動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

交通事故の犬救出

2019-09-30 05:43:56 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

犬が車にはねられグッタリ…警察官の懸命救助で奇跡 

2019年9月27日(金) テレ朝NEWS 

車にはねられた犬はぐったりとしていました。
近くにいた警察官が駆け寄って助けますが、無事なのでしょうか。 

高速道路を走行中のパトロールカー。
その目の前で、迷い込んだ犬が車にはねられました。
まるで物のようにクルクルと回転しながら地面を滑ってきます。
犬はぐったりと動きません。
車を降りて駆け寄る警察官。
遠目に様子をうかがい、次にひざまずいて体に触れてみます。
生きていることを確認すると、警察官は慌てて車に戻って緊急用の毛布を準備。
注意深くゆっくりと犬の体を起こして優しく優しく毛布に乗せ、まるで繊細な壊れものを扱うように丁寧に丁寧に毛布にくるみます。
この事故から4日、犬はすっかり元気になりました。
ラッキーと名付けられ、もし飼い主が現れなければ助けた警察官が引き取るつもりだといいます。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190927-00000057-ann-int 


富山・猫虐待事件

2019-09-29 05:41:14 | 動物実験・動物虐待

《富山・猫虐待事件》猫を盗み死なせた元被告が謝罪するも、飼い主に残る「疑念」 

2019年9月26日(木)  週刊女性PRIME

 
富山猫虐待事件 A元被告(52

「犯人を許せない気持ちはあります。でも、モコオは帰ってきません。家族の怒りはおさまりませんが、明日に進んでいかなければ……」
富山県西部に住む上田義之さん=仮名=は声を震わせた。
モコオは上田さん一家が家族の一員として飼っていた猫でオスのアメリカンカール。
今年5月、モコオが盗まれたことで、富山県内で発生していた猫虐待事件が明るみになった。
モコオを連れ去り、のちに殺害し、遺体を用水路に捨てたのは富山市に住む無職のA元被告(52)。
富山県警は6月、窃盗の疑いで逮捕していた。

鉄製の檻に入れて虐待し、死なせる
7月、富山地検が器物破損と動物愛護法違反の罪に切り替え、起訴した。
8月の初公判ではモコオの殺害方法も明らかになった。
「浴室に置かれた鉄製の檻に入れられ、エサも与えられず、金属の棒で腹部を突かれるなどの虐待をされた。盗んでから5日ほどで死なせたとのことでした」(全国紙記者)
裁判で検察は懲役6か月、弁護側は罰金刑を求め即日結審。
9月17日、富山地裁高岡支部(梅沢利昭裁判官)は懲役8か月、執行猶予4年を言い渡した。
求刑より重い判決が言い渡されることは異例だという。
動物関係の法律に詳しい渋谷総合法律事務所(東京都)の渋谷寛弁護士は、「今回のようなケースはほとんどない、相当珍しいです」と驚いた。
その背景として、「裁判官の言うように動物愛護の精神の高まりでしょう。罪の重さは殺された猫の数や残虐性にもよるところがありますが“検察の求刑は低すぎる”という批判が込められているのでしょう」 と推測する。

「すみません」と頭を下げていたが…
A元被告は18日に控訴したが、翌日に一転、取り下げる考えを示し、20日取り下げた。
前出・動物保護団体の関係者によると、「判決後、弁護士から“控訴しませんか”と電話がかかってきたそうです。A元被告は“控訴してせめて保護観察が取れればいい。控訴審はメディアや誰にも知られないし、費用も掛からないと説明されて……”と話していて、言われるがまま、控訴を決めたようだった」
しかし、関係者が控訴審について、実際はそうではないことを説明すると、「“思っていたことと違う”と驚いており、“やめてもいいんじゃないですか?”と尋ねると“そうしたいです”と話し、取り下げる旨を弁護士に申し伝えていました」
そして、その直後、A元被告は上田さんにも謝罪した。
「“すみません”と頭を下げていましたが本当に申し訳ないという気持ちがあるのか……。“(謝罪する)気持ちはあるのか?”と尋ねると、うなずいていましたが……。確かに私たち家族に会うのは怖かったかもしれないが……オドオドしていて……」
上田さんは怒りとも諦めともが混ざる心境だったことを明かした。

さらにA元被告の関与が疑われる案件も
一方で、複雑な思いで裁判を見守っていた人がいる。
中古車販売業を営む坂本肇さん=仮名=だ。
飼い猫5匹が行方不明になっており、A元被告の関与が疑われている。
「警察に相談しましたが、証拠が乏しく“立件できる状況ではない”と言われ捜査は終わりました。今回の裁判はモコオくんの1件。うちの猫のことはわからないままです。Aが事実を話し、詫びでも入れてもらえたら……。今は宙ぶらりんな情況です」と苦しい胸の内を明かした。
保護観察は付いているとはいえ、猫虐殺男は世に放たれた。
前出・関係者。
「Aから“月2回ほど、家の中を見てほしい”と申し出がありました。孤独が元で猫を虐待する方向に進んでしまった。地域にも協力を依頼、見守りを頼みました」
今後は保護司らと連携し、団体関係者が月数回ほど訪問し、目を光らせるという。
A元被告はモコオくんのほか十数匹の連れ去り、虐殺は認めており、共犯者の存在も否定できない。
猫への贖罪と更生の日々はまだ始まったばかりだ。


歩き出した先で犬と“再会”するからくり人形

2019-09-28 05:46:48 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

歩き出した先で“再会”するからくり人形に感動の声
 「最後の動きが泣ける」「涙が止まりません」

2019年9月23日(月) ねとらぼ


取っ手を回すと……

小さな人が歩き出した先で“再会”するからくり人形に「泣いてる」「涙が止まらない」の声が寄せられています。
箱に付いた取っ手を回すと、小さな人が左から右へと歩き出します。
ゆっくりと、けれども気持ちは前に進むことを急ぐような、そんな足取りで歩む先にいるのは……。
そこには、大人しく座り、徐々に近づいてくる人のことを見つめて待っているような、1匹の犬の姿が。
そしてついにその人が目の前までやってくると、感情があふれたように犬の尻尾が揺れます。
作品名の「再会」と1人と1匹の動きから、言葉がなくても背景にある物語が浮かんできて涙が……。
作者は、以前にシャボン玉を吹くからくり人形や、涙があふれるからくり人形が話題になった、アトリエpuchucoさん。
ちなみに今回の新作は、11月開催の「デザインフェスタ」にて展示予定(※非売品)とのこと。
Twitterでは最後の犬の尻尾が動くギミックに驚く声や、「飼い主と愛犬が天国で再会」といったストーリーを想像して涙する声、また亡くなった愛犬を思い出す声など、さまざまな反応が寄せられ話題になっています。 

【動画:最後には犬の尻尾が……!】 

画像提供:アトリエpuchuco(@puchuco709)さん


立入禁止区域を愛犬と散歩中に無免許のバイクに追突された!

2019-09-27 05:48:37 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

立入禁止区域を愛犬と散歩中に無免許のバイクに追突される事故、判決は? 

2019年9月25日(水) いぬのきもち

ホントにあった、犬にまつわる事件簿を紹介!
この連載では、過去に実際に起こった犬がらみのトラブルと、それに対して裁判所から下された判決について解説します。同じような事件が起こった場合の参考になります。
今回ご紹介するのは、東京地方裁判所で平成12年11月6日に判決が出た事例です。
※この記事の解説は、ひとつの例にすぎず、まったく同一の解決・判決を保証するものではありません。個々の事件の判決については裁判所に、解決策はその当事者に委ねられます。

お話してくれたのは……渋谷 寛先生
弁護士/渋谷総合法律事務所。
ペット法学会事務局次長。動物の医療過誤訴訟を担当するなど、ペットと法律の問題に力を注ぐ。
共著に『Q&A ペットのトラブル110番』(民事法研究会)など。

立ち入り禁止区域を散歩中に、無免許のバイクに衝突された!

 
イラスト/macco

事故現場は、人もバイクも進入禁止の場所だった!
夜間に河川敷で愛犬の散歩をしていたAさん。
無免許で無灯火のモトクロスバイクを運転していた16才の少年に衝突され、左視束管骨折、左上腕部開放骨折などの大ケガを負い、53日間もの入院を余儀なくされました。
左目の視力はケガの影響で推定1.0程度から0.04まで低下して矯正できず、醜いケガの痕も残ってしまいました。
しかし、Aさんにもまったく非がなかったわけではありません。
事故現場の河川敷は、人もバイクも立ち入り禁止の白バイの練習コースで、犬を散歩させてよい場所ではありませんでした。
また、3頭のうち1頭は、リードをつけずに歩かせていました。
事故当時、主婦兼会社役員だったAさん。
治療による休業の損害や、視力低下などの後遺症の賠償を求めて、少年と少年の親を相手どり、裁判を起こしました。

Aさんにも過失があるとされ、損害賠償金の一部が減額された
裁判では、事故現場である河川敷が、本来は人もバイクも立ち入り禁止の場所だったこと、Aさんが当時3頭の愛犬を散歩させていたうちの1頭のリードを外したままだったことなどが争点になりました。
審議の結果、無免許で事故を起こした少年には重大な過失があるとしてAさんの主張が認められ、裁判所は少年に、治療費や休業中の損害補償、後遺症などの賠償金を支払うよう命じました。
ただし、立ち入り禁止区域に進入し、犬に気を取られてモトクロスバイクの進路上に出たAさんにも過失があるとして、損害賠償額の15%にあたる、約303万円が減額されることになりました。

 
イラスト/macco

判決は……損害賠償金のうち約303万円が減額された
立ち入り禁止の場所での散歩は思わぬ事故につながり危険です。
また、愛犬が事故にあう可能性も。日ごろから散歩のときには愛犬にきちんとリードをつけ、安全に気を配って散歩するよう心がけたいものです。

参考/『いぬのきもち』2017年9月号「ホントにあった犬の事件簿」(構成・文/豊島由美)
イラスト/macco
いぬのきもちWeb編集室


犬猫「殺処分ゼロ」 その裏に隠されたボランティアらの苦悩や模索

2019-09-26 05:40:35 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

犬猫「殺処分ゼロ」 その裏に隠されたボランティアらの苦悩や模索 

2019年9月24日(火) THE PAGE

 
名古屋市動物愛護センターで保護犬におやつをあげる愛護企画係長の島崎亜紀さん。重い病気の犬や極端に気性が荒い犬は譲渡が難しいため、センターで長期間保護することになる 

SNSや動画サイトで人気のコンテンツといえば、なんといっても犬や猫。
かわいらしい姿をつい見てしまうという人も多いのではないでしょうか。
しかし、最初はかわいいと思って飼い始めても面倒が見きれなくなったり、思った以上に子どもが生まれたりして手放してしまう例は後を絶ちません。
捨て犬や捨て猫の多くは、自治体の動物愛護センターなどで保護され、新しい飼い主に引き取られますが、飼い主が見つからなければいずれ殺処分されてしまいます。
2013年に動物愛護法が改正され、殺処分をできる限り減らして最終的には「ゼロ」にする目標が盛り込まれました。
そして自治体が取り組みを強化した結果、2007年度に犬猫あわせて30万頭近かった殺処分が、17年度には約4万3000頭にまで減少しています。
ところが、「殺処分ゼロ」の裏には、それぞれの自治体やボランティアらの苦悩と模索があります。
動物愛護週間(9月20~26日)に合わせ、その実態から今後を考えてみましょう。

 
引き渡し前にセンターの職員から犬の性格や健康状態について説明を受ける鈴木嘉之さん(写真左奥)。「愛護センターとボランティアの良好な関係が殺処分ゼロに貢献しています」 

飼いにくい犬をあえて引き取る
名古屋市動物愛護センター(名古屋市千種区)に、生後10カ月ほどのメス犬が保護されてきました。
夏の暑い日、公園の遊具の手すりに、ひもでつながれたまま捨てられていたそうです。
おとなしい性格で、あまりほえず、くるくるしたつやのある黒い毛が愛らしい雑種犬ですが、「すでに体重が14キロもあるので集合住宅では飼いづらいでしょう。トイレのしつけもまだ不十分で、ふんを踏みつけたり、トイレシートをかんで引っ張り出してしまうくせもあります」とセンターの職員は明かします。
こんな飼い主が見つかりにくそうな犬を、あえて引き取っていったのが鈴木嘉之さん。
センターから犬を譲り受け、世話をしながら次の飼い主を探す「譲渡ボランティア」の一人です。
犬の訓練士やペットの専門学校の講師を務めていましたが、7年ほど前から犬のトリミングサロンを経営しながら譲渡ボランティアも始めました。
「保護された犬は人との生活に不安を抱えていることが多く、そのためにほえたりかんだりしてしまうんです。だから私たちが手をかけて問題行動を起こさないようにしてから、犬を飼うことに慣れた人などに譲っています」

交流会で協力関係、ふるさと納税も活用
センターには、こうした犬や猫の譲渡ボランティアとして約60の個人や団体が登録しています。
鈴木さんのような犬の訓練の専門家から、シェルターを持ってNPO法人として活動している団体、犬が好きな主婦仲間のグループまでさまざまです。
「愛護センターの主催で、譲渡ボランティア同士の交流会があるのがとてもいい」と話すのは、同市緑区で犬のデイケアやしつけ教室「Pooches」を経営する譲渡ボランティア、久保田ふみえさんと伊藤麻紀さん。
以前から個人的に捨てられた犬を保護する活動をしてきましたが、市の譲渡ボランティアに登録したことで、他の団体とのつながりができたと話します。
「私たちが飼い主の募集をする際には他団体のサイトにも情報を掲載してもらい、逆に他の団体から私たちが犬のしつけなどについて相談を受けることもあります。交流会を通じて団体同士が互いの得意、不得意を知って、連絡しやすい関係ができています」
センターでは2016年度に初めて犬の殺処分ゼロを達成しました。
翌年には瀕死の状態で引き取った犬など4頭が収容中に死亡しましたが、30年前の開設当初には年間6000頭近い犬を殺処分していたことを考えると大きな変化です。
愛護企画係長の島崎亜紀さんは「今も犬舎は常に満杯の状態。昨年も今年も殺処分の再開を危惧したことが何度もありました。それでも殺処分をしないでいられるのはボランティアの皆さんの頑張りによるところが大きい」と話します。
島崎さんたちには、もう一つの支えがあります。それは「ふるさと納税」です。
以前は収容動物の増加に対して、予算が常に不足していることが悩みでした。
飼い主さえ見つかれば生きられる犬を処分するのも忍びなく、センターの職員が自費でフードや薬を購入することもあったそうです。
「予算の増額を求めたくても市の財源に限りがあることは重々分かっていたので、強く言いづらい面もありました」と島崎さん。
そこで考えられた仕組みが、16年度から始まった「犬殺処分ゼロサポート寄付金」です。
ふるさと納税の制度を使って、殺処分ゼロを目指す活動への支援をアピール。
趣旨に賛同する人からの寄付は16年度に約1100万円、17年度には対象を猫にも広げて「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄付金」とし、2500万円以上が集まりました。
寄付金はセンターで使う薬やシートなど消耗品のほか、手術や検査の機器、広場の整備などに充てられています。

広島では大規模団体の引き受けで問題に
しかし、同じような仕組みでも一歩間違えると逆効果となる場合があります。
問題が発覚したのは広島県です。
広島県は2011年、犬猫の殺処分数が全国ワースト1位となりました。
すると、国内外での災害救援活動などで知られる東京のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」が名乗り出て、広島で殺処分対象となったすべての犬を自分たちで引き取る計画を立てました。
PWJは「ピースワンコプロジェクト」として年間1000頭を超える引き取りに対応するため、広島県神石高原町に大規模なシェルターを建設。
その財源として主に同町へのふるさと納税による寄付金が充てられました。
その額は17年に約5.4億円、18年に約4.9億円。
名古屋市とはケタが一つ違います。
そして5年後、広島県での「殺処分ゼロ」達成を宣言しました。
ところが18年11月、広島県警がこの施設に対して狂犬病予防法違反、19年6月には動物愛護管理法違反の疑いでPWJを書類送検。
民間の画期的な取り組みとの期待は一転、疑惑の目に変わり、全国の自治体や愛護団体に大きな衝撃を与えました。
一連の捜査の結果、狂犬病予防法については起訴猶予、動物愛護管理法違反は嫌疑不十分で不起訴となりました。
しかし、PWJも新聞社の取材などに対し、保護犬の急増に対応が追い付かなかったこと、そのために狂犬病の予防接種が期限内にできなかった犬がいることを認めています。
多額の公的な資金を使いながら、十分な体制が整えられないまま事業が進められたことは否めません。
PWJの説明不足や情報公開の消極性も指摘されています。
今回も取材には応じてもらえませんでした。 

団体同士のネットワークがカギ
NPO法人「人と動物の共生センター」代表で獣医師の奥田順之さんは、PWJは極端な例だとしても「目の前の動物を救いたいあまり、手に負えないほど引き取ってしまったり、資金や人出が足りず困っても、どこに相談してよいか分からず抱え込んでしまったりする団体はあるのではないか」として、この分野の業界団体や団体同士をつなぐネットワークづくりの強化を提唱します。
また、「殺処分ゼロ」の機運の高まりが、プレッシャーやひずみを生み出してしまう危険性も指摘。
「『殺処分はよくない』『ペットショップが悪い』『無責任な飼い主が悪い』と一方的に誰かを非難しても問題の解決にはつながらない。むしろ情報公開を渋ってますます問題を抱え込んでしまう」と、相互理解や対話を促します。
命を守るための「殺処分ゼロ」が、自治体にも保護団体にも、そして保護される犬にも苦しい状況を生み出してしまうのでは本末転倒です。
誰かが責任を丸抱えするのではなく、自治体や民間団体、飼い主が少しずつ果たすべき役割を担い、ゆるやかにつながる。
そして対話しながら前向きに課題を解決していくことが「ゼロ」という数字以前に求められているのではないでしょうか。
(石黒好美/Newdra)


売らないペットショップ

2019-09-25 05:48:41 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

売らないペットショップが登場、命に値段つけることに疑問 

2019年9月23日(月) NEWSポストセブン

日本では法律上、ペットはモノとして扱われるため、値段がつけられて売買される。
しかし最近では、命あるものに対し、それはいかがなものかと、生体販売を止めるペットショップが登場。
変わりゆくペットショップの在り方をレポートする。

 
「pecos幕張新都心店」(千葉県)内にある「neco.LIFE HOUSE」

千葉県千葉市にある「snimal life(アニマルライフ)千葉本店」には現在、猫が7匹、犬が6匹暮らしているが、この子たちは“売り物”ではない。
みんな保護猫・保護犬で、ここで新しい家族との出会いを待っているのだ。
「以前は、生体販売をする普通のペットショップでした。しかし、ペットブームの裏で多くの命が犠牲になっていることに疑問を感じ、生体販売をやめることにしたんです」と話すのは、代表取締役の長野礼子さんだ。
2016年7月に、動物病院を中心にトリミングサロンや老犬・老猫ホームなどを併設した複合施設にリニューアル。
ペットの販売はやめ、動物愛護センターや保健所から猫や犬を引き取り、里親探しの手伝いをしている。
「動物病院を併設しているので、避妊・去勢手術や各種予防接種を行うのはもちろん、病気があれば治療もしています」(長野さん)
譲渡費用3万7800円は、保護期間中の医療費(避妊・去勢手術や検査、各種予防、ワクチン接種)や管理費の一部にあてられる。
ここでは、普段からいつでも保護猫や保護犬と触れ合えるほか、年に数回、譲渡イベントも行っている。
また、イオングループの商業施設を中心に全国200店舗以上で展開する「イオンペット」。
ここでも、保護猫・保護犬の譲渡をする施設を運営している。
その名も「LIFE HOUSE(ライフハウス)」。
施設内にいる猫や犬は、さまざまな理由で地域行政に保護された子たちだ。
「ライフハウス」は全国に13施設あり、そのうち7施設は猫専用「neco.LIFE HOUSE」として展開している。
「店舗にいる保護猫たちは、ノミやダニの駆除、ワクチン接種、病気の治療、マイクロチップ装着、さらに、手術可能な月齢に達している子には避妊・去勢手術を行った上で新しい飼い主にお譲りしています」(イオンペット広報・石田智子さん)
「neco.LIFE HOUSE」はガラス張りで、猫たちが元気に走り回っている様子が見られる。
「ショッピングモールの中に施設があるため、いろいろなかたに保護猫の存在を知ってもらえるきっかけにもなっています」(石田さん)
譲渡は基本、無料だ。
ただし、「家族全員が飼育に賛成している」「毎日欠かさず世話ができる」など、譲渡には厳しい条件や審査があり、さらにペットを飼う際の心構えを学ぶための講習会を受けなければならない。
日本におけるペットの保護活動は、いまだ多くのボランティアに頼っているのが現状だ。
両社はペット用品の販売やトリミングサロン、動物病院なども運営しており、それらの収益を保護活動に回しているという。
「保護猫・保護犬をビジネスに利用していると、厳しい声を受けたこともあります。とはいえ、個人での保護活動は時間や資金などの関係で限界が訪れる可能性があります。ペットショップだからこそできる命の守り方で、1匹でも多くの保護猫・保護犬を新しい家族の元に送り出したいのです」(長野さん)
ペットの飼い主も、“命の売買”について、考えるいい機会なのかもしれない。
※女性セブン2019年9月26日・10月3日号

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豚処分悲しき注射

2019-09-24 05:42:14 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

豚処分悲しき注射 県獣医師の岡部さん 豚コレラ早期収束願う 

2019年9月14日(度) 北日本新聞 

殺処分される豚は、驚くほど従順だったという。
県西部家畜保健衛生所(砺波市)の獣医師、岡部知恵さん(42)は5月、豚コレラが発生した愛知県の養豚場で4千頭超の処分に関わった。
食用のため奪われる命かもしれない。
しかしウイルスの封じ込めのため、発症していない元気な豚に薬剤を注射し、手にかけるのはやるせなく、心が痛んだ。
「一日も早く感染が収まってほしい」と願う。
(政治部・高嶋昭英)

 

養豚場で感染した豚が1頭でも見つかれば、法律に基づき全頭が処分される。
「医療行為」が伴う実際の作業は獣医師にしかできない。
岡部さんは5月、白い防護服に身を包み、感染が発覚した愛知県田原市の養豚場に入った。
膨大な頭数に上るため、国から応援要請を受けていた。
「びっくりするくらいおとなしく、誘導に従ってくれた」。
県職員や自衛隊員が豚を場内の一角に追い込み、獣医師が電気ショックで動きを抑えて注射針を刺す。
作業はこの繰り返しだ。
多くの豚は従順に岡部さんの元に駆け寄った。
中には危険を察知したのか、じっと動かない豚もいた。
200キロ近い巨体。
ロープをかけて力ずくで引っ張っても動かない。
それでも農場主がいつものように体をトントンとつついて合図すると、前に進んだ。
覚悟を決めた農場主の淡々とした表情が逆に切なかった。
本来なら動物の命を守る仕事。
飼い猫の命を助けてくれた獣医師に憧れ、この職業を選んだ。
県西部家畜保健衛生所では農家の相談を受け、家畜の体調管理を担う。
「養豚場にいるのはまだ発症せず、元気な豚がほとんど。処分するのは抵抗があった」。
殺すのが目的ではない。
ウイルス封じ込めのためと自らに言い聞かせた。
8時間3交代の夜通し作業は3日間続いた。
慣れない作業に心の変調を来す職員や自衛隊員もいる。
母豚を押さえ込めば、愛らしい子豚たちが寄ってくる。
電気ショックで悲鳴を上げる豚もいる。
「生まれたばかりの子豚って、本当にかわいいんですよ」。
自衛隊はカウンセリング係も同行し、隊員の心のケアに当たるケースもあるという。
収束の兆しが見えない豚コレラは中部地方を中心に感染が広がり、処分された豚は13万頭を超えた。
県内でもウイルスを媒介するとされる野生の感染イノシシが見つかり、関係者は不安な日々を過ごす。
岡部さんは「殺処分を望む農家なんていない。懸命に防疫に取り組んでいる。獣医師はその力になりたい」と語る。
豚コレラについて正しく理解し、冷静な行動を呼び掛ける。
「豚コレラは豚とイノシシ特有の病気。感染した肉が流通することはなく、もし食べたとしても人体に影響はない。安心して食べてほしい」

◆豚コレラ◆
豚とイノシシ特有のウイルス性の家畜伝染病。
致死率が高い。
人にうつることはない。
2018年9月、国内では26年ぶりに岐阜市内の養豚場で発生。
国の調査では、海外から持ち込まれた感染した肉や加工品が廃棄され、野生イノシシが食べたことで感染が広がった可能性が高いとされる。


坂上忍、新しく迎え入れた“息子”

2019-09-23 05:45:02 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

坂上忍、新しく迎え入れた“息子”のほのぼのする写真に「可愛い」「人間の子どもみたい」の声 

2019年9月19日(木) Amebaニュース


坂上忍、新しく迎え入れた“息子”のほのぼのする写真に「可愛い」「人間の子どもみたい」の声

俳優の坂上忍が19日に自身のアメブロを更新。新しく迎え入れた“息子”の様子を公開した。
これまで14匹の愛犬・愛猫と暮らし“息子”と呼んで可愛がってきた坂上。
14日のブログでは15匹目として家族に迎え入れ、海老原テンと名付けた犬を紹介、「やっと、「15兄弟」って言える。まぁ、隠していたつもりはなかったんですが.....。テンの容態によっては、いろいろな方に迷惑を掛けてしまうので.....はい。」と心臓疾患により予断を許さない状況が続いていたために紹介が遅れていたようだった。
テンは坂上が引き取る以前にも一度引き取り手が見つかっていたものの、疾患のために施設に戻されてしまったようで、それを友人から聞いた坂上が引き取りを申し出たとのこと。
坂上は「言葉は悪いですが「看取り」のつもりで引き受けたんです。数日かもしれない残された命を、大家族の中に飛び込んで面白可笑しく生きてもらえないかなと。」という思いからテンを引き取ったことを明かした。
しかし同時に治療できる病院も探していたようで「そして、見つかったわけです。ただ、そこでわたしが悩んでしまいまして.....。簡単に言ってしまうと、身体にメスを入れることで亡くなってしまったらどうしようと。これが、そこまで重症でなければ悩む必要もなかったのですが.....。例え短くてもいいから、自然に任せるのか?リスクを承知で、手術に踏み切るのか?結果、手術に踏み切ったわけですが.....。正直、かなり悩みました。」と複雑な心境を抱きながらも手術に踏み切ったとのこと。
現在は無事回復して元気にしているようで「術後の三ヶ月健診も問題がなかったので.....。このタイミングでの、ご紹介となったわけです。」とつづり「我家に来た時から、ハルとの相性がよく.....。パッと見、見分けがつかないぐらいなのよね。」と同じく“息子”のハルとの2ショットを公開していた。
19日のブログでは「今日も息子達の写メでほのぼのしてもらいましょう!」とテンとハルの2ショットを公開。「二人で、枝を取り合いしてるのよね。」とのことで「ハルは、一生懸命手を使って奪い取ろうとしているんですが.....。テンはというと、けっこう余裕の表情をしてるでしょ。結果.....テンが勝ってしまいました。あまりにハルが可哀想なんで、「負けるが勝ち」って教えておきました。」とブログを締めくくった。
これに対してファンからは「そっくりサン同士で楽しそうです!」「こんな幸せがいつまでも続くこと願うのみです」「まるで、人間の子どもみたいです~」「ハルくんとテンくんのバトル可愛いですね~」などのコメントが寄せられている。

【関連記事】
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「ハルとテンの綱引きバトル!」(坂上忍オフィシャルブログ)
坂上忍、自宅が復電したことを報告「復旧に至っていない地域は、まだまだあります」
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命の店頭販売は いりません

2019-09-22 05:41:35 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「命の店頭販売は いりません。」
命の大量生産・大量販売は、なぜ終わらないのでしょうか。
それは、わたしたち消費者が のぞむからです。

命を商品として販売すれば必ず在庫や不良品、消費期限切れなどが出できます。
また、健全に見えるペットショップのバックヤードで動物たちがどのように扱われているか、考えてみてください。
利益優先で大量に生産し、販売をしていくような今の流通システムを絶つためには、わたしたち消費者がまずそのシステムに乗らないことです。
わたしたち一人ひとりの行動で現状を変えることが出来ます。
動物を迎えるときは、行政の動物愛護センターや民間の動物愛護団体からご家族でよく話し合いの上、お迎えください。


「2019みんなで学ぼう!動物あいご」を振り返って・・・

2019-09-21 05:45:45 | 催し物・行事・イベント

敦賀市内児童クラブの学童(小学1~6年生)を対象に、動物愛護に纏わる日本の動物愛護の現状や紙芝居などを通じて、子供の頃に真の動物愛護というものを理解してもらい、生き物の命を大切にする動物愛護の感性を持った人間として成長して、不幸な動物たちが無くなる世の中に貢献してくれることを願い実施しました。

実施日時・実施場所

・実施児童クラブ数:11箇所
・実施時間:10:00~11:30(1時間30分)・・・第2粟野南児童クラブを除く
  第2粟野南児童クラブは13:00~14:30(1時間30分)

人  数   児童クラブ学童約600名、その他約50名、合計約650名

実施内容
みんなで学ぼう!アニマルセラピー】
初日7月24日(水)は、特別企画として「みんなで学ぼう!アニマルセラピー」を実施しました。
美浜町佐田にある「福井警察犬家庭犬訓練所」から3匹のワンちゃん登場!
ビションフリーゼの「鶴子」ちゃん、ジャーマンシェパードの「ティー」ちゃんと「コスタ」ちゃん。
3匹のワンちゃんによるいろんな実演・体験、ワンちゃんとのふれあい、みんなで記念写真、など・・・

◆スタート




◆臭いの選別
 
学童が触った布の臭いを嗅がせているところ



  
その臭いの着いた布を見事に選出!

高齢者が行方不明になるという出来事が増加しています。
そのような時に訓練w受けたワンちゃんが行方不明者を捜索し救助に貢献しています

◆服従実演







地区の保育園児約30名も来て真剣に見学!

◆ふれあいコーナー


◆学童たちからのお礼


◆全員で記念写真

 

【みんなで学ぼう!動物あいご】
児童クラブの人数・スペースの差が大きいことから、今年から紙芝居やパネル等は従来のA3サイズ用紙からOA化し、40名までのところは24インチモニターで、40インチ程度のテレビが使用できるところはテレビで、更に多人数・広スペースのところはプロジェクターで、というように使い分けをして行いました。

①弊会紹介・日本の動物愛護の現状、等
日本全国で1年間に保健所で殺処分されている多くの犬・猫の実態を知ってもらい、年々減少傾向にはなってはいるものの、日本はまだまだ動物と共生しているとは言えない現状(動物後進国)、なぜ犬や猫は捨てられるのか?その理由は?捨てられた犬や猫がどのような道をたどるのか・・・、ペットショップで売れ残ったペットたちはどうなるの?・・・
身勝手な人間によって多くの不幸なペットたちを生み出しているということを説明しました。

 
②OA紙芝居・・・プロジェクターやモニター使用
「ある一匹の犬の物語」
ペットショップにいた一匹のワンちゃんのお話。
ワンちゃん目線でストーリーが展開。
ぶさいくで売れ残っていたボクがおじいちゃんに貰われて家族に・・・
いろんなことがあったけどボクはおじいちゃんのもとで幸せになったんだ。

動画に合わせてナレーションを実施、児童クラブの中には学童たちによるナレーションもありました。

学童たちへの質問
・ボクはなぜペットショップにいたんだろう・・・
・ぶさいくなボクをおじいちゃんはなぜもらってくれたんだろう・・・
・ボクが誰にも貰われなかったらどうなっていたんだろう・・・
・ボクのお父さん・お母さん・兄弟たちはどうしているんだろう・・・
・その他

いぬ・ねこ〇✖クイズ
犬や猫に纏わる8問及び番外編1問のクイズに挑戦!
クイズを通じて、そのクイズの意味や関連した内容等も説明し学童たちに理解してもらいました。
学童たちの笑い声が響きとても盛り上がりました。
ペットのことについてとても勉強になったのではと思います。
私たちもクイズを作る過程で知らないことを知るよいきっかけにもなっています。

可愛いペットの写真をプレゼント
Lor2Lサイズのいろんなペットの写真です。
毎年学童たちにプレゼントしていますが、とても喜んでくれます。

※感想文の作成        
学童全員に、実施した内容についての感想文を作成してもらいました。
感想文はただいま熟読中です。
学童たちの素直な気持ちが伝わってきていろいろと貴重なことを知ることができ、活動を行っていく上でとても参考になります。

【振り返って・・・】
この行事は弊会が発足してから毎年実施しており今年で11回目となり、今までで最多の人数となりました。
関係者の方々のご理解・ご支援に感謝し、今後も継続して進めていくことが私共の使命と思っております。
純真な心を持った子どもの時に動物愛護というものを学んでもらい、動物愛護の輪が広がり日本が欧米先進国に劣らない動物愛護先進国になるように社会貢献してくれることを願っています。
先生方にはたいへんお世話になりました。