きょうは全国的に天気が悪かったようで(東京は一日中雨),試験の受験率は高くなりそうな感じはしませんね。
おそらく昨年度より数千人の減少という結果になるかと思われます。
問題は今年の試験の難易度です。
昨年の試験の難易度が結構なものでしたので,今年はやや易しくなるのでは?と思っていましたが,全般的に昨年度の試験と難易度的に大きくずれていないような感じがします。
注目していた個数形式の問題ですが,数的には昨年度と同じでトータル5問。
ですが,その内訳が若干変わりまして,宅建業法から4問で建築基準法から1問となっています(昨年は宅建業法から5問)。
もう宅建試験では個数形式の問題は最低でも5問程度は,覚悟しなければならないということでしょう・・・
個数形式の問題の難易度そのものも昨年度とほとんど変わってはいないと思います・・・
配分の関係で微妙に得失が変わってくるかもしれませんが・・・
「権利関係」ですが,ここもあい変わらず結構な難易度の問題ばかりです。
昨年の試験の問3で出題された「民法の条文に規定されているもの」という形式の問題が今年も出題されました。
今年は定番である「制限行為能力者」や「意思表示」を差し置いて?堂々問1での出題(意表を突かれたという方もいますかね)・・・
これも来年以降は常連形式になりそうな感じがします(民法をしっかりと勉強されていなかったという方は,意味がつかみにくい選択肢の4に引っかかってしまう可能性もあります)。
判決文を挙げてきてその要旨を聞く問題も常連中の常連・・・
今年は問7ですけど,これは昨年出題ミスとなった形式ですからね・・・
今年は,はっきりと決まりそうですね(基本的には判決文の要旨と真逆のことを言っているものを探せばよいという,文章読解問題なんですけどね・・・)。
「権利関係」の分野では,区分所有法を絶対に取らないとダメなんですよね・・・
これが最も取りやすい科目になっていますので(基本的には条文知識だけです)・・・
宅建業法ですけど,昨年は個数問題5問の他に組合せ問題が2問出ていましたが, 今年は組合せ問題が昨年より1問増えまして3問になっています。
この分野はこれまで得点の稼ぎ所となっていたんですけどね・・・
昨年からは,やたらと取らせないようにしてきているような気もします。
住宅瑕疵担保履行法は,今年はちょっとひねってきまして正解の選択肢はやや難という感じですかね(ただここは消去法で正解を出すことはできそうです)・・・
一般の受験者の方は,免除問題の5問はすべて取らないといけません・・・
ここの難易度は緩めだと思います。
全般的に見て,昨年度と難易度はほとんど変わっていないような感じがしますけども・・・
個数形式や組合せ形式の数,難易度,あるいは,出題の傾向等が昨年度試験とよく似ていますからね・・・
合格基準点も昨年の33点から大きくずれることはないような気がします(得点は動かず?動いても微妙な範囲?・・・)。
今後いろいろと情報が入ってくることになると思いますので,随時お伝えしたいと思います。
宅建試験を受けられた方は,きょうはゆっくりと休まれて,明日以降の展開に期待してください(なんだかんだで意外に早く合格発表日が来てしまうものです)。
本試験お疲れさまでした。