隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0071.氷の家

2000年09月16日 | サスペンス
氷の家
THE ICE HOUSE
読了日 2000/08/30
著 者 ミネット・ウォルターズ
Minette Walters
出版社 東京創元社
形 態 文庫
ページ数 464
発行日 1999/5/21
ISBN 4-488-18701-3

 

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ンタル店でサイコミステリーを探していたとき、「女彫刻家」というTVドラマのビデオを見つけて、借りてきた。そのときに著者を知り、そのデビュー作ということで、本書を手に入れた。

18世紀に建てられた古い屋敷の一角に、当時作られた小山を模した氷室があり、冷蔵庫のある現在は使われていないが、そこで腐乱死体が発見された。屋敷には、村の人々から3人の魔女と呼ばれている女性たちが住んでいるが、10年前に屋敷の当主が行方不明になっていた。

「女彫刻家」のラストシーンの不気味な感じが、本作でも感じられる。10年前の事件に絡めた警察の執拗な尋問や、捜査。村人たちの仕打ちなどが、”3人の魔女”と呼ばれる女性たちへの同情を誘うが・・・。
CWA最優秀新人賞受賞作。

 

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