あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

Eテレ「バリバラ」で知る、障害者の生理のこと。

2021-11-19 | テレビ
ニュースウォッチ9」(NHK)の和久田麻由子アナは美人で感じがよく、仕事ぶりも非の打ちどころがないけれど。
お隣の田中正良さんというお方は初見の時から一貫してジミ~な印象。
いや、べつにジミでも構わんのですがね。ヘンに出しゃばったり、知ったかぶりコメントするより、いいかも。
まあ、そうそうかつての大越さんみたいなキャラ(しかも元東大野球部エースで日本代表)は見つからないでしょ。


ところが、そのジミでおとなしめだと思っていたこの田中さん。ひとたび海外へのインタビューとなると豹変!? する。流暢な英語やフランス語をあやつり、水を得たなんとかのようにイキイキされるのだ。
なるほど、彼を起用した理由はこれだったのかぁ~と納得した次第。
***
して本題へ。
いま話題のSDGs(持続可能な開発目標)。最近テレビでもSDGsを取り上げた番組が多いので、ボクはもうお腹いっぱい(食傷気味)。大事なことなんだけどね。

同じく最近テレビでよく取り上げているのが女性の「生理」のこと。ずっとタブーだった生理をオープンに取り上げるのはいい傾向だとわかっちゃいるが。
ボスちゃんが「あんまり見たかない」と言うのでチャンネルを変える。
生理で長年いやな思いをし、最後には人工的に生理を終わらせた過去がそういう気分にさせるのか。

だが昨夜は違った。夕飯時に見るものがなかったのでEテレ「バリバラ」にチャンネルを合わせると…
なんと障害者たちがみずからの生理について語っていた。
とても夕飯時にみる話題ではないのだが、思わず引き込まれた。


手足が不自由で車いす生活を強いられるなど、なかには介助者がいないとトイレにも行けない障害者も。
彼女たちが生理時に外出をすると、ナプキン交換にどれだけ不便をきたすかを初めて知った。
ある女性はたとえ介助者がいても、トイレに簡易ベッドがないとナプキン交換ができないことや。
たとえ簡易ベッドがあったとしても、その後トイレに移動する際に粗相して、介助者の服を汚してしまうことも多々あると告白していた(再現イラストも)。
他にも、介助者がタンポンの使い方がわからず、失敗をされて痛い思いをしたとか。
そもそも下半身の感覚が麻痺しているので失敗をされてもわからず、そのままだったとか・・・。

どの話も衝撃的だった。こういう話は実際に見聞きしないとわからないものだ。
街のバリアフリー化はまだまだ進んでいないし、障害者にとって便利な社会とは程遠いことを痛感。
よく取り上げられていた「貧困でナプキンが変えない人」の問題も深刻だし、とても重要だが。
こういう弱者がいることを忘れていた(というより想像もしなかった)とハッとさせられた。
〜来週も続編が放送されるようです〜

《余談》
今年、ボスの同級生が子宮頸がんで亡くなった。かなり後から伝え聞いたのだが、ご家族によるとがんが見つかった時にはすでに手遅れで、さいわい亡くなるまでの間、殆ど痛みもなく眠るように逝ったという。
同級生の訃報は信じがたいし、かつて子宮筋腫で子宮を全摘したボスちゃんとしては複雑な気持ちもある。
でも亡くなった彼女は、聞けば優しいダンナさまと子どもたちに恵まれ、とても幸せな人生だったようだ。
「幸せな人生ー そう信じたいね」とラインでやりとりした、ある友人が最後に言ったことばに共感した。
「人間て、生きてるだけで奇跡やんね」。


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