隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1995.眠狂四郎殺法帖

2020年06月30日 | 時代ミステリー

 

眠狂四郎殺法帖
読了日 2020/06/25
著 者 柴田錬三郎
出版社 新潮社
形 態 文庫
ページ数 (上)371(下)352
発行日 1970/08/20
ISBN (上) 0193-115014-3162
  (下) 0193-115015-3162

 

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リーズ作品を間を置かずに読もうと思っていたが、いろいろ都合があって前に読んだ時からかなりの時間が過ぎた。実はこの上巻は昨年10月初旬に読み終わっていたのだが、そのあとすぐに中山七里氏の『笑えシャイロック』に取り掛かってしまい、さらには内藤了氏のシリーズ作品を読み始めてしまい、こちらの下巻が忘れ去ってしまったのだ。
僕にすればそれほど珍しいことではない。せっかく若い頃読んだ傑作時代ストーリーを、再度読み直そうと意気込んだのは良いが、途中で他の作品に目を奪われて、忘れてしまうなどというのは、本当に読む気があるのかと、言われてしまいそうだ。 まさかそんなこと言う作家もいないし、第一に僕のブログを読んでいるのは、ほんのわずかな人だ。本気で心配しているわけではないが、いささか自意識過剰気味だ。
まだ若かったずっと昔のことだが、自分では全く意識していなかったのだが、結構人の目を気にするところがあって、同僚から「君は自意識過剰だよ」と言われたこともあった。歳をとるにしたがって、そんな所も少しずつ亡くなったと思っていたが、自分に対しての評価は甘くなりがちだから、今頃になってまた昔の気質が蘇ったか。

 

下巻を読みながら、読み始めると面白くてページを繰る手も早くなるのに、どうして読み始めるのに躊躇するのだろう?いや躊躇しているわけではないのだ、あっちこっちと気が散るのだ。
作者の柴田錬三郎氏には江戸時代の友人がいて、いろいろと風俗や習慣、あるいは関連の資料を取り寄せた有りして、このシリーズの執筆を手伝わせているのではないか?そんなことを想像させるほどの、人々の言動にリアリティを感じさせるのだ。 昔から“講釈師観てきたような嘘を言い”などと言われており、作家だってたくさんの資料を読んで、識者から過ちを指摘されないだけの知識を得て、物語を紡ぐのだろう。
そういえばサラリーマン現役の頃、会社が契約していたコンサルタントグループの総帥は、東大卒のカリスマだったが、正に「一を聞いて十を知る」というそのままの人だった。大正10年かそこら辺の生まれの人だったから、もう鬼籍に入っているだろうが、尊敬に値する人だった。
話がそれた。

 

日は待ちに待った軽自動車が納車の日で、バスと電車で内房線浜野駅まで行って、古市場のガリヴァーアウトレット蘇我インター店で、ダイハツソニカを引き取ってきた。
普通は先方から納車に来るのだが、千葉から納車の費用を倹約して、こちらから引き取りに行ったのだ。
先方で車を引き取るまでの手続きに、何種類かの書類にサインをして、30分ほどかけて終了する。中古車を買うのは今回で3度目になるが、今までとは少し勝手が違って、大分丁寧な対応で少し驚く。初めて乗る車に多少おっかなびっくりの状態でスタート。ナビがついているのだが、使い方がよくわからず、帰ってからマニュアルを読もうと、そのまま帰宅。
中古車ながらきれいな外観で、分厚い車のマニュアルと、三冊のナビゲーションのマニュアルが付属しており、ちょっとやそっとでは読み切れなさそうだ。そんなことからも、少し異なる対応を要求されているみたいだ。

JLPGAツアー、アース・モンダミンカップ最終日は、28日、日曜日が大雨のため順延となって、昨日29に月曜日に行われた。鈴木愛選手は5バーディ、1ボギーと4つ伸ばして、トータル11アンダーとして、最終的には渡邉彩香選手と並び、プレイオフとなった。
だが、1ホール目で、鈴木選手のパーに対し渡邉選手のバーディとなって、惜しくも敗れた。残念!
JLPGAツアーは、来月7月はすべての競技が中止となっている。次の大会がいつになるかまだ不明だが、鈴木選手には次回に期待するとしよう。

 

 

 

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