動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

元エリート弁護士が、家もカネも投げうって捨て犬ら70匹と暮らす理由

2021-06-30 05:53:07 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

元エリート弁護士が、家もカネも投げうって捨て犬ら70匹と暮らす理由

2021年6月3日(木) Newsweek

<弁護士を辞めて犬を引き取ったあの日から生活が一変。資金は苦しいが、90頭の動物と一緒に生きる幸せな日々>


マーク・スターマー(愛犬家、作家) MARK STARMER

子供の頃、犬が嫌いだった。
母が相当な犬嫌いで、わが家では汚くて臭い動物と見なされていた。
私にとって犬は縁のない存在だった。

やがて私は弁護士になり、大手国際銀行の仕事に携わった。
世界を飛び回り、家で待つ幼い子供たちにいつも土産を買って帰った。
クアラルンプールのデパートで見つけたおかしな顔つきの縫いぐるみも、その1つだった。
数年後、ガーデニングのイベントに行ったら、その縫いぐるみにそっくりの奇妙な姿の犬を見つけた。
私は驚いて、飼い主に犬の品種を訪ねた。
シャーペイだった。
2週間後、私たちはシャーペイの子犬を飼い、カイティと名付けた。
その後、カイティの遊び仲間にイングリッシュ・ポインターを飼った。
しばらくすると今度は、フランス生まれの猟犬2匹の引き取りを頼まれた。
そして、私たちの生活は一変することになる。
この頃、私は独立してビジネス書を出版し、世界58カ国を旅した。
そんな生活を送るうちに母国イギリスが嫌になり、妻を説得して2006年にカナダのアルバータ州に移住した。
当時わが家には犬6匹と猫2匹がいたが、みんな新居に連れて行った。

◆どんな犬も引き取って面倒を見た
引っ越して数カ月後、家の前に偶然、1匹のシベリアン・ハスキーが捨てられていた。
捨て犬を引き取ったことを友人に伝えたところ、その話が広まり、いろんな人が「この犬も救ってくれ」と言ってくるようになった。
依頼は次々と舞い込んだ。
多くの犬が心理的、身体的に傷を負っていた。
高齢の犬、目や耳が不自由な犬、事故で足を失った犬、病気で死を前にした犬......みんな引き取って、面倒を見た。
アルバータ州の家には4年住んだが、近隣住民の理解を得られなくなり、引っ越すことにした。
心おきなく犬を飼える場所を見つけるのに3年かかった。
いま住んでいるブリティッシュコロンビア州に移った13年には、26匹の犬を飼っていた。
ここはかなり田舎なので土地が安く、敷地の広さは前の家の10倍以上だ。
これまで引き取った犬は70匹になる。
しかし他の飼い主に斡旋した分を含めると、100匹以上を助けた。
やがて私たちは、犬以外の動物も引き取ることにした。

◆豚だってアルパカだって
今では犬のほかに、豚や鶏、羊、アルパカ、牛、馬などが90頭以上いる。
そこで家の一部を開放し、動物との暮らしを体験できる場にする計画も進めている。
以前の生活に戻りたくないかと聞かれることがある。
確かに動物に有り金を全て注ぎ込む前は、かなり裕福だった。
でも振り返ると、あまり賢くないお金の使い方をしていた。
私は今年、60歳になる。
サリドマイド薬害のせいで、右腕が左腕より約15センチ短く、体は普通の人よりもはるかに老化が速い。
今の願いは、私の仕事を引き継いでくれる人が現れることだ。
わが家の犬も高齢化している。
19年には7匹、20年には4匹が死んだ。
動物は人生を共にできる素晴らしい仲間だ。
私たちは本当に恵まれている。
今まで約120人の知り合いに影響を与え、肉食をやめるきっかけをつくれたことも誇りに思う。
私たちの目的は動物愛護だ。
簡単なことではないし、資金も苦しい。
でも何とかやっている。とても充実していて、とても幸せだ。

マーク・スターマー(愛犬家、作家)

【動画】「オーライ、オーライ...OK!」完璧に駐車を誘導する「犬」が大人気に

【関連記事】
ロシアの工場跡をうろつく青く変色した犬の群れ
犬は健康長寿の友、新研究
キモかわいい! 「人間」すぎる人面犬にネットが大騒ぎ
垂れ耳猫のスコフォがこの世から消える!? 動物愛護団体から残酷との声
犬の年齢をヒトの年齢に換算するための新たな計算式が明らかに


猫の虐待、千葉で相次ぐ

2021-06-29 05:46:37 | 動物実験・動物虐待

「首に針金」「矢が刺さり大けが」猫の虐待、千葉で相次ぐ
 保護ボランティア「地域猫を狙う悪質な犯行」

2021年6月16日(水) まいどなニュース

千葉県北西部で猫を虐待したとみられる事例が相次いでいます。
今月初旬ごろ、八千代市内の住宅街で首に針金を巻かれた猫が見つかったほか、隣接する千葉市内ではボーガンの矢のようなものが刺さっていたとみられる猫が発見されました。
二つのエリアではいずれも、以前から猫の虐待が続いているといいます。


千葉県八千代市内の住宅街で首に針金を巻かれた猫が見つかった(提供写真)

保護ボランティア団体「ととの森」の代表・今村瞳さんは「八千代市内では針金を巻いた虐待が何度か起きています。また、私たち団体の保護シェルターのある千葉市でも同じ時期にボーガンの矢のようなもので猫が虐待されました。いずれもボランティアが去勢・避妊手術を行ったり餌をやったりするなどお世話をしている“地域猫”を狙った悪質な虐待です。飼い猫も外に出さないように注意を呼び掛けるとともに、地域の見回りを強化しています」と話します。

■狙われたのは“地域猫” 針金を引っ張ると首が絞まる仕掛け…
今村さんによると、首に針金を巻かれた猫が見つかったのは6月1日。
個人で地域猫のTNR(※)などの活動に取り組んでいるボランティアが、自宅に餌を食べにやって来た白黒猫の首にひものようなものがぶら下がっているのに気付いたそうです。
よく見ると針金だったため急きょ動物病院へ。
ケガなどはなかったものの、獣医師からは「人為的なものではないか」と言われ、針金を引っ張ると首が絞まる仕掛けになっていたとのこと。
もし何かに引っかかったり引っ張られたりしたら、命を落とすところだったのです。
白黒猫は雄で既に去勢手術をしており、地域猫としてかわいがられていたそうです。
ただ、このままリリースするとまた同じ目に遭う可能性が高く、いつも連携を取っている今村さんのところで預かることになりました。


泰平くんの首に巻かれていた針金。引っ張ると首が締まる仕掛けでした

■八千代市・3カ月前も腹部に針金を巻かれた猫が
今村さんは、預かった白黒猫を「これからのにゃん生、平穏に過ごせるように」「世の中が泰平(たいへい)でありますように」という願いを込めて、泰平くんと名付けました。
「泰平くんは、八千代のボランティアのお宅にいつも餌をもらいに来ていた猫ちゃんです。獣医師さんによると、8歳から10歳くらいとのこと。のんびりした猫ちゃんで、とても人懐っこい子なのですが…」と今村さん。
「警戒していたのか、実は、私たちのところに来てから3日間くらいは何も食べませんでした。今はだいぶ落ち着いてきましたが、男の人を見るとおびえて逃げてしまいます。虐待されたことが相当こたえたのでしょう。とにかく、早く針金に気付いてもらったのが幸いでした」と言葉を詰まらせました。
八千代市内では、3カ月ほど前にも腹部に針金を巻かれていた猫が発見・保護され、今村さんが預かり里親さんに出したそうです。
さらに、2年前には針金を首に巻かれて死んだ猫もいたといいます。

   ◇   ◇

■千葉市・ボーガンのようなもので襲われた猫を発見
一方、千葉市内でも、泰平くんが見つかったのと同じ時期に、ボーガンのようなもので襲われたとみられる猫が保護されました。
やはり、何者かに矢を撃たれた可能性が高いというその猫は、地元で保護活動をしているボランティアの家に餌を食べにくる地域猫でした。
矢が刺さった状態を見た人もいましたが、ボランティアの家に来た時には矢は抜け、左前脚の付け根から肩辺りまで深い傷を負っていました。
現在、捕獲器を使って保護を試みているようですが、なかなか捕獲できず。
ただ、大けがを負った猫の餌の中に薬(抗生剤)を混ぜて飲ませており、少しずつ傷の状態が改善しているそう。
こちらの猫も保護され次第、今村さんのところに預かる予定です。


千葉市内の地域猫。当初は左前脚の付け根から肩辺りまで深い傷を負っていた(提供写真)

■保護団体「地域の見回りを強化中」
千葉市内では2019年ごろから、エアガンのようなもので撃たれたのか、猫の体内から鉛弾のようなものが複数見つかるなど、猫の虐待事件が相次いでいたといいます。
「これまでもインターネットのサイトに千葉市エリアで『今夜猫を捕まえるのを決行する』『(猫を)ミンチにして魚の餌にする』などと虐待を思わせるような書き込みがあり、地域の見回りの強化や注意を呼び掛けてきました」と今村さん。
「こうした猫などの動物を虐待する人はエスカレートをして人にも危害を与える可能性があります。ただでさえ、虐待する人が地域にいるかと思うと怖いです。まずは猫の数を増やさないようTNRを進めるなど地域ぐるみで取り組まないと虐待を防ぐことができません。地域の方々に理解を求めながら、さらに協力をお願いしていきます」と訴えています。

※TNR:Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す。

   ◇   ◇

【保護ボランティア団体「ととの森」】
千葉市にある保護シェルター「ととの森 シェルター」を拠点にエイズ・白血病キャリアや乳飲み子などの保護活動に取り組んでいる。
千葉県船橋市には保護猫カフェ「ととの森」も運営。
現在、病気や高齢猫などストレスを受けやすい猫のための療養施設「サナトリウム」開設に向けて奮闘中。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

【関連記事】
【写真】間一髪を救われた泰平くん。ただ、心の傷は深く、男の人を見ると怯えて逃げるといいます
【写真】ボーガンで襲われたとみられる地域猫。抗生物質入りのエサをもらい、少しずつ傷も癒えてきた
許せない!虐待され保護された子猫、胃に石や砂がぎっしり・・・里親詐欺に注意「簡単に命の譲渡をしないで」
まさか!ゴミ袋の中にへその緒がついた子猫 間一髪で保護され、愛猫を亡くした人を笑顔にする
駐輪場に捨てられた赤ちゃん猫を発見 身体が冷たくかすかな息だけ…“小さな命”をつないだツイートに反響


広がる動物愛護活動・宮崎県

2021-06-28 05:58:20 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

特集】不幸な犬・猫を救う 広がる動物愛護活動・宮崎県

2021年6月3日(木) mrt宮崎放送

宮崎県内で広がりを見せる動物愛護の活動についてお伝えします。
高原町で犬や猫の保護活動に取り組む団体に密着しました。

初めはたった1匹のメスの野良猫。わずか3年で28匹に

MRT宮崎放送

次々と運び込まれる子猫たち。生後わずか1か月の小さな命です。
(男性)「(Q.この猫は?)えっと…3年くらい前に1匹引き取ってからどんどん増えてしまって・・・」
飼い主の40代男性によると初めはたった1匹のメスの野良猫。
わずか3年で28匹にまで繁殖してしまったといいます。
この日、不妊・去勢の手術を受けるためにこの場所を訪れました。
(男性)「あっという間でした。全部のメス猫がばっと生んでしまって、はい・・・もう気が付いたら・・・。想像はしていたが行動がうまく出せなかったですね・・・」
「このままでも大丈夫」という考えの甘さが招いた結果でした。

犬およそ60頭 猫100匹以上を保護

MRT宮崎放送

高原町にあるNPO法人「咲桃虎(さくもんと)」。
(咲桃虎 山下香織 理事長)「(この活動を)辞めたいのが山々。普通の生活に戻りたい」
代表の山下香織さんは、家族やボランティアと共に飼い主のいない犬や猫を保護し、里親を探す活動に取り組んでいます。
(鹿児島県の愛護団体)「誰でもできることじゃないし、誰でもできる子(犬)たちじゃない時が多いから、すごい有り難くて足向けて寝られない」
咲桃虎では、受け入れ先がない場合、宮崎県外の団体が捕獲した犬や猫も一時的に引き取っていて、現在、犬およそ60頭、猫100匹以上が保護されています。

山下さんの地道な活動の功績

MRT宮崎放送

山下さんが、犬や猫の保護活動とともに力を入れているのが、繁殖を抑える手術です。
今年4月、国富町では、別の動物愛護団体による野良猫およそ250匹の一斉不妊・去勢手術が行われました。
宮崎県内に動物愛護に関心を持つボランティアが増え、こうした取り組みが広がっているのは、山下さんの地道な活動の功績が大きいといいます。
(宮崎ねこの会 山本清美さん)「宮崎で言えば咲桃虎さん、山下香織さんの彼女のそういう意識、こうしたいという志に感銘受けて」
(宮崎ねこの会 松下美紀さん)「(Q.咲桃虎さんの活動が今につながっている?)そうです。最初はそう。一番最初に連れて行った子は咲桃虎さんがされた一斉手術そこからがスタートです」

保護活動の必要のない世界に

MRT宮崎放送

(咲桃虎 山下香織 理事長)「がんばろうね~」
この日、咲桃虎に獣医師が訪れ、繁殖した猫たちの不妊・去勢手術が行われました。
(40代男性)「責任というのがもしかしたら自分の中ではなかったのかもしれない。迷惑をかけていると今回身に染みた」
6匹の親猫は飼い主の男性が引き取ることになりましたが、残る19匹の子猫は咲桃虎が預かり、新しい飼い主を探します。
こうしたことは珍しいことではありません。
(咲桃虎 山下香織 理事長)「私たちが動いているということは不幸な暮らしをしている犬猫がいるということ。だから私たちが必要ない世界はこういう活動はみんな幸せに生きていること。だから(活動を)辞めたい、いつでも辞めたい」
咲桃虎がこれまでレスキューした犬や猫は1000匹以上。
小さな命を守るため山下さんの活動は続きます。
今回保護された子猫19匹は、ほとんど新しい家族が見つかったそうです。
高原町の咲桃虎では毎週日曜日に犬猫の譲渡会をしています。

犬猫愛護団体 | Npo法人咲桃虎 | 日本 (sakumonto.com)

 

MRTテレビ「Check!」6月2日(水)放送分から

MRT宮崎放送

耳が“サクラの形”のネコ 「ネコの楽園」に潜む課題とは? ボランティア団体の活動に密着 福岡県・相島
TNCテレビ西日本6/2(水)20:11


ザギトワが愛犬マサルの故郷・秋田を来訪

2021-06-26 05:56:25 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ザギトワが愛犬マサルの故郷・秋田を来訪、
 1人と1匹の唯一無二の友情が泣ける

2021年6月17日(木) 現代ビジネス

2018年に行われた平昌五輪の女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)が、およそ約1年半ぶりに来日を果たした。
今回は、本人役での特別出演が実現した映画「ハチとパルマの物語」(28日より公開中)の公開に合わせたもので、5月23日には、愛犬・マサルの生まれ故郷でもある秋田県大館市で行われた先行上映会に登壇。
自動車に乗り10時間を要した長旅の疲れも心配されたザギトワだったが、冒頭で「みなさんこんにちは。私はアリーナ・ザギトワです。元気ですか?」と、流暢な日本語で挨拶すると、およそ500人が集まったという場内を盛り上げた。
(※万全な防疫措置を実施)


photo by gettyimages

「大切なものが見つけられる感動作」と太鼓判
今回、ザギトワと愛犬マサルの出演が実現した映画「ハチとパルマの物語」(5月28日全国ロードショー)は、1970年代のモスクワ・ヴヌーコヴォ国際空港で、2年間に渡って飼い主を待ち続けたという忠犬パルマと、秋田犬でもある日本のハチ公のエピソードを交えた感動作。
日露共同で製作された今作には、ロシアを代表する名俳優のアレクサンドル・ドモガロフや、渡辺裕之、藤田朋子、壇蜜などが出演を果たしている。
「この映画の中には、社会、または人間の在り方に関わる話がたくさんあり、私の心に触れた場面もとても多かった。感動して泣いてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。愛と友情によって、私たちはさまざまなことが実現可能になる。自分にとって『大切なことは何か』を見つけることができるのではないかと思います」と、マサルと歩んできた自身の経験を交えながら初出演作品への想いを口にしたザギトワは、「本当に素晴らしい映画なので、楽しんでください」という言葉で、この日の舞台挨拶を締めくくった。

「窓を覗いて私の帰りを待っている」

ザギトワ公式インスタグラムより

5月13日には、久しぶりにマサルとの2ショットを自身のInstagramに投稿したザギトワ。
秋田犬保存会から贈られた愛犬は、今年の2月に3歳の誕生日を迎え、かつてとは比べ物にならないほどの大型犬に成長した。
この日の舞台挨拶では、今回は残念ながら帰郷が叶わなかった、愛犬のマサルについても話題が及んだ。
「マサルは元気です。『皆さんに宜しく』と言っていました」とマサルの想いを代弁したザギトワは、「仕事の関係で出張も多く、(自宅を)不在にしている時もあります」と自身の近況に触れつつも、「私が留守にしている時には、家族から写真が届けられることも多いのですが、マサルは窓を覗いて、私の帰りを待っているようです。その姿を見ると、私も非常に淋しい。(マサルに)早く会いたいなという気持ちになりますね」と、今では大型犬に成長したマサルとの心温まるエピソードも披露した。
舞台挨拶を終えたザギトワは、「ハチとパルマの物語」のロケ地としても使われたという観光施設の秋田犬の里を訪問。
ここではマサルと同じ親から同日に生まれたという“きょうだい犬”にあたる、オスの勝大(しょうだい)との初対面も果たした。
今月26日には、「秋田犬の里」での3年間の活動を終えるという勝大について、「マサルにそっくりですが、毛が綺麗で強そうに見える」と印象を語ったザギトワ。
「コロナ禍」の影響により、残念ながらガラス越しでの面会となったが、「本当に可愛い」と、満面の笑顔を覗かせた。
イベントを終えたのち、自身のInstagramに「今日は光栄なことに「パルマ」の試写会の機会に、大館市、秋田県に居ました。試写会にいらした日本の皆さんと会場に居れて、とても楽しく、ワクワクしました。この美しい物語では、人と犬の絆のストーリーを通じて、愛、友情、様々なトライアル、挑戦が語られているのですが、今だからこそ、大切なメッセージと思います。コロナ禍で大変な時期で、このような友情とサポートは人々の間でも、国々の間でも必要です。今回、このイベントに関係した多くの皆さんに感謝しています」(原文まま)と、日本語で感謝のメッセージを綴ったザギトワ。
さまざまな不自由を強いられるなかでも、温かな人々との出会いに満ちた時間を過ごしたようだ。

「平穏な世界」への想いを込めたスケーティングを披露

(c)株式会社KDDI

その後、日露の友好や平穏な世界を取り戻すことを祈念したという特別フィギュアスケートプログラムを披露したザギトワは、「ハチとパルマの物語」の主題歌を担当した堂珍嘉邦さん(CHEMISTRY)、プログラムの振り付けを担当した薄田隆哉さんと共に記者会見に臨んだ。
「日本から送られてくるビデオの映像だけでプログラムを作り上げたことが大変でした」とコロナ禍ならではの苦労に触れつつも、「自分の気持ちや考えを含めて演技ができました。いつも新しいプログラムを考えていますので、みなさんの心に伝えられるように頑張りたい。綺麗なスケーティングを見せたいと思います」と、ザギトワは演技への意欲を見せる。
「演技がロシアと日本の友好に繋がれば嬉しい」というザギトワの想いが籠められたプログラムは、「au5G × Figure Skating」(株式会社KDDI)にて近日中に配信される予定だという。
ドローンや最新機材を駆使して撮影され、4つのアングルから視聴できるような工夫が凝らされているという今作で、ザギトワが久しぶりに見せる演技にも期待が高まる。
平昌五輪での金メダル獲得からおよそ3年。
「平昌オリンピック(2018年)を終えてから、私の人生は大きく変わり、さまざまな国を訪問し、さまざまな人と会うことになりました」(23日)と自身も語るように、目まぐるしい日々を過ごしてきた。
日本に滞在中の5月18日には、19歳の誕生日を迎えたザギトワ。
コロナ禍の影響による隔離期間という不自由を強いられる中で迎えた記念日だったが、「外に出ることもできず、でも私を取り囲んでくださる皆さんが、私の誕生日が忘れられないものになるよう祝ってくださって、とても楽しい誕生日を迎えることができました」(25日)と感謝の想いを語った。
2019年12月に競技活動を休止した後は、日本では大学に相当するロシアの高等教育機関、「国家経済公共行政アカデミー」でのジャーナリズムの勉強に励む傍ら、意欲的な活動を続けているザギトワ。
マサルと共に歩むこれからにも注目していきたい。

【写真】ザギトワと愛犬マサル、可愛すぎる…!

白鳥 純一(ライター)

【関連記事】
ザギトワ、秋田犬マサルへの“愛”が止まらない…!「3歳の誕生日」の記念ショットも可愛すぎる
コスプレイヤーえなこ「ピチピチ白タンクトップ」が可愛すぎるとファン大興奮!
ロシアで大人気の18歳美女スケート選手「完璧な笑顔」に「めちゃくちゃ可愛い」「美しすぎる…」絶賛の声!
ザギトワ、氷上での“巻き髪&大人ワンピース”姿に「信じられないほどの美しさ」と絶賛…!




ネコを空気銃で射殺した男を逮捕

2021-06-25 05:53:02 | 動物実験・動物虐待

ネコを空気銃で射殺した男を逮捕…千葉市周辺、2年間に10匹以上が殺傷

2021年6月22日(火) 読売新聞

空気銃を使って猫を射殺したとして、千葉県警は22日、千葉市、40歳代の男を動物愛護法違反(殺傷)と銃刀法違反(発射制限)の両容疑で逮捕した。
同市や周辺では昨年末までの約2年間に、10匹以上の猫が同様の手口で殺傷されており、県警は関連を調べている。

捜査関係者によると、男は昨年12月中旬、同県八千代市内で、空気銃で鉛の弾を野良猫に向けて発射し、殺した疑いが持たれている。
死骸の胸から見つかった弾は直径約5・5ミリで、殺傷能力が高かった。
同じ現場では昨年11月にも、別の野良猫が撃たれて重傷を負った。
隣接する千葉市や習志野市で2019年以降、猫が撃たれ、死傷する事案が相次いだ。
男は県公安委員会から許可を得て、猟などの目的で空気銃を所持していた。
今年1月頃に男の免許が失効した後、猫の殺傷事案は確認されていないという。
警察庁によると、動物愛護法違反の検挙数は昨年、全国で102件に上った。
動物虐待への関心の高まりを受け、19年に改正動物愛護法が施行され、殺傷に対する罰則が「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」に引き上げられた。

 

空気銃で猫死なせた疑い 千葉市の49歳男逮捕

2021年6月23日(水) TBSニュース

千葉県八千代市で空気銃を撃って猫を死なせたとして、警察は、千葉市の49歳の男を動物愛護法違反などの疑いで逮捕しました。
動物愛護法違反などの疑いで逮捕されたのは、千葉市若葉区の自称・アルバイト、平田雄一郎容疑者(49)です。
調べによりますと、平田容疑者は去年12月、八千代市勝田台の住宅街で空気銃を撃って猫を死なせた疑いがもたれています。
空気銃の弾は猫の体内から見つかったということで、警察が弾の種類などを調べたところ、平田容疑者が事件当時所持していた空気銃から発射された弾だと特定できたため、平田容疑者の関与が浮上したということです。
平田容疑者は容疑を認めているということです。
警察は、2019年2月以降に千葉市や袖ケ浦市などで猫が空気銃で撃たれる事案が15件起きていることから、関連を調べています。

空気銃でネコを“射殺”男を逮捕 周辺で被害頻発(2021年6月22日) - YouTube


殺人犯の少年に共通する“猫虐待”の過去

2021-06-24 05:46:57 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

殺人犯の少年に共通する“猫虐待”の過去、動物を傷つけるわが子に親がすべきこと

2021年6月3日(木) 週刊女性PRIME

凶悪犯罪者には殺人の前に猫を殺しているケースが多いといわれている。
その時点で親が止められるのではないか。
そもそも猫を殺す前に予兆があるのでは? アリやセミは大丈夫?不安になったお母さん、一緒に考えてみましょう。


茨城一家殺傷事件で逮捕された岡庭由征容疑者の中学時代と現在

動物殺傷は凶悪犯罪を引き起こすサイン?
「猫を殺した時点でどうにかできなかったのか─」

5月、茨城一家殺傷事件で、死亡した夫婦に対する殺人容疑で逮捕された岡庭由征容疑者(26)。
彼の凶悪な素顔が報道されるとSNS上では冒頭の声があふれた。
「岡庭容疑者は、平成23年の16歳だった当時、女子中学生の顔を刃物で切りつけたとして殺人未遂容疑で逮捕されています。当時の供述で“最初は遊びのつもりで猫を殺していたが、対象が動物から人間、女の子に変わった”と言っています。通り魔事件を起こす前には、高校に切断した猫の生首を持ち込んでトラブルになったこともあり、この段階で周囲が対処できたのでは、と思う親御さんは多くいる」(全国紙社会部記者)
猫を痛めつけるのは凶悪犯罪を引き起こすサインなのか。
「必ずしも凶悪犯罪に結びつくわけではないですが、動物をいじめていたケースが多いです」  とは犯罪心理学に詳しい碓井真史教授。
そのうえで、 「神戸児童連続殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗は猫を殺すだけではなく、接着剤で目をくっつけて開かなくしたり、猫の舌を切ってコレクションしていました。'14年に名古屋で77歳の女性を殺害した女子学生、佐賀バスジャックの事件の少年もそう。凶行の前に猫を痛めつけ、殺しているのです」  と、動物をいじめていた過去の犯罪者をあげる。
岡庭容疑者についても、 「茨城で殺人を犯す前に3つの機会がありました。1つ目は、猫の首を学校へ持って行きトラブルになったとき。このときにもっと話を聞いてあげるべきだった。また、専門機関に相談することを選択してほしかった。その後すぐに通り魔事件を起こして次は医療少年院に入りますよね。ここでも機会があったのに矯正が不十分だったといわざるをえない。  最後に、医療少年院を出た後。家でフラフラしている状態でアフターケアがまったくできていなかった。ここでしっかりとケアができていれば茨城の小林さん夫妻が亡くなることはなかったのでは。悔やまれます」(同・前)
犯罪の児童心理に詳しいジャーナリストの渋井哲也さんは、 「未成年の凶悪犯罪者のニュースがあると、同じ年ごろの子どもを持つ親御さんから相談がきます。自分の子どもが猫を殺していたらどこに言えばいいんですか?と。警察に言ったら子どもが逮捕されてしまうかもしれないし、学校に言ったら進路に影響しかねない。ひとりで抱えているお母さんは意外と多くいるんです」  と言う。
続けて、 「でもちゃんと子どもを見ていれば、猫を殺す前の段階で止められます」  と力強い。

わが子を猫殺しにさせないためにできることとは?
アリ・セミなどの昆虫を傷つけていたら

「幼い子どもが生き物を殺すことは好奇心であって、普通といっていいでしょう。大人から見たら残酷でかわいそうと思うことでも、まだ知識が芽生えていないうちにそういった経験をして成長していく。目くじらを立てる必要はありません」
ここで気をつけるべきポイントを碓井教授は、 「殺し方を見てください。いつも注意深く見ていれば、子どもの危険な表情を見逃しません。大人が見ても怖いと思うような場合は優しい声かけをしてみてください」  “誰とやっているか”を注視したほうがいいとは渋井さん。
「対等な関係の友達とやっているならば問題ありません。小学生が幼稚園児と、中学生が小学生と、など自分よりも下の子とやっていたら問題です。力を誇示したくてやっている可能性が高いからです」
どのような声かけをすればいいのだろうか。
「頭ごなしに叱ったりするのはやめて、まずは何をしているかを聞かなければいけません。この時点で親子で言い合えるような関係性ならば問題はさほど大きくないです。普段から会話がない関係性の場合、相談機関(※)に連絡したほうがいいでしょう」

哺乳類を傷つけていたら

「哺乳類に残酷なことをするとこれは捨て置けない。全部が危険なわけではありませんが、子どもが何らかのメッセージを発しています。その子自身がいじめられている鬱憤を動物に向けている可能性が高いです。  その際にイライラしながら動物にやつ当たりしているなら“どうしたの?”と聞きながら親も一緒に考える。その場で終わりにすることはせずに、子どものストレスを取り除く解決策を探したほうがいいです」  と、碓井教授。
そのときに気をつけるべきポイントがあるという。
「親が子どもを化け物を見るような目で見ては絶対にいけません。子どもは汚らしいものを見る目で自分を見ている、ということを感じ取ります。その場合はエスカレートしていってしまいます。このときの親の反応が非常に大切になってきます」(碓井教授)
こどもがストレスを小動物にぶつけていてもどんと構える覚悟が必要だ。

動物をいじめている時の表情に注意

未成年の凶悪犯罪者の供述でよくあるのが「人を殺してみたかった」というものだ。
前出の碓井教授は、 「動物をいじめていることに喜びを感じている場合、苦しむ姿を見てうれしそうにしていたら専門機関(※)に相談してください。その場合は性的嗜好の可能性が高いので、親の力では限界があります。  また、自分の子に“あれ?”と思うことがあっても、わが子を信じたい親御さんが多いので心配の芽が出ているのに安心したくてつぶしてしまう方が多いです。相談することは恥ずかしいことではありません。むしろ正しい道に戻せるチャンスと思ってどんどん相談してください」と、語気を強める。
前出の渋井さんも、 「猫を殺すところまで行き着いていたら親御さんも病んでいる場合が多いです。親子でメンタルクリニックを受診するという選択肢も忘れないでください。ひとりで抱え込まないことが大事です」
人の命より重いものはない。
わが子に異変を感じたら迷うことなく相談することが多くの人を救う。

※相談窓口 法務少年支援センター(少年鑑別所)
 TEL 0570-085-085 月曜日から金曜日の9時から17時まで(祝祭日除く)無料 「家庭内でのしつけについて悩んでいる、などの相談を心理学等の専門的知識を有する職員が丁寧に聴き出します」

【関連記事】
岡庭由征容疑者は2度も繰り返した「通り魔事件」、加害者家族が受ける“生き地獄”


福井県内保護収容犬

2021-06-23 05:57:08 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物愛護センターで2匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物愛護センター 本所】
 電話番号:0776-38-2212

収容日:2021年6月21日
保護場所:福井市灯明寺3丁目 付近
種類:柴犬風
性別・体格:メス・中型
年齢:不明(成犬)
毛色:茶
青色の首輪着用
公示期間:6月24日


収容日:2021年6月21日
保護場所:大野市中野 付近
種類:雑種
性別・体格:オス・中型
年齢:不明(老犬)
毛色:茶
黒色の首輪着用、革製ベルト付き
公示期間:6月24日


俳優・川上麻衣子 愛猫たちから学んだ55歳の死生観

2021-06-22 05:54:02 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

俳優・川上麻衣子 愛猫たちから学んだ55歳の死生観
 年間300匹の猫と里親を結び付ける保護猫活動も

2021年6月1日(火) Hint・Pot

ドラマ「3年B組金八先生」(TBS系)や映画『でべそ』、バラエティ番組「志村X」(フジテレビ系)のコントなど、女優としてさまざまな顔を見せてきた川上麻衣子さん。
猫エッセイ「彼の彼女と私の538日 猫からはじまる幸せのカタチ」(竹書房刊)を上梓するなど愛猫家としても知られる。
そんな川上さんは、3年前に「一般社団法人ねこと今日」を設立。
代表理事として猫に関する情報発信などをはじめ、ますます“猫活動”に拍車がかかっているようだ。
川上さんを動かしているものは何なのか。
詳しい話を聞いた。


川上麻衣子さんと愛猫ココロちゃん【写真:山口比佐夫】

 ◇ ◇ ◇

◆withコロナ時代における猫との暮らし方…猫に関する知識をオンライン授業で発信
「一般社団法人ねこと今日」の活動は、人と猫との心地よい暮らしの提案を目的とした、猫に関する情報発信や商品開発です。
具体的には、ボランティア団体「しあわせにゃんこ」が行っている保護猫譲渡会のお手伝いや飼い主のためのアカデミー、イベントなどを企画・実施しています。
譲渡会は私が東京都台東区谷中に借りているイベントスペースを提供し、2020年1月に月2回ペースでスタートしました。
開始早々、新型コロナウイルス感染症の拡大という事態に直面し、中止を余儀なくされた時も。
それでも、昨年1年間で約300匹の猫と里親を結び付けたんですよ。
アカデミーは獣医さんたち6人を講師に招き、オンラインで行っています。
200ページ超の教科書を作成して、猫の生態や体調の把握方法、withコロナ時代における猫との暮らし方など専門的な内容を学んでいただいています。
コロナは猫たちにも影響を与えています。
子猫が増えていますね。
理由は、昨年の緊急事態宣言時に消毒液が不足し、猫の避妊や去勢手術用に回らなくなったため繁殖が増えたから、とも聞きます。
また、家にいる時間が長くなり、犬や猫と暮らし始める人が増えています。
最近は猫にも高齢化での介護や看病の必要性が生じてきていますが、「思っていたのと違う」などと安易に捨てることなく、最期の看取りまできちんと一緒に過ごす覚悟をしてほしいですね。
コロナ禍がきっかけでも、動物とご縁ができるのは良いこと。
猫は一緒にいると魅力に引き込まれると思います。

◆愛猫の看取りを5度経験 2匹目の病気が猫との向き合い方の転機に

2匹目のローサちゃんのがんがきっかけで病気について学ぶように【写真:山口比佐夫】

一般社団法人を設立する2年前に、「にゃなか」という猫好きの人の交流サイトを立ち上げイベントをして楽しんでいました。
ですが、企業とコラボする機会もあったので、信用を得る必要があると考えて一般社団法人にしたんです。
こんな風に活動するようになるなんて、猫と暮らし始めた当初はまったく思っていませんでした(笑)。
元々生き物は好きで、犬猫禁止の物件だった実家ではハムスターやセキセイインコを飼っていました。
18歳で一人暮らしを始めてから、ヒマラヤンの男の子「ミリオン」を迎えました。
出逢いは伊勢丹新宿店の屋上にあるペットショップ。
そこで生後2か月半だったミリオンと目が合って(笑)。
それでも、猫を飼うのは初めてだったのですごく悩み、一緒に暮らし始めてからも最初はお互いドキドキして、一定の距離感を持って生活していました。
意思の疎通ができるようになったのは2、3年目から。
溺愛していたので、老猫になった7歳を超えてからは先立たれる“いつか”を思いつらさもありました。
ミリオンは16歳で亡くなりました。
てんかんの発作を起こして急に目が見えなくなったため、獣医師さんに「脳腫瘍かも」と言われたのですが、年齢的に手術は厳しくて……。
最期の3日間を泣き続けて疲れ果てた私の腕の中で、スッと息を引き取りました。
まるで私の心の準備ができるのを待っていてくれたみたいに。
息を引き取る直前には、ちゃんと目を見て「ありがとう」と伝えてくれました。
その“逝き方”が立派で。
子猫の頃から育って、老いて、亡くなるまで一緒に過ごして一生を見せてくれて、私も「ありがとう」という感謝の気持ちになりました。
その感謝の思いが今の活動につながっています。
これまで7匹の猫と暮らし、5匹を看取ってきました。
それぞれ性格も好きな食べ物もまったく違い、逝き方も違っていました。
2匹目のヒマラヤンで女の子の「ローサ」は、舌の奥に進行性の扁平上皮がんができて、最期は食べたいのに食べられなくなりました。
私も不安だし、猫は話せないから痛いのかしんどいのか分からないしで、お互いに大変でした。
その経験から、猫の身体や病気について学ぶようになりました。
保護猫に関心をもつきっかけは、3匹目で男の子の「リッカ」。
実は、2匹目のローサは生前、お見合いして妊娠したのですが、出産直前に死産という悲しい結果に終わったことがありました。
その時、「子猫を迎えるつもりだったなら、里親を探している子猫がいるがどうか」とリッカを紹介され、迎えたんです。
リッカは19歳まで生きて、最期は食べられず痩せ細って亡くなったんですけど、延命治療や看取りについて考えるようになりました。

◆猫たちに感謝 「死生観、人生観も形作られた」

預かり猫のお世話もお手のもの。頼れる“イクメン”のタックくん【写真:山口比佐夫】

今、一緒に暮らしているのは2匹。
女の子の「ココロ」(6歳)と男の子の「タック」(4歳)で、どちらも元は保護猫です。
他に、昨年春の緊急事態宣言時は、保護猫の3きょうだいを1か月余り預かっていました。
どうせずっと家にいるのでね。
おかげでにぎやかで、やることもあって良かったです。
ココロは子猫に嫉妬していましたが、タックは毛づくろいしてあげたり怪我をしないように見守ったり、よく面倒を見てくれました。
“イクメン”ですね(笑)。
その優しい姿を見ているだけで癒やされました。
昨年11月、私は出張先の大阪で新型コロナに罹患し、予定より長い10日間、現地で隔離生活を送りました。
自分の体や感染させてしまったかもしれない人たちのことが心配でしたが、コロナ対策をしながらココロとタックの面倒を見てくれる人も、急いで探さなければなりませんでした。
窮地を救ってくれたのが「しあわせにゃんこ」の方。
普段から猫のウイルス対策をしていて、除菌の知識や防護服をお持ちだったので、コロナ対応も可能だったのです。
こんな風に助けていただくことになるなんて思ってもいませんでしたが、「助け合える仲間がいることはとても大事だな」と改めて思いました。
振り返ると、猫たちとの出逢いから猫好きの人たちとつながって、それが広がり今の私があるんですね。
猫たちのおかげで、死生観や人生観も形作られました。
私も50代半ばとなり、私自身や両親の命、老い方、逝き方を考えるようにも。
考えるきっかけをくれた猫たちに、また感謝です。

◇川上麻衣子(かわかみ・まいこ)
1966年2月5日、スウェーデン・ストックホルム生まれ。1歳で帰国後、9歳から再びスウェーデンで約1年間暮らす。80年に「ドラマ人間模様 絆」(NHK)でデビュー。また「3年B組金八先生」第2シリーズ(TBS系)で優等生役を好演し人気を集めた。96年に映画『でべそ』で第6回日本映画プロフェッショナル大賞の主演女優賞を受賞した一方、バラエティ番組「志村X」「変なおじさんTV」(フジテレビ系)ではコントを演じて好評を得た。2018年に「一般社団法人ねこと今日」設立。2021年6月5日と6日には、獣医師や動物行動学のライターを講師に迎えて「第2回川上麻衣子キャットアカデミー」をオンラインで開催する。

中野 裕子

【写真】川上麻衣子さんの愛猫 ココロちゃん&タックくん 美しい毛ぶきと凛々しい表情

【関連記事】
「アコム」CMでブレイクから18年 小野真弓さんが犬愛高じてトリマーに “近場移住”も実現!
SNSで命救われた子ねこ Tシャツにしがみつく姿が話題の理由とは 「何て4D」
朝ドラ「ふたりっ子」の菊池麻衣子 反抗期の娘との仲を取り持つ大型犬がいる日常
私をかまってニャン! 丸め体形のねこが「ポテっポテっ」転がる動画が話題 「かわいい丸っこさ」


農村移住した夫婦の家に、ワケアリ犬猫がやってきた!

2021-06-21 05:53:55 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

農村移住した夫婦の家に、ワケアリ犬猫がやってきた!
 3匹の家族が増えてにぎやかに

2021年6月6日(日) sippo(朝日新聞社)

人混みと騒音の都会暮らしに疲れ、農村の古民家に移り住んだ若夫婦のもとに、ボロボロの痩せた猫が迷い込んだ。
元気になったその猫に友だちを作ろうと、愛護センターから、山中を放浪していた老犬を引き出す。
さらに、ご近所さんから、行き場のない子猫を引き受けて……ひっそりと暮らすつもりが、たちまち田舎暮らしはにぎやかに。


ふたりと3匹。縁あって、農村生活を共にする

■都会の喧騒から逃れて
昌宏さん・愛(めぐみ)さん夫妻が暮らす古民家は、野菜やお米のおいしい南房総の農村にある。
家の前には、まっすぐな一本道。
わきには原っぱや畑が広がり、裏手には山々の深き緑。
海へも20分で行ける。
昌宏さんは在宅のWEBデザイナー、愛さんは養護教諭として特別支援学校に勤めている。
ここに来て、まだ3年半。
やってきたときは2人だったのが、3匹の家族が増えた。
縁あって、迎え入れた命である。
ふたりが縁もゆかりのないこの地に移住してきたのは、2017年9月。
それまではにぎやかな街暮らしだった。
どこに行っても人が多い。
道路はいつも渋滞。
騒音だらけの街から逃れたかった。
昌宏さんの仕事は在宅作業なので、都会に住み続ける必要はなかった。
千葉県内をあちこち探し回って、周りが田んぼだらけのここに決めた。
愛さんは、若年性アルツハイマーを発症した父を介護中に通信制大学で取得した養護教諭の免許が、ここでの職探しにたまたま役に立った。
ふたりとも動物好き。
ここでの暮らしに慣れ、「そろそろ猫でも飼いたいね」と話していたときだった。
「トラクターを置いてある物置に、ある日、痩せこけてうす汚れた猫がいたんです。野良にしては、すぐにひざの上に乗るほど人懐こい。どこかで飼われていたのか、それとも、ひとりで生き抜くのがもう限界だったのか……」と、昌宏さん。
その猫はスルリと家に入ってきた。
ガリガリで皮膚炎もあったので、老猫とばかり思っていたが、獣医さんに連れていくと、まだ1歳くらいと判明。
マダニがびっしりで、カエルでも食べていたのか、おなかには大きな寄生虫もいた。
猫は、トラクターのそばにいたので、「ヤンマー」と名付けられる。
「田舎暮らしの楽しみは、野菜作りや、動物たちと暮らすことだったので、いいタイミングで来てくれました」と、ふたりは笑う。

■放浪犬を保健所から引き出す
すっかり元気になった遊び盛りのヤンマーのために、留守番時の友だちを作ってやろうと昌宏さんたちは考えた。
犬にしようか、猫にしようか。
ヤンマーが仲良くできるならどっちでもいい。
県の動物愛護センターの譲渡先募集のホームページで一目ぼれしたのが、「虎太郎(とらたろう)」という雄の柴犬だった。
推定年齢は10歳くらい。
捨てられたのだろうか、山中をさまよっているところを保護されたという。
その日にもらい受け、「コタロウ」と名付けた。
老後を、猫と穏やかに過ごしてほしかった。
ヤンマーとコタロウは、同じ毛色同士もあってか、すぐに仲間として認め合った。
コタロウが散歩に行くときは、ヤンマーはいつもついてくる。
コタロウは、村の人々に可愛がられて、立ち寄る家もあちこちに増えた。
ヤンマーは迷子にならぬよう、発信機をつけての散歩となった。
「僕たち、田舎で仙人のようにひっそり暮らすつもりでした。なのに、町内会、草刈り、お祭り、回覧板、犬の散歩……と、人とのつながりが都会よりも増えていったのは想定外でしたね」と、昌宏さんは愉快そうに言う。

■モナカのお返しに、子猫
コタロウがやってきて1年後の、一昨年8月。
愛さんは、いつも野菜をくれるご近所さんに東京みやげのモナカを持っていった折に、行き場のない子猫をそのままにしておけず、連れ帰る。
「譲渡先を見つけるつもりでしたが、最初のお見合いがうまくいかず出戻り。
また連れ回すのが可哀想になって、うちの子にし、『モナカ』と名付けました。
モナカのお返しにもらってきたようなものだから」と、昌宏さん。
ヤンマーはモナカの幼いときは我が子のように、大きくなってからは弟のように、それはそれは可愛がった。
外生活が長いヤンマーは外にも出てしまうけれど、モナカは室内飼いだ。
たまにモナカが庭に出てしまうと、ヤンマーはずっと見守っている。
コタロウも、猫の仲間が増えて元気に暮らしていたが、昨年秋に突発性の前庭疾患(平衡感覚を失ってしまう内耳の疾患)を発症。
オムツでの介護生活を経験後、急激に老いてしまった。
保護時からの難聴に加え、最近は認知症気味で、グルグルと室内を歩き回り、畳の上で粗相もするようになった。
あれほどルンルンと楽しんでいた散歩も、家の前の一本道を往復するだけになったが、今も日に2回は欠かさず、ヤンマーが付き添う。
老犬を引き取るからには、いつ介護が始まっても、という覚悟だった? そう尋ねると、愛さんは「もちろん」と笑顔で答えた。

■自分たちなりの保護活動

モナカを保護した後も、何度か子猫を保護。
自分たちで譲渡先を見つけたり、海辺で保護活動を続けているNPOに譲渡先を探してもらったり。
迷い犬を保護して、いろいろなところに電話をかけまくり、無事に家に戻せたこともあった。
「うちはモナカで最後と、ふたりで決めたんです。これからも、行き場のない犬猫に出会ったら、自分たちなりにできる保護・譲渡活動をしていきたいと思っています」とふたりは言う。
ここに永住なさるのですか、と聞いてみた。
「おいしい空気。プラネタリウムみたいな星空。季節ごとの鳥や虫やカエルの声。雨が水がめにたまる音。木々が風に揺れる音。心地よいものがいっぱいです。ご近所さんはみなさん親切で、野菜や果物、イノシシ肉もいただきます。フキノトウやアケビをその辺で採って食べる楽しみも」と愛さんは言い、「もちろん、いいことばかりではありません」と続ける。
「外食や買い物は不便。前は気軽に行けたお気に入りのカフェも、今では車で何時間もかかります。草刈りや枝払いなどの管理や、古い家の修繕なども大変で、気がめいることもあります」
でも、ふたりの思いは同じだ。
「ここに来たから、ヤンマーに会えた! ヤンマーに会ったからコタロウにも会えた。そして、モナカにも会えた。ここはヤンマーたちが大好きな土地」
そう思うと、「よし!」と、たちまち元気が湧くのだという。
辺りの田植えも終わり、吹き渡る風はすっかり夏の匂いがする。

【写真】
コタロウとヤンマーのルンルン散歩(昌宏さん提供)

保護したときの猫「ヤンマー」 やせこけて、おなかはぺったんこだった(昌宏さん提供)

保護してまもなくのモナカ(昌宏さん提供)

ヤンマーとモナカ。仲よく昼寝(昌宏さん提供)

3匹でまったり(昌宏さん提供)

センターから引き出したばかりのコタロウ(昌宏さん提供)

モナカを抱きしめるヤンマー(昌宏さん提供)


【関連記事】
こわもてだけど優しい犬 散歩道で見つけたボロボロの子猫を育て上げて、大親友に
「猫捨てた!?」 その日に限って見せた愛犬のワガママが、子猫との出会いをくれた
山奥の犬舎で育った汚れた猟犬 保護されて、今は都会でセカンドライフを満喫中
猫の定期的な健康診断、してますか? 初心者猫オーナーがドキドキ初体験


子犬が吠えると叫ぶ近所のうるさいブリーダー

2021-06-20 05:51:10 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「子犬が吠えると『うるさ~い』『だまれぇ!』と叫ぶ近所のブリーダー
 その声が犬なんかより断然うるさい」

(東京都・30代女性)

2021年5月31日(月) Jタウンネット

自宅の近所に犬のブリーダー施設があり、鳴き声やスタッフの怒鳴り声が聞こえてくる──
今回紹介するのは、東京都在住の30代女性が体験したこんなご近所トラブルだ。
家の近くにあるブリーダー施設のワンちゃんたちが朝夕の餌の時間に大合唱する声が聞こえてくるという。
相手は動物だし、彼女自身も犬が好きだから、鳴き声については我慢ができる。
だが、本当にうるさいのはワンちゃんたちではなく......。

「うるさ~い!」がうるさ~い!

近所のブリーダー施設のスタッフの声がうるさい(画像はイメージ)

わが家の近くには長年続いている犬のブリーダー施設があります。
繁殖施設、子犬の飼育施設、トリミング施設とオーナーさんの家が一緒になっているようです。
毎日子犬が朝夕の餌の時間に大合唱をするのですが、相手は動物ですし、私も犬好きなのでそれは我慢できる範囲です。
ところが、犬たちが吠えると一部のスタッフさんが大声で「うるさ~い!」とか、ドスの効いた声で「だまれぇ!」などと叫ぶのです。
何度も何度も「うるさ~い!」と叫ぶので、「『うるさ~い!』の方がうるさいわ!」と言いたくなります(笑)。
最近は在宅勤務をしているため、オンライン会議にもその「うるさ~い!」が入り込み、とても恥ずかしい思いをしています。
さらには子犬たちが寝静まると、外に置かれている洗濯機で洗濯などされるのですが、その間もスタッフ同士で大声でお喋りをされています。
スタッフさんたちはアルバイトだったりで、そこに住まわれているわけではないのでどうでも良いのかもしれませんが、もう少し近所への配慮をしていただけたらなぁと思います。


※あなたの「ご近所トラブル」投稿、募集します
Jタウンネットでは、あなたや周囲の人が遭遇した「ご近所トラブル」体験談を募集しています。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的なエピソード(500文字~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)