なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

胆石・胆嚢炎

2017年09月07日 | Weblog

 糖尿病で通院している73歳女性が右季肋部痛で外来を受診した。痩せた小柄な方で、自己インスリンがかなり低下している(SPIDDM疑いだが、抗GAD抗体は陰性)。インスリン強化療法が必要で、認知症があるが何とか行っている。本来は家族の協力が必要だが、夫と息子は依頼しても応じてくれなかった。

 血糖自己測定も指導したが、インスリン注射を指先にしようとした。混乱するので血糖測定はあきらめて、少な目にしているインスリン注射ができればよしとしている。外来で診ているとしだいに血糖が悪化して、半年に1か月教育入院してもらって、インスリン自己注射の手技を確認していた。外来と同じインスリン量をしばらく継続すると、血糖は良好になる。自宅でもインスリン注射は行っていると思うが、実態はわからない。

 今日は1週間前からの右下腹部痛で、我慢していたが症状が続いての受診だった。表情からは痛みがあまり伝わってこなかったので、外来の看護師さんも、転倒して打撲したのかと軽く見ていたそうだ。新患担当(大学病院からのバイト)の先生が腹部エコーを行うと、胆嚢腫脹・壁肥厚があり、胆嚢内にdebrisと胆嚢結石があった。れっきとした胆石・胆嚢炎だった。

 連絡がきて診に行った。右季肋部に確かに圧痛があり、Murphy徴候陽性で深呼吸できない。腹部造影CTで確認すると、胆嚢周囲の肝床部の炎症が目立った。肝機能検査はALP以外は正常域で、血清アミラーゼも正常域だった。総胆管結石はないようだ。

 入院治療は外科にお願いした。午後にはMRCPまで行われて、画像診断はすっかり出来上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

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