あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

東京五輪・大野将平に惚れた!

2021-07-29 | スポーツ
見たい競技がある日に限って、家にいなかったり。
また、夜は見たいものが重なってしまい、あっちこっちチャンネル変えている間に決定的瞬間を見逃したり。
まめに放送スケジュールをチェックしないもんだから、行き当たりばったりですわ (;^ω^)。

月曜の朝、たまたまやってたスケボーで
ボクはこの選手↓ の笑顔にやられちまった。


女子選手だけど、アメリカ映画に出てくる少年のよう。(この写真では伝わらないのがじゃんねん!)
メダルには縁がなかったみたいだけど、心からスケボーを楽しんでるのが伝わってきまちた(^_^)v。

***
さてこの東京五輪でボクがゼッタイに、ゼッタイに見逃してはならぬ選手が一人・・・柔道の大野将平だ。

彼はボスがかつて働いていた会社に所属する選手で、おじちゃんの元同僚だったことも(組織上だけね)。
なので弊ジムショでは日頃から注目していた。
4年前に金メダルを獲ったリオ五輪をみていないボクにとっては連覇うんぬんより、
ただただ「大野将平の柔道」をこの目で見たかった。
もちろん、彼の世界最強説を信じていたので比較的安心して観戦できた。

出先から飛んで帰ろうとしたが、こんな時に限ってJRが接触事故で遅延、イライラ〜。(>知るかい)

結局じっくり見られたのは決勝戦だけ。
それでも、大野将平の柔道を十分堪能できた。延長戦までもつれたが、勝った。連覇達成。
試合後の折り目正しい挨拶、インタビューのコメント。すべてを食い入るように見た。
その結果・・・
惚れた! なんてカッコイイんだ。
ボクは大野将平のとりこになった。
こんな素敵な日本男児がいたんだ・・・ちょっと感動。


リオでの雄姿がみられなかったことを、今さらながら激しく後悔(><)。

穴井隆将氏さんの解説がこれまたよかった。現・天理大監督の穴井さん。
天理大の後輩で、ずっと大野くんの練習を間近でみてきた穴井さんだから知っていることも、
「こんな場で言っていいのかな?」と言いつつ、披露してくれた。
例えば(今回金メダルを獲った)阿部一二三と最後まで代表争いを繰り広げた丸山城志郎と大野くんの固いきずななど、聞いててジーンときた。穴井さん、ありがと~。


とにかく大野将平にがつーんとやられちまったボク。
うむ、男はこうあるべきだ。
その昔、高倉健の映画を観た人が映画館から出てくると、すっかり”健さんになった気分”になったと聞くが。
ボクはすっかり大野将平の気分(ガッツポーズなんかするもんか〜)、それくらい憧れちゃったよ。

*おまけ*
「東京五輪~ひとりはいるぜ、こんなヤツ

1.柔道初日。男子決勝戦、金メダルの高藤選手よりも、
相手の爽やかな台湾選手を応援する、ちょっと非国民?なヤツ。

2.NHK五輪放送でいつも流れる嵐の「カイヤ?」(麻世の元妻)、じゃなくって『カイト』。
サビの「♪ 風が吹けば~」が流れるたび「→桶屋が儲かる」と反応してしまう、変なヤツ。

3.国としては出場できない代わりに”組織”で五輪に参加する「ROCロシア・オリンピック委員会」。
 試合中、実況アナによっては「ROC、ROC」と言ったり、「ロシア・オリンピック委員会」と言ったり。
 後者の場合、ついつい「そこまで言って委員会(いいんかい?)」的なニュアンスを感じ、ニヤリとしてしまうヤツ。

(いじょー。これすべてうちのボスちゃんのこってす)
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東京五輪「どっか似てへん? この2人」/開会式雑感も

2021-07-25 | スポーツ
「開会式、長かったぁ~」
と溜息まじりの声が飛び交った昨日。
実況の和久田アナたちは休みなく喋りっぱなし、ほんにご苦労なこってす。

◆開会式 雑感◆
*事前にミーシャと海老蔵の出演情報は聞いていたけど、ジャズピアニスト上原ひろみのことは知らなかったからビックリ。カッコよかった~ 歌舞伎とのコラボもいいじゃないですか。
前半(入場行進の前)に持ってきてもいい演目だ。

*後半のピクトグラム。アイデアはいいんだけど、ちょっと退屈&長かった。

*日本でも『イマジン』流すかーっ! 安直だ。困った時のイマジンなんかな(苦笑)。
 
*野村萬斎さんが演出担当だったら、もっと和のテイストを重視していた気がする。

*選手入場がとにかく長いから、終わったらすぐに「開会宣言→聖火セレモニー」でいいと思う。

*長嶋さんを支えていた松井秀喜氏はこのために帰国したのかな? 猛暑だし時間も遅いし、長嶋さんはちょっと痛々しかった。

*聖火・最終点火者の大坂なおみ。適任な気もするが、どこかすっきりしない。
それは彼女の最近のあれこれのせいか。またテニスが長年五輪ではオープン競技的な立ち位置だったせいか。
じゃあ、誰が適任?と問われるとわからない。
ある知り合いの息子さん(すでに大人)は「ドラえもんがよかったんじゃない?」と言ったとか。これ、いいかも。
***
では、まいりましょう。
きのう見つけた「どっか似てへん?この2人」。

1)サッカー女子・なでしこジャパン
田中美南」選手 vs 「織田信成」(元フィギュア選手)

2)おなじく、なでしこジャパンより
三浦成美」選手 vs 女優&歌手「上白石萌歌

3)男子体操「萱和磨」選手 vs 上方落語家「桂歌之助

(いじょー)

追記:
①昨夜イギリスに敗れた女子サッカーなでしこジャパン。
初戦のドローの時から澤穂希さんのコメントが手厳しい。「勝つ気あるん?」。見ていてよほど歯がゆいのだろう。

②なななんと、ママちゃんも起きて開会式をみていたらしい。きのうの会話より。
こあま :「森山未來みた?」
ママちゃん:「みた。踊りはええけど、顔が悪いな」
こあま :「ひど… (><)」
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まもなく開会式... ♪逃跑计划《夜空中最亮的星》

2021-07-23 | DJ(おもに中文歌)
昨夜のお月さんはきれいだった。ママちゃんも眺めていたらしい。
開会式が行われる今夜はもっとまあるいお月さんがみられるはず。(満月はあした)

お月さんもいいけど、星もみえるといいね。
街中じゃなかなかみられないけど、
この曲 ↓で星がみえたような気分になれるかも。。。
中国の人気ロックバンド・逃跑计划の有名な曲、
《夜空中最亮的星》ー夜空でいちばん明るい星ー をライブバージョンでどうぞ♬

【Live】逃跑计划《夜空中最亮的星》2017工体演唱会现场 Escape Plan Live in Beijing Workers' Gymnasium



バンド名の逃跑计划は「逃亡計画」という意味。おもちろいね。

話はかわりますが。
昨日は新聞のこんな投書↓ にいたく共感。

上海や杭州から家族の元に一時帰国もできない お友だちの顔が浮かびます・・・
すでにマスク無しの国から→今の日本に戻っても2週間隔離ですかい。もっと臨機応変に対応できないものかね。

最後に、きのう約ひと月ぶりにアップしたウィチャットより(昨夜のサッカー観戦中の写真)

日訳)お久しぶりです。なんでこんなに久々なんかというと・・・そのわけは、
1.東京五輪開会式、パフォーマンスの練習で忙しかった。
2.東京五輪に参加する中国選手の通訳の準備で忙しかった。
3.仕事が忙しくて時間がない。
4.暑すぎて夏バテ気味。
5.中国語を忘れちまった。 
みなさん、当ててちょ~(もち1と2はウソ。正解は3~5でちた)
これ↑思いっきりコケました…。
さあ、まもなく開会式。「皇后さまご欠席」というのが気になるボクですが。
ミーシャの国歌、海老蔵の勧進帳?や白鵬の土俵入り?等々、何が飛び出すやら お楽しみ~っと。
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『纏足(てんそく)の歴史』

2021-07-21 | book
先日、学校の生徒Aさん(70代後半の中国人女性)から「ファミリーヒストリー」的な家族のはなしを聞いた。
ボクがホワイトボードに家系図を書きながら、話が進む。

山東省で生まれたAさんは4歳の時に母を亡くした。弟はまだ10ヶ月。
その後、Aさんと弟を育てたのは祖母(母の母)だった。
この祖母は娘を失ってほどなく、息子の嫁も失ったため(3人の幼子ー 3歳児+3ヶ月の双子を残して)、結局5人の孫を育てることに。それは苦労されたようだ。
5人の孫のうち一番年長のAさんは学校にも行かず、この祖母を支えた。
祖母といってもまだ50歳前後だったはず。結局70代で亡くなったという。

この祖母が纏足(てんそく)をしていたので歩き方がおかしかった、とAさん。
「て、てんそく!」。

初めてだ。実際に纏足をしていた人(に関わった人)の話を聞くのは。
ドラマで見たことはある。杭州ジムショで観た、全80話近くあるドラマ「白鹿原」のなかで、
”ちょこまか、ちょこまか”と独特の歩き方をする、なまめかしい纏足の女性が出てきた。
その美貌と色香で人妻ながらも主人公の長男を虜にし、最後は悲惨な運命をたどっていたっけ…。

中国では”負の歴史”とも言えるこの異常な慣習のことをもっと知りたくなり、
図書館で関連する本を借りてきた。

『纏足の歴史』(原書房)ー中国の著述家が書いたもの。

小難しい箇所はさらりと流し、興味深いところだけ拾い読み。結論から言うと、
「読めば読むほど、知れば知るほど、腹立たしい!」。
なぜなら纏足とは、男性本位の異常な美意識が生み出した産物だからだ。

***
明代(1368~1644)に中国各地で急速に発展した纏足(てんそく)は、清代(1644~1912)に最盛期を迎えた。

「纏足はかならず三寸」ー 小さくて形のよい女性の足のことを”三寸金蓮”と呼んで褒め称えられた。
一寸が3.3㎝だから三寸は9㎝余り。三寸以下だとさらに喜ばれたという。

纏足は”小脚”とも言い、
「女性の小脚は小さいだけでなく、さらに”弓状”でもなければならず…」とあるように、
”小脚迷”(小脚の熱狂的愛好者、ようは”脚フェチ”。蓮迷とも)は足の形にもこだわった。




このように小脚を美しいとする社会の風潮によって、当時の人々は小脚を女性美に必要不可欠、最も重要な条件とみなすようになる。

日本では昔から「色の白いは七難隠す」と言ったが。
当時の中国では「脚の小さいことは能(よ)く三分の醜さを隠す」と言った。

ある書物のなかに「醜婦も幸いにも脚が小さければ他人に誉められる」とあるように、
三寸金蓮がきちんと仕上がってさえいれば容貌がいまいちで体つきが十人並みであっても人々に称賛され、美人としての名声が遠くまで伝わり広まった。


ゆえに、小脚は女性の結婚にも大いに関係した。
纏足時代には、三寸金蓮は男性が相手を選ぶ基準となり、容貌や気立て云々よりも足の小さいことが重んじられた。
たとえばこんなエピソードも・・・
婚礼のときに、細く小さい新婦の蓮歩(小脚)を目のあたりにすれば、家族一同に喜色が満ちあふれ、それぞれ喜びに顔をほころばせたが、逆に蓮船(大脚の蔑称)が一尺余りもあれば、異常に華やいでいた場がたちまち暗転し、夫であれ、舅や姑であれ、親友であれ、みな父母の葬式のように、暗い顔つきになった」。
またある本には、
ある新郎は新婦の脚が太く大きかったので、激怒して式場を抜け出した。夕方になったので、家人が新郎をあちこち探しまわったすえ、やっと寺の中にいるのを見つけ出したが、すでに目が赤く腫れ、泣いても声にならなかった」。

このようなエピソードは「ほんまかいな?」と思ってしまう。つくづく異常な社会である。

小脚じゃないと娘が満足に結婚もできない、と当時の母親たちは心を鬼にして娘が5,6歳 ~ 7,8歳のときに纏足を始めた。
「妈妈经(マーマーチン)」という正しい纏足の方法を説いたお母さんのための経典もあった。

「妈妈经」より、足の正しいくるみ方の説明図。

清代末期には纏足に反対する「天足運動」が各地で始まり、纏足は徐々に途絶えていったようだ。

最後の章「天足運動」の冒頭にまとめ的な文章があるので抜粋しよう。
女性にとって纏足は百害あって一利なしの酷刑であり、宋代以後、一千年余りにわたって、中国の婦女はわけがわからぬまま悲惨な災難をこうむってきた。「小脚一対、涙一缸」であり、一対の三寸金蓮を完成させるために、女性がどれだけ苦痛を受けたのかわからない。筋が引き攣り骨が折れるので、完成する三寸金蓮はいずれも身の毛のよだつような畸形になる。
その畸形によって、女性は歩行が困難になり、働きにくくなり、気血が調和せず、病弱になり、さらに自己卑下、自暴自棄になった。
このような畸形は社会的に理由もなく大量の障害者を産み出し、社会の負担を加重して社会の発展にも影響を及ぼした。
非常に多くの心血を費やし、非常に多くの苦痛を受けるのに、その結果として、一つも得るものがなかったばかりか、逆に非常に残念なことであった。清代末期になると、人々は徐々に悟り、かくして纏足に反対し、自然を尊重する天足運動が起こった」。

写真はすべて本書より抜粋。グロテスクな写真もアップしてしもた、、。

驚くべきは、中国女性の地位向上のスピードの速さ。
だって、ほんの100年ほど前までは自分の意志にかかわらず足を折られ腐らせ縛られていた女性たちが、今ではこ~んなに強くなったのだから。あくまでボクがあちらで感じた印象にすぎない?かもしれないが。
中国大手家電ハイアールの社長は女性だし、各省の代表が集まる全人代とかをテレビでみていても女性が多い。
杭州のタクシー運転手さんも「日本って、女性が優しいんだろ?」と羨ましそうにしていたので、
よっぽど恐いんだろうな~と(^^;)。

こちらはドラマ「白鹿原」の纏足美女の下着姿。おいおい。
さいごに…

こあまのこあしを測りましょ。一寸ちょっとね。

コメント

思わずカラダが動く ♪ 藤井風『何なんw』 @日本武道館

2021-07-20 | DJ(おもに中文歌)
開幕3日前にして、何なんだこの茶番劇は!
関係者じゃなくても気が滅入ってしまう。。。
辞任に追い込まれたOさんは犯罪者みたいな扱いで報道され(写真出るたび、いかにも容疑者っぽく見えてしまう)、
命をかけて作ったであろう開会式オープニングの曲も使われないことが決まって、
これまで曲が使用されていたEテレの「デザインあ」とかも放送停止だなんて。
そこまでOさんをいじめなくてもいいのに、と思う。
ひどいよ。何なんだこの国は!
何なんだ、何なん・・・ってことで、
最近みつけたゴキゲンなナンバー、藤井風クンの『何なんw』をご紹介。(きっとみんな知ってるよね?)
  ↓
藤井 風(Fujii Kaze) - “何なんw”(Nan-Nan) at 日本武道館(Nippon Budokan)

ゆるーい感じがいいっしょ(^_^)v
YouTubeでみつけてすぐ、カラダが勝手に踊りだしちゃいました〜。
「♪あの時の笑顔は何なん  あの時の涙は何じゃったん」
この歌詞、どうやら岡山弁みたい。

五輪のオープニング、いっそのこと『栄冠は君に輝く』でもかけときますか?
最初から古関裕而メロディにしときゃよかったかも。
それか『愛は勝つ』(by KAN)のイントロなんかどう?
♪最後に愛は(コロナに)勝つ~なんて菅総理にぴったり。(←スガですけど)

33階からの眺め…夏の空は気持ちいい。
いま電車の広告は大学のオープンキャンパスと美容脱毛のたぐいばかり。これも夏の風物詩。



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