日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

どこまでも頑張るしかない。

2007年12月30日 23時55分50秒 | 司書日記
真面目に仕事のことでも書いてみようかと思う。
だけど…おそらく、愚痴か、言い訳か、そんなものを書き綴った記事になると思う。
それでも…、とりあえず書いてみよう。


私の職場は、学校図書館です。

公共図書館なんかのことはよくわかりませんが、うちのような、実質的に司書一人がほぼすべての事柄を切り盛りしている図書館…それも、あまり状況の良くない図書館では、司書がいかに頑張るかが重要になってくるように思います。

司書が頑張れば、その分、図書館は確実に良くなる。

そう言ってしまって間違いはないのではないでしょうか。
特に、もともとの状況が良くなかった図書館であれば、それは顕著に表れます。

別に、なにか大きなことをしなくても、基本的なことをしっかりやる、それだけで随分違ってくるはずです。

例えば…。
書架をいつも綺麗に整理しておく。
貸出、返却の処理を滞りなく行う。
利用者の一番使いやすいように、資料を分類する。
どこにどんな本があるのか、分かりやすく掲示する。
また、探したい本を確実に探せるように、目録等を整備しておく。

どれもこれも基本的なこと。
だけど、これらすべてを、しっかり行うだけ…行うことのできる環境を整えるだけで、図書館はかなり良くなる…使いやすくなるはずです。

もっと基本的なことを言えば…、図書館をいつもピカピカに掃除しておく。
それだけでも随分違うでしょう。

ほこりだらけの図書館なんて、誰も好んで近づかないでしょうし、ほこりまみれの本なんて、触ってももらえないですから。

さらに、利用者の興味を引くような、展示、掲示や、飾りつけなんかができれば、言うことなし。


本当は、これらがしっかりできていて初めて、その場所は図書館と言える場所になるはずなのです。


しかし、現実的に、これら総てをきちんとできている、図書館…まあ、私が知っているのは学校図書館だけなので、学校図書館は、そうそうないのではないでしょうか。

少なくとも、私の周りには、存在しません。
…私の図書館を含めて。


そして、これらの整備を行うのは、司書なのです。

司書が頑張って、これらのどれか一つづつでも、しっかり行える…行える環境を作り上げれば、図書館は確実に良くなるのです。


とても簡単。
だけどとても難しい。


うちの場合は…。
○をつけることができるのは、2番目の、「貸出返却を滞りなく行う」ぐらいでしょうか。
それにしたって、新着本受け入れが遅れていたり、ちょっと利用者が多いだけで、カウンターの前にながーい行列ができてしまうような状況では、十分とはいえません。
それに、書架整理がきちんとできていなければ、本がどこにあるか把握し切れませんから、貸出にも支障がでます。

他はすべて×です。
書架はぐちゃぐちゃ。
分類はめちゃくちゃ。
掲示は古いままで、目録は不完全。
大体、利用者が調べ方を知らない…教えることができていない状態では、どうにもなりません。

もちろん、そんな状況を、私が手をこまねいて見ている訳ではありません。
毎日、それらの整備に腐心しているつもりです。

頑張っている…つもりなのです。

しかし、現実はこう。


私の頑張りが足りないのでしょうか。
私自身は、まったくもって足りていないと感じています。

もっともっと、何かできる、何かして当然だと思っています。


だけど…。
よく考えると、難しいのです。

今現在、私は、勤務時間中は、ほぼ休みなしで、フルに動いています。
朝7時に出勤し、17時15分の終業時間を横目に見つつ、さらにもう少し…時には大幅に遅くまで。

途中、休憩なんてものは、ほとんどありません。
給食のときぐらいでしょうか。
それも急いで食べて、なるべく早く戻るように心がけているのですが。

それでも…状況はあまり好転しないのです。

もちろん、私の能力が足りないというのは大きいのでしょう。
自分でも、よく分かっています。
もっともっと、効率よく仕事ができれば…
いつも感じていることです。

だけど…。
現実として、私は毎日フルに…そして、それ以上に動いている。

だけど、状況はなかなか好転しない。

じゃあ、もっと頑張らなきゃ…。
という話になるわけです。

動き方を改善する。
それは大事です。

しかし、私がそれより先に思い浮かんだのは…
もっと動く時間を増やそう、動く時間を増やせば、それだけ作業も進むだろう。
という単純な考えです。

でも…これ以上どこに増やす時間があるのでしょうか。
勤務時間中はフルに動いているのですから…。

残るはお休みの時間と言うことになります。

家に帰ってからだったり、休日だったり。

この時間も、なにか作業ができれば、もう少しは状況が改善するんじゃないか。
そう思うのです。



まあ、しかし、思ったからって、それが実行できるとは限らない。
結局、それらの時間にはあまり動くことができていないのが現実です。

毎日家に帰ってきてからはぐったりしてますし、休日だってそれは同じ。
ほとんど作業なんてできてない。


そして今。
長期休業中…冬休みです。

今、私は、正直ダラダラとした毎日を送っています。
しかし、それと同時に、ものすごい罪悪感を感じています。

なんで私は、こんなにダラダラしてるんだろう。
この時間も、何かしたらいいのに、朝から学校にでて、書架整理ぐらいしたらいいのに。
毎日、そんなことを思いながらも、実行できずにすごしています。


でも…
よく考えると、休みの日なんだから、ダラダラすごしたって、別に構わないんですよね。
お休み…なんですから。

なぜ、そこに罪悪感を感じなければならないのか。
なぜ、休みの日に働かない自分に、腹立たしさと、無力感を感じなければならないのか。

それは…現実として、ちっとも改善しない図書館の状況があるからなのですが…。



今、私は、能力がほしい。
今、私は、時間がほしい。
今、私は、強い心がほしい。

今、私は…どうしたいんだろう。
何を…書きたかったんだろう。

結局、自分が仕事ができない…能力がないことの言い訳がしたかっただけなのかな…。


とりあえず、投稿しておく。