なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

周期性発熱

2017年09月17日 | Weblog

 今日は他の先生の代わりの内科の当番になっていた。明日も日直で内科当番なので、午後から病院に出てきて、救急外来からの新規入院患者さんの指示を出して、そのまま病院に泊まることにしていた。

 めまいの73歳女性と、誤嚥性肺炎の81歳男性(寝たきり・認知症・仙骨部褥瘡)が入院になった。後者は両側肺炎で、酸素吸入10L/分リザーバー付きを要する重症だ。奥さんには助かるかどうかわからないことを説明した。

 34歳男性が40℃の高熱と腹痛で救急外来を受診してきた。外来担当医から連絡が来て、治療について相談した。この方は今年の3月に同様の症状で入院した。大学病院に地中海熱で通院しているということだったが、退院後に大学病院宛てに報告書を提出すると、簡単な返事が来ていた。病名は「周期性発熱」とのみなっていて、地中海熱ではない(少なくとも診断確定ではない)らしい。コルヒチンは効かない。

 昨日同様の症状で大学病院を受診して、外来で点滴を受けていた(使用した薬剤は不明)。一昨日からの症状というので、今日で3日目になる。いつも通りなら5日くらいで軽快するので、あと1~2日で治まるはずだ。とにかく対症療法しかないから、アセリオ1000mg点滴静注とソセゴン15mg静注を繰り返すことにした。入院は希望せず、外来で治療してほしいという。救急外来担当の看護師さんには悪いが、朝まで点滴と上記薬剤を繰り返して経過をみることにした。

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