ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

TK大学病院の院内感染

2010-09-04 22:04:30 | Weblog
 抗生物質が効き難い多剤耐性アシネトバクター菌による院内感染問題。
 こんなことはどこにでも起こり得る。諸処解説にもあるように、アシネトバクターはどこにでも存在し、通常元気な人には悪さはせず、体力・免疫力の落ちた人に悪さをする〔日和見(ひよりみ)感染=日和見感染微生物は、相手の体力・免疫力を見て、問題のない人に対しては静かに、弱まった人に対しては襲いかかるようにも見える。〕かもという菌で、今回は中でも更に抗生物質の効き難い型だったということ。
 アシネトバクター根絶は不可能、もちろん以前から言われているMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)も根絶不可能、インフルだって根絶不可能。 
 TK大学病院は感染拡大防止対策を十分に取らなかったと攻められているようで、言われるくらいに、頭を下げたりする位に雑でスキを見せてしまったのだろう。 
 こういう細菌が極めて弱った人の体内で病原性を出してきた場合、治療完治も極めて難しい。
 抗生物質が効く為にはある程度の感受性とそれを受ける人の体力(実力)がないと効き難く、効かないことも多い。
 何かの菌で発病し、抗生剤と病原体の追いかけっこリレーが始まると、究極アンカーは、MRSA・緑膿菌・カビ(真菌)或いは今回のような普段は常在菌なんだけど変身
日和見感染微生物と対決しゴールを争うことになる。
 この時の一番の大事は体力、最後はやっぱりその方の実力勝負になる。

 口では万全防止策とは言っても、100%万全なんてあり得ない。
 通常の医療施設では、一般接触感染を防ぐ日常にしておくこと、これが普段のレベル。
 何かで警告があったときだけやろうなんて、普段からやってないと身につかない付け焼き刃。
 感染には主に三種あって、空気・飛沫・接触感染があり、息吸っても移るかもの対策は日常ではとても無理。くしゃみや咳からの飛沫は、発生源、すなわち患者さんがマスクなどで出る所に蓋をしてくださるのが第一。
 昨年のインフル流行で、マスクも流行したのは良い教育効果がでたが、のど元過ぎて熱さを忘れそう。
 自分のいる病院、普段のレベルはどう?ちょっとやばく、50点辺りの自己採点。

 今日も残暑厳しく、日中室内でも30度以上で宿題集中なんてできず、午後は些か昼寝でウツロ。宿題は遅れた。

※ 民主党代表選“O”さん、「政治生命のすべてを懸けて・・・」ほんとに信じてもいの?
コメント
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