あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

阿炎の復活。なぜか伊藤健太郎に思いをはせる。

2021-11-27 | 大相撲


テレビ中継での元横綱・北の富士さん。相変わらずダンディやね~ 辛口解説がサイコー。

2年ぶりの大相撲九州場所。終盤の取組だけママ家でみることが多い。
相撲はやっぱりいいね〜 一瞬で勝負がつくから。(野球は長すぎる、4hかかることも)

今場所は大関・貴景勝の調子が戻り、好調宇良は連日おもしろい相撲を見せてくれるし。男前・遠藤はきのう立ち合いで左手をつかず、行司さんに再三「まった!」と睨まれながらも”雀々”(桂雀々似の明生)に勝っちゃうし。

なんと言っても今場所の注目は前頭十五枚目の阿炎だ。(あえんじゃなくて、あびね)
もろもろの不祥事で協会に引退届まで出した男が幕下から出直し、ようやく今場所幕内入り。
新聞記事によると、阿炎は出直すにあたって妻子のいる自宅を出て、所属する錣山部屋で生活しているという。
やんちゃで生意気な言動が過ぎた人気力士は錣山親方(元寺尾)のもとで猛省し、心を入れ替えたのだろうか。

彼の師匠が錣山親方でよかった、と心から思う。(ただし彼の復活 そして改心が本物だとしたら…の話)
なんとなく、相撲に厳しい錣山さんなら間違いはない、という気がするのだ。
なかには弟子をしっかり管理できず野放しにする親方もいるようだし。
(ひどい例では…弟子を放り出して各界を去り、笑顔で「ふるさと納税!」とかやってる元親方も(;^ω^))

力士にとって、生活面をも指導する師匠・親方の存在は大きい。これはどの世界でも言えることだな~と最近とみに痛感する。

たとえばミュージシャン藤井風にとってのマネジャー河津氏は東京での兄貴ひいては親代わりだ。彼が岡山まで藤井風をスカウトしに行き、その熱意で実家の両親をも説得した…なんて話は相撲の世界となんら変わりはない。

そういや、以前インタビューした作家さんは「いい編集者にめぐり合わないと僕らは仕事ができない」と言っていた。
どんな才能も、すぐれた師匠や仕事のパートナーなしでは埋もれてしまうのだ。
***
今場所の阿炎をみて、俳優の伊藤健太郎を思い出さずにはいられない。顔がちょっと似ているし、不祥事でどん底まで落ちたというところも。

昨年のひき逃げ事件以降、テレビから姿を消した伊藤健太郎。
ドラマをみていて、ふと思うことがある。
「この役、もし伊藤健太郎だったら? もっといいだろうに・・・」
演じる彼をまた見てみたいと思う。
いつ復活できるか、本当に再起できるのかわからないが。
若い彼にも錣山親方のような厳しくも優しい仕事のパートナーが必要だ。

阿炎関(土俵入り)


本日14日目は結びで横綱・照ノ富士と初顔合わせ。ひょっとして優勝でもしたら…えらいこっちゃ!
(ちなみにこの阿炎も4人きょうだいの“末っ子”でちた(°▽°))

余談:いつも国技館でお見かけする白ワンピー姿の”溜席の妖精”は福岡にも連日登場。テレビ画面からのファッションチェックが楽しい。
大村崑ちゃんも久々にみたで~(^_^)v
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