暑くても新患は来る

　夏の台風でも、行った後は更に猛暑。　
　この為か、新患外来の出足は悪く、私はホントに久方ぶりに“コーヒーブレーク”が出来た。
　外来に戻っても、新患患者の伸びが悪く、研修医に回す患者さんが少ないのではと危惧。
　然るに、何故か気温の上昇と共に増え、ついには３０番位（新患希望が３０人）までいってしまった。
　２０番目位で研修医登場、眼前の方を急いで済ませて研修医にやらせる。
　私は後ろの椅子に座って見る。
　今日は後半に結構はっきりと疾患の分かりそうな方がみえて、研修効果が期待できた。
　その方を診察中の研修医、診察にやや甘さがあったけど、患者さんの前ではそのままにして、検査後に戻ってきた時に入れ知恵。
　身体を診て、疾患まで推察できる場合は、そう多くなくきっと学んだものは印象に残ったと思う。
　他科に紹介したかったのだが、時間が遅くなり他科の医師はもう手術時間、研修効果はあったが、患者さんには迷惑を掛けてしまった、堪忍。
　はっきりとした、ややキツメの疾患に遭遇する頻度はこんなものだろう。
　一日の新患で、一人いるかいないかという位、中等以下は三～四人位、後は軽症以下。
　軽症相手にもまれて、それらの中からきつめを拾い出し、見落とさない。
　この経験を繰り返して練度を上げてもらう。

※　朝、出勤に家を出た途端（夏って感じで）、すぐに自転車を選んでしまった。