ちょっとくたびれてます。風邪ひいたんかな? 昨日から頭痛がツライっす。
福井から戻った翌日は、午後外せないボランティアがあったので阪急電車でお出かけ。すると、あろうことか武庫之荘駅で突然電車が動かなくなる。なんでも王子公園駅で人身事故が発生したとのこと。何度もお詫びのアナウンスが流れる。ああ、これは当分動きそうもないや...。遅刻はイヤなのでタクシーに切り替えようと、いったん武庫之荘駅で降りるもタクシーは来そうにない。阪急タクシー(迎車)に電話しても、付近に車はないと言うし。ずいぶん前に一度だけ使ったDiDiアプリを立ち上げても、うまく行かず・・・気がつけば武庫之荘駅改札前は人でごった返している。
駅員さんが「ただいま折り返し運転の準備をしております」「神戸方面行き、まもなく発車します」と言うので、再び改札を通り、降りた車両に戻って発車を待った。
こんなこともあろうかと、30分早く家を出ていたので、約束の時間にはギリギリ間に合った。目的地に着いたら着いたで、また別のトラブルが発生しそうになり・・・肝を冷やすことの多い一日となった。ボラでは楽しいこともあったんで、トラブルは帳消しに?と言いたいところだが。やはり心身への負荷はかかっているのだろう。福井のホテルで夜中汗ばんで、しんどかったしなぁ。とにかく、これから苦手な季節がやってくるので気をつけないとね。
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さて本題というほどでもないが... 福井から戻る「特急サンダーバード号」車内でのたわいもない話を少々。
日曜なので車内はほぼ満席。今回は行きも帰りも、たまたま「女性専用席」とやらで、隣席も女性で安心。
福井で乗り込む時、「ごめんやっしゃ~」と通路側の女性に断って、窓側の席へ。この時女性は「かばん、上に乗せる?」てなことを聞いてきて。ボクは大きな荷物はないので「いえ、いいです」。女性のこの一言だけで彼女が”福井人”であることがわかった。(だって、アクセントが福井弁まる出し)
その女性はボスちゃんと同世代っぽかった。高2の時、同じクラスにいた硬式テニス部のマエダアツコ(←誰かさんと同姓同名)によく似ていた。しかし車中2時間、隣席の他人と会話する気などなく、寝不足で始終うつらうつらしていた(たぶんその女性も)。
列車が途中の京都駅を発車した頃、そろそろトイレに行っておこうかと「ごめんやっしゃ~」、初めて席を立った。トイレはめずらしく2人も並んでいた。後ろにも列ができた。戻ってくるのが遅かったこともあり、「並んでましたわ~」を皮切りに隣の女性との会話が始まった。
女性(以下、アツコ)はやはり福井の人だった。これから神戸に住む息子のところへ行くらしい。息子は神戸大4年、大学生活の殆どがリモート授業で明け暮れ、学部に友人は殆どできなかった。が、運動系のサークルでなんとか楽しんでいる。就活は4社から内定をもらった。「福井に戻ってきて」と言うつもりはさらさらなく、「息子は息子の人生、思い切り羽ばたいてほしい」という。(アツコ、ええ母ちゃんやの~)
さらに長女がすでに結婚していて、総合職なので”転勤あり”だが、たまたま今は福井にいる。おかずをうちによく取りに来る。早く孫の顔が見たいけど、まだまだらしいわ、と。ここまではよくある話ですが。
ちょっと意外だったのは、アツコも企業の総合職としてずっと働いてきて、今は管理職。旦那さんは地元企業?の社長さん。結婚した頃から家事は分担制だったようだ。さすがは「共働き日本一」の福井だけあるね~という話もした。そう、福井は女性の社会進出にかけては進んでいるのだ。
ただ・・・旦那さんは福井の5人兄弟の3男坊。それがアツコにとっては気楽だった。やはり福井の”長男の嫁”となると何かにつけて縛りがきつい(経験者がここに)。
またアツコは両親や義父母を早々に見送っているらしく、「うちは介護の負担は一切なし」。その分、子育ての時期に両親をあてにはできなかった。なるほどね~ 親に早く逝かれると寂しいが、介護の負担は皆無だから自由がきく?ということか。
アツコはその日、息子の下宿に泊まるのではなく、神戸市内にホテルを予約したとのこと。近ごろ東京のホテル代が高騰してるし、空室もないから不便ですよね~てな話をしたが。神戸のホテルは6000円台で泊まれるとか。日曜泊のせいもあるかな?
これから息子の下宿を掃除しに行くというアツコ。その前に大阪駅のショッピングエリアを見に行くという。社長さんに「新しくなってるから見てきな」と勧められたとか。
そして今宵のディナーは息子ちゃんとのデートだ。「あんたの好きなものをご馳走するわ」と言うと、息子はある貝料理の店をリクエスト。ネットでみると予算6000円。よっしゃ、お母さんも働いているし、どーんとおごったるでぇ~と太っ腹な母。
「神戸で貝料理?」、これまた変わってまんな~と思いつつ、ちょっと気になって検索してみたら、すぐに
それらしき店が見つかった。(夕飯の予算6000円とあるし)
知らない者同士だから、かえってあけっぴろげに話せるのだろう。アツコは決して自慢したのではない。事実を淡々と話したに過ぎない。人が羨むような、理想的にも思える幸せな境遇も、それ相応の努力があってのものだろう。
よかったら行ってみてちょ~貝料理(笑)。
福井駅でたぺたモーニング。 PS.会話の中で・・・よくコンサート会場に使われる「サンドーム福井」の話題が出た。アツコは最近サザン(or桑田さん)のコンサートで行ったら、こじんまりした会場なので「すごーく、よく(大きく)見えた」と言っていた。
「サンドームはボクも藤井風で行こうかな?と思ってたんですよ」と言ったら・・・アツコ、藤井風の名前はご存じなかった(><)。