お気楽忍者のブログ 弐の巻

ミニカー収集/お魚採取/動植物フォト/行楽記・・・趣味のごった煮ブログ

真鯒 【海の生き物ギャラリー68】

2022年05月31日 03時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】マゴチ 
【分布】山形以南の日本海、宮城以南の太平洋 
【生息環境】沿岸から水深30mの砂泥底
【食性】甲殻類、小魚

マゴチ(真鯒)はカサゴ目コチ科に属する魚類で、ご覧のように平べったいお魚です。

釣りの対象魚としても人気で旬は夏の高級食材ですね。刺身や煮付けで食べることができます。

写真の個体は浅瀬で採取したものなのでまだ小さな幼魚です。

砂地に浅く潜って擬態し、小魚や甲殻類が来るのを待って食べます。

頭部に棘のように尖った部分があるので、採取や釣りあげた時は注意が必要です。

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クサフグ 【海の生き物ギャラリー67】

2022年05月12日 03時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から、このお魚をご紹介

【名前】クサフグ 
【分布】北海道南西から九州南岸 
【生息環境】沿岸部
【食性】雑食性

クサフグはフグ目フグ科の魚類で、背中が緑っぽいためにこの名が付きました。

体長は10-25cmとこのフグの仲間の中では小型ですね。

もちろんテトロドトキシンを含んでいますが、フグ調理師が処理したものであれば食べることができます。

悪食で何でも食べるので、飼育は割と容易でした。

釣り人にとっては厄介な餌取りで、鋭い歯で糸を嚙み切ってしまうから困りものです。。

クサフグやヒガンフグは別名 ナゴヤフグとも呼ばれます。

これは『当たったら身の終わり(美濃・尾張)』という駄洒落からそう呼ばれてるんだそうです(笑)

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クツワハゼ 【海の生き物ギャラリー66】

2022年01月07日 03時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】クツワハゼ 
【分布】富山・千葉以南の沿岸 
【生息環境】岩礁性海岸の砂底
【食性】甲殻類、小魚など

クツワハゼはスズキ目ハゼ科の体長8cmほどのお魚で岩礁やサンゴ群落の砂礫底で普通にみられる種です。

眼の後ろの黒いライン状の模様と全身に赤い斑点があるのが外見上の特徴でしょうか。

左右の腹びれは癒合して吸盤状になってます。

食べれないことはありませんが、一般的には食用とはされてません。

鰓蓋に青白く輝く鱗もあるのでクツワハゼだと思いますが、ハゼは種類が多いので同定が大変です。

もし、間違っていましたらご教示を

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アミメハギ【海の生き物ギャラリー65】

2021年12月10日 03時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】アミメハギ 
【分布】房総半島以南 
【生息環境】水深20m以浅の岩礁、アマモ場
【食性】小動物

アミメハギはフグ目カワハギ科アミメハギ属の淡水魚。

最大8cmほどにしかならない、カワハギの中では小型種です。

身体は褐色や黄褐色、灰緑色で白い斑点がたくさんあります。

小さいので食用にはなりません。また、口も小さいから釣りで針掛かりすることもほとんどないようです。

この個体もアマモ場でタモ網で掬いました。

飼育には市販のフレーク状の餌やブラインシュリンプを与えていました。

ヒレをピロピロ動かしながら泳ぐ姿がユーモラスでした。

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イシガレイ【海の生き物ギャラリー64】

2021年12月07日 11時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】イシガレイ 
【分布】太平洋北西部、日本沿岸 
【生息環境】水深30-100mの砂泥底
【食性】プランクトン、環形動物など

太平洋側の干潟で採取したカレイの幼魚

右に向けた時、目が上側、えらぶたが下側にくるのがカレイで、ヒラメは逆です。

側線に大きな湾曲がないようにも見え、イシガレイ(石鰈)としましたが、間違っていたらご指摘下さい。

イシガレイだと白い斑点が並んでる気もするのですが、まだかなり小さい個体なのでよく分かりませんね。

体長8cmほどになるまでは低塩分濃度の沿岸部の砂底や汽水域で過ごし、後に水深30~100mの砂泥底へと移動していきます。

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カサガイ 【海の生き物ギャラリー63】

2021年11月19日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】カサガイ類
【分布】日本全国 
【生息環境】潮間帯
【食性】微細藻類、微生物

カサガイ類と呼ばれるグループは貝殻がらせん状に巻かずに傘型や皿型となる貝です。

狭義のカサガイ(傘貝、笠貝)は小笠原諸島に生息する大型の貝ですが、傘型の貝殻をもつ笠形腹足上目に属する腹足類の総称としてもカサガイ(類)が用いられることが多いということです。

なので、写真の貝の正確な名前が分からないのでカサガイ類としました。

アワビ類と同様に幅の広い腹足で岩盤などの基質に強力に吸着して生活してます。

カサガイ類を意味する英語のLimpetは「しつこくまといつく人」「地位にかじりつく役人」という意味にも転用されてるそうですね、言い得て妙です

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【海の生き物ギャラリー62】ユビナガホンヤドカリ

2021年11月15日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物からこの甲殻類をご紹介

【名前】ユビナガホンヤドカリ 
【分布】 北海道~九州
【生息環境】 内湾の干潟、汽水域、藻場
【食性】雑食(デトリタス、藻類、動物の死骸)

ユビナガホンヤドカリ(指長本宿借)は十脚目ホンヤドカリ科に分類されるヤドカリの一種で、干潟でみられる一般的な中型ヤドカリです。

鋏脚や歩脚に細かい短毛が生えていて、濃淡からなる太い横縞模様がありますね。

他に触角に細かい横縞模様があるのも外見上の特徴になります。

飼育し易いヤドカリで、餌も市販の魚の固形飼料で問題ありません。

写真では余った釣り餌用のクリルを食べてます。

ただし、水深を深くする時はエアレーションして下さいね~。

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【海の生き物ギャラリー61】デカい瘤横鋏

2021年07月18日 03時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物からこのヤドカリをご紹介

【名前】 コブヨコバサミ
【分布】 本州中部以南
【生息環境】干潟、内湾
【食性】藻類、生物の死骸など

愛知県の某ヨットハーバー近くの海岸で見つけたヤドカリ。

握り拳大の貝殻に入った大きなヤドカリ、コブヨコバサミ(瘤横鋏)でした。

汽水域でも生息でき、海岸で採取できるヤドカリの中では最大種になります。

茶褐色で歩脚に沿ってオレンジのラインが走ってます。鋏脚にイボイボがあってこれが瘤に当たるんでしょうかね。

大きなアカニシの貝殻などに入ってることが多いようです。

アカニシ貝は食べることもできて、サザエの代用品としても使われることもあります。

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マテガイ採り【海の生き物ギャラリー60】

2021年06月30日 18時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

砂浜からにゅ~っと出てきた棒。

マテガイ(馬刀貝)です。

マテガイの居そうな砂浜の表層をスコップで1cmほど掻くと穴が出てきます。

その穴めがけて食塩を振りかけると、急激な塩分濃度の変化に驚いたマテガイが飛び出してきます。

出てこない穴は恐らくカニやゴカイの掘った穴でしょうね。

これが結構面白くて、採り始めると夢中になっちゃいます(笑)

左にあるボトルは家から持ってきた食塩。

マテガイはバター焼きや塩茹でなどで食べることもできます。

【名前】 マテガイ
【分布】 東北以南
【生息環境】波の穏やかな内海の砂浜
【食性】プランクトン

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スナヒトデ【海の生き物ギャラリー59】

2021年06月22日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】 スナヒトデ
【分布】 北海道南部以南
【生息環境】砂泥底 
【食性】環形動物、稚貝、海藻、魚類の糞など

スナヒトデ(砂海星)はヒトデ綱スナヒトデ科に属する海産生物で砂泥底の浅瀬で見られる一般的なヒトデですね。

普段は砂の中に潜ってますが、餌を察知すると砂から出てきます。

背面は御覧のように暗褐色で腹面はオレンジ色をしています。

実はこのスナヒトデは死んでます。赤潮が発生していた浅瀬で採取しました。

赤潮は植物あるいは動物プランクトンが爆発的に増えた状態で、プランクトンの増殖で低酸素状態になり、他の生き物は窒息してしまいます。。

赤潮の原因は生活排水や工場排水の流入で海が富栄養化状態になり、そこにプランクトン増殖に適した海水温などが重なると河口域や内海で発生します。

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チヌ【海の生き物ギャラリー58】

2021年06月04日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介

【名前】 クロダイ(チヌ)
【分布】 北海道南部から奄美以北
【生息環境】沿岸域、汽水域 
【食性】  甲殻類、貝類、小魚

浅瀬を悠々と泳ぐクロダイを撮影しました。

タイ科の大型魚は水深のある場所に棲んでますが、クロダイは水深50m以浅の沿岸部に生息し、河川下流の汽水域にも侵入します。

釣り人にとってはチヌという呼び名の方が馴染みありますね。

基本、マダイと同じような調理法(刺身、塩焼き、煮付けなど)で食べることができますが、ちょっと磯臭いかもしれません。

マダイより成長が遅く、9年ほどかけて40cmに達します。

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鼠鯒 【海の生き物ギャラリー57】

2021年05月06日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物から

【名前】 ネズミゴチ(メゴチ)
【分布】 太平洋宮城以南、日本海北海道以南
【生息環境】 砂底の沿岸
【食性】  小型底生生物

スズキ目ネズッポ科に属するネズミゴチ(鼠鯒)です。

砂底の沿岸に生息し、体長は最大20cmほどで平べったい形をしています。

キス釣りなどで外道としてよく釣れるお魚ですね。大きな個体は天婦羅や唐揚げなどで食べることもできます。

ただ、体表はヌルヌルで鰓蓋の先に棘があるから、釣れた時は注意が必要です。

管理人も何度か素手で針を外す時には難儀しました

地方名でメゴチと呼ぶこともありますが、カサゴ目ゴチ科のメゴチとは別のお魚です。

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馬鹿貝【海の生き物ギャラリー56】

2021年04月20日 11時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物からこの貝をご紹介。

【名前】 バカガイ
【分布】 日本沿岸の浅海
【生息環境】 砂泥や砂礫泥の干潟
【食性】  プランクトン

バカガイ科バカガイ属に分類されるバカガイ(馬鹿貝)。

馬鹿とは何とも可哀そうな名前ですが、貝殻が薄く壊れやすいことから、破家貝が馬鹿貝に転じたという説やバカみたいに採れたからなどの説があります。

バカガイの身は寿司ネタで言うところの青柳(アオヤギ)ですね。

管理人もバカガイが採れると食べてます。

アサリみたいに砂抜きできないので面倒臭いですが、茹でた後に身の中に入り込んだ砂を丁寧に洗い流し、わさび醤油を付けて食べると絶品

馬鹿と呼ぶのが申し訳ないくらいの美味しさです。

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マメコブシガニ【海の生き物ギャラリー55】

2021年03月27日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物からこの甲殻類をご紹介。

【名前】 マメコブシガニ
【分布】 岩手県から九州、奄美大島沿岸
【生息環境】 砂泥や砂礫泥の干潟
【食性】  稚貝やゴカイ類

干潮時の砂浜海岸などでよく見られるマメコブシガニ。

小柄なカニで、甲羅は丸っこくて背面に盛り上がり、歩脚は短いのが特徴ですね。

体色変異が多く、ご覧のように茶褐色に白い斑紋があるものから、前に紹介した全体に黒っぽいものなど様々です。

触ったりすると死んだふりをしてるのか、歩脚を腹側に曲げてしばらく動かなくなったりします

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マダコ【海の生き物ギャラリー54】

2021年01月17日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー2

本日は海の生き物をご紹介。

【名前】マダコ
【分布】東アジア沿岸の温帯、熱帯海域
【生息環境】浅い海の岩礁やサンゴ礁
【食性】甲殻類、二枚貝

太平洋側某所、ウェダー姿で海に入ってアマモ場でお魚観察していたら、横をスーッとタコが通り過ぎていきました。

慌ててタモ網で掬い上げました。

先にも後にもタモ網でタコを採取したのはこの1回のみ。

このタコは同行した友人にあげたので、その日のうちに友人宅で茹で蛸になりました

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