ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2024・2月のじゅごん茶話会の報告です

2024年03月02日 | ジュゴンブログ
3月になりましたね
暖かくなってくると気持ちもやわらいでくるような

2月29日にじゅごん茶話会をひらきました
日々のニュースに、世界の、日本の状況に焦燥感を抱きながらも
仲間が集って話し合うのは心が元気になります

今年のじゅごん茶話会のテーマは「自然再生の未来創造へ」です
大きな問いを皆で考え、学び、深めていけたらと思っています

・まずはいつも通りに、辺野古の近況をシェア
知事の権限を奪う「代執行」で工事は強行されて
キャンプシュワブゲート前での座り込み、海上行動、安和・塩川での阻止行動は続けられています

サンゴ移植前に護岸工事へ着手 新基地建設の「K5」護岸 「着工可能」と環境監視等委員会が結論 
「移植が必要」沖縄県は国と係争中 沖縄タイムス2024年2月7日

自然再生どころか壊している暴挙、早く止めたい

【速報】代執行取り消し求め国提訴 辺野古住民ら 那覇地裁 琉球新報2024年2月22日
原告団の東恩納琢磨団長(62)=名護市瀬嵩=は「豊かな海を壊すまで、新基地建設が必要なのか。
裁判所には中身の審理に入ってもらいたい」と訴えた。
そして「まだまだあらゆる闘いができる。不条理を止めたい」と話されています
あきらめてなんかいられません
全国から支援したいです
自然豊かな海をみんなで守りたい

そして、「自然再生の未来創造へ」を考えます
今回は、けーし風119号とごんずい170号を資料にしました



けーし風119号の中の「アキノ隊員訴訟が切開する グローバルな共闘と連帯」阿部小涼さんの論考から
~アキノ隊員のやんばるの森の生きものたちを愛するが故の、米軍廃棄物問題への直接行動をふまえて
 環境主義から米軍基地に鋭く抗議する市民の存在は、ますます重要性をおびている、とあります~

SDCCの取り組みも重要なのだと力づけられます
まさに軍事と自然保護は両立しないということ
戦争は最大の環境破壊だということ

世界遺産条約、生物多様性条約など国際条約を活かして、国際社会に訴え
やんばるの森と海を守っていく取り組みは重要で展望があります
自分たち(あらゆる生きものたち)が生きていくための環境を守っていく、そんな未来創造を


そして、ごんずい170号「特集 漁民たちの闘争から100年」から考えます
水俣病事件を考える時、「なぜ、排水は止まらなかったのか」が大きな問いです

「女島の虹に見る『水俣の思想』」小林直毅さんの論考より
~豊かな海に暮らす人々、漁民がいちばん求めたのは「排水を止めて、元の海に戻す」でした
 しかし「排水を止めてくれ」の切実な声は「チッソを守れ」の声に押し殺された
 そこに「傲慢で粗雑な経済価値」があったとあります~

2つ読み合せました
1つは「水俣病事件100年目に〈東北〉から」山内明美さん
~東日本大震災から、南三陸の漁師たちは「海の環境をもっとよくしたい」と願って
 養殖の過密が深刻だった海で、養殖イカダの数を1/3まで減らしてがんばってきた
 これからという、去年2023年の夏、汚染水(処理水)が海洋放出された
 漁師たちは反対の声を挙げ続けたが、その声は押し殺された~
水俣病事件と同じようなことが、今も変わらずに起こっているのです

2つ目は「南へ北へ~つないでひらいて百年の祀り」姜信子さん

屈することなく、周縁から、粘り強くしたたかに しなやかに行動しようと語られている
姜さんが呼びかけられている「百年芸能祭」はおもしろそうです
足元からできることをして、つながって、現状を崩していきましょう

資本主義、経済成長ありきの「傲慢で粗雑な経済価値」から離れて行こう
価値観の大転換を

最後はいつも通りにシェアタイム

映画の紹介をしてくれました
この映画のナレーションは、去年訪れた石垣島でお会いした山里節子さん
着々と強行される軍事化(自衛隊配備)の様子がえがかれています
観に行かなくちゃ

次回のじゅごん茶話会は街頭行動です
 3月28日(木)関西事務所に13:30集合、14時から街頭行動 京橋OBP連絡橋で









 









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