スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

東京 東陽 心厨房(まごころちゅうぼう)

2014年09月10日 | 料理/グルメ
東京にはひどい雨が降りました。危険なレベルの雨に今年はこれで二回も遭遇してしてます。宿泊先のホテルに到着した時には止んでくれたので一安心でした。遠くへ行きたくなかったので歩いていける近所のお店で夕食を済ませることにしました。東京湾に近い東陽町は東京の下町ですね。とても地味な印象です。もんじゃ焼きか蕎麦かな。と頭に浮かびましたが、すぐそこに結構美味しいラーメン屋があることに気付き、ちょっと寄ってみるかと軽い気持ちで入りました。心厨房と書いて「まごころちゅうぼう」と読みます。狭いお店でした。塩ラーメンが自慢の一品のようだったので「塩ラーメン」(750円)を注文することにしました。大盛りは100円増しです。塩といってもスウプは豚骨と鶏ガラのブレンド。こだわりが強烈です。豚骨8鶏ガラ5の割合が黄金比だと胸を張ります。それでも塩ラーメンというのはどういうわけだ?淡麗じゃないのか?大丈夫か?と心配になりますね。そしてこだわりの極めが塩です。揚げ浜式製塩法の大谷塩。奥能登産だそうです。麺は浅草開花楼特性麺。国産小麦100%。ここまでくると頑固オヤジのこだわりラーメンだと想像してみましたが、厨房の中の人はいたって親切で丁寧でした。一杯一杯、スウプの味見をしてから丁寧に出す。やるなお主。食べてみれば一口食べて分かる美味しいラーメンです!これは美味い。個性的なのにバランスの取れた味は称賛に値します。中華料理のような宮廷料理に逸脱することなく、あくまでも庶民的なラーメンに留まり、コピーやインスパイアでもなく新しい境地を生み出すなんて素晴らしいの一言。東京には底力を持ったラーメン店が数多くあるんだと感心します。スウプの出来が良すぎます。最後まで飲んでしまいました。どちらかというと濃い味なのに喉に絡んでこないすっきり感。よくある表現ですが、エッジが切れが違います。ダントツです。芸術品ですねえ。タマネギのみじん切りが何か秘密がありそうです。つけ麺の相性も良いと思います。昔ながらのラーメンと新世代ラーメン。どちらも美味しいものがあります。



まごごろ厨房
コメント
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