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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『国民の生活が第一』の理念は民主党の理念では無かった。「小沢氏の理念」だった。

2010-09-18 23:55:49 | 政治と社会
代表選まで、あれほど菅直人を<支持>していたマスコミが、再選と同時に「手のひらを返した如くに」冷ややかな論調となった。


幹事長選任のつまずき。
挙党一致にほど遠い組閣。
ねじれ国会に対する不透明さ。

などと揚げ足を取り始めたらきりがなくなるでしょうに。


取り敢えずの「身の破滅」である『小沢政権』は免れた。
さあ、ゆっくり「民主党政権」を揺さぶってやろうじゃないか。
自民官僚報道一体で、アメリカに仕えるこれまでの「古き良き時代」に戻りたい。

なんてな具合かいな。


それにしても、言いたい放題。


>首相の政治行動はいわば「渦巻き」型であり、事に臨むに当たり、そのときどきの利害で結びついた「かりそめの同士」と乗り切ってきた面が強く、「菅直人のために」などという、心の琴線に触れ合って団結した「真の同士」が、そう多いわけではないためだ。
(産経9月19日(日)0時19分配信(産経より抜粋)


なんて事ぐらい、はなっから分かりきって居る。


それでも、「そう分析される」菅直人政権の、重みの無さが情けない。

そんな彼に何程の未来が有ると言うのだろうか。


>「今回は首相を担いでも、そのうち支えている中枢の議員同士が争うことになりますね」
>「そんなことは分かっている。今は今、後のことは後のことだ。」
(同)

無能無策であっても、官僚の引いたレールをひた走るだけであったにせよ、そつなく誤摩化すテクニックを身につけていただけ、自民党の方がまだ「表面上は」まとまった政治に見えていたのかも知れない。

彼らの方が、国民を騙せていた。

少なくとも、「極端に走った」小泉某以前は。


改めて解ったゾ!


要するに「民主党議員」と言う連中は、「日本を何とかしなければ」という使命感で身を捧げている訳でもなんでもないのだ。

やっぱりそうなのだ。
解ってはいた物の。

そのとき、その時に応じて、「切ったり張ったり」つじつまを合わせながら、とにかく「権力の座に居たい」ダケなのである。


本物はウザイ。

「身を挺して、お国の為に」働こうなんて言う人が居てくれると困るのですね。

実力と、使命感と、実行力とが備わった『大物』など「目障りなだけ」なのだ。

本物に登場されてしまった日には、偽物は二度と浮かび上がれなくなってしまう。

本物が無いところでのみ、「ニセモノ」は本物に見せかける事が出来る。


だから、「小沢排除」は当然でしょ。

帰納法的結論ってヤツですか。


ただ、我々国民にとしては、そんな「腹黒い素人集団」に国の舵取りを任せてしまった事に、我が身の迂闊さを恥じ入るのみ。



『国民の生活が第一』というスローガンは、小澤一郎の理念であって、民主党の理念では無かった。



それが、はっきりと分かった今。

国民は何をするべきか?
小沢氏に、何を求めるべきか?


個人的に言えば、民主党は「支持に値しない」。


たしかに、代表選から一夜明けての時点では、「これで良かったのかも」とも思えた。

ここで小沢政権が成立したとして、マスコミの更なる大攻撃に曝されながら、検察審議会も「追い風」を受けたかの如くに「血迷う」であろうし、ねじれた国会での数合わせや「離合集散に対する小沢流」も、きっとすぐには国民の理解が得られなかったかも知れない。

唯一のチャンスで「失敗」させられたかも。

ここは一旦負けておいて、菅直人の失脚を待てば「万全の体制」で小沢氏に「腕を振るってもらえるかも」と、考えたりもした。


あの時の理解は、「負けた事」によるショックに対する「自助作用」だったのでは無かろうか。

傷口を舐めて、それが癒えるのを待つ手段としての「言い訳」では無かったか。


分かってはいた物の。

やはり、菅直人及び支持者達による「権力遊び」を見せられるに付け、たとえ数ヶ月であっても、「時間を無駄にする事が」果たして日本の将来にとっていい事なのか、と考え始めてしまう。

予算成立が阻まれて、菅直人政権が立ち往生するまで待つ事は、時間の無駄で有るのでは無いか。


『国民の生活第一実践党』を期待したくなって来た。


今回の「小沢に票を投じた200名」のうち、120名程は運命をともにしてくれるのでは無かろうか。

そして、亀井さん、田中さん(康夫さんの方です)、鈴木宗男さんその他、一部の自民党、社民党、などの「憂国の士(?)」と提携して、『新党』を立ち上げて頂いた方が、手っ取り早い気がするのは、私だけだろうか?


はっきり言って、民主党はダメだ。


昨年8月は、『小沢党』に乗っかっていた「小悪魔共」が、今や母屋を乗っ取ってしまったからには、『民主党』にこだわる事は無い。

「気弱な地上げ屋」さんによれば、ご本人ははなから「離党の意志はない」そうでした。

民主党が割れて「喜ぶのは誰」であるかを考えれば、分派行動は意味が無い、と言う様なニュアンスでした。


しかしねえ。


腐ってしまっていますよ、小沢抜きの『民主党』は。


陸山会問題も、政治収支報告書記載ずれ問題も、程無く解決するとして、その上で菅直人が転んでも、現政権の連中は「岡田を担ぐ」事は自明であって、いくら「格が違う」と言ってみても「必ず勝てる」とは限らない。

今回と同じ様な「死闘」となった挙げ句に、同じ結果にならぬとも限らない。

私は、党員もサポーターも、信用しません。

ましてや、一般国民の「民意なんて物を振りかざす人々」の妨害に関しては、完全に悲観的になってしまったのです。


ひとかたまりになった「水と油」は、永遠に溶け合わない。

今までは、それでも「マヨネーズ」状態で溶解してくれれば、と信じようとするところも有った。

精々「なな奉行+アルファー」さえ始末出来れば、と考えていた。


甘かった様です。

権力欲と無知蒙昧との連合軍の力を侮っていた。

無駄な事はよした方がいいのではないか。


さっさと離党しては?


本当に「小沢イズム」を理解している「国民生活派」と、「権力志向派」とにきっぱり分かれる。

そこに「政治主導=国民が政治を行う」派と、「官僚政治が楽でいい」派との線引きもする。

更に「<アメリカの傘の中>で肥育される事を喜ぶ」派と、「対アメリカ対等外交、全世界同方位外交を望む」派とでも、区別する。


本当に、一刻も早く「ガラガラぽん」をやりましょうや。

ねえ皆さん!

ねえ『小沢一郎』さん!
どうです?


小沢は貴重だ。
時間はもっと貴重だ。


成すべき事に、「早すぎる」と言う事は無い。



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待ってました!! (猫大好き母)
2010-09-19 05:03:01
先ほど、先日のブログ欄に暗いコメントを投稿した直後に新しいブログがアップされてて、読んでみて思いました。 代表戦後、数日もやもやしてた気持ちは、きっと私だけじゃないんだ、小沢を応援した人は皆同じように、同じ危機を感じているんだろうって。 そもそも私が民主党に入れ始めたのもとにかくまずは政権を交代させたいから、そして米国への隷属をやめさせたかったから。 でも、パリ様がおっしゃるように民主党の政治化が皆そのように考えているわけではない、という事がよく分かったこの1年間でした。  

 私もパリ様同様、日本の善良な市民とか言う言葉は信じません。 日本人の民意度なんて今底辺です。 
日一日と時間を浪費している気がしてなりません。 パリ様のご意見を支持します!!
返信する
揺れ動く心 (himbeere)
2010-09-19 06:39:52
時々パリさま、
初めて投稿させて頂きます。

私がモヤモヤしていた気持ち、全て仰って下さいました。

私は今の民主党には100%投票致しません。こんな民主党に一票投じたわけでは有りません。その意味で、とても悔しいです。

今の内閣は、小沢さんとは水と油だと思います。
小沢さんがここまで大きくした民主党、それを乗っ取り、小沢さんを追い出しました。こんな民主党に何故応援出来るでしょう。

この政権は短命だと思いますが、今の日本の状態、アジアの状態、世界の状態を見ましたら、1日だって無駄には出来ません。それなのに何を考えているのか、全ての事に関してスローモーション、もう歯痒くて歯痒くて。

前原の外務大臣、これも怒りしか湧きません。
菅は何を考えているのか、中国との関係、非常に大事です。モタモタしていたら日本だけ取り残され、気が付いた時には、口をポカンとしなければ成らなく成ると思います。

この1年間何も仕事が出来無かった人が、世界を相手に何をするのでしょう。アメリカに尻尾を振るだけですか?冗談じゃない。
既に、就任記者会見でアーミテージとどれだけ自分が親交が有るのかを自慢げに話したようですが、益々頭が後ろにそっくり返るだけで、何もプラスに成らず。

内閣ごっこを皆でやっているんじゃない!、と怒鳴りたい心境です。

「猫大好き母」さまが仰ってます様に、日本人の民度が本当に下がり、この先一部で小沢待望論が出たとしても、又マスコミの誘導に依り、小沢さんは潰されてしまうと思います。
日本人は、とことん世界から滅多切りされなければ目が覚めないと思います。
この様な国民にしたのは、小泉です。今の荒んだ社会、小泉政権から顕著に現れました。イランの3人人質、あの時の政府挙げてのバッシング、本当に酷い物でした。小泉はせせら笑って居りましたよ。(この件に関してはあの時多くの国民も、バッシングして居りましたのでここで書くのはどうかな?とは思いましたが、私の正直な気持ちです)

私の知人はある新聞社の論説委員でした。彼が病に倒れた時、「小泉がこの日本を壊してしまう、これでは死んでも死にきれない」と痛みと闘いながら言っていたそうです。それが今現実に成り、国民の感情まで壊しました。(人間を人間とも思わず簡単に殺す、等々)小沢さんはこの事にも言及して居りました。今の日本は経済だけでなく、色々な意味で危機的な状態に成っている事、今回の代表選で訴えて居りました。
しかし、国民は耳を貸しませんでした。勿論異常なマスコミのネガキャンは有りました。

小沢さんに新しい党を作って頂きたい、とは思いますが、小沢さんがこれ以上傷つく事も、由としない自分が居る事も確かです。
小沢さんにもご家族がいらっしゃいます。どんなに傷ついて居らっしゃる事でしょう。
その様な事を考えますと、小沢さんに党を割れ、等という我々の勝手を言うのは酷な事かな?とも・・・。

今の私はイライラしながら、色々な気持ちに揺れて居ります。

長々と人様のブログで言いたい事言い、失礼いたしました。
返信する
猫大好き母さま。 (時々パリ)
2010-09-19 06:52:46
コメントありがとう御座いました。
ご支持ありがとう御座います!
(素面で書いてますよね??)
世界に冠たるハイテク技術も無ければ、経済力もヨチヨチ歩きだったウン十年前、日本人の精神はもっとずうっと「気高かった」様に思います。
あの頃の、「日本人の気品」は一体何処へ言ってしまったのでしょうね。
返信する
himbeereさま。 (時々パリ)
2010-09-19 06:59:15
初めまして、では無いですよね。
ツイッターでは、何度もRTし合っている仲でした。
私たち外野席から『新党』を求めるのは、確かに簡単です。
しかし、ご本人が「一兵卒として」とおっしゃりながら、たんたんと党の基盤強化や、日本の改革を実行出来る基盤造りをされていらっしゃる事を漏れ伝え聞きますと、頭が下がります。
簡単に「新党」なんて無責任な事を言って、自己に酔っているダケの様な、恥ずかしい気持ちになってしまいます。
でも、再編して欲しいですよね!
返信する
民主主義国家? (sun45)
2010-09-19 08:14:55
無性にチャップリンの独裁者を観たくなって最後の演説シーンに涙しました。
小沢さんの演説はこの内容に通じる深く、広く、大きい物でした。
今後地味ながら小沢氏が語った事を自分のブログ等で文章や動画で公開し続けて行きたいと思っています。

真の民主主義とは...?
今のままでは北朝鮮と同等です。

私事ですが...
インディーズでミュージシャンやっています。
音楽業界も全く同じと思っています。
テレビで話題だけど...本当に売れてる?
それほど流行してる?

結果、今回完成したCDアルバムは人の縁とつながりでドブ板選挙のごとく全国巡ってプロモーションして販売しています。
行った先から間違いなく新たな出会いと縁が繋がります。
昔アーティストの多くはテレビに出る事をステータスにしませんでしたね。

都市部の元官僚政治家やオボッチャマ政治家で古い政治と軽々しく口にする人が多いけど地方や田舎をなめてはいけません。
シャッターが閉じた商店街だけ知ってても何の解決にもならない。

私の住む岡山は他県の知人が訪ねて来たときにチェーン店ではない独自の特徴を長年守っているラーメン屋や手頃な価格の食事処を紹介します。
他県もきっと同じでしょう。
守るって地道に進化し続ける事ですよね。
私も例えればメジャーを目指してフランチャイズの人気メニューの一品になるのではなく独自の美味しいメニューになりたいと思っています。

こんな事も小沢さんが言ってた地方分権に通じる事と思っています。

怒りは過ぎれば目的を誤る...
自分自身に言い聞かせて信じてその時を待ちたいと思います。
返信する
sun45さま (マーゴ)
2010-09-19 09:48:58
はじめまして。
スッカラカンに寄り添っている
江田五月に違和感を抱いている者です。
菅につながる江田王国(?)の岡山に絶望していたのですが、
sun45さんのような方がいらっしゃるのに
驚愕しましたと同時に、多少安堵しました。
ミュージシャンだそうですが、
どんなミュージックなのでしょう。
応援させてください。


私は過激な小沢ファンではありますが、
民主党支持者ではありません。
自民党時代からの小沢ファンです。
以来、小沢総理実現を待望しています。
小沢総理実現の日が近づいてきているのでしょうか?
小沢一郎以外の政治家というのは、
信用できない人間の集団で、小沢さんの苦悩は
いかばかりのものなのか、心が傷むばかりです。
しかし、めげずに、何としても総理の座について欲しい。
恥知らずスッカラカンが総理になれた。
スッカラカンだからこそ総理になれたのかもしれませんが
日本の不幸そのものです。
愚者の楽園と言った、若泉敬にならいたいと思います。
愚者と呼ばれるにふさわしい日本国民に
小沢一郎なる希代の政治家が
理解できるのでしょうかねぇ。
愚かなマスゴミがいっせいに小沢賛美でも
してくれないことには、国民は動かない、とぞ思ふ。
悲しいね。
返信する
Unknown (うえち)
2010-09-19 10:17:43
“岡崎トミ子 反日デモ”
“岡崎トミ子 違法献金”
で検索してごらんください。
とんでもない奴が国家公安委員長になりました。
返信する
「日本ベスト党(仮称)」で、政界再編を!! (通称・勝手連)
2010-09-19 12:07:32
僕はここでも既に言ってきたと思いますが、もはやここまで(「ダラ菅」の内閣布陣等みて)きてミスミス”協力”とか”融和”など僕には考えられない。「協力」できる関係というのは、互いに意見が違ってはいても、前提に≪人間的に、信頼感≫があってのこと、です。
僕は毎日のようにフランス左派『NPA』サイトを見ています(仏語は機能してませんが、わずかな単語と昔培った左派感覚で)が、恐らく≪中道派から極左派まで≫の統一(連帯)行動が、僕の「国民の生活が第一」政治(小沢)理念への一歩でもの前進、の期待です。
昔はともかく、今の小沢氏は(左に寄った)「中道」政治家と思ってるので、国民新(田中康夫含む)、社民、共産党内党中央批判派、左派「連帯」派、「連合」ダラ幹と闘う労組派、既得権益と闘う市民派とがゆるーいネットワークで良いから、連携し合えれば、と。
(昨年末、ガンで亡くなったキューバ派の樋口篤三氏とは短い出合いでしたが、一生”革命”に身を捧げた人でした。「一新会」の鈴木邦男から平野貞夫氏、「連合」内左派労組、市民運動派、社民、共産や極左の一部まで、廊下にまで溢れて200人以上の熱気に包まれた今年2月の≪お別れ会≫でした。・・・この参加者の形が、僕の”統一戦線”のイメージです。)
返信する
sun45様。マーゴ様。 (時々パリ)
2010-09-19 16:25:43
お二人の熱意と期待とが、よく伝わって来ます。
それにしても、『民主主義』と言う物に、我々は期待しすぎているにでは無いか、とう気がしています。
そもそも「現代民主主義」の代表と言われる(誰が言ったんじゃ?)アメリカですら、内幕はドロドロのぐちゃぐちゃ。
もの凄い無能の大統領と、途方もく頭はいいけど利己的野心家の補佐官とで、表向きの「民主主義』を演じて来ている訳でしょう。
真の民主主義など、全員参加のこ古代ギリシャ型でしかなし得ないのでは。
所詮は、「その時数をまとめられたヤツ」の勝ちな訳で、イギリスでも、フランスでも、ドイツでも、内幕は醜い権力闘争と、潰し合い、論功行賞と粛正の連続です。
その中に有って、国民は「どちらを選ぶか」で、候補者の能力を見抜けるか否か、の結果に過ぎない訳でしょう。
民主主義は数。
数は権力。
数を得る為に、「選挙民をだまくらかす」手段は選ばない。
負けた方は、次の選挙まで「悔しい思いを」抱き続けるのです。
では、どうするか?
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うえち様。 (時々パリ)
2010-09-19 16:27:11
情報提供ありがとう御座いました。
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