ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

辺野古埋め立て土砂への外来種の混入対策の強化求める動議がIUCNで採択!

2016年08月31日 | ジュゴンブログ
動議17「島しょ生態系への外来種の侵入経路管理の強化」が採択されました!

 アメリカ合衆国ハワイ州で開催された国際自然保護連合(IUCN)第6回世界自然保護会議で
日本の環境6団体(注)が提案した動議「島しょ生態系への外来種の侵入経路管理の強化」(別紙)が
電子投票(8月3日~17日)で採択され、8月31日に投票結果が発表されました。
今後、この動議はIUCN決議となります。

(注)提案6団体:日本自然保護協会、ジュゴン保護キャンペーンセンター、WWFジャパン、
日本野鳥の会、ラムサール・ネットワーク日本、野生生物保全論研究会

 採択の結果は以下の通りです。

 投票総数は、政府が156、NGOが687、合計843 でした。
      
政府関係 賛成 80   反対 2  棄権 74
NGO関係 賛成 459   反対 24  棄権 204

日本政府は棄権しました。
 棄権はカウントされないので、政府関係、NGO関係で賛成率は98%、95%です。



Ⅱ私たちの見解

1. 日本自然保護協会など6団体が提出した動議17は、2010年生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議(議長国・日本)で
採択した愛知目標9「侵略的外来種のうち優先度の高い種を制御し、根絶する。その導入や定着を防止するための対策を講じる」や、
2012年国際自然保護連合(IUCN)の決議21CBD締約国会議決議のⅥ/23付属書などをふまえたものです。

2. 日米両政府は、過去三度(2000年,2004年,2008年)の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議で採択された
沖縄のジュゴンや高江のヤンバルクイナ・ノグチゲラの保全決議をふまえて、生物多様性豊かな沖縄の生態系を守らなければなりません。
しかも、日本政府は沖縄島、奄美大島、徳之島を世界自然遺産登録地としてユネスコに推薦しているのです

3. 日本政府は名護市辺野古に米軍基地を建設するために、埋め立て土砂2100万㎥のうち本土や奄美大島、徳之島から1700万㎥の土砂が運ばれます。
広島や瀬戸内などから運ばれる土砂には侵略的外来種アルゼンチンアリが広範囲に分布していることを環境省も認めています
アルゼンチンアリはパイナップルやサトウキビなど沖縄の農作物に影響を与える可能性があります。
しかし、米軍基地建設を進める防衛省・沖縄防衛局は「外来種対策は業者に任せる」と無責任な態度に終始しています。

4. 動議17は①IUCN本部に、外来種を早期に発見するモニタリング能力を高めること
日本政府に、埋め立て土砂の搬出前に、混入する外来種の早期発見方法を確立し、専門家と適切なリスク軽減策の議論を深めること。
建設予定地周辺をモニタリングし、外来種の早期発見・根絶を求めること
米国政府に、日本政府と協力して沖縄に入る外来種の影響を最小化することなどを具体的に提言しています。

5. 日本政府は「IUCNは科学者の意見」「拘束されない」などと国際世論に背をむける国会答弁をしています。
沖縄の生態系の保全を求める4度目の勧告決議を、日本政府は今こそ真摯に受け止めるべきです。
私たちは9月1日から始まるIUCN第6回世界自然保護会議において、今回採択された「動議17」と、
「過去3度のIUCN勧告決議~環境アセスメントの見直しと沖縄ジュゴンの保護計画の策定」の履行を日米両政府に求める国際署名を参加者に広げ、
辺野古大浦湾の埋め立て阻止の運動に積極的な協力を求めます。

Ⅲ IUCNでのSDCCの取り組み

1)動議17の履行を日米両政府に求める国際署名を取り組み、11月下旬に日本政府に提出します。

2)記者会見(9月4日午前10時45分~11時15分 Room320)
稲嶺進名護市長、海勢頭豊SDCC代表が「ジュゴンの海の埋め立て反対」を訴えます。
(2012年チェジュでの記者会)

3)ポスターセッション(9月4日13時~13時30分 On Screen16)
「沖縄ジュゴン保護:IUCN勧告決議を地域の保全活動に」を報告します。

4)ワークショップ(9月4日14時30分~2時間Room318B)は、IISDと共催します。
稲嶺名護市長の報告について、今後の取り組み方針を議論します。
(7月名護市長との意見交換)
 (注)IISD International Institute for Sustainable Development

5)ブースNO828(9月2日~5日)で、「埋め立て反対、沖縄ジュゴン保護区の設置」をアピールします。

6)米国の環境団体、平和団体と交流します。
  9月1日午後5時30分~7時30分  学習会 Hawaii Okinawa Alliance主催  in ハワイ大学マノア校

Ⅳ 取り組みの報告

1)報告集の発行 10月上旬

2)報告会
沖縄10月1日(土)午後7時~名護市労働者福祉センター
  大阪11月5日(土)午後1時~ドーンセンター 
  東京11月12日(土)午後 港勤労福祉会館(予定)

沖縄タイムス9月1日「辺野古の外来種対策を求め勧告 国際自然保護連合が決議 日米両政府は棄権」
琉球新報9月1日「『辺野古新基地』に外来生物対策勧告 IUCNが採択 きょう総会」
琉球新報8月30日「「基地ノー訴える」 IUCN来月総会、県内団体も参加へ」


毎月15日はジュゴンの日♪  

2016年08月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日 ガンバレ日本

  

戦後71年、8月15日です。 毎日暑いですね
 高校野球にオリンピック こちらも熱い戦いが続いています。 夏ですね

  

沖縄のお盆は旧暦の7月13日から3日間ですが、今年は内地のお盆と重なって今日からスタート
 最終日の夜はウチカビという黄色のあの世のお金を燃やして、沢山持たせて送ります。お線香は黒くて平らなもの

里帰りと観光客で島は賑わっていますよ

   

 こちら鬼面サボテン 花がたくさん咲く年は台風が来ると云われがありますが、過去最高級の花がつきました
・・・でも今年は台風が少ない沖縄。 6号7号も内地に向かって北上していくようです。気をつけて下さいね

   

沢山のツボミが夜に一斉に咲きだします。月下美人のような香りは残念ながらありません

   

もうすぐIUCN世界会議inハワイ 気をつけて行って来てください 頼んだぜっ
 フラも頑張って

辺野古新基地建設断念を求める7.31全国交流集会

2016年08月06日 | ジュゴンブログ
7月31日「辺野古新基地建設断念を求める7.31全国交流集会」が、東京で開催されました。

先日の参議院選挙で当選した伊波洋一さんも駆けつけました!

講演は、
・「辺野古を巡る米国の動向」(高野孟さん)
・「辺野古と地方自治」(白藤博行教授)
・岩国の闘い「新田秀樹さん)
・土砂搬出反対の闘い(阿部悦子さん)
・公有水面埋立て承認の誤り(桜井国俊教授)
・沖縄からの訴え(仲村善幸名護市議)(伊波洋一参議院議員)
と豪華ラインナップでとても勉強になりました!

第四分科会の内容が「環境破壊と闘う」で、桜井先生にお話しいただきました。SDCCからもIUCNにむけて報告しました。


会場満杯の参加者で、辺野古・高江の勝利に向けて決意を固め合いました。

じゅごん♡キルト作り@モモの家~IUCNハワイ会議に向けて

2016年08月06日 | 活動報告
猛暑~
みなさまいかがお過ごしでしょう
暑い夏、むりせずぼちぼち乗り切りましょうね~

9月に開催されるIUCN(国際自然保護連合)のハワイ会議が近づいてきました
準備に追われています^^;

ハワイに向けての1つのプロジェクト『じゅごん♡キルト』
ジュゴン型の布にメッセージを集め、1つのバナーに仕上げ
そのバナーを国際会議場で広げ
「ジュゴンを守れー」「辺野古NO」をアピールするプロジェクト

メッセージがたくさん集まり、嬉しい悲鳴~
縫い付け作業がたいへ~んヘルプ
ということで
モモの家のみなさんに手伝ってもらい縫い付け作業をやりました

モモの家のカフェをオープン中
訪れた皆さまにも飛び入りで手伝って頂きました
チクチク縫いながら
おしゃべりも弾んで楽しい時間でした
ありがとうございました





三線の練習もあり、沖縄の唄三線のBGM

なんだか大工仕事のようでもあり


手作りケーキ美味しかった~


こんな感じで仕上がっていきます~


皆さんの思いがこもったバナー
世界中の人に伝わりますように
広がりますように



7/30 2016ZENKOin大阪 コンサートなど

2016年08月05日 | 活動報告
7/30の夕方から、北浜の剣先公園で野外コンサート


SDCCは、泡盛とオープンサンドのブースを出しました。


川口真由美さんたちおもちゃ楽団


Swing MASAさんとフィリピンから参加のポール・ガランさん


トリは、海勢頭豊代表が
喜瀬武原、月桃、辺野古旅情、とってもよかったです


真由美さんも一緒に


腕じゅごん三きょうだい


今回、エルおおさかのブースで写真を撮り忘れていたのですが、
沖縄からいらした北上田さんとお会いできてよかったです。

色んな方と交流できました。
皆さん、ありがとうございました

ZAN

7/31全交分野別討議 沖縄ジュゴン保護・辺野古新基地中止の国際 世論を強めよう

2016年08月05日 | 活動報告

7/30-31にエル大阪で開催された2016ZENKOin大阪に参加し、
7/31には、SDCCで分野別討議をもちました。
分野別討議⑩
沖縄ジュゴン保護・辺野古新基地中止の国際世論を強めよう~第6回世界自然保護会議~


先ずは、海勢頭豊代表からごあいさつ。
安倍政権が、遮二無二進める基地建設を止め、
ジュゴンを守ることがこの国の未来にとって、とても大切、
人間が築き上げた英知を掘り起こしましょう。


続いて蜷川事務局長から、基調講演「一時中断から工事断念へ」と
題して情勢、IUCNハワイ会議参加と秋の方針をお話ししました。

高江での、工事強行が危ぶまれる状況ですが、辺野古は工事を止め、
大幅に工程の遅れを生み出しています。そしてオール沖縄会議など、
翁長県政を支える力強い体制が出来ています。

SDCCは、9月開催のIUCN(国際自然保護連合)第6回世界自然保護会議inHawaiiに
NACS-Jなどの団体と共に、埋め立て搬入土砂の外来種問題について動議を提案
しています。また過去3回のジュゴン保護勧告/決議を実現すべく
ワークショップ、ポスターセッションなどにとりくんできます。


続いて、7/1-3の「第11回じゅごんの里ツアー」報告をしました。
今回は、一部参加を含めて29名が参加。
名護市役所交流会では、お忙しい中稲嶺市長もご参加くださり、
ハワイ会議参加への抱負を語ってくださいました。


ツアー後半を報告。
今回のツアーは、今までで一番の好天に恵まれ、
大浦湾、ヤンバルの森のすばらしさを体感できましたし、
海を守るために尽力されている地域の方たちと良い交流が持てました。


ツアーに初参加された方から「今までそんなに深く考えていなかったが、
実際に行ってみると基地の実態が本当によくわかった。ツアーに参加して
良かった。FBなどで、どんどん広げていきたい」とうれしい感想がありました。

皆さん、ありがとうございました。

ZAN