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【金本位制:最終的に日本に金が集中するから、実際の制度化は困難だろう】価値が高まる金(ゴールド)・・・「手放せないこと」が最大の弱点⑦

2024-05-15 20:44:36 | 金(ゴールド)
前回からの続き)

 実質利回りで「金≒円」そして「円>>>ドル等外貨」・・・以上、本ブログのずっと前からの結論(に、どう考えてもなってしまうわけ)ですが、ドル等がゴールド)によって駆除、つまりインフレ高進で信頼&使用に耐えないようになっていくなかでも、本稿で述べたように金が貴重過ぎて「手放すこと」―――モノやサービスの支払い用通貨になること―――が現実的にはできないのなら、ドルに代わって金・・・本位制のような金に基づく通貨金融システムがマトモに運営されるはずもなく、したがって金ではなく、これと同等の価値を保ち得る通貨を用いるしかない、となって・・・がいっそう選択されるようになっていく、というのが、まあ・・・市場論理というもの、でしょうね・・・(?)

 なお、金本位制ですが、本来なら、もっとも合理的な通貨通商システムと考えます。しかし、いまの世界経済を見れば分かるように、この制度のもとでは、金は結局は経常黒字国に集中するいっぽうで同赤字国からは失われるばかり、となるため、後者ぶっちゃけアメリカは、1971年まで継続された金ドル本位制のときのように、つねに経常黒字となる(金を増やし続ける)特定国(って、どこ?)には金の支払いをしない、といった不公平を平気でする?だろうから、その意味でも、これがマトモに機能することは・・・やはり、ないでしょう。であれば、わが国としては、上記のように円がいま以上に(基軸通貨なみに)流通する(円の価値が金に準ずる、あるいは、ときに金を上回る)ような経済金融環境が望ましい(国益にかなう)はず。そしてそれは、おのずと・・・市場メカニズムに委ねれば、実現できる・・・わけですけれどね・・・

 この瞬間も、金のドル等建て価格は、さらなる高みをめざして史上最高値付近で値固め中、そして直近(2月)の米不動産価格(ケース・シラー値)は対前月で再上昇に転じて、こちらもまたMAX値更新は時間の問題・・・って、5%超もの「高金利」(本来ならインフレ抑止的な)環境にあるはずなのに、です。このように、何度も指摘のとおり、(日銀のせい/おかげで?)アメリカとドルのインフレはもう止めようがない・・・

 ・・・ということは・・・自明ですよね・・・(?)

(「価値が高まる金(ゴールド)・・・『手放せないこと』が最大の弱点」おわり)

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