辻村深月さんの『傲慢と善良』を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。
その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。
2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な"恋愛"小説
作者の辻村さんは、現在の結婚事情を思い、なぜ結婚がうまくいかないのだろう?
と考えた末の要素をたくさんちりばめた、、と言われていた(ように記憶している)。
タイトルの「傲慢」と「善良」は、相反するもののように思えるけれど、
誰の中にも、「傲慢」な部分と、「善良」な部分は共存していて、
それらが邪魔をしている、、という感じで物語は進んだ。
架は38歳(だったかな?)真美は確か32歳と、もうすっかり大人なのに、
読み始めた最初、精神的には、20歳そこそこくらいの幼い印象を受けた。
それは、もしかしたら、実家で両親と暮らし、その過干渉で、
自分の人生について、あまり考えることをしなかったからなのかもしれないし、
そこそこモテて、飲み会など楽しい日々を送ってきて、自分の将来のことを
考えてこなかったからかもしれない。
そんな中、「ストーカーにあっている」と訴えた真美が、失踪した。
ストーカーとは誰なのか?いまどこにいるのか?を、調べ始めた架は、
ある事実に気づく。
真美もまた、失踪している間に、今まで経験しなかったようなことをたくさん経験し、
いろんな人に出会い、やっと年齢相応の大人になれたように思えた。
結末が明るかったので、読後感はいい。
そして、、さすがの文章力だなぁと思うのは、414ページもの長編なのに、
2日間で一気読みしてしまったほどだったので。
2日に分けてたら一気じゃないじゃないか~とも思うけれど、1日目は、
ふと時計を見ると2時(夜中の)になっていたので、断念して眠り、
翌朝目覚めるとともに、続きを読んだので(笑)
婚活は、きっととても気持ちが大変なんだろうなと思いました。
そして、、私は、高校卒業とともに、実家から逃げるように出てきてしまったけれど、
もしも、ずっと実家に居たら、、もしかすると真美のようになってたかもしれない。
などなど、いろんなことを思いながら読めました。
やっぱり、読書の秋・・なのかな。
意識はしていないけれど、秋になり、ちょっぴり読書量は増えているような気がします。
って、もう冬ですかね。
気づけば、もう12月(@_@;
感想など綴ってみたいと思います。
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。
その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。
2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な"恋愛"小説
作者の辻村さんは、現在の結婚事情を思い、なぜ結婚がうまくいかないのだろう?
と考えた末の要素をたくさんちりばめた、、と言われていた(ように記憶している)。
タイトルの「傲慢」と「善良」は、相反するもののように思えるけれど、
誰の中にも、「傲慢」な部分と、「善良」な部分は共存していて、
それらが邪魔をしている、、という感じで物語は進んだ。
架は38歳(だったかな?)真美は確か32歳と、もうすっかり大人なのに、
読み始めた最初、精神的には、20歳そこそこくらいの幼い印象を受けた。
それは、もしかしたら、実家で両親と暮らし、その過干渉で、
自分の人生について、あまり考えることをしなかったからなのかもしれないし、
そこそこモテて、飲み会など楽しい日々を送ってきて、自分の将来のことを
考えてこなかったからかもしれない。
そんな中、「ストーカーにあっている」と訴えた真美が、失踪した。
ストーカーとは誰なのか?いまどこにいるのか?を、調べ始めた架は、
ある事実に気づく。
真美もまた、失踪している間に、今まで経験しなかったようなことをたくさん経験し、
いろんな人に出会い、やっと年齢相応の大人になれたように思えた。
結末が明るかったので、読後感はいい。
そして、、さすがの文章力だなぁと思うのは、414ページもの長編なのに、
2日間で一気読みしてしまったほどだったので。
2日に分けてたら一気じゃないじゃないか~とも思うけれど、1日目は、
ふと時計を見ると2時(夜中の)になっていたので、断念して眠り、
翌朝目覚めるとともに、続きを読んだので(笑)
婚活は、きっととても気持ちが大変なんだろうなと思いました。
そして、、私は、高校卒業とともに、実家から逃げるように出てきてしまったけれど、
もしも、ずっと実家に居たら、、もしかすると真美のようになってたかもしれない。
などなど、いろんなことを思いながら読めました。
やっぱり、読書の秋・・なのかな。
意識はしていないけれど、秋になり、ちょっぴり読書量は増えているような気がします。
って、もう冬ですかね。
気づけば、もう12月(@_@;