動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

いきもの語り 上野動物園に初の子ゾウ誕生

2022-08-31 05:50:21 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

いきもの語り 上野動物園に初の子ゾウ誕生
 花子の悲劇も 命の大切さ伝える

2022年8月20日(土)  

毎年、夏になると語られる上野動物園(台東区)のゾウをめぐる悲話がある。
終戦前の「戦時猛獣処分」で、餓死した「花子」のことだ。
餌をもらおうと芸を見せながら衰弱していった花子の悲劇は、童話「かわいそうなぞう」などによって後世に伝えられている。
その上野動物園でいま、アジアゾウの子供、アルン(雄1歳)がゾウ舎の屋外を元気に走り回っている。
母親のウタイに寄り添い、鼻をぎこちなく使って水浴びする姿は愛らしい。


母親のウタイと寄り添って歩く子ゾウのアルン=令和3年11月18日(上野動物園提供)

来園者にまじって、そんなアルンの様子を見つめている職員がいた。
教育普及課長の大橋直哉さんだ。
一昨年10月に誕生したアルンの成長をずっと見守ってきたという。
「当園にとっては初めてのゾウの赤ちゃん。ここまで順調に育ってきて、職員一同、胸をなでおろしている」と話す。
同園によると、ゾウの繁殖は非常に難しく、国内でもこれまで10件程度しか成功例がない。
理由は、発情の見極めが難しいことや、ペアでの飼育例が少ないこと、ペアリングのために巨体を移動させることが難しいことなどがある。
同園もゾウを初めて飼育したのは明治21年で130年以上も前だが、繁殖は一度も成功してこなかった。
アルンの出産は職員にとって緊張と不安の連続だった。
ウタイは流産経験があるが出産は初めてで、「ウタイ自身も驚いたのか、出産直後は乳をあげなかったんです」。
大橋さんは当時の困難を振り返る。
乳房にアルンの口をあてがうなど試行錯誤したが、うまくいかず、ブドウ糖を与えて命をつないだ。
「3日目の夜、アルンが自ら近づいて乳をせがみ、初めて授乳させたときには、ほっとしました」。
生育はこうして軌道に乗った。
それ以降はおおむね順調に育ち、出生時約120キロだった体重もいまは約700キロ。
ただ、扉に鼻をひっかけてケガをするなど、冷や汗は絶えない。
大橋さんは「待ちに待った子ゾウ。病死した父親のアティの命の継承でもある。これからも見守っていきたい」と成長の喜びをかみしめている。

同園の職員には、花子の悲劇に向き合った飼育員たちの思いが、いまも受け継がれているという。
本土空襲が現実味を帯びる中、おりが攻撃を受けて猛獣が逃げ出す事態を恐れ、ライオンやトラ、クマなどとともに3頭のゾウが処分の対象となった。
そのうちの一頭が花子だった。
毒殺が試みられたが、毒入り餌を食べず、皮が厚いため注射針も通らず、餓死させることになった。
やせ衰える中でも、芸をして餌を求める様子に飼育員たちはいたたまれなくなり、とうとう餌を与えてしまう。
しかし、3頭ともやがて衰弱死を迎え、飼育員たちは打ちひしがれる。
今年開園140周年を迎えた上野動物園。
大橋さんは「動物園は平和だからこそ存在できる。動物園が存続できる時代を作っていかなければならない」と思いを新たにし、「アルンをはじめとした動物たちを通し、命の大切さを伝えていきたい」と語った。

(外崎晃彦)


高温の車内に24時間放置された犬

2022-08-30 06:02:16 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

高温の車内に24時間放置された犬が…
飼い主は起訴、救助した米NYの警官が里親に!

2022年8月4日(木)  

米ニューヨーク市で、車の中に約24時間放置された犬が警察に救助され、無責任な飼い主から保護された。
その犬が完全に回復し、先日、救助した警察官の1人に引き取られることになり、話題になっている。


スノーと遊ぶアルナさん(第19分署のツイッターから)

ニューヨーク市警に6月18日、市民から「(マンハッタンの)アッパーイーストサイドで車の中に犬が放置されている。危険な状態かもしれない」という通報があった。
現場に近い市警第19分署の警察官が数人駆けつけたところ、車のエンジンは止まっており、窓も閉めた状態だった。
「すぐに助けなければ危険だ」
そう判断した警察官たちはすぐに運転席の窓ガラスを叩き割り、車のロックを解除。
中にいたアメリカンエスキモードッグを救出した。
新しく「スノー」と名付けられた犬は、米動物虐待防止協会(ASPCA)に保護され、治療を受けることになった。
6月18日の気温は29度。
市警によると、密閉された場合、車内の温度は10分で39度に達するという。
スノーも救出された時は極めて危険な状態だった。
スノーを放置した飼い主の26歳の男は動物虐待の罪で起訴された。
すぐに新たな飼い主として名乗り出たのが、救出に駆けつけた第19分署のアルナ・マハラジ巡査。
「ひと目で恋に落ちた」そうだ。
しかし、引き取るまでには時間がかかった。
スノーが全快するまで数週間かかったからだ。
7月26日、アルナさんは正式に里親になることが認められ、スノーは広い裏庭がある彼女の家に引き取られた。
今ではすでにペットと飼われていた猫とも仲良く遊んでいるそうだ。
優しい人に引き取られて本当に良かったね、スノー!


多頭飼育崩壊から救われた保護犬

2022-08-29 05:50:43 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

多頭飼育崩壊から救われた保護犬に「安心していいんだよ」と伝える日々
  8年が経ち何気ない行動が愛おしいかげがえのない存在に

2022年7月26日(火) 

ぬいぐるみのようにじっと動かず、感情表現もとぼしかったせいか、兄弟犬が引き取られた後も保護センターにいたというアンちゃん。
そんなアンちゃんを「家族として迎えたい」という強い決意で迎えた飼い主であるジャーキーさんが愛情をもって接し続けた日々の奮闘と、幸せな毎日を過ごす現在の様子を伺いました。


見ている方も笑顔になってしまうほど愛らしい満面の笑顔のアンちゃん

◆片隅で震えるアンちゃんに出会い、迎え入れることを決意
アンちゃんをお迎えしたのは、先代犬を老衰で看取った半年後。別れの辛さを経験していたので、新たに犬を迎えることに際してはよくよく考えたというジャーキーさん。
「愛犬と一緒に過ごした日々は笑顔とともにあり、かけがえのない時間でした。『保護犬だった先代犬も喜んでくれるのでは? 』と妻が後押ししてくれたこともあり、保護センターへ足を運びました」
多頭飼育崩壊の現場から救われたという、兄弟犬を含む50頭近くの犬たちはすでに引き取られた中、引き取りに至らずにいたのがアンちゃんでした。
初めて出会ったときは声も出さず、表情が変わることもなかったというアンちゃん。
目を合わせることもできませんでしたが、それでもたまらなく愛おしく感じ、家に迎えることを決意します。


保護センターで初めて対面したときのアンちゃん

◆「大好きだよ」「いいコだね」を言葉とスキンシップで伝え続ける
ジャーキーさんがアンちゃんを迎えてまず意識したのは「ここに怖いものはなく、安心だよ」、「アンちゃんは我が家の家族だよ」ということを伝えることだったといいます。
迎えたばかりの頃は、部屋の隅でじっと動かず、鳴いたり吠えたりすることもありませんでした。
あまりにも動かないので心配になり、留守中の様子をビデオ撮影してみたところ、楽しそうに部屋の中を歩き、ニオイを嗅いで回るアンちゃんの姿が。
「具合が悪いわけではないのだ」とひと安心します。
そこで毎朝いちばんに、そっと頭をなでながら「アンちゃんはいいコだよ。うちの大事な家族だよ」と声をかけることに。反応がなくても話しかけるよう心がけ、「アンちゃんが大好き」と伝え続けます。
ごはんも、人の視線を感じると食べるのを止めてしまっていました。
そこで、ごはんを食べたり、何かに興味をもってくわえたりしたら、それが危険なものでない限り「よく食べられたね」「上手に遊べたね」と褒めることに。
お散歩も怖がって行きたがらないため、近くの公園まで抱っこで向かい、そこで降ろすと家に帰りたい一心で走って帰る…といった具合。
そこでお散歩後はリラックスできるよう、背中や腰のマッサージをしながら時間をかけて褒めてあげるようにしたそう。
すると徐々にしっぽをくるんっと上げてお散歩ができるようになり、今では帰宅後にフセをしてマッサージをせがむまでになりました。

◆アンちゃんの何気ない行為ひとつひとつに心和む日々
今では、人の視線を気にすることもなくのんびりと過ごし、ときにはおなかを見せてお昼寝をしたり。
家族になってくれていると実感しているといいます。
ソファでうたたねをしているとアンちゃんが一緒に寝ていることもあるそうで、「ふと目が覚めたときにソファの上から私の顔を見つめるアンを見ているととてもあたたかい気持ちになります」とジャーキーさん。
「感情表現が苦手でぬいぐるみのようにじっとしているコだったので、ごはんを食べたり、トイレをしたり、散歩に行ったりと当たり前のように思える何気ない行為ひとつひとつがとても愛しく、心を和ませてくれます。 何よりそばに来て笑顔を見せてくれたとき、このコは我々にとって本当にかけがえのない自慢の娘だと心から思います」

◆家族が増え、アンちゃんにさまざまな変化が

まるで会話をしているようなトランくん(左)とアンちゃん(右)

アンちゃんを迎えた4年後には、同じ保護センターから猫のトランくんを迎えます。
ドッグランに行っても他の犬と遊ぶそぶりを見せなかったアンちゃんでしたが、トランくんにはやさしいお姉さんとしての一面も見せ始めます。
子猫だったトランくんが遊びに誘うと、しっぽを猫じゃらしのようにパタパタと動かして遊んであげたり、トランくんがクンクンと甘えて寄ってくると同じように鼻をスリスリ。
まるまって眠るアンちゃんに包まれるようにトランくんが寝ていることも。
「外出先から帰ると、ときどきアンとトランが揃って窓からこちらをじっと見ていることもあり、そういうときは家の前で思わず笑顔になってしまいます」
アンちゃんを迎え入れてから8年。
ジャーキーさん一家の愛情やトランくんとのふれあいを通し、自分なりに意志を伝えるまでになったというアンちゃん。
おねだりをするときはおすわりをし、満面の笑みでじっと見つめてくるそうで、「我が家では“つぶらな瞳作戦”と呼んでいます」とジャーキーさん。
家族の一員として毎日をのびのびと過ごしています。

取材協力・写真提供/ジャーキーさん(大阪府) 取材・文/青柳恵美香

いぬのきもちWeb編集室

【画像】飼い主さんに寄り添うアンちゃん、とっても幸せそう!
【画像】アンちゃんのお誕生日の一コマ。猫のトランくんとの様子も!


認知症になっても飼い犬を置いて老人ホームに入ることを拒んだ男性

2022-08-28 06:04:13 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「アミちゃんと離れない」
 認知症になっても飼い犬を置いて老人ホームに入ることを拒んだ男性
  …“2人”が一緒に入居するまで

2022年8月3日(水)  

ペットと暮らせる特養から 若山三千彦

かわいがってきた犬や猫と最期まで一緒に暮らしたい――。
神奈川県横須賀市にある「さくらの里山科」は、そんな願いをかなえてくれる特別養護老人ホームです。
ここで起きた人とペットの心温まるエピソードを、施設長の若山三千彦さんがつづります。


仲むつまじいアミちゃんと田中さん

ペットと暮らせる特別養護老人ホーム「さくらの里山科」に、飼い主の高齢者と最初に同伴入居した犬は、ダルメシアンのアミちゃんでした。
ダルメシアンは白地に黒の斑点模様が特徴の大型犬で、ディズニー映画「101匹わんちゃん」に登場する犬としても有名です。
アミちゃんと一緒に入居した飼い主の田中久夫さん(仮名、90歳代男性)は、長年、アミちゃんと“2人暮らし”をしていました。
しかし、田中さんは認知症になり、生活能力が失われていきます。
家事や買い物も難しくなり、近所の人が食べ物を差し入れてくれることで、かろうじて命をつないでいるような状態になってしまいました。
田中さんが住む市の福祉課職員は、このままでは田中さんが餓死や凍死してしまうことを本気で心配していました。
餓死と聞くと意外に感じる人が多いでしょうが、認知症の独居高齢者が餓死をすることは決して珍しいことではないのです。
とは言っても、経済的理由によるものではありません。
お金があっても、食べ物を買ったり、管理したりすることができないためです。
中には認知症のために、食べるということが理解できなくなるケースもあります。
凍死は、暖房器具を扱うことができなくなるためです。
認知症の高齢者が火を扱うことは危ないので、家族や周囲の人がストーブ類を撤去するのはよくあることです。
高齢者を守るためには仕方がないのです。
ストーブの類がなくなると、エアコンだけが頼りなのですが、認知症のせいでエアコンの扱いができない場合があります。
他の人がタイマーを設定しても、リモコンをいじって、うまく作動しなくしてしまうのです。
その結果、暖房のない冷え切った部屋で凍死してしまう、ということが起きます。
おそらく、これからは、同様の理由で、熱中症で亡くなる認知症高齢者も増えると思います。
市の職員は、このような事情で、田中さんの餓死や凍死を心配して、特別養護老人ホームへの入居を勧めていましたが、田中さんは拒否していました。
その理由はもちろん、アミちゃんと離れたくない、ということです。
アミちゃんを置いてはどこにもいかないと、老人ホーム入居を頑として拒んでいたのです。
認知症になって、いろいろなことがわからなくなっても、アミちゃんへの強い思いだけは揺るぎませんでした。
食事の時、田中さんは、差し入れてもらったお総菜やお弁当を、まずアミちゃんに食べさせます。
そして残った物を自分が食べていたほどです。
何よりもアミちゃんが大切だったのです。

◆人情商店街の善意が幸い…もろ手を挙げて歓迎され入居
繰り返しになりますが、アミちゃんは大型犬です。
食べる量はもちろん多いです。
それをわかっているご近所の人たちは、食べ物を多めに差し入れてくれていたそうです。
ドッグフードをくれることもあったそうです。
田中さんが暮らしていたのが、昔ながらの商店街の一角だったことが幸いしました。
まだまだご近所付き合いの人情が残っていた地域だったのです。
田中さんが「アミちゃんと離れない」と主張するので困り果てていた市の職員は、ペットと入れる特別養護老人ホームがオープンすると知ると、早速、田中さんに、アミちゃんとの同伴入居を提案しました。
このことは、私たちにとっても幸運でした、
実は、ペットと暮らせる特別養護老人ホームを計画するのにあたって、最大の障壁は市の許可が得られるか、ということだったのです。
特別養護老人ホームは行政の監督下にあります。
行政からの許可がないことはできません。
私たちの地元・神奈川県以外での出来事ですが、看板犬としてホームのロビーで犬を飼っていた特別養護老人ホームが、行政から犬を飼ってはならないと言われたという事例もありました。
ロビーで飼っている看板犬すら許可が下りないのですから、入居者の居住スペースで、犬、猫が一緒に暮らすことの許可が得られるか、大変心配でした。
ところが、許可が得られないどころか、田中さんとアミちゃんを一緒に入居させてほしいと、もろ手を挙げて歓迎されたのです。
これは、うれしい誤算でした。
「さくらの里山科」は2012年4月にオープンしました。
それと同時に田中さんとアミちゃんが入居しました……とはなりませんでした。
アミちゃんと一緒に老人ホームに入居できると聞いて、最初は喜んだ田中さんでしたが、やはり住み慣れた家から離れたくないと、入居を拒否し続けていました。
これは人の気持ちとして当然のことです。
認知症で理解力や判断力、記憶力は低下しても、人の気持ちは失われませんから。
市の職員が粘り強く説得を続け、田中さんとアミちゃんが、ついに「さくらの里山科」に入居したのは、2012年の秋のことでした。
だんだん寒くなってきたので、田中さんはホームに行けば暖かいと聞いて、入居を決めたのです。
その時、「さくらの里山科」は開設から半年以上が過ぎていましたが、田中さんとアミちゃんが、初めての愛犬との同伴入居でした。
ホームの飼い犬である保護犬の文福、大喜、モエ、被災犬のむっちゃんが入居者と一緒に暮らしていましたし、愛猫との同伴入居は4月にすぐあったのですが、愛犬との同伴入居はまだなかったのです。
「さくらの里山科」で2年間幸せに暮らした後、最初はアミちゃんが、その後を追うように田中さんが相次いで亡くなるのですが、“2人”の別れのシーンは私たちに深い感動を与えてくれることになります。
それはまた次回お話しします。

【写真】ダルメシアンのアミちゃん

 

若山 三千彦(わかやま・みちひこ)

社会福祉法人「心の会」理事長、特別養護老人ホーム「さくらの里山科」(神奈川県横須賀市)施設長  1965年、神奈川県生まれ。横浜国立大教育学部卒。筑波大学大学院修了。世界で初めてクローンマウスを実現した実弟・若山照彦を描いたノンフィクション「リアル・クローン」(2000年、小学館)で第6回小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。学校教員を退職後、社会福祉法人「心の会」創立。2012年に設立した「さくらの里山科」は日本で唯一、ペットの犬や猫と暮らせる特別養護老人ホームとして全国から注目されている。20年6月、著書「看取(みと)り犬(いぬ)・文福(ぶんぷく) 人の命に寄り添う奇跡のペット物語」(宝島社、1300円税別)が出版された。

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読売新聞(ヨミドクター)


福井県内保護収容犬

2022-08-27 05:57:12 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物愛護センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物愛護センター 本所】
 電話番号:0776-38-2212

収容日:2022年8月24日
保護場所:福井市二の宮4丁目  付近
種類:柴犬風
性別・体格:メス・中型
年齢:不明
毛色:茶白
赤色の首輪着用
公示終了:2022年8月29日


栃木県の養豚場で「豚熱」発生 5万6000頭が殺処分に

2022-08-26 06:09:00 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

栃木県の養豚場で「豚熱」発生 5万6000頭が殺処分に
 発症原因に動物福祉への意識の低さも指摘

2022年8月7日(日)  

栃木県で「豚熱」の感染が7月に確認され、豚の殺処分頭数が国内最多の約5万6000頭に上ったという。
ジャーナリストの深月ユリア氏がその背景や経緯、今後の課題について、栃木県の畜産関係担当者や動物福祉(アニマルウェルフェア)の専門家に話を聞いた。


画像はイメージです(dusanpetkovic1/stock.adobe.com)

  ◇    ◇    ◇

7月23日、栃木県は那須烏山内の大規模養豚場で「豚熱」が発生し、同日夕方から約5万6000頭もの豚の殺処分を開始したことを発表した。
豚熱とは、豚のウイルス性疾病であり、豚には致死性の高い病気であるが、ヒトには感染することはない。
今回の豚熱は農場主の申告ではなく、匿名のメールによる県情報提供があり、発覚したものだった。
家畜伝染病予防法に基づき、豚熱のような特定家畜伝染病は養豚場の豚が1頭でも感染すると全頭殺処分しなければならない法律がある。
農林水産省の資料によると、県内の養豚場での豚熱発生は今年4件目で、国内全体を見れば、全83事例、殺処分数は約35万3852頭となる。
今回は殺処分と養豚場への補助金として18億円が使われ、この費用は税金でまかなわれるという。
特定家畜伝染病防疫指針での殺処分方法は「薬殺、電殺、二酸化炭素によるガス殺等の方法により迅速に行う」と定められているが、 「パコマ」のような逆性石鹸は、意識を失うまで時間がかかり、動物が長時間苦しむことになるので米国獣医学会の安楽死に関するガイドラインでは禁止されている。
筆者が栃木県畜産振興課に今件の経緯や殺処分方法について取材したところ、担当者は「同養豚場では、豚への『豚熱』用ワクチンは接種済みで、防鳥ネット設置などの飼養衛生管理基準も6月まで満たしていましたが、今回の豚熱の発見が遅れた理由に関しては現在、調査中です。殺処分は電殺と二酸化炭素ガスによって行われます。なるべく、麻酔を使うようにしていますが、ただし、全頭に使用することはできず、子豚には使用しません。昔に比べ、麻酔を使う流れには変わってきています。今回、風評被害が心配ですが、栃木県は安全な豚肉しか流通させません」と説明した。
近年、アニマルウェルフェアの意識が高まり、殺処分の際に麻酔を使う流れにはなっているようだ。
しかし、筆者がNPO法人アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋氏に取材したところ、「豚熱はワクチンがあっても終息できないものです。 アニマルウェルフェアという倫理面の配慮を置き去りにしたまま集約的な工場畜産がどんどんと増加してきたことにも原因があるでしょう。妊娠ストールという檻(おり)で拘束して飼育する養豚場が9割を超え、飼育密度も最低基準すらないような状況です。5万4000頭という大規模な養豚場を前にして、家畜伝染病予防法で定める〝早期〟の封じ込めは不可能です。感染した農場に出入りする日数と人数が増えれば、それだけ感染を拡大させるリスクも増します」という。
今回の豚熱の発症原因には工場型畜産のアニマルウェルフェアへの意識の低さがあるという。
栃木県も努力しているようだが、家畜伝染病がまん延しないよう、動物たちが苦しまないよう、そして、人間の健康のためにも、工場畜産の在り方に関して見直すべき時期なのかもしれない。

 (ジャーナリスト・深月ユリア)


奄美大島、世界遺産登録の裏で「猫3000頭を捕獲」

2022-08-25 05:51:27 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

奄美大島、世界遺産登録の裏で「猫3000頭を捕獲」
救出されても “人間嫌い”になった猫が心を開いた瞬間に涙

2022年7月29日(金)  

NPO法人『ねこけん』のボランティアメンバーが保護した蒼(あお)ちゃんは、奄美大島で危うく殺処分されそうになったところを救われた猫。
奄美大島といえば、2021年に世界自然遺産に登録された自然豊かな場所だが、実はそこで暮らす「ノネコ」と言われる猫たちが危機に瀕しているという。
一体何が起こっているのか?
蒼ちゃんの現在とともに、代表理事・溝上奈緒子氏に聞いた。


奄美大島からやってきた蒼ちゃん(写真:ねこけんブログより)

■奄美大島からやってきた蒼ちゃん、「ノネコ管理計画」を疑問視する保護団体も
蒼ちゃんは、むっちりボディで短足&内股、O脚のように見える模様が魅力のオス猫。
遠く、奄美大島からボランティアメンバーの元にやってきた。
本来ならば、奄美大島で平和に暮らしているはずだった蒼ちゃんだが、そうもいかなくなった。
島が世界自然遺産に登録された前々年の2018年、飼い主のいない猫「ノネコ」を10年で3000頭捕獲するという「ノネコ管理計画」がスタートし、現在も継続しているのだ。
奄美市のHPには、「奄美大島の生態系保全を目的に環境省・鹿児島県・奄美大島5市町村が共同で『奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画』を平成30年3月に策定いたしました」とある。
計画は、2027年までの予定。
実施された理由は、ノネコが希少な野生動物(アマミノクロウサギなど)を捕食しているから。
この計画により捕獲された猫は一時的に収容されるが、譲渡先が見つからない場合は殺処分が可能になるという(同時に、飼い猫の遺棄やみだりな繁殖を防止する啓もうも行っている)。
「ウサギを捕食すると言いますが、ウサギの死因の多くは交通事故と言われています。それを守るためとはいえ、猫を3000頭も殺処分するというのは、あまりにひどい。ノネコといっても、Vカット(不妊・去勢手術済)されていたり、人に慣れた捨て猫も多いんです。もしこうした行為が世界に知れわたったら、批判の対象になるのではないでしょうか」
実際、ノネコが希少な野生動物を捕食することはゼロではないだろうし、奄美市のHPの資料には、そうした写真も掲載されている。
だが、一方を生かすために一方を大量に捕獲、殺処分することに疑問を感じる人は多い。
ノネコ管理計画に反対する愛護団体が立ち上がり、猫を救うプロジェクトが現在も続いている。
捕獲された猫たちを救出し、東京などに輸送して新たな生きる道を見つけるというものだ。
ただ、「収容先から引き出すにしても、とてもハードルが高くて。許可を取って引き出せる人が決まっているため、その人を経由して救い出すしかない」と、厳しい実情もあるようだ。

■「人間なんて嫌い」捕獲時の恐怖が閉ざした心、懸命なケアで愛情を知る

むっちりボディで短足、内股…(写真:ねこけんブログより)

蒼ちゃんも、そうした経緯をたどってやってきた猫の1匹。
「これまでも奄美大島から来た猫はいましたが、ほとんどボランティアメンバーが個人で預かっていました」という。
前述のとおり、奄美の収容先から猫を引き出せる許可のある人は決まっており、『ねこけん』で直接保護をすることができない。
許可のあるボランティアが引き出し、『ねこけん』メンバーが個人で受け入れ。
その後、『ねこけん』の譲渡会で里親を見つけているという。
このように複雑な経緯はあるものの、「新たな家族を見つけて幸せへと送り出すのに、なんら分け隔てはありません。みんなが安心して幸せになる橋渡しができるなら、どこからでも受け入れていますから」と、メンバーたちの決意は固い。
こうして、メンバー宅で暮らすことになった蒼ちゃん。
だが、その愛嬌あるビジュアルに反して、蒼ちゃんは何をしてもシャーシャーと威嚇し、猫パンチを繰り出す。
まったく慣れることがなく、まるで「人間なんて嫌い」と言っているようだった。
「おそらく、捕獲されたときの影響もあると思います。捕獲する人は保護ボランティアではないので、猫にとっては怖いこともあったのでしょう」
このまま慣れることはないのではないか…。
そんな不安を抱きつつ、威嚇され、手指を引っかかれて流血しながらも、ボランティアメンバーは蒼ちゃんを懸命にケアした。
すると、人間嫌いだった蒼ちゃんはだんだん近づいても逃げることがなくなり、キャットタワーの影からも出てきた。
そうしていつしか、人がいてもぐっすり眠れるようになり、抱っこをさせてくれるまでに。
気が付けば、人間のことが好きな甘えん坊に変貌していた。
きっと、これが本来の蒼ちゃんなのだろう。
「人間と一緒に生きて行こうね!」と何度も語りかけたメンバーの努力と愛情が、人間の都合で生活の場を奪われ、捕らわれた蒼ちゃんの心を開いた。
多くの人が必死に動き、助け出し、つながった大切な命だ。
蒼ちゃんは今、譲渡会で「家族に迎えたい」と申し出てくれた人の元で、のんびりと暮らしている。
故郷の奄美大島から遠くはなれた地で、人間の愛情を知った蒼ちゃん。
本当の家族と、これからも末永く、安心して暮らしてほしいものだ。

【ビフォーアフター】「人間なんて嫌い!」からの「幸せ居眠りクリームパン(涙)」、シャーシャー猫が愛を知り変わった!

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「ハトへの餌やり」禁止で街の猫たちにも影響が?

2022-08-24 06:03:16 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「ハトへの餌やり」禁止で街の猫たちにも影響が?
 野良猫を守るために

2022年7月29日(金) 石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師

読売新聞オンラインは、東京都大田区が今春、駅前や公園での餌やりを禁止する条例を施行したと伝えています。
これは、ハトの餌やりだけではなく、野良猫の餌やりも影響してくるかもしれません。
今回は、ハトや野良猫への餌やりについて見ていきましょう。


イメージ写真(写真:イメージマート)

◆ハト・カラスへの給餌による被害防止条例とは?
大田区の大森駅の周辺で、高齢の男性がスーパーで大量のペットフードを買い込み、ハトに餌をやるためにペットフードを路上にまいていました。
ハトが最大150羽もやってきて、そのフンが通行人にかかったり、食べ残しを狙うネズミが出てきたりして、衛生的によくない環境になったりしました。
その男性に、ハトへの餌やりをやめるように注意しましたが、聞き入れられず、大田議会で「区ハト・カラスへの給餌による被害防止条例」が制定されたというものです。


イメージ写真(写真:イメージマート)

◆野良猫への無責任な餌やりが問題に
野良猫は、人間が遺棄したりして作り出したものです。
野良猫は、人間の生活圏で暮らして、ネズミや残飯などを食べて生きています。
野良猫は、もちろん愛護動物になるのですが、その餌やりが問題になっています。
京都市では、2015年から京都市動物との「共生に向けたマナー等に関する条例」があり「市民等は、所有者等のない動物に対して給餌を行うときは、適切な方法により行うこととし、周辺の住民の生活環境に悪影響を及ぼすような給餌を行ってはならない」とされています。
つまり、野良猫に餌やりをするときは、適切な方法でする必要があり、そして生活環境に悪影響を及ぼすような餌やりは禁止されているのです。

◆野良猫の餌やりのなにが問題?

東大阪市 無責任なねこのエサやり迷惑しています(啓発用リーフレット)より

一番の問題は、衛生的ではないということです。
・野良猫の排泄問題
猫は、食後に排泄をすることが多く、それが放置されるとフン尿の被害が起こる
・キャットフードを置いておくと、ハエ、ゴキブリが来る
ハエやゴキブリが、猫の食べ残りに群がり不衛生
・キャットフードを置いておくと、カラスが来る
カラスがキャットフードを食べに来て、そのときに収集用のゴミも狙い、周りにゴミが散乱して不衛生になる

衛生的なこと以外にも以下のような問題もあります。
・不妊去勢手術をしないで、餌やりをしていると野良猫が増える
・野良猫が集まってくるので騒音問題になる

◆適切な野良猫への餌やりとは?

(写真:イメージマート)

・野良猫が食べきれる量にする
・キャットフードを置きざりにしない
・食べ終わった容器はすみやかに回収する
・野良猫は、食後にフン尿を排泄することが多いのでフン尿をすみやかに処理
・深夜や早朝は避けて決まった時間にやる
野良猫は、過酷な環境で生活をしていますが、人の生活環境に悪影響を及ぼすような餌やりをしてはいけません。
野良猫に餌やりをする人を届出制にしている行政もあります。
よく調べましょう。
京都市の条例には罰則規定があり、不適切な餌やりをして市長の勧告・命令に従わなかった場合は「5万円以下の過料に処する」とされています。
2003年06月12日の朝日新聞によりますと、餌を与えたので野良猫が集まり、フン尿による悪臭被害を被ったなどとして、神戸市内で居酒屋を経営する女性らが近隣住民4人を相手に損害賠償を求めた裁判がありました。
その結果、前坂光雄裁判官は、フン尿被害について「受忍限度を超え違法」として、隣家の夫婦に40万円の支払いを命じたということもありました。

◆まとめ

イメージ写真(写真:イメージマート)

野良猫は、過酷な環境で生きています。だからといって、餌だけあげるのでは不幸な猫達を増やすだけなのです。
野良猫に餌をあげるときは、その自治体のルールに従って適切に餌やりをしてあげてください。
そして、望まない命を増やさないために、猫を飼うときは、不妊去勢手術は基本です。

石井万寿美

まねき猫ホスピタル院長 獣医師
大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は栄養療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医師さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らす。

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野生化したヤギ、生態系への影響を懸念し駆除へ 沖縄・西表島

2022-08-23 05:54:07 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

野生化したヤギ「想像以上にいる」世界自然遺産に登録から1年
 生態系への影響を懸念し駆除へ 沖縄・西表島

2022年7月29日(金) 

世界自然遺産に登録されてから1年が経過した沖縄県竹富町西表島で、家畜から野生化したヤギ(ノヤギ)が増殖し、生態系や環境への悪影響が懸念されている。
県は2022年度内に県対策外来種リストの「重点対策種」にノヤギを位置付ける方針で、10月にも試験的な駆除を始める。


西表島で撮影されたノヤギの群れ=2020年10月14日、竹富町西表島(環境省西表自然保護官事務所提供)

ヤギは国際自然保護連合(IUCN)が「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定。
鹿児島県の奄美大島では、ノヤギによる食害で土壌流出が進み、岬でのがけ崩れなどが発生している。
環境省西表自然保護官事務所によると、ノヤギが多く見つかるのは西表島東部の古見岳周辺のエリア。
17年ごろからイリオモテヤマネコのモニタリングカメラにノヤギが写るようになり、同じ時期に島民からの目撃情報が増えたという。
環境省は20年度に緊急捕獲の名目で西表島のノヤギを3匹駆除。
21年度も捕獲手法の検討を目的に、12月から3月末にかけて61匹を駆除した。
西表自然保護官事務所の担当者は「昨年以前は『100匹くらいいるかもしれない』という雰囲気だったが、昨年61匹も駆除されたことで『想像以上にいるかもしれない』という感覚になってきた」と話した。
同事務所は、ヤギの適正飼育条例の制定を検討するよう、竹富町に働きかけているという。
県の対策外来種リストはヤギなど375種が登録されている。
リストの中でも重点的に防除に取り組む「重点対策種」はマングースやタイワンハブ、グリーンアノールなど15種で、ヤギは含まれていない。
22年度内にリストを見直し、ヤギを重点対策種に格上げする方針だ。
当初は重点対策種に格上げした後に生息調査や捕獲方法の検討を始める予定だったが、ノヤギの駆除を求める声が高まり、前倒しで駆除に着手することを決めた。
(稲福政俊、西銘研志郎)


猫数匹がいつの間にか20匹以上、行政・民間協働で対策を

2022-08-22 06:03:08 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

数匹がいつの間にか20匹以上
 独居老人宅で多頭飼育の猫、ふん尿やけんかで問題に
  市とご近所が不妊手術をお手伝い

2022年7月24日(日)  

鹿児島県日置市(ひおきし)は、吹上地域の90代独居女性が飼っている猫14匹の不妊手術を支援した。
同市が登録している公益財団法人どうぶつ基金(兵庫県)を通じ、法人の協力病院の獣医師が施術した。


不妊手術を終え、麻酔で眠る猫=日置市吹上の西宮内自治公民館

女性は数十年前から自宅で猫数匹を飼っていたが、現在では20匹以上に増え、近所でふん尿や猫同士のけんかなどが問題になっていた。
同日は女性の許可を取って、わなを設置。
女性宅の近くにある西宮内自治公民館で捕獲できた14匹を処置し、耳に切れ込みを入れた。
未処置の猫は捕獲でき次第、協力病院に運ぶ予定。
日置市職員のほか、市議や地域のボランティアらも手術を見守り、雑務を手伝った。
地域猫問題に取り組むさつま・しっぽの会(同市)の福永美幸代表(63)は「増やさない責任は飼い主にあるが、収入のない高齢者の多頭飼育は社会全体で考える問題。行政が動いてくれたことは大きな一歩だ」と語った。


不妊手術のため麻酔を掛けた猫をゲージから出す獣医師=日置市吹上の西宮内自治公民館


不妊手術を終え麻酔で眠る猫(手前)と、手術を行う獣医師=日置市吹上の西宮内自治公民館