ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

奄美で辺野古阻止!三連発

2015年05月31日 | 活動報告

辺野古の埋め立てに必要な土砂2100万㎥の大部分は、
奄美や瀬戸内、天草、五島列島、鹿児島などから沖縄県に持ち込むことが
計画されています。辺野古への土砂持ち込みは、外来生物種の侵入など
沖縄県の生態系へのリスクが考えられます。
一方、土砂供給地の生態系への悪影響についての有効な対策もまったく
行われておらず、このままでは、沖縄県と土砂供給地両方の自然破壊が
進んでしまいます。

奄美での、調査、フォーラム、全国集会に参加してきました。

まず、5/29の調査報告から

ここは、奄美市住用町市(いち)地区の採石場所。


削られた山から、土砂が海に流れ込んでいきます。
雨が降ると、いつ崩落して、国道をふさいでしまうかわからない
とても危険な状態です。


この辺りの海は、1990年の調査では、サンゴの被度が
5~50%のとても良好な状態だった場所です。
海の生き物守る会の向井宏さん、日本自然保護協会の安部真理子さん、
地元のダイバーの3人が、土砂の流入の様子、サンゴに与える影響を
潜水調査されました。


調査を終えて、戻ってこられた安部さんのウエットスーツに
泥がいっぱい付着しています。
普段のサンゴ調査では考えられないとのこと。


地域の公民館で、報告会がありました。


向井さんは
「波打ち際は石がごろごろしていて、離れるとヘドロが堆積している。
透明度は1mほどしかない。
サンゴは少し生きていたが、魚や貝など生きものの姿がほとんどいない
死の海になっている。こんなに魚がいないのははじめて。」
安部さん
「生き残っているのは、ハマサンゴ、キクメイシなど、比較的環境が
悪いところでも生きられる種類のもの。30cm以下のものが多く、
状態が悪い、死にかけているものも目にした」


ほとんど泥におおわれておるハマサンゴ。
生きているのは、白い部分だけです。


あまりにひどい状態に、住用の住民の方も絶句。
このあたりは、潮の流れがゆるかやで、堆積したヘドロは
台風が来ても、流されて行かないとのこと。
生態系の回復には長期間かかることが予想されます。
とにかくまず土砂の流れ込みを止めなければ、死の海の範囲は
広がっていくでしょうという結論でした。


奄美は世界自然遺産候補になっていて、住用はこんなリーフレットを
作っているのですが、この写真は20年前のもの。
今は、船の上から眺めても、水が濁っていて、潜りたくなるような
海ではありませんでした。まやかしではなく、本当に海山を
守ってほしいと思いました。


奄美といえば、美しい山、海を思い浮かべる方も多いかと思いますが、
いたるところで山が掘削され、山肌がむき出しになっています。
がけ崩れが、毎年のように起こっています。

調査で、沿岸のにごりは採石場からの土砂によるもの。
これ以上土砂採掘をすれば、島の山は、海はどうなってしまうのか・・・。
奄美の土砂を島外に出さないでほしいと、地元の方々は辺野古への
土砂搬出を大変心配されていました。

調査の様子が、南海日日、奄美新聞、沖縄タイムス、琉球新報に掲載されました。



沖縄タイムス 5/30


ZAN

6月&7月のじゅごん茶話会のご案内です

2015年05月30日 | イベント案内
沖縄は梅雨ですね~
大阪は真夏日~
まだ5月だというのに暑い暑い

月1回程度で続けている『じゅごん茶話会』
6月、7月もひらきます~

チラシ作ってみました



7月16日は特別バージョンです!
ちょっと三線を弾いてみよう!
初めてだけど、一度弾いてみたいという方大歓迎です
沖縄文化にちょっと触れてみませんか。
(実は、私も初めて挑戦です


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6月&7月のじゅごん茶話会のご案内です。

ジュゴンが勢ぞろいしてお迎えします


お茶とお菓子で ゆる~りと
ゆんたく(おしゃべり)しています

今、ジュゴンはどうなってるの?
今、辺野古はどうなってるの?

 6月25日(木) 14時~16時
 7月16日(木) 14時~16時
                   



話して、考えて、できることに取り組んでいきたい!
最新情報をお伝えします。
DVDを観たりもします。
また、ジュゴンの折り紙を折ったり
ピースリボンにメッセージを書いたり
おしゃべりしながら、その時にできることをしています。

ご要望があれば、ジュゴンのミニマスコット作りもできます。
材料の準備がありますので、事前に連絡いただければ助かります。

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:無料

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)
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平和の象徴ジュゴン
海の神様“龍宮神”と敬われてたりします。
ジュゴンの棲む辺野古の海を
平和の観光スポットへ
ジュゴンの平和のメッセージ、広がれ~

【番外編】おきなわ茶会の報告です!

2015年05月30日 | 活動報告
最近は、隔月で続けている『おきなわ茶会』

沖縄をとおして平和を考え学ぶ場として
映像を観たりお話を聴いたり、お茶を飲みながら
みんなでゆんたく(おしゃべり)しています

今回は4月末から5月初めに沖縄を旅してきた学生さんにお話しをして頂きました。
那覇での県民大会に参加し、嘉手納・普天間基地~読谷~伊江島~高江~辺野古を訪れ
スキューバダイビングで美しい海も満喫した旅でした。



まず、初めて沖縄を訪れたYさんの報告です
辺野古で機動隊との衝突の現場に居合わせた時の状況
その場で、ハートのプラカードを掲げたこと
思わず、抗議の声をあげたことなどお話してくれました

少し離れて、周辺を散策すると美しい海が広がっている
のんびりした気持ちになる
ぜひ、海を見てほしいとYさん

辺野古にもっと注目を集めたい
人を呼び込みたい
どんなことができるんだろう
と考えているとYさんは最後に締めくくりました



モンゴルからの留学生のエネさんの報告は
初めてはいった海こと、そのお話しが印象的でした。
海の美しさをみて、愛さずにはいられないと

伊江島、高江を訪れて、感じたのは
「いのちの大切さ
人だけではなく、森や海、あらゆる命の大切さ、つながりでした」
とお話ししてくださいました。

沖縄の問題をみることで
自分の国の問題もはっきり見えてきたというお話しも
心に残っています。



お二人のお話を聴いて、参加者みんなで感想など話し合いました。
それぞれから話されることを聴きながら
1つの問題から、一人一人自分の向き合う時間になっていくようでした。






県民大会の新聞記事(琉球新報、沖縄タイムス、号外)を展示しました。


次回のおきなわ茶会は
     7月23日(木)19時~ モモの家

どうぞご参加ください






5/17あなたの街でジュゴンでトレイン!

2015年05月28日 | 活動報告
5月17日、沖縄セルラースタジアムでは35000人が、基地をつくらせないと声を上げ、
また全国各地で連帯のアクションが行われました。
各地から、ジュゴンの海を守ろうとの思いがこもったたくさんの写真が届きました
まとめましたので、どうぞご覧ください。
皆さまありがとうございました

ZAN












5/26大阪市立南港緑小学校へ出張授業

2015年05月27日 | 活動報告

大阪南港の咲洲(さきしま)にある、南港緑小学校に出張授業に行ってきました。
去年の10月にも、小4~小6の3学年の児童の皆さんに「沖縄とジュゴンの海」の
お話
をさせてもらったのですが、今年は、小5の18名の皆さんに、
沖縄のジュゴンと基地、沖縄戦のお話をしました。


去年お話ししたジュゴンのことをよく覚えていてくれて、
こちらの質問にも元気に答えてくれました。
「沖縄ってどんなところだと思う?」には、
「海がきれい!」「亜熱帯」「基地がある」などなど、
「基地は何するところ?」には、
「戦争の訓練をするところ」って、答えが返ってきます。

どうして沖縄には、こんなに米軍基地があるのか、
沖縄戦のこともお話ししました。
子どもたちには沖縄の基地の現状を、なかなかイメージしづらいかもしれないのですが、
「もし、大阪に基地が出来ることになったらどう思う?」
と問いかけると、「いやだ~」「基地はいらない」「戦争はあかん」
と応えてくれます。

戦争の無い世界への道は、平坦ではないかもしれませんが、
平和を願う心がとても大切

平和の心を広げていきましょう。

熱心に聞いてくれた子どもたちに感謝です。
これから、平和学習で沖縄戦のことを自分たちで、詳しく調べるそうです。
がんばれ~

ZAN

5・24 首都圏アクション 国会包囲ヒューマンチェーン

2015年05月25日 | 活動報告
5月24日(日)首都圏アクション国会包囲ヒューマンチェーンが行なわれ、参加しました。
国会包囲に、目標1万人に対して1万5千人(主催者発表)も集まり、ヒューマンチェーンは
2重、3重になり、混雑と熱気で盛り上がりました。
A~Dの4つのエリアに割り当てられ、エリアごとに、それぞれ抗議行動が行われました。
SDCCは環境団体のCエリアでした。

 
国会正門前エリアに到着した稲嶺名護市長と沖縄選出の国会議員の皆さん。
稲嶺市長から「今日は、多くの方が集まって下さり感謝しています。皆さんの応援で勇気づけられ、
元気が出ました。日本政府による沖縄の民意の圧殺に負けず、絶対、辺野古に基地は造らせない。
皆さん、これからも力を貸して下さい。実現するまで、一緒に頑張りましょう。」と挨拶されました。

 

 
国会包囲に、様々なバナーやプラカードを持って参加していました。

 
SDCCに割り当てられたCエリアで、安次富浩さんが現地の状況の報告がありました。
制服向上委員会の生徒から、活動報告と歌が披露されました。

 
環境団体からの発言で、ピースボートから辺野古に行ってほしいとの訴えがありました。
SDCCから「ジュゴンの海を埋め立てることに反対、ジュゴン保護区を」を訴えました。

 
手をつなぎ、国会を包囲して抗議のシュプレヒコールをあげ、ヒューマンチェーンを行いました。
声明文が読み上げられ、拍手で確認したのち、2回目のヒューマンチェーンが行われました。

 
なんた、2回目のヒューマンチェーンの直前に稲嶺市長がCエリアに来てくださり、
感謝の言葉がありました。
雨模様が晴天になり、気温も高く暑かったですが、参加者の熱気の方がすごかったです。
楽しいヒューマンチェーンでした。

       止めよう! 辺野古新基地建設
    許すな! 日本政府による沖縄民意の圧殺を!  
      沖縄県民とともに闘いましょう!! 

 

  








5.17ジュゴンでトレイン!

2015年05月23日 | 活動報告
2009年にはじめて以来、7回目となるジュゴンでトレイン!
今回も元気にやってまいりました~

今回は、京橋~天王寺~大阪~京橋というコースで
大阪環状線をぐるっと1周してきました。

着ぐるみジュゴンの姿に、「暑くないですか?」と声がかかって、
それをきっかけに、辺野古のジュゴンのことを説明したり、
通りすがりに「あ~、かわいい~!」「今のジュゴンなん?」と
黄色い声援(?)が飛んだり、
びっくりしたワンコにワンワンほえられたりもしました・・・
(飼い主さんから、しっかり署名いただきました)

安保法制が閣議決定されましたが、
ジュゴンの海を守ることは、戦争へ向かおうとしている政府に
ストップをかけること。
辺野古の海を守りましょう。








翁長知事訪米を前にした 沖縄防衛局、沖縄県交渉

2015年05月20日 | ジュゴンブログ
5月18日に沖縄防衛局、19日に沖縄県と交渉しました。
4月17日の政府交渉をふまえたものです。


5月18日の沖縄防衛局交渉では
地元紙では「ジュゴン保護で省庁間協議要請」(5月19日沖縄タイムス27面社会面)と、
環境監視等委員会の意見を沖縄防衛局が無視をしていることを追及したと紹介されました。


5月19日の沖縄県交渉では
翁長知事の訪米(27日)の意義をより高めるためにも、
沖縄県が沖縄防衛局に厳しい態度を明らかにすべきであることを求めました。
地元紙では「ジュゴン保護策防衛局に照会へ」(5月20日沖縄タイムス2面総合面)と、
県海岸防災課課長は「早期に文書で照会や申し入れをする考えで、委員の現地視察を求める」と明らかにしています。


また、名護市議会では5月14日、「環境監視等委員会の透明性を確保し、辺野古・大浦湾の現地調査を行い名護市議会への説明を要請する意見書」が採択され、私たちの闘いに大きな励ましとなりました。

以下、交渉で明らかになったことを報告します。

1.今年の3月末に延期された海底ボーリング調査は、現地での闘いで大きく遅れ、6月末完了のめどすら立っていません。残り12本のうち3本が終わり、まだ9本が残っています。
沖縄防衛局はボーリング調査が終了しても、着工前に実施設計について沖縄県と協議しなければなりません。沖縄県はこの協議でさまざまな懸案事項を議論するとしています。

2.仮設桟橋はボーリング調査のための資材の積み下ろし、船舶の係累を目的にしています。現在行われているスパット台船と起重機による海底ボーリング調査では仮設桟橋を使っていないので、環境破壊の仮設桟橋設置を中止するように沖縄防衛局に申し入れました

3.環境監視等委員会では東副委員長の辞意表明や「丁寧な工事を」求める批判的な意見が出されています。また、過去4回の環境監視等委員会では「ジュゴン保護や海草藻場の保全や移植」が議題にないなど承認書の留意事項の環境保全を無視しています。
沖縄県が沖縄防衛局に文書で指導することを要請し、検討するとの回答を受けました。岩礁破砕による海底ボーリング調査の中止を求める沖縄県の独自調査についてもNGOなどの資料を活用して判断することを強く求めました。

4.ジュゴン訴訟について、国家歴史保存法の「考慮ある手続き」にもとづき、沖縄県は「ジュゴンと琉球」などについて米国防総省や米連邦裁判所に意見を提出することを検討することを確認しました。

 ジュゴン保護者より

ストップ!辺野古新基地建設! ジュゴンの棲む海を守れ!

2015年05月19日 | 活動報告

フィリピンの子どもたちへの教育支援をしているAKAYのお招きで、
阪急仁川(西宮市)にあるAKAYスペースでジュゴンと基地のことをお話ししてきました。

安保法制が閣議決定し、問答無用で辺野古の基地建設進めようとしている安倍政権ですが、
翁長知事は民主主義、人権、平和な世の中を作るための重要な発言をしています。
平和で豊かな未来をつくるため、翁長知事の言葉をしっかり受け止めたいと思います。

ジュゴンや基地の現状報告のほか、翁長知事の発言を紹介し、
参加の皆さんと意見交流してきました。

中学の教員として、沖縄修学旅行に取り組んでいらっしゃる方から
「自然とともに歩む姿勢が心をおおらかにし、交渉相手の心に踏み込む闘いを
展開し続けたり,そのおおらかさが愛に飢えがちな本土の子どもたちの心を
柔らかくしてくれるのだとと思いました。
闘いが生活からにじみ出ている感じがします。
だから強いし,多くの人々の心に響いていくのだと。」
という感想をいただきました。


最後に、おしゃべりしながら、ジュゴンやシーサーのイラストを描いて
手作りコースターを仕上げました。

おいしいお茶と、チョコレートやケーキをいただきながら、
ゆっくりおしゃべりできました

翁長自治の発言、ぜひお読みください。
<翁長知事冒頭発言全文>「粛々」は上から目線
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241475-storytopic-3.html
<中谷防衛大臣との会談> 知事冒頭発言全文
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-242776-storytopic-3.html

5/17沖縄県民大会での翁長雄志知事あいさつ全文
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=115860

ZAN