スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

幻の名車トヨタ2000GT

2009年02月07日 | 文化/歴史/技術
記憶に残る名車の一つ、「トヨタ2000GT」は別格の輝きを放っています。最近車を走らせていたら偶然見かけたのでネットで検索をかけたら、トヨタカローラ豊公橋店に展示されていることがわかって、めらめらと自動車小僧の炎が燃え上がりました。もう一度拝んでおきたいと決めたら、居ても立ってもいられません。冷やかしになりますが、「トヨ2」を見学するためだけに出かけて行きました。到着し丁寧に挨拶をする店員に、見学目的だときちんと伝えて店内に入りました。ピカピカに磨かれたペガサスホワイトのボディカラーが、年代物を感じさせないほど美しい艶を出して威風堂々と「トヨ2」は置いてありました。博物館でしか見たことがない僕には感動ものです。かつてスーパーカーブームというものがありました。その頃僕は、頭の天辺から足の爪の先まで少年でした。全国の少年がインフルエンザのようにブームに乗っていたのですから、当然僕もかかりました。猫も杓子もスーパーカーです。お菓子も玩具も話題もスーパーカーでした。その頃、「トヨ2」は既に伝説の車として燦々と輝く国産スポーツカーでした。正にアイドルだったのです。蘊蓄もその時一通り憶えました。写真でしか見ることしかできない田舎でしたから、町医者の車庫にあるBMWにも胸をときめかせていました。実際に走る姿の「「トヨ2」は見たことがありません。ここに展示されている車は車検を通してあって公道が走れるそうです。そして個人所有のもを借りてきたそうです。これにはびっくりです。客寄せパンダのつもりで展示してありますが、他の客は見向きもしません。僕は一人で携帯電話のカメラでシャッターを押しました。(馬鹿だね。)1960年代に製作されたのに今でも本当にカッコイイ。ボンネットのうねりなんかコーベットみたいにダイナミックです。個性的なフロントマスクは、宇宙船みたいに近未来的な趣があります。六連メーターを配置するウッドパネルはクラシックですが高級感があります。低くスマートなフォルムはスピードを追い求める標として、ロングノーズに2シーターのレイアウトは走りの性能を約束するかのごとくスペシャルな設計です。ストレートシックスのエンジン、ラック&ピニオンのステアリング、ダブル・フィッシュ・ボーンのサスペンションなど今では当たり前のスペックも当時はモンスターでした。見てるだけでわくわくしてきます。スポーツカーは大好きなので、いつか自分用に手に入れるのが夢です。車で長距離旅行もいいでしょうしね。
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大阪 洋食REVO

2009年02月05日 | 料理/グルメ
今日は少し暖かい日でした。冬らしくない気温です。車に乗って仕事で大阪港の近くにやってきました。大阪も良い天気です。渋滞を心配していましたが、そんなに混んだりしませんでした。ちょうどお昼前に到着したので、先にランチを済ませることになり、南海天下茶屋駅から近い「洋食REVO」へ寄りました。目立たない場所にあるのに、開店前から外で人が待っているくらい人気のあるお店です。12時きっかりに入店が可能です。中に入ると案外狭く、洋食屋というよりは喫茶店風です。でも覗ける厨房にはご主人らしいシェフがびしっと決めたコック・コートとコック帽をかぶり、料理に対する姿勢は本物です。店員の挨拶もしっかりしていて、見た目なんかより中身を大事するお店だと一瞬にして理解できます。それはそうと、すんなり入って椅子に座ることができましたが、すぐに満員になってしまい、タイミングがずれると待たされるところでした。黒毛和牛を一頭丸ごと自ら競り落としてくるほど和牛のステーキに自信があるようで、看板メニューは和牛の料理になります。お昼から高級和牛はちょっと重いので、もう一つの看板メニュー「元祖塩トンカツ」(980円)を注文することにしました。ランチメニューはライスとスウプが付いてきます。最初に出されたカップ・スウプを口に運んでみたら、これが凄い!なんて旨味のあるスウプなんだろうと驚きました。ちょっとないですねこの味。店員が忙しそうにしていたので質問なんてできなかったので推測で書きますが、相当じっくり煮込んで出汁をとっています。透明度が高いので何か工夫があると思いますが、素材の良さと丁寧な調理を想像させてくれます。トンカツの方は少し大きめの分厚いものですが、中身は本当に柔らかくて肉の旨味もぎっしり詰まったジューシーなトンカツでした。裂けるように分かれて食べ易かったです。脂身は少ないのでさっぱりしたところもあります。衣は堅め。香ばしくて肉と絡めて食べると美味しさも倍増です。名前の通りソースはありません。塩があらかじめふってあります。ところでトンカツにソースはかけて食べますか?僕はいつも塩です。だから塩トンカツと言われなくても、塩でいただくのが基本です。塩だけでも充分いけると知ったのは少し前ですが、このお店が発祥なんでしょうかね。元祖って書いてあるので。どんな塩を使っているのか聞きたかったけどわからなかったのが残念でした。多分ミネラルの多い天然塩に違いありません。トンカツに合うのはソースではなくて塩である。と僕も思っています。



住所 大阪府 大阪市西成区 岸里1-3-21
電話 06-6652-9536
場所
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節分のブルース

2009年02月03日 | 文化/歴史/技術
節分のブルース ー 夜遅く家に帰って鞄を下ろしスーツを脱いだ。yea テーブルの上には煎った大豆が置いてあった。yea 今日は2月の3日だ。節分だった。そんなことは今朝、歯を磨く前に気付いていたさ。そんなことくらいよく知っていたさ。豆を撒いて鬼を退治しなきゃ。だけど baby 会社の連中がおいらを早く帰してくれないのさ。そんなことくらいよく知っていたさ。じたばたしたってしょうがないけどな。今日は2月の3日だ。節分だった。マンション住まいじゃ豆をまき散らせない。yea 夜中にはしゃいで騒いじゃいけない。yea そんなことくらいよく知っていたさ。だからせめて心の中で歌おう。鬼は外。福は内。鬼は外。福は内。年の数だけ食べておこう。ー(自作)帰宅して一人で食事を済ませ、お茶をすすり節分用の豆を食べていたら、こんな歌を思いつきました。煎った大豆をぽりぽりと食べてみると。うん。これはブルースのリズムだ。となって頭の中にブルース・コードを鳴らすギターの音が響き出してきたので、そのままいきおいで書いてしまいました。誰かちゃんとメロディーをつけてくれると嬉しいなあ。ところで最近恵方巻きなる海苔巻き寿司をよく見かけます。節分に恵方(年度によって異なる方角)に向かって海苔巻きを食べるというやつです。どこの誰がこんなことを思いつき、商売にしたのか知りませんが、嫉妬するくらい上手に儲けてるなあ。と白い目で見ていました。その手に乗るもんかと思いきや、なんと我が家の夕食は手巻き寿司が用意されていました。ま、縁起物だからいいか。と自分には承諾もしないで手巻き寿司を食べることにしましたが、僕はこれを巻くのが大の苦手なんです。海苔は余るし変形はするし不格好な海苔巻きにしかなりません。欲張って具を入れ過ぎるからかなあ。酢飯の量がいけないのかなあ・・・。恵方巻きを食べるときは、かぶり付きでいいですか?なーんてストリップ小屋の案内みたいなこと言わないで。と思ってしまうアナタも古いねえ。

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日間賀島 ふぐづくし

2009年02月01日 | 料理/グルメ
真冬の味覚の中で絶対に外すことができないものに「ふぐ」があるでしょう。値段が高いので贅沢な食べ物でもあります。僕はなんだかんだで口にしてきましたが、家族の方はそれが面白くないらしく以前から家族の亀裂を生む原因でもありました。特に二人の娘はまだ食べたことがないので、一緒にテレビを見手いる時に旅行の案内番組かなんかで「ふぐ」が紹介されようものなら、うっかり経験を語らないようにはばかるような生活とおさらばするためにも、ここは奮発して家族を連れて行こうと決心した次第です。「ふぐ」は下関や福岡が有名ではありますが、愛知県でもよく穫れます。トラフグの漁獲高は1位だったこともあるくらいです。あまり知られてはいませんが「ふぐ」の名産地なんです。特に「日間賀島」ではタコと並んで「ふぐ」料理が食べられる旅館が密集していてこの季節は「ふぐ」一色です。「日間賀島」へは船で行くしかありません。割と交通のアクセスは良いので、気軽に出かけられることも嬉しい場所です。僕は名鉄のパックを利用したので、電車賃と乗船賃とふぐコースがセットになっていて割安でした。名鉄河和駅から高速艇に乗り換え20分くらいで島に着きます。お店を選ぶことができるシステムで前もって予約を入れておきました。「大海老」は船着き場の目の前で移動するには楽な旅館です。コースは「てっさ」と「てっちり鍋」がメインで、「前菜」が2品と「ふぐの唐揚げ」「ふぐ雑炊」「デザート」「飲み物一本」が付きます。しっかり満腹になること間違い無しです。それにしても「てっさ」をお箸で数枚束ねて口に運ぶと醍醐味がありますねえ。「ふぐ」は味がないので食感と香りがすべてだと思いますけど、刺身の食感は他の魚にはないもので、一度食べると忘れ難いものがあります。そんなに食べられないから、ちゃんと覚えてしまうかもしれませんが。「ふぐ」の食材を生かされる鍋も好評でした。ポン酢と「ふぐ」の身はいい相性なんだと再認識しました。淡白な白身ですが、重みがあります。それと僕が好きなのは「唐揚げ」です。カリッとした衣とぷっくりほかほかの身のギャップがたまりません。そうそうお酒は「ふぐひれ酒」がいいです。「ふぐ」のひれを炙ったものを入れて飲む熱燗です。香ばしさと「ふぐ」の出汁が混ざリ合って気持ちよく酔えました。食後は最上階のお風呂で海を眺めながらリラックス。「ふぐ」を食べに行くだけで一日しっかりレジャーが楽しめます。今日は風が強くて帰りは波が高く、高速艇はまるでテーマパークのアトラクションみたいに激しく揺れたのも楽しかったくらいです。我が家はすっかり「ふぐ」ファンになりました。

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