車にはねられました。
救急隊が駆けつけましたが、羽賀さんは現場で死亡が確認され、そばで犬が1頭死んでいました。
電車の乗客・乗員にけがはありませんでした。
電車の運転士は「犬の散歩をしていた男性が、踏切内に入った犬を連れ戻そうとしていた」と説明しているということです。
このため警察は、犬と散歩していた羽賀さんが、犬を踏切の外に出そうとしてはねられたとみて調べています。



https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170625-00000121-jnn-soci


高いところもへっちゃら ヤギの「空中散歩」が人気

2017-06-26 05:26:09 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

高いところもへっちゃら ヤギの「空中散歩」が人気

2017年6月24日(土) 朝日新聞


九十九谷をバックにヤギたちが橋の上をお散歩=富津市のマザー牧場

千葉県富津市のマザー牧場で、ヤギが空中散歩のように高原の橋の上を渡る「やぎの青空さんぽ」が人気を呼んでいる。
ヤギは「山羊」と書くように高いところが好きな動物で崖なども苦にしない。
そんな性質を生かそうと、高さ2メートルほどの橋を牧場の一角に張り巡らした。
23日は梅雨の晴れ間で青空が広がり、美しい九十九谷の風景を背景に文字通りの「青空さんぽ」になった。ヤギたちが次々と橋を渡り始めると、見守っていた親子連れらは「かわいい!」と歓声を上げ、シャッターを切っていた。
ショーは午後1時20分から。土日は午前11時20分からも行う。
ショー形式で見られるのは7月2日までだが、橋は常設してあるので、ヤギたちの気分次第で「青空さんぽ」が見られるという。
(堤恭太)


イギリスのドッグウォーカー

2017-06-25 05:48:35 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

イギリスのドッグウォーカー ~動物愛護国イギリスわんこ事情~

2017年6月12日(月) わんちゃんホンポ

飼い主さんが家を留守にするとき、「愛犬はストレスに感じてないか」「トイレを外でさせてあげたい」など色々と気になるものです。
そんなときイギリスでは、「ドッグウォーカー」が活躍します!

ドッグウォーカーという仕事

ドッグウォーカーというサービスを聞いたことはありますか?
飼い主さんの代わりに愛犬のお散歩を行うサービスです。
日本では副業といわれているドッグウォーカー、実はイギリスではひとつのお仕事です。
そのため経営者やスタッフは男女関係なく若い方も多く働いています。
共働きの家庭、仕事などで長時間家を開けなければいけない飼い主さんにとって有難いだけではなく、お散歩が大好きな犬にとってはとても大事なことですよね。

ドッグウォーカーの日常

飼い主さんにワクチン接種、ダニやノミの予防がされているか、緊急連絡先などの確認を行い、また犬が事故などにあった場合、責任は一切負えないという契約をします。

送迎

予約を受けた家に次々と車でお迎えに行きます。
会社の規模や個人経営にもよりますが、専用の車を持っているところが多いです。
送迎の際に飼い主さんは家にいる必要はありません。
鍵を渡しておくと勝手に入って犬を連れていってくれます。
ドッグウォーカーの車の中ではゲージに入れたり、柵を作って犬同士のトラブルを避けます。

散歩コース

たとえ雨が降ってても散歩に行きます。
また散歩道も普通のコンクリートの道路ばかりではありません。
地域にもよりますが、4~6匹の犬を連れて山や丘のような自然の大きなエリアを安全に散歩させます。
良い点として、数多くの犬で歩くことにより次第に社交的になっていくそうです。
リードを付けて散歩する犬もいれば、ノーリードの犬もいます。
ノーリードは飼い主さんとの契約で確認のうえ、了承のサインをもらっていなければなりません。

犬の散歩くらいなら誰にでも出来ると思いがちですが、体力は必要です!
犬のサイズや犬種、リード有無しの犬たちを混ぜての散歩は難しそうですね。

散歩途中に注意すること
危険なリスクのある草木

道中は、食べると危険な草も多く生えてます。
写真の”ネトル(イラクサ)”と呼ばれるこの草は、茎や葉の表面のとげにはヒスタミンアとセチルコリンを含んだ液体の入った嚢があり、とげに触れるとその嚢が破れ、皮膚についた場合には強い痛みが走ります。
わたしの愛犬はうっかり踏んでしまい、歩けず抱っこして帰ってきた経験があります。
この草は日本にもありますので、注意してあげてくださいね。

家畜の放し飼い

牛などの動物が散歩コースにいる時は、出来るだけ動物を避けた道を通ります。

感電の可能性

また家畜用に張られている、電線にも注意です。
ドッグウォーカーさんに伺ったところ、トラブルに遭うことは滅多にないとのこと。
それでも稀にあるのが犬の逃亡。
鹿を追って迷子になる犬、見つけたらリスをくわえていたなどもあったそうです・・・
とても責任のあるお仕事です。

お給料

費用は1時間でおおよそ12ポンド(約1,740円)で、週末は約2~4ポンド(約290~580円)高くなります。
店員さんなどの1時間のお給料は約7ポンド(約1,010円)ですので少しお高めですね。
ドッグウォークは常連さんから度々の依頼があるため、大体1週間に約500ポンド(約72,400円)以上稼げるようです。

さいごに

ドッグウォーカーのお仕事として一番大事なのは無事に、そして犬に満足して家に帰ってもらうことです。
愛犬の命を預かる重要な役割ですが、飼い主と犬たちの間で活躍するとても素敵なお仕事だと思いませんか。
みなさんの周辺でドッグウォーカーを見たことはありますか?
普段お任せできるドッグウォーカーさんを探しておくと、いざとなったときに便利かもしれませんね。


祭りの夜、聞こえた猫の声

2017-06-24 06:12:19 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

祭りの夜、聞こえた猫の声 命を救った子猫が大きく変えた、その後の人生

2017年6月18日(日) sippo(朝日新聞)


幼い日の「ねこぺん」

ホーヤネ、ホヤホヤホーヤネ・・・盆踊りの掛け声やお囃子が、少し開けた窓から聞こえてくる。
2005年6月11日。金沢は年に一度の「金沢百万石まつり」でにぎわっていた。
だが、証券マンの廣瀬章宏さん(当時40)は「祭りなんて気分じゃない」と家にこもっていた。

廣瀬さんは東京出身
3カ月前に金沢に赴任したばかりだった。
その日は土曜で、仕事は休みだったが、疲れ果てていた。
横になってウトウトしていると、祭り囃子に混じって、どこからか「ミャ~」という高い声が聞こえてきた。
「猫の声がしないか?」。
起き上がって妻に声をかけた。
だが、妻には「聞こえないわ、気のせいじゃないの」と言われた。
マンションの3階から階下に降りて見回してみた。
だが、何もいなかった。
部屋に戻ってしばらくすると、再び「ミャ~」と、窓の外から聞こえてきた。
外は雨が降り出している。
「やっぱり猫の声だ。行ってくる」
「あなた本当に疲れているんじゃない?」
心配する妻の制止を振りきって、廣瀬さんは再び階下に降り、声の主を探した。
そして植え込みの中を覗いて、はっと息をのんだ。
「いた、いたよ、ほらやっぱり!」
そこには、生まれて間もない子猫が1匹、横たわっていた。
濡れて瀕死の状態だった。
野良猫が生み落としたのではなく、人の手で置かれたようだった。


扇風機の横でゴロンと涼むねこぺん

廣瀬さんは子猫をポケットに入れて部屋に戻り、タオルで拭いて必死に温めた。
「こいつ死んじゃうのかな・・・なんのために生まれてきたんだよぉ」
寿司に付いていた小さな醤油さしにミルクを入れて吸わせ、猫を箱に入れて自分の布団の横に置いた。
何日も寝る間も惜しんで世話をした。
やがて猫はペースト状のフードを食べられるまでになった・・・。
あの時の猫は、今年6月で12歳になった。
6.8キロの立派なオス猫だ。
名前は「ねこぺん」とちょっと変わっている。
猫を保護した廣瀬さんの様々な思いが、そこに秘められている。
「生後1カ月くらいになるまで『ねこぺん』の写真はありません。転勤が多いので、最後まで面倒を見られないかもしれない。それなら責任を持って最後まで飼ってくれる人に委ねたいと思いました。うちにいるのは、元気になるまでの間だけ。写真を残すと、後でつらくなるので撮影せず、情がわかないように名前もつけず、『ねこちゃん』と呼んでいました」
廣瀬さんはそれまで犬や猫を飼ったことがなかった。
父も転勤族で社宅暮らしが長く、母も動物が苦手。
「犬猫はだめ」と幼い頃から言われて育った。
だが廣瀬さんは動物好きで、捨てられた犬や猫を拾ってしまう。
すると、「元の場所に置いてくるまで、家に入れませんよ」と親に言われたという。
飼育した経験があるのは、小さなミドリガメだけだった。
「“ねこちゃん”の成長とともに、僕の心も変化しました。世話をすることが生きがいになり、他の人に渡すことができなくなってしまったんです。かわいくて、かわいくて」
廣瀬さん夫妻には、子どもがいなかったこともあり、子育てをしているように感じたのだという。
正式に猫を家に迎えようと決め、名前を考えようとしたが、呼び続けていた「ねこちゃん」が、いつの間にか「ねこぺん」になっていた。
猫もその呼び名に一番反応したため、そのまま名前にした。


こんなにおおきくなりました!

子猫を迎えて、夫婦の会話も増えた。
「『ねこぺん』を保護するまでは、忙しくて、妻に、『飯』『風呂』くらいしか言わなかったんです。それが出先から家に電話したり、帰宅して『今日のねこぺんは?』と言うのが合言葉になって。どちらになついているか、取り合い(笑)。以前は、慣れない土地で人間関係に悩んだりしましたが、気持ちがすごく和らいでいったんです」
金沢での勤務を終え、廣瀬さんは「ねこぺん」を連れて東京に戻った。
「ねこぺん」が変えたのは、夫婦や人間関係だけではなかった。
仕事への思いや夢も変わっていった。
「金沢の前に赴任した京都でも、過酷な中で生きる野良猫が多くて気になっていたんですが、『ねこぺん』を保護して、スイッチが入りました。『ねこぺん』のような猫を増やさないために、何かできるか。本を読んだり、動物愛護センターにいったり、会社が休みの日に電話相談やイベントなどのボランティアをするようになりました」
そんな時、勤務していた証券会社が希望退職を募った。
ほぼ同じ時期に、ボランティアをしていた日本動物愛護協会から職員採用への誘いが舞い込み、廣瀬さんは思い切って会社を辞めることにした。
46歳の時だ。
「動物の保護活動は会社を定年してから、と思っていたんですが、運命の流れを感じたんです。両親は『名の知れた会社をなぜ途中で辞めるのか』と大反対。でも、友人たちは『向いている』と応援してくれた。妻も『好きなことをしてくれればいいのよ』と後押ししてくれて」
現在、廣瀬さんは日本動物愛護協会の事務局次長として、不幸な犬や猫がいない世の中を目指して働いている。
「動物愛護の仕事には、やりがいがあり、やりたいことがたくさんある。とにかく不幸な動物を減らしたい。自分が子どもの頃には、犬や猫が不幸になってしまうことを知るツールがあまりなかった。だから今の小学生や中学生に、現状を知ってもらいたいたくて、啓発活動などをしています。彼らが大人になった時、犬や猫を捨てることがないような世の中にすることを目指して
だが、あの祭りの夜、なぜ、子猫の声が廣瀬さんに聞こえたのか。
「マンションの前は大音響のパレードが通る道でした。でも一度ならず二度も『ミャ~』と聞こえた。それは僕にだけ届いた、『ねこぺん』の心の声だったのか」
廣瀬さんと出会って子猫は救われ、猫を通して廣瀬さんは人生を考え直した。
『ねこぺん』は、おとなになった今も“高い”声で鳴くそうだ。
「おなかすいたとか、起きてとか訴える。なぜだか、僕に対してだけ威張って(笑)。でも、いいんだよ『ねこぺん』。僕は家来だ。ずっと仕えるから、元気で長生きをしてね」

【写真特集】祭りの夜に拾われた子猫、その後


犬放し飼いの男逮捕(愛媛県)

2017-06-23 06:07:02 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

無登録で犬放し飼いの疑い、無職男逮捕

2017年6月16日(金) TBS系(JNN)

10匹以上放し飼いにしていました。
愛媛県新居浜市で無登録で犬を飼っていた無職の男が16日、逮捕されました。

警察によりますと、狂犬病予防法違反の疑いで逮捕されたのは新居浜市の無職・鈴木健二容疑者(66)です。
鈴木容疑者は、市に登録することなく雑種犬を飼っていた疑いで、容疑を認めているということです。
「散歩していたイヌを追いかけていたらしい」
「イヌがうろうろしていた感じ、首輪につながれずに。危ないし、ほえてくる」
警察は、近所からの苦情を受け、鈴木容疑者に改善を求めたものの、応じなかったため、逮捕に踏み切りました。
鈴木容疑者の自宅からは11匹の犬が確認されていて、警察では飼育の実態などを捜査しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170616-00000088-jnn-soci


NHKドラマ10「ブランケット・キャッツ」

2017-06-22 05:45:56 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ドラマ10「ブランケットキャッツ」





愛、たりてる?
猫、たりてる?

新しい飼い主を見つけるため、ブランケットと共に2泊3日でトライアルされる7匹の「ブランケット・キャッツ」。猫の飼い主探しをする謎の家具店店長と、幼馴染の獣医師が、猫を通じて人々の人生に小さな光を灯します。
重松清の傑作短編小説集「ブランケット・キャッツ」のドラマ化。 

原作者のことば・・・重松清
十数年前に書いた作品が、「いまの物語」として生まれ変わりました。エイジングされた原作がどんなふうにみずみずしく料理されているのか、うれしさと照れくささを胸に抱きつつ、視聴者の一人として、思いきりワクワクしながら、オンエアを待っています。

脚本のことば・・・江頭美智留
犬は人間に付き、猫は家に付くとよく言われます。
確かに猫は環境の変化を嫌いますが、 決して人間に付かないわけではありません。
むしろ、人の気持ちをとても敏感に察知する生き物です。
子供の頃から何匹も猫を飼ってきて、今も二匹の猫と生活を共にする私が言うのですから間違いありません。
母と喧嘩をした時、仕事で落ち込んだ時、体調を崩した時、飼い猫がどんなふうに私たちを癒やしてくれたのか、思い出しながら心を込めて描きました。
多くの視聴者に猫の優しさが届きますように。

演出家のことば・・・大谷太郎
「7匹の猫の物語を撮るんだ」と仕事仲間に言うと「大変だね」「猫って言うこときかないでしょ」と誰もが言ってきます。
実際、撮影現場で猫に演出することは不可能でした。
それでいて猫たちは最高の演技をしています。
しかも猫は何も語ってはいません。
それでいて猫は観る者に雄弁に語りかけてきます。
さらに猫は撮影している自分に「どこまで粘れるの?」と試してきます。
「これ以上無理」と諦めかけた瞬間、猫は思いもよらない表情を見せてくれます。
正直に言うと演出の拙さを猫たちが救ってくれました。
そしてこれは猫が運ぶ小さな奇跡の物語。
撮影を終え気づいたことは、物語そのものが撮影現場でも起こっていたということです。
次はきっと皆さんの番です。
猫たちの小さな奇跡が届くこと間違いありません

プロデューサーのことば・・・松本明子
原作を初めて読んだ時、重松さんならではの物語の魅力を感じつつも、果たして映像化できるのか?猫は演技してくれるのか?と不安でした。
撮影が始まってすぐそんな不安は吹き飛びました。
主演の西島さんをはじめとする素晴らしいキャスト、可愛い猫たち、丁寧な作品作りをするスタッフの皆さんのおかげで、“今日もどんな奇跡が見られるのだろう” と毎日ワクワクしました。
猫が陽だまりでくつろぐように、観た後、心がぽかぽかと温かい気持ちになってもらえたら幸いです。

制作統括のことば・・・土屋勝裕
猫カフェで取材をしている時に、取材の間じゅう私のそばに寄り添ってくれた猫がいました。
本当に猫には人を癒やす力があると感じました。
金曜日の夜に一週間の疲れを癒やしてくれる猫たちを見て、リフレッシュして頂ければ幸いです。
もちろん、主演の西島秀俊さんはじめ、豪華ゲストの皆さんのドラマも必見です。
笑って泣いて、ちょっと心が軽くなるドラマ、ぜひ御覧ください。



放送予定・スタッフ
【放送予定】
2017年 6月23日(金)スタート
総合 毎週金曜 よる10時 <連続7話・49分>
再放送:総合 毎週木曜 午前0時10分(水曜深夜)
【出演】
西島秀俊、吉瀬美智子、島崎遥香、唐田えりか、酒井美紀、美保純 ほか
(第1話ゲスト) 蓮佛美沙子
【原作】重松清
【脚本】江頭美智留
【音楽】得田真裕
【主題歌】矢野顕子「Soft Landing」
【演出】大谷太郎(アックスオン)、本多繁勝(アックスオン)
【プロデューサー】松本明子(アックスオン)
【制作統括】土屋勝裕(NHK編成局コンテンツ開発センター)、池田健司(アックスオン)

第1話「身代わりのブランケット ・ キャット」


BSプレミアム:2017年6月23日(金)よる10時
【再放送】総合:2017年6月29日(木)午前0時10分(水曜深夜)



椎名秀亮(西島秀俊)は、小さな家具の修理工房を経営しながら、妻(酒井美紀)が残した七匹の猫たちの新しい飼い主を探していた。
秀亮の幼馴染で、近くの動物病院の院長藤村美咲(吉瀬美智子)は、妻の死から立ち直ろうとしない秀亮を心配し、診療時間中でも秀亮の様子を覗きに来ていた。
ある日、祖母(佐々木すみ江)が大切にしていたロンロンという猫に、そっくりな猫を探しているヒロミ(蓮佛美沙子)という女性が訪ねてくる。
秀亮はヒロミの家が猫を飼うに相応しい家かどうか見極め、猫をヒロミに預ける。
愛猫との再会を喜ぶ祖母は、ヒロミの婚約者と会いたいと言い出すのだが・・・。



西島秀俊がネコの演技力に驚嘆「動物は家族の一員」


2017年6月14日(水) 日刊スポーツ


会見に出席した左から島崎遥香、西島秀俊、吉瀬美智子、蓮仏美沙子

俳優西島秀俊(46)が14日、都内で、主演するNHK「ブランケット・キャッツ」(23日スタート、金曜午後10時)の会見に共演の吉瀬美智子、島崎遥香、初回のゲスト出演者の蓮仏美沙子と出席した。
妻を事故で亡くした家具の修理屋を営む男性が、妻の飼っていた猫の新しい飼い主を探しながら、そこで出会う人々の人間模様や優しさを描く。
西島は「出演者ですが、心にジーンとくる物がありました。悪い人は出てきません。癒やされてください」とPRした。
また、「猫は話しかけるとなくんです。台本を読んでいるんじゃないかと思うほど猫の演技がすごくて不思議でした」と撮影の印象を紹介した。
また「動物は家族の一員」とも。
吉瀬は「獣医師の役でしたが、猫の口をうまく開けられず、苦労しました。1度目に見た時、自分の演技のダメだしばかりしてましたが、2度目に見た時に感動して泣けました。10年、20年、30年たってもいい作品と思える」。
また「猫と一緒の西島さんがかわいく見えます」と笑顔を見せた。
動物看護師を演じた島崎は「小学生の夢が獣医師だったので、この話をいただいた時、絶対にやらせてくださいという思いでした」。
また、「アレルギー反応がでるので、猫の近くにいけず寂しかった。かわいくて近くにいたいのに悲しくなりました」と語った。
蓮仏は「西島さんはいつも基本、凶悪な敵と戦っているイメージでしたが、放送開始1秒から猫に翻弄(ほんろう)されていて、安心しました」と笑った。