怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

金魚を鷺のエサにする。

2014年04月08日 | 動物
義両親たちは増えすぎた金魚対策を実行。鷺に食べさせることにしたのだ。
相手は野生動物だ。上手くこちらの計画に乗ってくれるかどうか不明。
午前十時ごろにやってきたこいつ。じっとこちらを観察して動かない。家の中では義両親と私の三人が固まってこの鳥を見つめていた。「ほら、早く食べなさいっ」
 
いつまでも食べる様子はない。鷺は異様に視力がいいようだ。ガラス越しに30メートルくらい先の薄暗い家の中をはっきりと認識している様子。・・・まったく、ビビリな鳥だなあ。しばらくすると一匹も食べずに向こうの家の屋根の上に飛んで行ってしまった。
 

池の浅瀬にバケツを置き、その中に金魚を入れておいた。
食べやすくしてあげておいたのにねぇ。

義父は対策を考えた。金魚をバケツから池の浅瀬に移した。
午後4時ごろ、再び鷺がやってきた。我々三人も再び家の中に雁首揃えてバードウォッチング。
 
午前中とは違う別の個体らしい。義母が「ほら、少し色が濃いでしょ?」老眼って遠くはよく見えるのだな。
色の違いはよくわからなかったがどことなく午前中のよりふてぶてしい印象だ。しっかりポーズを決めて何匹も食べていた。

夫の大好きな食べ放題のレストランだなっ!狭くて浅い池の中にうようよと金魚がいるのだもの、鷺、大喜び!
しばらくすると義父が叫んだ。「これで終わりだっ」えええええっ???急に金魚が惜しくなったらしい。
池に向かって出て行こうとする義父を義母が止めた。「パパ、止めなさいっ!」
結局、鷺は急に気分が変わった義父のせいで途中で食事を諦めて飛び去っていった~

義父は金魚殺しが辛くなったのかい?

後で夫にこの話をすると怒りまくっていた。「両親はいつも金魚を殺してまた次の年には金魚を買います」ですって・・・


4 コメント

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Unknown (ヒロト)
2014-04-09 21:05:37
バードウォッチングお疲れさまです!笑

私は東京都在住なんですが、朝の通勤途中、住宅街の道路の真ん中に白鷺が立っていて、私が運転する車が近づいた時に白鷺はビックリして飛んで行きました。
最近、河川敷の工事でそれまで居た白鷺や鵜を見かけないと思っていたら、川とは呼べない住宅街の端を流れる小さな用水路へ魚を探しにやって来ていたのです。

義父様の行動パターンを把握され怒る旦那様、私にも解ります。

サーカスの件、二本足で立ち上がる姿を見ると・・・同感です。
人ってやつは・・・なんて、よく考えてしまいますね。



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Unknown (ヒロトさま、)
2014-04-10 03:38:56
え。東京の住宅街の道路の真ん中に鷺?!
そ、それは凄い光景ですね。かなりの大きさがありますから驚きますよね。
よくコメントくださる名古屋在住のマイエンフェルトさんによると、川で(いや、海だったか)釣りをすると鷺が背後から「魚くれくれオーラ」を出して立っているそうです。それもびっくりしますよね。
意外とヒトに懐くのかも、鷺。

夫は子供の頃から義両親の行動様式を見ていますからねぇ。
庭の樹木も切り倒したり、また植えたりを繰り返しているのだそうです。
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 (みん)
2014-04-12 11:22:30
おお~、本当に鷺氏の登場となったのですね。食物連鎖とはいえ、狭い場所に閉じ込められて鷺氏に見つめられた金魚の方々の心労はさぞかしだったでしょう。。。ビュッフェの打ち止めを決めたお義父様は解放軍のように見えたのでは。でも、また金魚を買い足すのは何故?より優生な個体を残すために最近ライオン一家を殺したデンマークの動物園と同じ理由でしょうか???
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謎のまま (みんさま、)
2014-04-12 19:19:44
金魚は毎年のように義両親の気分によって間引きされています。
2年前だったか、これは計画外だったのだけれど猫に相当食べられちゃいました。
買い足しもしていないので、ウチの金魚の素晴らしい繁殖力を見越して間引きしているのかしらねぇ・・・・
尋ねてみたいものですが絶対話が長くなる義父、勇気が要ります・・・・
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