隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1688.ドールマン

2017年01月01日 | サスペンス
ドールマン
THE DOLL
読 了 日 2017/01/01
著  者 テイラー・スティーヴンス
訳  者 北沢あかね
出 版 社 講談社
形  態 文庫2巻組
ページ数 374/394
発 行 日 2014/07/15
ISBN 上巻978-4-06-277880-0
下巻978-4-06-277881-7

 

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年明けましておめでとうございます。

暮れから続く穏やかなそして比較的暖かな日が続いて、今日も元日にふさわしい、正月らしい朝を迎えた。毎年、一年がいい年になるよう願っているが、僕の場合は格別いい年というわけではなく、平凡でも良いので変わらぬ日常が過ぎていくようにとの願いだ。
今日は息子が入所している「ケアホームあけぼの荘」へ向かって、9時前に家を出て10時少し前に着いたが生憎出かけてしまったようで、連れ出すことは出来なく、仕方がないので息子とのドライブは明日にすることに。あらかじめ暮れの内に連絡しておけばよかったのだが、うっかりしていた。
カミさんが具合が悪くなってからは、息子を帰宅させて泊まらせることができなくなっており、寂しい思いをさせているのではないかと思っているが、当人にしてみればさほど気にしている様子はないようだ。

 

 

今年は日帰りで施設に帰すということで、カミさんの許可が下りたから明日は一度帰宅して、お茶でも飲んでからどこか遊園地へでも、繰り出すことにしよう。
彼が入所している福祉施設を運営するのは、社会福祉法人薄光会と言って、昭和50年代の後半に設立された法人で、わが子の将来を憂えた親たちが自ら立ち上げたもので、最重度の知的障害者を優先的に受け入れて、介護・支援をしている。
何代か理事長も変わって、現在は設立間もなく入社した職員がその任に当たっている。 法人のコンセプトである「(障害者と)共に生きる」の思想が、働く職員に行きわたっており、時折聞かれる施設職員の障碍者に対するいじめや虐待は皆無だ。施設利用者(障害者)の保護者・家族の組織である「保護者・家族の会」も、年4回ほど本部あるいは核施設に集い、施設及びお互いのコミュニケーションを図っている。
今年も障害者がつつがなく1年を過ごせるよう、願うばかりだ。

 

 

々覗いてみるAmazonのサイトにはマイページがあって、そこには僕が過去に買った本やその他諸々に関する情報が満載されている。いわゆるおすすめ品の一覧だ。
その中でいつも興味深く見るのは言わずと知れた本のお勧めで、たまにまだ僕の知らなかった読みたくなる本がある。本書もそこで見つけた。早速木更津市立図書館を検索したが、なかった。まあ蔵書がなければリクエストするまでだ。リクエストカードを書いて提出したのは、一か月くらい前だったろうか?
12月1日に図書館から「用意できました」のメールが届いた。毎日メールはチェックしているのだが、うっかり見逃していたらしく、3日になってメールを見て行って借りてきた。発行日は一昨年だから2年前か、その間いろいろと新刊の情報は見ていたのだが、本書には気づかなかった。
著者の処女作である前作「インフォメーショニスト」を年前に読んで、そのハードなストーリーはもちろんのこと、何より主人公・ヴァネッサ・マイケル・マンローという情報収集家(インフォメーショニスト)の魅力にひかれた。文字通り衝撃的なデビューを飾った著書から、シリーズ化されるといいのに、と思ったくらいだ。
そんな著者の新作でシリーズ作品だというから、僕がリクエストしたのは当然と言える。
本作は前作をさらに過激にしたような、と言ってもすでに前作の内容はほとんど覚えていないが、窮地に追い込まれたマンローの言動は予測を許さないハードなアクションを示していく。

 

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