なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

膵嚢胞

2024年04月09日 | 消化器疾患

 4月8日(月)に別の内科の先生が診ていた80歳女性が、地域の基幹病院・消化器内科に転院となった。膵頭部と膵尾部に膵嚢胞があり、尾部の嚢胞は巨大(145mm)だった。

 膵炎後の仮性嚢胞とおもわれるが、明らかな膵炎の既往はなかった。胆道系疾患も認めず、原因は不明だった。CTに加えて、MRIも行われたが、膵頭部の嚢胞に関しては膵管との交通がありそうだった。尾部の方は大き過ぎてよくわからない。

 3月11日に食欲不振と微熱で入院していた。食事摂取が進まず、CVカテーテルを挿入して高カロリー輸液が開始されている。

 家族の希望もあり、紹介転院について打診すると受けてくれた。ありがたいが、どう対応するのだろうか。検査としてはERCPを行うと思うが、治療としては尾部の嚢胞の内瘻化を目指すのだろうか。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浜辺祐一先生の本 | トップ | 1型糖尿病の血糖変動 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

消化器疾患」カテゴリの最新記事