動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

口を「粘着テープ」で塞がれた犬

2019-02-28 06:06:31 | 動物実験・動物虐待

人間の手により口を「粘着テープ」で塞がれた犬。
骨まで達していたテープから解放された犬が見せた笑顔に涙

2019年2月22日(金) Funny chaser

人間の悪意は一体どこまでいくのでしょうか。
世の中には理解不能なほどに動物を虐待する人達が大勢います。
自分よりも弱い動物を虐待し、楽しむ、一体動物達が彼らに何をしたというのでしょうか。
なぜこんなにも酷いことが出来るのか・・・
今回ご紹介するのは「人間の手により口の周りを粘着テープで塞がれた犬」のお話です。

「口を粘着テープで塞がれた犬」




犬の姿を最初に見つけたのはベトナムで活動している1人の動物権利活動家でした。
彼は犬の姿をみて、言葉を失いました。
犬の口の周りには粘着テープがグルグルに巻きつけられていたのです。
人間でもとることが出来ないくらいきつくまかれており、犬は「口をあける事も、動かす事も出来ない状態」だったのです。
人間から受けた酷すぎる虐待、その恐怖は受けた本人にしかわからないでしょう。
この犬は保護された後も酷く怯え、人間を信じることが出来ません。
この状態で長い期間を過ごしてきたようで「飲む事も、食べる事」も出来ず、体は痩せ細っており、衰弱していたといいます。
そして、口に巻かれた粘着テープは「骨まで達していた」のです。

保護された犬


犬は保護された後、すぐに動物病院へと連れて行かれました。
そして口の周りに食い込んでしまった粘着テープを時間をかけて、少しずつ取り除いたのです。
そのテープは犬の被毛と肉を切り裂いて、骨まで達していたといいます。
一体どれほどの痛みだったのでしょうか、虐待というよりも拷問に近い悪魔の所業です。



そして救助した人はこの犬に「ラッキー」という名前をつけます。
ラッキーは久しぶりにちゃんとした食事をする事が出来ました。
食事をした後は口元を念入りに包帯で保護します。
放置してしまうとそこから感染症にかかる可能性があったからです。



そしてそれから数日後、ラッキーは順調に回復していきます。
ボロボロだったラッキーの毛並みは見違えるほど良くなり、元の姿に戻りつつあります。
そしてそれから更に日がたち、ラッキーは完全に回復しました。
口の周りに痛々しいキズはまだ残っていますが、ラッキーは元気に走り回り、今では人間のヒザの上に乗って抱かれるのが好きになるほどまで回復しています。



もしもあの時ラッキーが救出されていなければ、今ごろ餓死してしまっていたでしょう。
何も証拠が残っていないため、ラッキーを傷つけた犯人はこれからも見つかる事はありません。
人の手によって傷つけられたラッキー、心身ともに衰弱していました。
しかしラッキーを助けたのもまた人です。
ラッキーが心の底から人を信じることが出来るように、これからの未来が明るいように祈っています。


食用犬救出(韓国)

2019-02-27 06:07:26 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

犬200匹の救出作戦開始、閉鎖された食用犬の飼育場で韓国

2019年2月14日(木) (c)AFPBB News

犬肉食の根絶を求める声が高まる中、韓国にある食用犬の飼育施設で13日、約200匹の救出作戦が開始された。
首都ソウルから南へ150キロ離れた洪城(Hongseong)郡にある食用犬の飼育場では、2週間にわたって動物愛護団体「国際人道協会(HSI)」が約200匹の犬を救出する予定。
犬たちは、新たな飼い主を探すためにカナダと米国に移送されるという。
この飼育場は、同団体によって2015年以降に閉鎖された14番目の施設となった。
同団体は同年以降、約1600匹を救出した他、業者に対する転業支援も行っており、ある業者はブルーベリーの栽培事業に転換したという。
先の施設の所有者は転業を決めた理由について、「もうからないから」と答え、自身の家族さえ犬を食べることに反対していると話した。
韓国では年間約100万匹の犬が食用として消費され、特に夏場に精がつく珍味として好まれている。
しかし犬食は国外から批判の対象となり、その伝統は廃れつつある。
韓国内でも犬を家畜ではなくペットとして認識する人が増え、若者の間では犬食がタブー視されている。
2017年の調査によれば、韓国人の70%が犬肉を口にしないと答え、約40%が犬肉食を禁止すべきと考えているという。



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190214-00010002-afpbbnewsv-int 

映像は、洪城郡で13日撮影。(c)AFPBB News

 【関連記事】
韓国最大の犬の食肉処理施設、解体始まる犬食への非難高まる中
「死にゆくビジネス」衰退する犬肉産業と転業への希望 韓国
韓国人の男、隣家の犬を殺し肉食べる夕食会開催飼い主を招待も
犬の死骸掲げて犬肉売買に抗議韓国の動物愛護団体
韓国の犬食文化に変化、欧米の里親に出す養犬業者も



韓国・中国だけでなく日本でも・・・
 議員会館で「反・犬食映画」上映会が開催
 

2019年1月30日(水) ディリー新潮

〈日本は犬肉輸入大国だという事を何故、誰も知らないのか?〉 告知文にこんな刺激的な問いが踊るイベントが、東京・永田町の参議院議員会館で開催される。
ドキュメンタリー映画「アジア犬肉紀行」の特別上映会である。
主催は、世界愛犬連盟と映像制作会社の合同会社agd-ethics、そしてあの大島九州男・参議院議員――。
 ***
“大島議員”“犬肉”と聞いて、ピンとくるアナタはなかなかの政治通(あるいは食犬文化通)。
大島議員は、昨年11月7日の予算委員会で「大臣、韓国で犬肉を食べましたか?」との珍質問を投げかけたことが話題を呼んだ人物である。
そのお相手は「レンポウ」の言い間違いで注目を浴びた桜田義孝・五輪担当相だった。
「お友達や有権者の皆さんと韓国に訪問されたこと、ございますよね?」から始まる大島議員の質問を要約すれば「大臣は韓国で“すき焼きのようなもの”を食べた」「その肉が犬肉だったのではないかと“友達”から聞いた」。
桜田大臣は犬肉を食べたことはないと否定、みるみるうちに不機嫌になっていく……。
実際のその模様は、大島議員のHPならびにYouTube「大島九州男事務所」チャンネル内の動画で確認できる。
そんな大島議員が主催に名を連ねるくらいだから、上映作は“反・犬肉映画”である。
監督はフクシマと動物をテーマにした「Zone 存在しなかった命」「みえない汚染 飯舘村の動物たち」を手がけた北田直俊氏で、上映時間は約2時間。
参議院議員会館の会議室を会場に、すでに第1回目が1月28日に行われた。
第2回目は30日に予定されており、1日3回上映、一般の方の来場ももちろん可能となっている。


犬肉業者から救い出された犬たち


檻に入れられ”出荷”される

元飼い犬が食用に・・・
「紀行」のタイトルどおり、作中では中国、韓国、そして日本の3つの国を通して、犬肉の文化の“現実”が描かれる。
たとえば、中国広西省チワン族自治区の玉林で行われる「犬肉祭」。
毎年ひらかれるこの祭りでは1万頭の犬が殺されるといい、犬を救い出す活動を続ける女性をカメラは映し出す。
が、取材クルーは犬肉業者に目をつけられ、しまいには保護を名目に、公安警察の監視下に置かれてしまう……。
中国では、SNSでの拡散をきっかけに集ったボランティアが、犬を場に運ぶトラックを緊急停止させる出来事が2016年にあったという。
“飛ぶものは飛行機以外、四つ足は机と椅子以外食べる”とも揶揄される中国だが、こうした反犬肉活動が、若者らを中心に展開されてもいるのだ。
後述の韓国ともども、ポピュラーな食文化ではないことが強調される。
食用になる犬の中には、もともとペットだった犬もいるという。
「飼い犬が盗まれるケースもあるが、経済発展の恩恵で飼い主がマンションに引っ越し、飼いきれなくなって売られる犬もいる」との証言は、中国ならではの事情と言えるかもしれない。同様のケースはお隣の韓国でも取り上げられた。
取材に応じた「犬肉食堂」の店主は「店の前に犬が捨てられていることがある」。
飼い主の意図はいわずもがな、だ。
ちなみにこの食堂ではイケスの魚よろしく生きた犬が檻にストックされていて、主人は丁寧にその捌き方をカメラの前でレクチャーして見せる。
電気ショックで殺し、マシーンに入れて毛をむしる。
そして60度のお湯の中へ入れて調理……。
犬を持ち出しての実演ではなく口頭での解説なので安心を。
驚くべきは、この食堂では“食材”以外にペットとして小型犬が飼育されてもいること。
主人いわく娘が可愛がっているそうだが、「食用犬とペットは分けている」「生活があるので、気持ちを切り替えてやっている」そして「犬に限らず、すべての動物は利用する。人間と動物の関係とはそういうものでは?」との主人の発言は、生活に根差したゆえの含蓄ある言葉ではなかろうか。
作中では、こうしたエピソードとともに、虐待同様の環境で管理される犬の姿や、実際に殺害されるショッキングな映像も収録されている。

「日本にはそぐわない」
そして日本である。
さすがに犬の場や、犬肉が売られる市場が堂々と存在するわけではない。
とはいえ、上映会を主催する世界愛犬連盟によれば、犬肉を提供するレストランなどは日本国内に100軒以上存在し、犬肉輸入の検疫数量は平成28年で8トンにも上るそうだ。
作中では、新宿駅前などで啓蒙活動を行う男性の姿ほか、“昭和50年くらいまでは食べていた”と証言する高齢者が紹介される。
「台湾とアメリカでは、すでに犬食禁止の法律が施行されています。日本でも2020年の五輪に向けて、こうした取り組みを進めていきたいと考えています。こういう日本国内の犬肉の現状を知らない人はけっこう多い。その啓蒙のために、今回のイベントを主催しました」 と語るのは、冒頭で紹介した大島議員である。
「韓国でもピョンチャン五輪のとき、国際的なイメージダウンを嫌って、政府がポシンタン(犬肉スープ)屋の看板を下げさせる動きがありました。食文化を否定するわけではありませんが、犬肉は日本にはそぐわないものであると考えています。(犬食文化のある)ベトナムや中国の方たちが、これから移住者として日本に来る。そういう方たちに日本で犬を食べられては困るわけです」
28日の1回目の上映会に参加した大島議員は、挨拶で次のように述べてもいる。
「“赤肉”と呼ばれ食べられた時代はあったものの、日本には犬食文化はなじまないものであると考えています。台湾や米国と同じように禁止の法律を作るべく、まずは国会議員に知ってもらうため、議員会館での上映会を行いました。今日だけで70~80人の国会議員に、資料を渡しています。桜田大臣への質問でいろんな叩かれ方をしましたが、まずは社会に一石を投じないと……」
上映会の参加者はどう感じたか。
「犬肉は日本では関係ないものかと思っていたのですが、そうではないというので興味があって観に来ました。犬が可哀想どうこうはさておいて、てっきり他国の食文化を吊し上げる『ザ・コーヴ』(09年公開の反捕鯨映画)みたいな映画かと思ったんです。ところがそうじゃなくて、日本でも食べられていることが紹介されているし、中国韓国でも反対運動があることを見せている。そういう点ではフェアな作品でしたね」(30代男性)
上映後の質疑応答では、北田監督にこんな質問も飛び出した。

――なんで犬肉ばかりを問題にするの? 豚とか牛は?
「『それ言われると困っちゃう』と言ってましたね。『説明は難しい』と。ただ、ベトナム戦争を描く『プラトーン』を撮ったオリバー・ストーン監督を引き合いに出して、『“なんでベトナムなんだ? なんで第2次世界大戦や湾岸戦争じゃないんだ?”って聞くようなもの』とは言ってましたね。犬肉に興味をもったから選んだんだ、と」(同)
鯨肉でやんや言われる日本だからこそ、考えてみたい異質な食文化の是非……なんて難しい話はさておき、興味があればぜひ一度ご鑑賞を。
先述のとおり30日に上映会が行われるが、現在、海外のコンペに応募中のため劇場公開の予定はないという。
北田監督いわく「有志の方による自主上映会の企画等は随時、募集しています」とのことである。 

週刊新潮WEB取材班
2019年1月30日 掲載

農林水産省動物検疫所の動物検疫年報によると、日本は過去15年間に中国とベトナムから合計453トンの犬肉を輸入しています。
日本国内の犬肉売買のために約10万頭の犬がされたのです。

You tube
https://www.youtube.com/watch?v=k523VRAxkXs


カワウソ密輸の可哀相過ぎる実態

2019-02-26 06:08:45 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

カワウソ密輸の可哀相過ぎる実態 ペットブームが事件を招いた? 〈週刊朝日〉

2019年2月3日(日) AERAdot.

コツメカワウソを密輸していた男らが外為法違反(無承認輸入)の疑いで警視庁に逮捕された。 
東南アジア原産のコツメカワウソは、国内では動物園や水族館でしか見ることができなかった。
だが、テレビ番組に取り上げられたことで話題を呼び、ペットとして飼われている姿がSNSなどで紹介されるなど、その愛くるしいしぐさから人気に火がついた。
同時に密輸も横行するようになった。
昨年6月、小動物と触れ合う「コツメイト」(東京都豊島区)を営む、代表の長安良明さんの元に1本の電話がかかってきた。
「毎週のようにコツメカワウソが入ってくる。何頭か買わないか」
電話の主は密輸業者だ。
「3頭連れてくると言っていましたが、現れた男は赤ちゃん2頭を売り込みに来ました。1頭は死んだとのこと。2頭も瀕死の状態でしたから。問い詰めると、密輸だと白状したのです」
これが逮捕につながった。
コツメカワウソを取り扱うあるペットショップでは、1頭約140万~約160万円で取引されている。
高額だが、問い合わせは多く、予約を入れて入荷を待っている客もいるそうだ。
コツメカワウソは、絶滅の恐れがある種とされ、ワシントン条約で輸出許可が必要な動物に指定されている。だが、いったん国内に入ると、密輸なのか、国内で繁殖されたのか判別しにくいという。
なかには「国内ブリード」をうたい、密輸の隠れみのとしているケースもあるようだ。
「現状、コツメカワウソの繁殖は、動物園でないと難しく、もし『国内ブリード』であれば、動物園からの販売許可証があるはずです。またはワシントン条約の書類が親のカワウソにあるはずです。それらの書類が提示できなければ、密輸が疑わしいでしょう」(長安さん)
インドネシアから正規ルートを通過するコツメカワウソの首元には、マイクロチップを埋め込んで管理され、寄生虫予防の投薬などを済ませてから輸出される。
だが、密輸の場合、親から引き離した生後まもない赤ちゃんを予防もせずに薬で眠らせてカバンに詰めて運ぶこともあるという。
インドネシア政府公認の保護施設から正規に輸入する長安さんによると、輸出許可の書類手続きや検査、などにかかる経費だけでも1頭50万円ほどかかる。
長安さんは4年前、あるペットショップから「密輸であれば30万円で取引できる」と聞き、安値に目がくらみ、不正が横行しないかと懸念していた。
「密輸ブローカーは10頭中3~4頭生きていればいいという計算をします。カワウソがかわいそうすぎる。国内の飼い主は入手経路をはっきりと確認してほしい」(同)
(本誌 岩下明日香)

 
甘えん坊のコツメカワウソは、しっぽの先や指をおしゃぶりすることも。まるで人間の子どものようなしぐさをみせる(撮影:岩下明日香)

 

カワウソ密輸に特殊詐欺団関与か 日本向け闇取引が急増

2019年2月16日(土)  産経新聞

愛らしい表情やしぐさでカワウソのペットブームがおこる中、東南アジアなどから密輸されたカワウソの取引に特殊詐欺団が関与している可能性があることが12日、捜査関係者への取材で分かった。
一部の種に絶滅の恐れがあるカワウソは、国際的な売買を禁止するワシントン条約の規制対象リストに登録。
国際的な監視団体が、日本向けの違法取引が顕著になっていると警告しており、水際での検査体制や暗躍するグループの取り締まり強化が急務となっている。
(大渡美咲、三宅真太郎)

■高まる人気
カワウソはイタチ科の動物で、短い手足に長い胴体が特徴。近年、テレビ番組などで取り上げられ、都内ではカワウソと触れあえることを売りにする「カワウソカフェ」がオープン。
ペットとして飼う人も増えている。
特に人気なのが、インドや東南アジアなどに生息するコツメカワウソやビロードカワウソだ。
ブームを背景に密輸が増加している。
昨年10月には、コツメカワウソ5匹をキャリーケースに入れて羽田空港に持ち込もうとした男2人が逮捕。
輸入先はタイで、5匹のうち4匹は死んでいた。
29年には生きたカワウソ10匹をタイから日本に持ち出そうとした日本人女子大生がタイの警察当局に拘束された。
女子大生は「バンコクの市場で1匹千バーツ(現在のレートで約3400円)で購入した」と説明したという。

■日本向け最多
国際的な野生生物取引監視団体「トラフィック」がまとめたカワウソの密輸に関する報告書によると、27年~29年に東南アジアで保護された59匹のうち、日本向けが32匹で最多。
とくに28年から29年にかけて押収量が急増しており、密輸されたカワウソはネット上で販売され、80~162万円の高値がつけられていた。
生息する湿地帯ではカワウソの乱獲の危険性があり、「世界のカワウソの個体数は過去30年で30%以上減った」との指摘も。
インドなどでは、コツメカワウソとビロードカワウソは現在、2種とも国の許可があれば商業目的の取引が認められているが、ワシントン条約の事務局に、規制レベルを引き上げるよう呼び掛けを始めた。

■背後の組織
「カワウソを3匹買わないか?」
カワウソやハリネズミなどの珍しい動物と触れあえる店「コツメイト」(東京都豊島区)に昨年5月、若い男の声で複数回電話があった。
カワウソが簡単に入手できないことを知る代表の長安良明さん(50)は不審に思い、仕入れ先を聞いたが、男は「知り合いからもらった」などと曖昧な返事を繰り返した。
3日後、長安さんの元に2匹のカワウソの子供が持ち込まれたが、痩せており鳴くこともできないほど衰弱。もう1匹はすでに死んでいた。
長安さんは密輸を疑い、警視庁に通報。
取引を持ちかけた男らは、外為法違反などの疑いで警視庁に摘発された。
捜査関係者によると、カワウソをカフェに持ち込んだ男の携帯電話からは、過去に特殊詐欺団が使用していた番号の着信履歴が見つかった。
男との関連は捜査中だが、密輸の背後に、振り込め詐欺団が関与していた疑いが浮上。
男らはカワウソの運び役や航空チケットの手配役など役割を分担して活動しており、組織的な犯行もうかがえる。
捜査関係者は「一部の男は『荷物を運ぶだけ』などと指示されて報酬目当てに加担していた。密輸の手順を指示した黒幕がいるはずだ」と話しており、背後関係の解明を進めている。






【用語解説】ワシントン条約
国際取引による野生生物の絶滅を防ぐため、1975年に発効した条約。
絶滅の恐れが高い生き物は付属書1に記載し、商業目的の国際取引を禁止する。
規制しなければ絶滅の恐れが高まる種は付属書2とし、輸出国の許可証の発行などを義務付ける。
東南アジアには4種のカワウソが生息し、ユーラシアカワウソのみ付属書1に記載。
コツメカワウソ、ビロードカワウソ、スマトラカワウソは付属書2となっている。


農業高校のアイドル犬「リン」

2019-02-25 06:09:18 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

農業高校のアイドル犬は元捨て犬 15年間、多くの卒業生を送り出す

2019年1月31日(木) sippo(朝日新聞)

卒業写真のあの犬は、かわいい目をしてる。
県立高知農業高校(高知県南国市)に、公認のアイドル犬がいる。
雌の「リン」。
同校にやってきて15年がすぎ、卒業アルバムなどにも登場するようになった。


職員室の隅がリンの居場所だ=高知県南国市

もうすぐ別れの季節がやってくる。
3月1日の卒業式。
リンは首に「卒業おめでとう」のプレートをさげて、会場の体育館前の花道に座る予定。
3年間、一緒に学んだ仲間を見送る。
普段の仕事は学校行事への参加だ。
農産品を販売する学校のふれあい市では、首に「苦情係」のプレートをぶらさげ、訪れる人を歓迎する。
入学式では「入学おめでとう」、卒業式では「卒業おめでとう」の文字をぶら下げ、笑顔で和ませる。


リンの首のプレート

2003年の初夏、段ボール箱に入れられて川に流されていたリンを、近くの小学生たちが助けた。
生まれたばかりの子犬で、捨てられたようだ。
小学生は高知農に持ち込んだ。
当初、学校側は「しばらく預かり、引き取り手がなかったら保健所へ連れていくつもりだった」。
だが、畜産総合科の女子生徒が「かわいい」と世話を始めた。
アニメのアンパンマンで流れる歌「勇気りんりん」から「リン」と名付けた。
当時の教頭が「生物活用の教科がある。授業で犬の性格やしつけを学ぶことも大切だ」と学校で飼うことを認めた。
目が丸く人なつっこい。
食事の際に「ゴハン」と聞こえる声を出す。
リンはすぐに人気者になった。
学校で飼育していた母豚が死ぬと、リンは残された子豚に乳を飲ませるしぐさをして母親代わりをした。
やさしい気性だ。


リンと散歩する川西那桜さん(左)と恒石笑さん=高知県南国市

リンは、昼間は畜産総合科の職員室、夜は畜舎の中の犬小屋で暮らす。
朝や放課後にはリンに会いに生徒たちが来る。
夕方は、生徒が交代でリンを連れて学校の周囲を散歩する。
リードを握る2年生の恒石笑(えみ)さん(17)と川西那桜(なお)さん(16)は「雨の日にカエルを見つけると夢中で追いかけるので大変」と笑った。
この15年間で、病気もした。
2年前の秋、子宮に悪性の腫瘍(しゅよう)が見つかった。
手術や入院の費用は生徒や教職員、保護者からのカンパがすぐに集まった。
リンの元に時々、東京から宅配便が届く。
ファンからの餌のドッグフードの贈り物だ。
近所からも多くの人が餌を持ってくる。
世話をしている松岡秀和教諭(49)は「リンも人間でいうと高齢者。一年でも長生きしてほしいです」。
卒業生も時々、会いにくる。
1月9日、昨春卒業した会社員藤岡菜央さん(19)の姿があった。
体育祭で桃太郎の仮装をしたリンの姿が忘れられないという。
「リンは私の青春そのものです」 

You Tube 卒業写真のあの犬は…農業高の公認アイドル犬「リン」
https://www.youtube.com/watch?v=7EnyrUlrsnM






行方不明の少女を守った愛犬

2019-02-24 06:11:26 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

【感動】2週間にも渡り森の中を彷徨った3歳の女の子。
熊や狼が出没する危険な森で少女を守り抜いたのは愛犬でした

2019年1月25日(金) Funny chaser

ペットと飼い主は強い絆で結ばれています。
時としてペットが飼い主さんを助けてくれる事もあります。
今回はとある村から2週間に渡って行方不明になった少女と、愛犬が巻き起こした奇跡の物語をご紹介します。

ロシアに住んでいる3歳の女の子、カリーナ・チキトヴァちゃんと、愛犬のナイダ。
4歳の誕生日を目前にしたある日、愛犬のナイダとふたりで隣町のお父さんに会いに行った時のことです。
タイミングが悪く父親が出かけた後で会うことができなかったカリーナちゃん。
父親を探すためにナイダと一緒に森へと向かってしまい、そこで道に迷ってしまいます。
その森は熊やオオカミが出没する大変危険な場所・・・。
そしてそんな恐ろしい森に入り込んだままカリーナちゃんとナイダは行方不明になってしまったのです。

季節は夏。
しかしこの地域の夜は気温が急激に下がります。
そんな状況の中、森に迷い込んでしまった3歳の少女と1匹の犬。
駆けつけた捜索隊と家族は必死になってカリーナちゃんと愛犬を探しました。
しかし、ご両親の願いと必死の捜索も虚しくカリーナちゃんが行方不明になってから10日が過ぎても手掛かりとなる者は出てきません。
家族はついに、「もうカリーナちゃんに会うことが出来ないのではないか」と最悪の事態を考え始め、捜索隊の方々も絶望的な空気が漂っています。
そしてカリーナちゃんが行方不明となってから11日目に、驚くべきようなことが起きたのです。


帰ってきたナイダ


なんとその日カリーナちゃんと一緒にいるはずだの愛犬ナイダがひとりで帰ってきたのです!!!
捜索隊や家族はナイダの帰宅に驚きました。
それと同時に、ナイダがひとりで帰ってきたのは「カリーナちゃんが死んでしまったからだろう」と考ざるをえなかったのです。
しかし、何か様子がおかしいナイダ。
せっかく帰ってきたはずのナイダはなぜかすぐに森に戻ろうとしているのです。
そこで不審に思ったご両親と捜索隊の方たちはナイダの後について行くことにしました。



ナイダの後をおって川を渡り森に入っていくご両親と捜索隊。
そして深い草の茂みに驚きの光景を目の当たりにすることになったのです。
たどり着いた場所には・・・



ナイダに連れられて向かった場所にはなんと・・・
衰弱しながらも生き伸びているカリーナちゃんの姿があったのです!!!
草むらの茂みで丸くなり、裸足にTシャツ1枚だけを身にまとい、顔は蚊に刺され腫れ上がっていました。
しかし、確実に生きていたのです。



3歳の女の子が森の中で、10日間もひとりぼっち・・・
それがどんなに不安で、どんなに苦しく、どれだけ厳しいことでしょうか。
体は衰弱しきって栄養失調を患っていたカリーナちゃん。
果たしてこの危険な森の中でどのようにして生き延びてきたのでしょうか?

愛犬ナイダの存在


カリーナちゃんが生き伸びてこれたのは偶然ではなかったのです。
10日もの間0度を下回る森の中でカリーナちゃんの体を温め続けていたのは愛犬のナイダでした。
そして川の水と木になる野いちごで飢えを凌いでいたのです。
そして懸念された熊やオオカミ。
そんな獣がカリーナちゃんに近づいた時にはナイダが追い払ってくれたのです。



更に忘れてはいけないのが、森の中で迷子になったときのカリーナちゃんの的確な判断です。
カリーナちゃんは知らぬ森をただ歩き回るのではなく、その場にじっと身を潜め体力を温存したのです。
こちらが救助当時の実際の映像です。
その後無事保護されたカリーナちゃんは一時的に入院。
そして5週間後には無事に退院しました。

2人の奇跡を称えて


そしてこの町には10日間も森の中を生き抜いた奇跡の少女カリーナちゃんと愛犬ナイダの銅像が建てられました。
深い絆で結ばれた少女と愛犬。
助け合いながら森の中を生き抜いたその記憶は2人の心から消えることはないのでしょう。
そしてカリーナちゃんとナイダを模して建てられた銅像は、今日も町の人々に絆の大切さと奇跡の喜びを伝えています。




福井県内保護収容犬

2019-02-24 06:02:23 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物管理指導センター(仮称)で1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物管理指導センター 本所】
電話番号:0776-38-2212

収容日:2019年2月23日
保護場所:福井市春山 裁判所付近
種類:雑種
性別・体格:オス・中型
年齢:不明
毛色:黒
黒色首輪着用(ハートの柄)
公示期間:2月27日


蹴り上げ虐待を受けた犬、現在の状況など

2019-02-23 06:14:27 | 動物実験・動物虐待

「蹴り上げ虐待」を受けた犬、動画告発で保護 現在の様子

2019年2月21日(木) NEWSポストセブン

「“とにかく早く返してほしい”と毎日のように電話やメールがあります。ですが、今あの飼い主に返したら、今度はこの子が殺されると思います」
そう語るのは動物保護団体「紫友会」代表の川村紫さんだ。
彼女は今、衝撃的な“ラブラドール蹴り上げ動画”で被害が明らかになった老犬を保護している。


暴行を受けたレイ(16才)。今後は病気の治療に専念する予定だ

 きっかけは2月8日、ツイッターに投稿された1本の動画だった。
飼い主の50~60代の女性の後をよろよろと歩く白いラブラドール・レトリバー。
すると突然、飼い主は右足で犬の腹部を思い切り蹴り上げた。
犬は衝撃で倒れ込んだが、しばらくすると起き上がり、飼い主を見上げると、再びそばへとついていく。
しかし、数歩歩くと、再び飼い主の容赦ない蹴りが腹部を襲う──。
動画の投稿者が振り返る。
「午後5時頃、飼い主の女性が“おしっこしやがって!”と叫びながら自宅のガレージで絨毯を洗っていました。その時、そばにいた犬を蹴るのを目撃して、動画を撮影し始めたんです。実はこの女性は犬の虐待だけでなく近隣で迷惑行為を繰り返していて、数十回は警察が来ています。でも、警察は注意のみで何も対処してくれなかった。ツイッターなら動画を見た人がたくさん通報して警察が動いてくれるかもしれないし、こうした問題に詳しい人がどうしたらいいか教えてくれるかもしれないと思って投稿しました」
紫友会の川村さんは、フェイスブックでこの動画を見て「一刻も早く助け出さなければ」と、映っている背景などから場所を特定。
翌日に車で広島を出て、5時間かけて現場となった京都市伏見区の住宅地に到着した。
「まず自分の目で確かめなければと思い、近隣のかたのお話を聞いて散歩ルートを確認しました。夕方、飼い主が散歩に出てきたので様子をうかがっていると、突然リードを引っ張って犬を引きずり始めた。さらに立ち上がらないことに怒って蹴りだしたので、すぐに警察に“虐待している現場を見ました”と通報しました」(前出・川村さん)
警官が駆けつけると女性は騒ぎ始め、「犬を奪うなら死んでやる」「お前を刺し殺してやる」「家を調べて火をつけてやる」などと叫び、包丁を振り回したという。
女性は警官に取り押さえられた。
女性は「(犬が)家中におしっこする。そのしつけだった」と虐待を完全否定している。
保護されたラブラドールの名前はレイ。
16才で、人間でいえば90才過ぎの老犬だ。
そんな年老いた身に“しつけ”も何もあるはずがない。
「レイは飼い主との散歩中もずっと震えていましたが、私がリードを持って“おいで”と言ったら、足を傷めていたのに自分からぴょんと車に乗りました。それから警察の立ち会いのもと、帰宅した飼い主の夫の了承を受けて、私が保護することになったんです。すぐに夜間救急のある動物病院に連れて行きました」(前出・川村さん)
しかもレイは重度の膀胱炎、尿路感染、股関節炎症、脾臓の腫瘍など多くの病気を併発していた。
「高齢なので病気になることはあるにせよ、普通は尿路感染まで起こしません。獣医さんによれば、お漏らしをすると蹴られるのでずっとおしっこをがまんしていたのが大きな原因だと考えられるそうです」(前出・川村さん)
年齢を考慮して手術はせず、現在は痛みを取り除く治療とメンタルケアを行っている。
「最初はレイの横に立つと、それだけで蹴られると思うのかお腹に力を入れていました。今はだいぶ落ちついてきて、紫友会で保護している他のワンちゃんたちとも仲よくしてます。散歩もご飯も大好きで、“なでて、なでて”というように寄ってくることも。本当に穏やかでいい子です」(前出・川村さん)
※女性セブン2019年3月7日号


燃える布団を道路に投げた・・・犬蹴り上げ飼い主の迷惑行為 

2019年2月22日(金) NEWSポストセブン

2月8日、ツイッターに1本の動画が投稿された。
飼い主の50~60代の女性の後をよろよろと歩く白いラブラドール・レトリバー。
すると突然、飼い主は右足で犬の腹部を思い切り蹴り上げた。
犬は衝撃で倒れ込んだが、しばらくすると起き上がり、飼い主を見上げると、再びそばへとついていく。
しかし、数歩歩くと、再び飼い主の容赦ない蹴りが腹部を襲う。

この虐待の様子に気づいた女性が動画を撮影し、投稿。
さらに、この動画をFacebookで見つけた動物保護団体「紫友会」代表の川村紫さんが、虐待があった場所を特定、実際に飼い主が虐待している現場を目撃したうえで、警察に通報した。
警官が駆けつけると飼い主の女性は騒ぎ始め、「犬を奪うなら死んでやる」「お前を刺し殺してやる」「家を調べて火をつけてやる」などと叫び、包丁を振り回したという。
女性は警官に取り押さえられた。
現在、虐待を受けていたラブラドール・レトリバーは、紫友会に保護されている。
ちなみに、その名前は「レイ」という。

◆火のついた布団を道路に投げた
京都駅から南に車で20分ほど行くと、工業地帯の間にぽつりぽつりと住宅が建つ。
虐待の現場となったのは30年ほど前にできた住宅地で、飼い主の女性は4年ほど前に夫婦で引っ越してきたという。
飼い主の女性は犬への虐待だけでなく、近隣への迷惑行為も繰り返し起こしていた。
「夜中でもしょっちゅう奇声を上げて、道路に向かって陶器やら卵を投げるんです。危ないし、子供も通学の時にあの家の前を通れんようなった。3年前ぐらい前には、奥さんが2階の窓から火をつけた布団を道路に投げはって。旦那さんが表に飛び出してきて、必死になって火を消してはった。消防車やパトカーが来て騒然とした雰囲気やったな」(近隣住民)
女性がレイを散歩するようになったのは最近で、それまでは夫が朝と夕方、散歩に連れて行っていたという。
「奥さんが散歩するようになったんは、旦那さんが体調を崩したからやって聞きましたよ。一度、夫婦げんかをしたんか“私の人生返して!”って叫び声がして、その後救急車が来て大騒ぎになったこともあります。あそこは家庭の問題もあるんかもしれんなぁ」(別の近隣住民)
ペットなどに対する動物虐待の検挙件数は5年連続で過去最悪を更新していて、昨年の摘発件数は68件。
ペット法学会理事の杉村亜紀子弁護士が語る。
「言葉を持たない動物たちの被害は、もっと多いと考えられます。虐待を目撃したら、警察に通報してください。また、自治体の保健所や動物愛護センターに相談して行政に働きかけることも1つの手段です。その際に、今回の動画のような証拠があると、通報を受けた側も動きやすくなります」
レイは川村さんの警察への通報によって救助された。
しかし、今後、飼い主の元に返される可能性があるという。
「法律上、飼い主はペットの『所有者』です。虐待があるからといって、所有権がなくなるわけではありません。 動物愛護管理法ではペットをみだりに傷つけた者は2年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処する、とあります。虐待の充分な証拠があれば、処罰することや保健所が飼い主を指導することができますが、強制的に所有権を奪うことはできません。今回のように、飼い主を説得し、了解を得て、動物保護団体などが保護しているのが現状です。この飼い主は虐待ではなく“しつけ”と主張しているようですが、その線引きは法律でも曖昧なんです。虐待の判断を警察や検察に委ねるケースも出てきます。飼い主と争うにはさまざまな準備が必要でしょう」(前出・杉村さん)
飼い主の女性も所有権を主張し、今なお「返せ」を繰り返している。
「感情をぶつける対象だったレイがいなくなったことで、飼い主だったかたも不安を感じているようです。でも、今返したらまた同じことの繰り返しになってしまう。レイはもう16才で、この先そんなに長く生きられるわけじゃありません。一日でも長生きしてほしいし、せめて“人間ってそんなに悪いものじゃないな”と思ってほしい。引き取り先を探すのではなく、ここで最期まで看取るつもりです。証拠はたくさんあるので、最後まで争います」(前出・川村さん)
人間にあてはめたら90才、レイが穏やかな晩年を送ることを心から祈りたい。
※女性セブン2019年3月7日号

 

 

飼い犬を蹴る動画が炎上、飼い主は「しつけ」と反論…「動物虐待」にあたらないの?

2019年2月22日(金) 弁護士ドットコム

散歩中の飼い犬を女性が蹴りあげる――。
そんな衝撃的なところが撮影された映像が、ツイッターに投稿されて、ネット炎上に発展した。この女性は、テレビ局の取材に対して「しつけだった」と話しているという。
映像は、2月8日に投稿された。
白い犬に首輪をつけて、散歩している女性が映っている。
女性は突然、犬の横腹あたりを蹴り上げる。
犬はその場に倒れ込んで、飼い主を見上げる。
そのあと歩きはじめるが、女性は再び犬を蹴りあげる。
現場は、京都市の住宅街で、映像がツイッターに流れて炎上。
警察が出動する事態になったという。
犬はすでに動物保護団体に保護されているそうだ。
女性はFNNなどの取材に対して「しつけだった」と反論したという。
はたして、動物虐待にあたらないのだろうか。鈴木智洋弁護士に聞いた。

●動物虐待にあたる可能性

――動物虐待にあたらないのでしょうか?

動物愛護法では、「愛護動物」をみだりに殺したり、傷つけることが禁止されています。
これに違反した場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金となります。
犬も「愛護動物」に含まれています。
この法律の「みだりに」という言葉は、「特段、理由や必要性もなく」といった程度の意味だと考えてもらえれば大丈夫です。
今回のケースは、SNSにアップされた動画を見るかぎり、特段、理由も必要性もないのに散歩中の犬を突然複数回にわたって相当の力で蹴っているように見えます。
みだりに傷つけたとして、動物愛護法違反と考えてよいのではないでしょうか。 

――飼い主が処罰される可能性はあるのでしょうか?
今回のケースは、SNSにアップされた動画を見るかぎり、特段、理由も必要性もないのに相当強い力で複数回にわたって蹴っているように見えますので、その行為の態様は悪いものだとは思います。
しかし、過去に実際起訴されて有罪判決が下されたというケースは、対象となった動物が多数にのぼっていたり、死亡しているようなケースが多く、仮に死亡してなくても相当に重い傷害を負ったようなケースであることが多いです。
今回のケースは、犬がどのようなケガを負ったのか、といった結果についてはわかりませんが、対象の犬が1匹であること、死亡していないこと、蹴った人の飼い犬であること、といった事情からすると、過去の事例との均衡も考慮し、起訴されて有罪判決が下される、というところまですすむ可能性は低いように思います。

●「物」はものでも「命あるもの」

――なぜ、「処罰が軽い」のだろうか?

動物、特に、自分の飼っている動物に対して傷害を負わせたというだけで刑事事件となるというケースは、過去にくらべれば増えてきたものの、今のところ、そこまで多くない状態で留まっていると思います。
そのような状態について、処罰が軽いと感じる人もいるかもしれません。
このような現状となっているのには、さまざまな理由があると思います。
たとえば、人間が人間を傷つけたら、暴行罪(刑法208条)や傷害罪(刑法204条)が成立することになりますが、その場合であっても、当事者の関係性、行為やケガの態様などにもよりますが、被害者と示談が成立したような場合には起訴されることなく終わることも多いのです。
そのように、人間にケガをさせたようなケースでも起訴されない場合もあることとの均衡も考えられているでしょう。
また、動物が法律的に「物」とされていることや、動物愛護や動物虐待防止という考え方がまだ国民全体に浸透していない、ということも理由として挙げられるかもしれません。
ただし、刑事事件の取扱いの現状がどうであれ、また、動物が法律的には「物」とされているのだとしても、命あるもの、生きているものであることは間違いありません。
正当な理由なく、動物を殺したり、傷つけることが許されるものではない、ということは間違いなくいえるでしょう。

【取材協力弁護士】 鈴木 智洋(すずき・ともひろ)弁護士
専門は労働法(使用者側限定)、行政法(行政側限定)、動物法・ペット法。動物法・ペット法に関しては、ペット法学会に所属する他、国立大学法人岐阜大学応用生物科学部獣医学課程の客員准教授も務めている。
事務所名:後藤・鈴木法律事務所
事務所URL:http://www.gs-legal.jp/index.html

弁護士ドットコムニュース編集部


福井県内保護収容犬

2019-02-23 06:11:39 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物管理指導センター(仮称)で1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物管理指導センター 嶺南支所】
電話番号:0770-22-3747

収容日:2月21日
保護場所:敦賀市神楽町気比神宮付近
種類:ミニチュアダックスフンド
性別・体格:メス・小型
年齢:不明
毛色:茶
ピンクの布製首輪着用&鎖付き
公示期間:2月25日


「赤い首輪」が貸し出し教材に

2019-02-22 06:07:21 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

facebook「RINA Art -吉崎莉菜」より

2019年2月19日(火)

「赤い首輪」が貸し出し教材になりました✨
杉本彩さん、ヒナタカコさん、なにより福井新聞社の協力により命の教材が完成。
日本全部の学校に順番にまわしたいくらい。
子供たちも知るべき現実です。

※福井新聞記事より




福井新聞社より赤い首輪が貸し出しを開始します!
貸し出し内容は
🐶赤い首輪の本
🐶杉本彩さん朗読動画
🐶ヒナタカコさんMV動画
🐶赤い首輪をスクリーンで上映可能なデータ
県外への貸し出しは応相談ということです✨✨
0776-57-5140 福井新聞読者センターまで

去年莉菜の在籍する中央中学校では読み聞かせと上映があり、保護者会の際に体育館にて命の授業があり参加してきました。
生徒たちは真剣に見入っていて、中には泣いている子もいて、その後見た感想などをみんなが書いてくれましたが様々な感想が書かれていました。
子供たちが感じた動物への想い。
生命への感謝。
動物に限らないすべての生き物への愛や、感謝の想いなど、本当にたくさんの熱い想いを感じてくれました。
この殺処分という日本の酷い現状をなくさなくてはいけない。
それには殺処分を行っているセンターが悪いのではなくなぜ、そこに犬や猫がいきついたのかを考えたら元をただせば飼育放棄や無責任な飼い主のせいです。
簡単に洋服のような値段で売られているのを買って古着のように捨てる。
そんな無責任な飼い主。動物を飼う資格はありません。
悪質なペット・ショップも同じ。
一万円などで売るペット・ショップも福井にも存在します。
絶対に買わないないでください。
売れなければ商売として成り立たずいつか廃業するでしょう。
売れればうれるほど酷い繁殖ブリーダーがどんどん子犬をうませるのです。
買ってしまった人は愛情を持って最後まで終生飼育をしてください。
この負のスパイラルをいつか無くさなくてはいけないのです。
動物はぬいぐるみではありません。
躾も大変だしお金もかかります。
人間のように病気にもなって介護も必要です。
こんならあたりまえのことを理解しないで安易に動物を飼う人が日本には多すぎるのです。
それはなぜか・・・教育が足りないからだと私は思います。
杉本彩さんが福井の学校に来て授業をしました。
動物の気持ちを自分のことのように想像して・・・、本当にその通りだと思います。
自分だったらどう?
そんな想像力がいまの子供たちには足りない部分があるかもしれません。
自分のことのように想像することはいじめなどにも同じことがいえます。
殺処分がテーマの絵本赤い首輪。
犬猫を思うたくさんの方々のおかげでこのような素晴らしい教材でが貸し出されることになりました。
ひとりでも多くの子供たちの心に届きますように。


犬を車で引きずり散歩する老人

2019-02-21 06:06:22 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

動画】
岡山にて車で歩道を走り犬を引きずって散歩をする老人の動画が炎上!
注意されて逆ギレ?
犬は虐待で高齢者から保護できるか

2019年2月17日(日) ゆもちblog

2019年2月17日。
岡山県で老人が車を運転しながら犬の散歩をする動画がネットにアップされ、話題となりました。
車から伸びたリードに引っ張られ、しかも車の排気ガスをもろに浴びて苦しそうな犬。
しかも車は歩道を走っていました。
色々と問題のある動画・・・
一体なぜ車で散歩をしていたのか、これは虐待になるのか、まとめました。

問題の動画
老人が車で犬の散歩をする問題の動画がこちらです。

https://www.youtube.com/watch?v=Gi3iROOaM6s

友達と田舎道を走ってたらワンちゃんを車で散歩させてる、排気ガスがワンちゃんに当たってるし歩道を車で走っている方がいたので2人で注意させていただきました。
繰り返しているのを見かけた場合注意して、警察に連絡して下さい。
岡山の田舎道だそうです。
シルバーの軽自動車の運転席からリードが伸びて、車の後ろの犬を引っ張っています。
犬はとても苦しそうに引きずられながらついて行っていますね・・・
ちょうど排気ガスが出る後ろで、ガスを浴びているのも気になります。
人間でもくさいのに、嗅覚が敏感な犬にとっては地獄ですよね。
かわいそすぎる・・・
車を運転しているのは老人男性。
70〜80代くらいでしょうか。
割とお年を召している風貌ですね。
そしてもう一つ問題なのが歩道を車で走っている事。
車は車道を走らなければならないのに、歩道を走っています。
いくら田舎道で歩道も広い場所だからといって、これは道路交通法違反ですよね。

注意されても耳を貸さない老人
この動画を撮った方は、見つけてすぐに老人に注意をしたそうです。
運転手の老人は注意されても聞かなかった、と書かれています。
よく歳をとるにつれて頭が硬くなるといいますが、この老人も注意された事に対して腹を立てたのでしょうか。
いけない事をしている自覚がない証拠ですね・・・

なぜ老人は車で散歩していたのか
車を運転している方は、割とお年を召した老人です。
歳をとると足腰が痛くなったり、すぐに疲れてしまったり、体が思うように動かなくなります。
また田舎は車社会ですから、この老人も普段から移動手段は車である事が多かった可能性があります。
そういった背景から、この老人は散歩も車で行う事にしたのかもしれません。
足腰が弱いと、犬の散歩も大変なのは分かります。
しかし、このような方法を取るのはいかがなものかと思いますよね。
犬が可哀想です・・・

これは動物虐待になる?
この件だけで、動物虐待として老人が刑罰を受けたり、犬を保護したりする事は難しいかもしれません。
なぜならこの老人は、普段から犬に対して虐待をしているか判断が難しいですし、この散歩に関しても犬を傷つけようと思って意図的にやっているかどうかが怪しい所だからです。
しかし、車で走りながらの散歩は、動画を見ても分かるように犬にとっては苦しいものですし、犬にも運転手にも、事故を引き起こしかねない危険な行為です。
しっかりとその事を理解してもらい、愛犬を思いやりを持ってそだててあげてほしいです。

自転車の散歩は違法になる
にたようなケースで、自転車での犬の散歩は違法になります。
自転車の運転者は,ハンドルやブレーキなどを確実に操作し、かつ、道路状況に応じ他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転をしなければなりません。
これに違反したときは刑事罰として3月以下の懲役又は5万円以下の罰金が科せられることがあります。
確かにこういう人、たまに見かけますよね!
自転車に乗りながらだと散歩も楽なのかもしれませんが、見てる方としては怖い・・・
車にもこういう罰則を設けてほしいですね!

まとめ
いかがでしたか。
犬を車で散歩させる高齢者の動画についてまとめました。
引きずられる犬がなんとも痛々しくて可愛そうでした。
歩道を車で走るという交通違反も堂々とやっている運転手。
しっかりと取り締まってほしいですね。



車に乗りながら犬を散歩”動画に批判殺到・・・考えたい高齢者のペット飼育

2019年2月18日(月) FNN PRIME

岡山県高梁市で撮影された、自動車に乗りながら犬をリードで引っ張る動画に批判が殺到している。
動画が撮影された場所は、周りには田んぼが広がり、車の通りも比較的少ない道。
犬は車に引きずられながら必死についていっているが、動画をよく見ると車は歩道を走っていた。

動画の撮影者により、16日にSNSに投稿され、17日の時点で再生回数が200万回を超え、飼い主に対する批判が殺到している。
動画を撮影した男性は、飼い主に「わんちゃんを引っ張っているのをやめてください」などと注意した上で、また同じようなことが起きたら警察に連絡してくれたり、注意してくれたらという思いでSNSに動画を載せたという。
飼い主の男性は「悪かったと思う」としつつ、「足で歩けない。家の中でも杖をついて移動しないといけないけど、一日に1回くらいは外で走らせてあげたりしたい」と話した。
現在、88歳の飼い主の男性は杖がなければ歩けないため、車を使って犬の散歩をしていたというが、「歩道を車で走っていたのは悪かったと思う。その時、犬を虐待しているように見えたなら非常に心外で残念」と、歩道を車で走ったことは認め、反省しているという。 

もし、自分が飼えなくなったら・・・?
実は、今回と似たようなケースは過去にも起きている。
5年前に沖縄で飼い犬を軽自動車の後部のフックに括り付けて走行し、犬の右前足を傷つけたとして、50代の男が動物愛護法違反の疑いで逮捕されている。



レイ法律事務所・河西邦剛弁護士は、今回のケースについて、まず車が走っていたのが歩道だということで、道交法違反の罪に問われる可能性があり、「犬が傷を負った場合、動物愛護法に該当してくることになります。2年以下の懲役、または200万円の罰金」ということになるという。
飼い主の男性は「杖がなかったら10メートルも歩けない。体が不自由になったら犬も飼えない」と主張するが、体の自由が利かなくなってくる高齢でのペット飼育について打つ手はあるのだろうか。
最近では、飼い主だけでなくペットの寿命も延びているため、介護が必要になったペットの面倒を飼い主が見れなくなっているという相談も増えているという。
NPO法人ピース・アニマルズ・ホームの宮腰千景さんは「飼えなくなった場合、親戚や身内、ペットを継いでくれる方を事前に準備しておくことが大事」だといい、ペットとの生活に支障が出てきた場合は、頼れる先に引き取ってもらう決断も必要だという。
また、「最初からそういったことを決めていないと、動物もかわいそうで、人間も辛い思いをしてしまう」と指摘した。
(「めざましテレビ」2月18日放送分より)