動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

自宅で犬60匹ほど飼育、待飼育の疑いで男を逮捕

2021-02-28 05:43:22 | 動物実験・動物虐待

不衛生な環境で約60頭の犬を飼育
 動物愛護法違反容疑で男逮捕 岐阜県警

2021年2月24日(水) 岐阜新聞Web

岐阜県警養老署と県警生活環境課は24日、動物愛護法違反の疑いで養老郡養老町の職業不詳の男(68)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同町の木造2階建ての自宅で、犬の排せつ物が堆積したり、犬の死体が放置されたりした不衛生な環境で多数の犬を飼った疑い。
同署によると、約60頭の犬が確認された。
男は自宅内などで放し飼いにしていたという。
同署は男の認否を明らかにしていない。


家屋から保護された犬=24日午前8時35分、岐阜県養老郡養老町

【動画】不衛生な環境で飼育されていた犬を保護



犬の死体や排泄物を放置、虐待飼育の疑いで男を逮捕
 自宅で60匹ほどを飼育か 岐阜

2021年2月24日(水) メ~テレ(名古屋テレビ)

不衛生な環境で犬を飼育し虐待したとして、68歳の男を現行犯逮捕です。
動物愛護法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは、岐阜県養老町若宮の職業不詳、大橋芳美容疑者(68)です。
警察によりますと、大橋容疑者は自宅で、犬の排泄物がたまったり死体が放置されたりした不衛生な環境で多数の犬を飼育し、虐待した疑いがもたれています。
犬はおよそ60匹が確認されています。
警察は大橋容疑者の認否を明らかにしていません。
近所の人「下の畑から犬が飛び出してきて (自分のバイクに)ぶつかったことがあった。犬は家へ逃げていき、畑の中にバイクごと突っ込んだが、(大橋容疑者は)キツネやタヌキのせいだ、と言っていた。」
保健所が指導を続けてきましたが、状況が改善されなかったため去年8月に警察へ相談し捜査が進められていました。
警察は飼育の状況について詳しく調べています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/f88e6dc8614960de59883e5dc0bc2b871b152ba6


福井県内保護収容犬

2021-02-27 05:55:32 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物愛護センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします


【福井県動物愛護センター 嶺南支所】
 電話番号:0770-22-3747

収容月日:2021年2月26

種類:豆柴風
保護場所:敦賀市木崎 付近
性別・体格:メス・小型
年齢:不明
毛色:茶白
赤い唐草模様の首輪着用
公示終了:3月1日


敦賀気比見守る犬と猫

2021-02-26 05:51:27 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

敦賀気比見守る犬と猫
「小哲」 熱い“小さな監督”
「ねこ吉」 愛らしさメロメロ

2021年2月25日木) 日刊県民福井

選抜高校野球大会に出場する敦賀市の敦賀気比高には心強い味方がいる。
柴犬の「小哲」と子猫の「ねこ吉」。
厳しい練習に励む選手たちを見守り、練習後はかわいらしい姿やしぐさで疲れを癒やす。
対戦相手が決まり、二匹も「チームの一員」として戦う。
(高野正憲)


看板犬の「小哲」と散歩などの世話をする大味さん=敦賀市の敦賀気比高で(山田陽撮影)


練習場のそばに現れ、部員らを癒やす猫の「ねこ吉」=敦賀市の敦賀気比高で(山田陽撮影)

小哲は昨年一月、東哲平監督が「選手たちに癒やしや元気を与えてもらおうと」と知り合いから譲り受けた。
ねこ吉は三カ月ほど前に裏山から下りてきた野良猫。
東監督やコーチらが餌をあげてかわいがったところ居着いたという。
小哲は、東哲平監督から「哲」の字を取り、小さな監督という意味。
グラウンド脇にある監督室でコーチらに飼われている。
主に面倒を見ている一年生で犬好きの大味悠人投手は「監督は普段冷静だが、試合になると熱い。小哲も休むときはしっかり寝ているが、遊ぶときは元気いっぱい」と姿を重ねる。
日課の散歩では、リードを力強く引っ張ったり、落ちているタオルを振り回したり。
「どこで何をするか分からない」と大味投手は汗をぬぐう。
その姿を見た選手たちは「小哲に元気をもらっている」。
ねこ吉は練習中のグラウンドに入り込んだり、選手の食事中に近寄ってきたり。
愛らしく気ままな動きに選手たちはメロメロ。
二年生の岩本哲捕手は「気比高はネコ派が多い。自由気ままなねこ吉の方が選手から人気があるかも」。
ねこ吉におかずをあげて一緒に食べた後、「さあ、もうひと頑張りだ」と気合を入れる。


ホームの高齢者に最期まで寄り添い続けたトラ

2021-02-25 05:49:05 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ホームの高齢者に寄り添い続けたトラ
 最期は抱きしめられて天国へ

ペットと暮らせる特養から 若山三千彦

2021年2月1日(月) yomiDr.

トラ(写真)は、さくらの里山科で6年半暮らしたのち、旅立ちました。
多くの入居者様の最期の瞬間に寄り添ってきたトラを看取(みと)ったのは、入居者様の中村康代さん(仮名、70歳代)と、ユニット職員のリーダーの安田ゆきえ(仮名)です。
トラの、さくらの里山科で過ごした半生を語る時、欠かすことができない存在が中村さんです。
中村さんは、最初から最後までトラを見守ってきたのです。
中村さんはホームに入居する前、精神的にはひどく落ち込んだ状態でした。
ご主人を亡くしてから、まだ間もなかったのです。
お子さんのいない中村さんとご主人は、非常に仲のよいおしどり夫婦だったそうで、どこに行くにもいつも一緒だったそうです。
そんな大切なご主人を亡くすのとほぼ同時期に、中村さん自身も大病をして、手術の結果、車いす生活になってしまいました。
二重のショックで中村さんはすっかりふさぎ込んでしまいました。
笑顔は失われ、言葉を発することもなく、手で車いすを動かすことはできるのに、自分から動くこともなくなったそうです。


さくらの里山科で6年半暮らしたトラ

■トラと出会い、運動量も食事量も増えた女性
そんな中村さんが久しぶりに笑顔を見せたのは、さくらの里山科に入居した初日です。
トラが中村さんの足元にすり寄り、車いすに座る膝の上に飛び乗って来たのです。
猫が大好きで、ご主人と一緒に常に猫を飼ってきた中村さんは、愛らしいトラのしぐさに、一瞬でとりこになってしまいました。
満面の笑みを浮かべ、トラに話しかけたのです。
トラと出会って、中村さんの生活は180度変わりました。
トラと話す時は、いつも笑みを絶やしません。
トラの姿が見えないと、自分で車いすを動かし、あちこちを探し回ります。
自然と運動量が増え、それに伴い食事量も増し、見違えるように健康になりました。
拘縮という、腕や足が動かなくなり、縮こまってしまう病気があります。
基本的には高齢者の病気であり、手や足をあまり動かさないでいるうちに固まってしまう病気です。
体を動かさないでいることが原因で起きる病気を、まとめて廃用症候群と言います。
拘縮は、廃用症候群の症状の一つなのです。

■腕の拘縮は完全に治り、よく話すように
中村さんは、腕の拘縮が始まっていました。
車いす生活で、ほとんど腕を動かさなかったためです。
それが、自ら車いすを手でこぐことが最高のリハビリになり、拘縮は完全に治りました。
奇跡のようなことです。
中村さんの精神面も大きく変わりました。
トラのことについて、職員や他の入居者様と積極的に話すようになり、知的で、お話の面白いおばあちゃんと、職員には大人気でした。
入居前のふさぎ込んでいた中村さんとはもはや別人でした。
体が弱く、病気がちだったトラの様子を中村さんは常に気にかけていました。
「朝食後の薬を飲ませてあげてね」  「鼻水が出ているから、私が拭いておくわ」  「今日はちょっと震えているわ。毛布をかけてあげて」  中村さんがトラの体調を細かく観察し、職員に情報提供してくれるので、職員は大変助かりました。
最後の2年間、トラは毎日、水分点滴をするようになりました。
職員のリーダーの安田が、獣医師さんから点滴の方法を習ってきたのです。
安田が点滴をセットすると、その後、点滴を受けているトラを見守るのは、中村さんが引き受けてくれました。
中村さんの助けなしには、トラの体調管理と看病はうまくいかなかったと思います。

■病弱な保護猫だったトラ 長生きしないと思われたが

入居者にかわいがられるトラ

実は、トラを私たちに託してくれた動物愛護団体の「ちばわん」さんは、トラは当時5~6歳というシニア猫に近い年齢だったうえに、病弱で長生きできないだろうと推測していました。
そんな状態のトラには、一般の飼い主は見つからないだろうと考え、せめて余生を寂しい思いをせず過ごさせたいと、さくらの里山科に託してくれたのです。
それが、そこから6年半も生きられるとは、ちばわんさんにとっても、私たちにとっても予想外のことでした。

■入居者と職員のコンビで、きめ細かにトラの体調管理
トラが6年半も生きられた理由の一つは、トラがホームで多くの人に寄り添って癒やし、看取るという活動をすることによって、トラ自身が生きる力を得ていたことだと私は思っています。
そしてもう一つの理由は、中村さんと安田のコンビによるきめ細やかな体調管理とケアだと考えています。
中村さんの存在抜きでは、トラの長生きはあり得なかったでしょう。
自分自身が点滴を受け、ぎりぎりで命を保っている状態になりながらも、トラはご入居者様に寄り添って看取ることを続けていました。
そして、ついに自分自身が看取られる時が来ます。
その時、安田は、やむをえない事情で休暇をとっていました。
トラの体調が悪化した時、職員は安田に連絡をするか迷いました。
これまでに何度もトラは、体調が悪化しては回復するということを繰り返していたからです。

■トラの異変に気づいたのは…
しかし、中村さんだけは、トラの状態がそれまでとは違うことに気がつきました。
「安田さんを呼んで。早く!」
トラをなでながら、中村さんは叫びました。
中村さんには、トラの最期がもうすぐそこに迫っているのが感じられたのです。
幸い、安田が駆けつけるまでの数時間、トラは命を保ってくれました。
安田の顔を見ると、トラはもう動く力もないはずなのに、立ち上がり、安田にすがりつきました。
そして、安田と中村さんに抱きしめられて、旅立っていきました。
中村さんは、その後も元気に猫たちの世話をしています。
ホームにはトラ以外にも病気の猫、高齢の猫がおり、中村さんのおかげでしっかりとケアができています。
中村さんは、猫たち皆のおばあちゃんなのです。

若山 三千彦(わかやま・みちひこ)

社会福祉法人「心の会」理事長、特別養護老人ホーム「さくらの里 山科」(神奈川県横須賀市)施設長
1965年、神奈川県生まれ。横浜国立大教育学部卒。筑波大学大学院修了。世界で初めてクローンマウスを実現した実弟・若山照彦を描いたノンフィクション「リアル・クローン」(2000年、小学館)で第6回小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。学校教員を退職後、社会福祉法人「心の会」創立。2012年に設立した「さくらの里 山科」は日本で唯一、ペットの犬や猫と暮らせる特別養護老人ホームとして全国から注目されている。20年6月、著書「看取(みと)り犬(いぬ)・文福(ぶんぷく) 人の命に寄り添う奇跡のペット物語」(宝島社、1300円税別)が出版された。


「保護うさぎ」を知っていますか?粗末に扱われる小さな命

2021-02-24 05:51:09 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「保護うさぎ」を知っていますか?
 粗末に扱われる小さな命…「正しい知識を学んでほしい」

2021年2月6日(土) まいどなニュース

「保護犬」や「保護猫」の存在は広く知られるようになってきました。
では「保護うさぎ」はどうでしょうか。
「え、そんなのいるの?」といった反応が多いかもしれません。
でも実際は、山や河原に捨てられるうさぎや、多頭飼育崩壊の末にレスキューされるうさぎ、さらには幼稚園や小学校など“教育”の現場にいるうさぎが劣悪な飼育環境にさらされ、命を落としたり保護されたり…といった問題が全国各地で起きていると言います。


新しい家族との出会いを待つ“保護うさぎ”のめんまちゃん

「一番の問題は、うさぎの生態や正しい飼育方法が知られていないこと。
学校で“外飼い”を見ていることもあって簡単に飼えると思われがちですが、実際は暑さにも寒さにも弱いので年中エアコンが必要ですし、病気やケガも少なくない。
そうなると医療費も掛かります。
そもそもうさぎを診てくれる動物病院は少ないんですよ。
かわいいと飼い始めたはいいけれど、『こんなに大変だとは思わなかった』という身勝手な理由で捨てる人も残念ながらいます。
学校でも正しい知識を持った大人がいなくて、狭い小屋の中ですし詰め状態になるほど数を増やしてしまったり、病気やケガを見つけてあげられなくて命を落としたりといったケースが後を絶たないんです」

現代のうさぎ事情を教えてくれたのは『一般社団法人LIBERTY(リバティ)』代表の藤田敦子さん。
10年以上前からうさぎについて正しい知識を広めようとパネル展や専門家を招いてのセミナーなど啓発イベントを開催し、必要に応じて保護・譲渡活動も行っています。
「うさぎを助けたい気持ちはもちろんありますが、それよりも“人を変えたい”思いが強いですね。人が変わらないと、小さな命が粗末に扱われる現状は変えられませんから」(藤田さん)
パネル展などは犬や猫に関するイベントやフリーマーケットの会場の一角を借りて行うことが多いそう。
「今はまだうさぎに関心のない人たち、これから飼うかもしれない人たちに向けて発信するため」(藤田さん)です。
犬や猫に比べると飼育頭数は少ないものの、うさぎをペットとして迎える人は確実に増えています。
ハーネスとリードを付けて外を散歩させる「うさんぽ」なる言葉が生まれ、「ラビットラン」まで存在するのだとか。
藤田さんは「事故に遭うこともあるし、イタチやトンビに持って行かれることもある。ダニが付いたりガラスを踏んでケガをしたり…うさぎにとってはリスクが高い」として譲渡条件に屋外散歩禁止を入れていますが、一方で「うさぎには日光浴が必要」という意見もあるようです。
ただ、「日光浴」と「うさんぽ」はイコールではありません。
日当たりの良い室内や、危険がなく飼い主の目が行き届くベランダなどで遊ばせてあげるだけでも日光浴にはなるでしょうし、たくさんの危険が潜む屋外散歩が本当に必要かどうか…。
一つ言えるのは、正しい知識を持たないまま見た目のかわいさだけで外に連れ出す行為は、うさぎのことを本当に考えているとは言えないということです。
一般家庭でのうさぎの飼育頭数が増えた要因はいくつか考えられますが、きっかけの一つに“干支”があるようです。
「前回の卯年(うさぎどし=2011年)は半年で前年の売り上げを上回ったと、うさぎグッズのメーカーの人に聞きました。国内のうさぎが足りなくなって、台湾から輸入したほどだったそうです」(藤田さん)
翌年、保護依頼が増えたのは想像に難くありません。
次の卯年は2023年。きっとテレビCMなどにもうさぎが多く登場し、一時の感情で迎える人も増えるでしょう。
「それまでに何か動かないと」。
藤田さんはケージに入った保護うさぎたちを見ながら、そうつぶやきました。
リバティには店舗型事務局があります。
『SPEAR(スピア)』という名前はSanctuary(憩いの場)、Public Education(情報提供)、Action(行動)、Rabbit(うさぎ)の頭文字を取ったもの。
やむを得ない事情で保護したうさぎたちが生活していて、月に一度譲渡会が開催されるほか、普段からうさぎに関する本や資料を閲覧できたり、飼育相談にも応じてもらえます。
「うさぎについて正しい知識を学んでほしい」という藤田さんの願いが込められた場所です。
譲渡会を訪れる人の約半数は「飼うのは大変そう」と言って里親になることをやめるそうですが、藤田さんは「それでいい」と言います。
「何も知らずに飼ってあとで大変さに気づくよりも、ちゃんと分かった上で飼う、または飼わない選択をする。そのほうがずっと責任ある行動だと思います」
命を預かるということは、きれいごとばかりではありません。
藤田さんはうさぎのかわいらしさとともに10年先、15年先まで続く飼育の大変さも伝えた上で、「適正飼育」と「終生飼育」ができるのかを今一度、自身に問うてからうさぎを迎えてほしいと願っています。

【写真】小学校のうさぎたち、余程暑かったのか、凍らせたペットボトルを置くと集まってきた

(まいどなニュース特約・岡部 充代)

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【写真】えっ、こんなに?小学校の小屋で適正飼育されておらず繁殖により数が増えたうさぎ
学校の動物飼育現場が崩壊…うさぎが大変なことになっている


ペットの多頭飼育崩壊問題 環境省が自治体向けに対策の指針案

2021-02-23 05:57:31 | 国・行政

ペットの多頭飼育崩壊問題 環境省が自治体向けに対策の指針案

2021年2月4日(木) NHK news web

ペットが増えすぎ、適正な飼育ができなくなる「多頭飼育崩壊」と呼ばれる問題に対応するため、環境省は自治体などが対策を講じる際のガイドライン案を取りまとめ、地域と連携し、リスクの高い飼い主を早めに見つけることなどを求めています。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210204/k10012848681000.html

犬や猫を無計画に繁殖し、悪臭や騒音によって周囲とトラブルになったり、動物虐待になったりする問題は「多頭飼育崩壊」と呼ばれ、環境省の調べでは、全国の都道府県と政令指定都市、それに中核市には、平成30年度、多頭飼育をめぐる苦情が合わせて2000件余り寄せられています。
これに対応するため環境省は3日開かれた専門家会議で自治体や関係機関に向けた対策のガイドライン案を示しました。
この中では、事態が深刻化する前に問題を察知して対応することが重要だとしていて、発生を未然に防ぐため近隣の住民や民生委員などと連携し、チェックシートを活用するなどしてリスクの高い飼い主を早めに見つけ、アドバイスや指導につなげることを求めています。
そして、問題が見つかった場合は、飼い主と相談し、ペットの不妊手術や譲渡を進めることや、必要な場合は、飼い主を社会福祉の生活支援につなぐことが必要だとしているほか、解決したあとも、適正に飼育できているか地域での見守りを続けるなど、再発防止に努めるよう求めています。
環境省は今月中にもガイドラインを完成させ、自治体や関係機関に周知したいとしています。

「早めの対処が重要」動物愛護団体
「多頭飼育崩壊」の問題に対応している動物愛護団体も事態が深刻化する前に早めに対処することの重要性を指摘しています。
兵庫県の公益財団法人「どうぶつ基金」は全国の自治体から依頼を受け、「多頭飼育崩壊」に陥った飼い主のもとにいたペットを保護するなどの活動を行っています。
去年11月には、島根県で地元の動物愛護団体と協力して住宅で飼われていた164匹の犬を保護しました。
飼い主は30年ほど前、捨て犬を拾って飼育を始めましたが、繁殖を繰り返してどんどん数が増え、不妊手術の費用が賄えなくなったと話しているということです。
また去年7月には、北海道でおよそ40匹の猫を保護しました。
飼い主は10年ほど前に2匹の猫を飼い始めましたが、不妊手術は行わず、生まれた子猫の引き取り先を見つけられないうちに、数が増えてしまったと話しているということです。
現場からは、保護した猫のほかに、死んだ子猫が9匹見つかったということです。
「どうぶつ基金」の佐上邦久理事長は「犬や猫は繁殖能力が高く、数が少ないうちに不妊手術をするなど早めに対策をとることが最も重要だ」としたうえで「生活の困窮が問題の背景にあるケースも多く新型コロナウイルスの感染拡大で経済状況が悪化する中、『多頭飼育崩壊』は増えるおそれがある。地域での見守りが必要だ」と指摘しています。


福井県内保護収容犬

2021-02-21 05:48:35 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物愛護センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします


【福井県動物愛護センター 嶺南支所】
 電話番号:0770-22-3747

収容月日:2021年2月19

種類:雑種
保護場所:敦賀市櫛川 付近
性別・体格:オス(未去勢)・中型
年齢:不明
毛色:茶白
紺色に赤い十字模様の首輪着用
公示終了:2月22日


『ストレスが溜まりすぎている犬』がする行動5選

2021-02-20 05:48:10 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

『ストレスが溜まりすぎている犬』がする行動5選

2021年2月3日(水) わんちゃんホンポ

◆犬はどんなことにストレスを感じるの?
犬は仲間意識が強く、警戒心が強い動物です。
そのため、飼い主のちょっとした行動や接し方、さらに環境の変化などに対して、とても敏感に反応します。

例えば、以下のようなことに対してストレスを感じやすいです。
✔飼い主が構ってくれない
✔長時間の留守番が多い
✔激しく怒られる
✔同じ空間にいるのに無視される
✔常に騒々しい環境で過ごす
✔新しい家族が増える(あるいは去る)

他にも家族仲が悪かったり、ケージの配置場所が悪かったりするなどの理由でもストレスを溜めてしまいます。
そして、ストレスを溜めすぎてしまうと、精神病を患ってしまったり、そこから免疫力が低下し、病気の原因になったりします。
また近年、ストレスを溜めすぎることで、自傷行為にも似た行動をとる犬の報告も多くされています。
こうなってしまう前に、飼い主は日頃から愛犬の様子をしっかり観察し、ストレス度を把握しておく必要があります。

◆ストレスが溜まりすぎている犬がする行動とは

犬はストレスを溜めすぎてしまうと、ある行動を起こします。
ここでは、ストレスを溜めすぎている犬がする行動を紹介するので、以下のような行動が見られた場合には、スキンシップの頻度や接し方、環境の見直しなど、適切なケアを行いましょう。

1.前足を舐め続ける

犬がストレスを溜めすぎてしまうと、何かに夢中になることでストレスを紛らわせようとすることがあります。
その行動の1つに、前足を舐め続ける行動が挙げられます。
一心不乱に前足を舐め続ける愛犬の姿を目撃したことはありませんか。
「毛繕いでもしているのかな?」と見逃しがちですが、実は非常に強いストレスを感じているサインです。
そのまま放置していると、ストレスにより免疫力が低下したり、皮膚炎を発症したり、エスカレートすると自傷行為に発展したりする恐れがあります。
無理に止めてしまうと余計にストレスを感じてしまうので、他に興味のある物をちらつかせて、夢中になる対象を変えるなどの方法を試しましょう。

2.自分のしっぽを追い続ける
前足を舐め続ける行動と同じ症状として、自分のしっぽを意味なく追いかけ続けるという行動が挙げられます。
こちらも自分のしっぽを追いかけ続けることで、寂しさなどのストレスを一時的に紛らわせようとしているのです。
中にはちょっとした暇つぶしで追いかけていたり、自分のしっぽに興味を持ったりすることで、しっぽを追いかける行動を起こす犬もいます。
しかし、あまりにも頻繁に追い続ける行動が見られる場合は、ストレスが溜まっているサインと考えましょう。

3.物や内装を破壊する

ストレスを溜めすぎている犬は、その怒りや悲しみを物にぶつけることで解消しようとします。
その結果、ソファーやクッションをボロボロにしたり、中には壁やドアの塗装をバリバリと剥がして破壊したりする犬もいます。
破壊衝動は非常に強いストレスの表れです。
そのまま放置していると症状がより深刻になる恐れがあるので、早めに対処しましょう。

4.トイレの失敗が増える
トイレの失敗が増えるのも、ストレスが溜まりすぎている犬によく見られる行動です。
理由は2つあります。
1つはストレスが溜まりすぎてしまい、以前のように冷静に物事を対処する余裕がなくなっていることが原因です。
以前は当たり前にできていたことも、ストレスが溜まりすぎてしまい、情緒が不安定になっているため、冷静に行動に移せないのです。
もう1つの理由は、トイレを失敗すれば飼い主が構ってくれると思っているからです。
これは、寂しさがストレス要因になっている犬によく見られます。
以前、トイレを失敗した際に、飼い主が「も~!」と構ってくれたことに対して嬉しさを感じてしまったことを覚えているのです。
どちらにせよ、ストレス要因には変わりないので、激しく叱ったり声をかけたりすることはせず、黙々とひたすら片付けるようにしましょう。

5.無駄吠えや鼻鳴らしが増える
何もないところで突然吠える無駄吠えが頻発したり、時折寂しそうに「クゥ~ン」と鼻を鳴らすような鳴き声を出したりすることが多くなるのも、ストレスサインの1つです。
ストレスが溜まりすぎてしまい、そのストレスを吠えることで発散する犬もいれば、ストレスによって情緒が不安定になってしまい、ついつい鼻で鳴いてしまう犬もいます。
無駄吠えや鼻を鳴らす行動は、寂しさから来ることが多いです。
鳴き声を出しているときは必要以上に構わず、鳴き止んでから、しっかり向き合うようにスキンシップをとってあげましょう。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。
犬はストレスを溜めすぎてしまうと、問題行動を起こしたり、健康面に悪影響を及ぼしたりします。
愛犬の心身の健康のためにも、こうしたストレスサインにはいち早く気付き、原因に適した対応を取りましょう。

(獣医師監修:平松育子)

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小泉環境相「保護犬、保護猫の選択肢を」

2021-02-19 05:48:31 | 国・行政

小泉環境相「保護犬、保護猫の選択肢を」 ペット飼育で力説

2021年2月10日(水) 産経新聞


衆院予算委員会で答弁する小泉進次郎環境相=9日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

「ペットを飼うときは、ペットショップだけに限らず、保護犬や保護猫という選択肢があることを多くの皆さんに知ってほしい」
小泉進次郎環境相が10日の衆院予算委員会で、こう力説する場面があった。
小泉氏は自らも妻の滝川クリステルさんが東日本大震災の被災地から引き取った保護犬「アリス」を飼育する愛犬家として知られる。
この日は、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、ペットショップで犬や猫を買い求める人が増える一方、飼育放棄の懸念があることを踏まえ「犬や猫の遺棄や不適正な飼育を生じさせないように保護犬、保護猫ができる限り早い段階で譲渡されることが重要だ」と強調した。
さらに、「保護犬、保護猫、そして繁殖を終えた犬猫がさまざまなところに譲渡され、一生を幸せに全うできる社会をつくっていきたい」と語った。


あなたが猫を保護したら

2021-02-18 05:57:51 | 幸せになったワン・ニャンたち

あなたが猫を保護したら

2021年2月3日(水) 

猫との出会いは突然に。
時には思いがけず猫を保護することもある。
そんな時、真っ先にやるべきことを整理してみましょう。
(猫びより vol.101より)
イラスト・おかやまたかとし
監修・墨田由梨(東京都動物愛護推進員)

◆子猫の場合
・体温保持

低体温は命にかかわるので、緊急時は取り急ぎタオルにくるむ。
生後45日までの子猫には、段ボール箱の隅に湯たんぽや使い捨てカイロなどの保温グッズをタオルでくるんで置き、清潔なタオルもしくはフリースを敷いて保温ベッドを作ってあげると◎。
体が濡れていたり、体温が下がっている場合は、ドライヤーをかけて温める。

・給餌

子猫が離乳前か離乳後かを確認(おおよその目安は歯の有無)して、離乳前なら猫用ミルクを、離乳後であれば離乳食かドライフードをふやかしたものを与える。
低体温同様、脱水も命にかかわるので要注意。
夜中など猫用ミルクが手に入らない場合は、砂糖水を飲ませておくだけでも低血糖が防げる

・乳飲み猫の場合は排泄の補助が必要
ぬるま湯で濡らしたティッシュやコットンなどで肛門付近を優しく刺激する。
膀胱がパンパンだとミルクが飲めなくなるので、排泄は授乳前に行うと良い。
下痢もしくは3日以上出ない場合は動物病院に相談を。

◆成猫の場合
・脱走対策


しばらくはケージから出さないようにする。
ケージがなければ、玄関や窓を開ける際に必ず猫がいないか確認したり、扉を完全に閉めて窓には施錠する習慣を。突き破って逃げる場合もあるので網戸にも注意。

・隔離

外にいた猫にはノミやダニ、寄生虫がいることが多いので、トイレ、水、フードを用意した上でケージに入れて浴室などに隔離する。
2週間程度が目安(記事下部「すでに家に猫がいたら」も参照)。

◆子猫・成猫共通
・動物病院を受診する

病気や健康状態、マイクロチップの有無を確認するため、できるだけ早く動物病院を受診する。
ケガや病気があったり、子猫の場合、容体が急変するので早めに対処したい(記事下部「動物病院でのチェック項目」も参照)。

・警察と保健所に届出

迷い猫の可能性もあるので最寄りの警察署と保健所に問い合わせて確認を。
段ボール箱に入れられて遺棄されていたら立派な犯罪(動物愛護法違反)なので必ず警察に届け出る。

・情報収集

迷い猫の可能性もあるので最寄りの警察署と保健所(動物愛護センター)に問い合わせて確認を。
地域猫の場合は、世話をしている人がいれば話を聞いて、性格や健康状態など後々役に立つ情報を聞きたい。

・グッズを用意する

最低限必要なグッズを揃える。さしあたりトイレ、爪研ぎ、水入れ、フード皿(哺乳瓶もしくはシリンジ)、フード(猫用ミルク)、ケージだけは用意しておきたい。

◆保護する前に冷静に考えてみよう
●自宅で引き取れる環境とキャパシティはあるか?
●自宅で飼えなくても里親が見つかるまで諦めずに探す覚悟はあるか?
●最終的に保健所や保護団体に丸投げすることなく、自力で里親を探す覚悟があるか?
どうしても自宅に置けない場合も身内や友人に預かってもらえないかも探る。
ペット不可の物件でも一時保護なら家主の理解を得られるケースもある。
保護団体やボランティアには基本的にアドバイスをもらうだけにとどめ、自分で動くように心がけること。
とにかく諦めず、粘り強く猫にとって最善の落ち着き先を探りたい。

◆動物病院でのチェック項目
□ 全身の健康診断
□ 年齢と性別のチェック
□ 検便
□ ワクチンが打てる健康状態であればワクチン接種
□ 寄生虫駆除
□ エイズ白血病検査(採血できる大きさなら)
□ 爪切り
□ 食事やお世話の仕方を指導してもらう

◆すでに家に猫がいたら
病気の感染リスクもあるので、動物病院での検査後の隔離期間(2週間程度)が終わるまでは他の猫と接触させず、トイレ、水、フードを用意した上でケージに入れて隔離する。
後々、消毒や清掃が楽なので浴室がベスト。

◆里親を探すときのチェック項目
□経済力食事代や予防接種など必要最低限の医療を受けさせる余裕はあるか
□住宅環境猫が快適に生活できる住環境が整っているか。ペット飼育可の住宅に住んでいるか
□他のペットの有無他のペットとの相性はどうか。お互いに大きな危険やストレスが生じないか
□年齢終生面倒を見られる年齢か。本人に何かあった時に家族のフォローが期待できるか(60歳代以上の方の場合、お子さんなどの同意をもらっておく)
□家族家族の理解は得られているか。出産など家庭環境の大きな変化を控えている家庭ではないか。単身の場合は家族のフォローができるか
□勤務形態極端に家を空ける時間が長くないか。子猫の場合、留守番時間の長い人はNG。フルタイムで仕事をしている方には、成猫をお勧めする
□完全室内飼い病気や迷い猫になるリスクを軽減するためにも、里親には完全室内飼いが求められる
□不妊手術望まない繁殖を防ぐために不妊手術を約束する

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