はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「八月の御所グラウンド」

2024-03-15 10:06:01 | 本・映画・ドラマ
万城目学さんの「八月の御所グラウンド」を読みました。
直木賞受賞作…ということで、内容を知らずに読み始めたのだけれど・・・


死んだはずの名投手とのプレーボール
戦争に断ち切られた青春
京都が生んだ、やさしい奇跡

女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。

京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇


ゆるい感じの青春物語なんだな…な雰囲気で読んでいたのですが、
途中から、何か違うぞ・・と思い始めてからは、読み終わるまでが早かった。

昔、入学して野球をしたい!と思っていた学生が、入学して数か月で
戦争に行くこととなり、その後、、、戦死(涙)
野球をしたい、、の思いが残っていたのか、御所グラウンドに現れて、
一緒に野球をすることになる。

物語はゆるい感じで展開するので、読みやすいのだけれど、
心の中にじんわりと、野球したかったんだろうな。。とか、
野球できてよかったねとか、召集令状の理不尽さみたいなものとか、
いろんな思いが胸に広がりました。

万城目さん、久しぶりに読んだのだけれど、やっぱりいいな。
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