お気楽忍者のブログ 弐の巻

ミニカー収集/お魚採取/動植物フォト/行楽記・・・趣味のごった煮ブログ

【淡水魚ギャラリー67】ブラックバス

2023年09月17日 19時24分45秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日はこの淡水魚をご紹介。

【名前】ブラックバス(オオクチバス) 
【分布】全国 
【生息環境】山上湖、ダム湖、溜池など
【食性】肉食性

日本の都道府県全てで生息が確認されているブラックバス。

1925年に実業家の赤星鉄馬がアメリカからオオクチバスをアメリカから持ち帰って箱根の芦の湖に放流したのが国内移入の最初の記録として残ってます。以降も釣りの対象魚として新たに海外から持ち込まれたりと人為的に生息域が拡大していきました。

国内ではオオクチバス、コクチバス、フロリダバスが確認されていて、いずれも特定外来種として防除が行われています。

写真は琵琶湖北部で昨年釣った38cmのブラックバス(オオクチバス)。

バス釣りのメッカ、琵琶湖ですが、この15年ほどで生息量はほぼ半減して横ばい状態が続いているそうです。ブルーギルも1/7に減っているという調査結果が出ています。

もちろん駆除の効果もあるんでしょうが、琵琶湖の生態環境が悪い方向へ変化してたりしないのか気になるところです。

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コイ【淡水魚ギャラリー66】

2022年11月21日 04時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】コイ 
【分布】ユーラシア大陸 
【生息環境】流れの緩やかな川、池、湖、用水路 
【食性】雑食性

ユーラシアに広く分布するコイ(鯉)ですが、日本には大昔に中国から移入された史前帰化生物であると考えられてます。古い地層からコイの化石が出ていることから、日本にも自然分布はあったと考えられますが、中国から移入されたものが広がったとされてます。

写真のコイは体高があるので飼育型と呼ばれるコイと思われます。この他、体高が低いコイはノゴイと呼ばれたりします。

よく川や池が綺麗なことの象徴としてコイを放流したりしますが、コイは水質悪化にも強い魚なので、水の清浄度とは関係ありません。また、雑食性なので在来の魚類、甲殻類、水生昆虫、植物を食い尽くしてしまいます。

コイが棲んでる綺麗な場所ではなく、コイしか棲んでない場所になってしまうので放流は考えものです

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西縞泥鰌【淡水魚ギャラリー65】

2022年08月09日 04時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】ニシシマドジョウ 
【分布】静岡/新潟以西殻~三重/滋賀、兵庫、鳥取、島根 
【生息環境】河川中流域 
【食性】イトミミズ、デトリタス、付着藻類など 

滋賀南部の河川で採取したシマドジョウ種群

最近、シマドジョウ、スジシマドジョウも種が細分化され、もうついていけません。。

尾の付け根の斑紋の下が薄いこと、ヒゲが瞳孔径より長いことからニシシマドジョウではないかと思います。

シマドジョウは日本固有種で飼育も簡便です。

普通のドジョウの飼育下での寿命は5-10年くらいと言われてますが、シマドジョウは3年ほどと言われてます。

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大型筋縞泥鰌【淡水魚ギャラリー64】

2022年01月16日 11時30分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】オオガタスジシマドジョウ 
【分布】琵琶湖水系 
【生息環境】湖や河川、小川、用水路 
【食性】雑食性 

オオガタスジシマドジョウ(大型筋縞泥鰌)はかつてはスジシマドジョウ大型種と呼ばれていて、スジシマドジョウ種群の中でも最も大きくなる種になります。

琵琶湖水系の固有種で、写真の個体も琵琶湖水系で採取したのでオオガタスジシマドジョウだと思ってます。

尾鰭の付け根の黒斑の色も濃く、上下ふたつが繋がったようになってるのもオオガタの特徴ではないかと・・・

シマドジョウ種群やスジシマドジョウ種群も今は様々な種に分かれていて、あまりその辺を気にしない管理人にとってドジョウの同定にはついていけません

間違いがあればご指摘を!

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カジカ大卵型 【淡水魚ギャラリー63】

2021年11月11日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】カジカ(大卵型) 
【分布】本州全域、四国、九州北西部 
【生息環境】山地の渓流などの上流域 
【食性】水生昆虫、稚魚、水底生物

渓流などの上流域に棲み、一生を淡水で過ごすカジカ(大卵型)です。

カジカはこの他、主に北海道や本州の日本海側に注ぐ河川に生息し、両側回遊性をもつカジカ(中卵型)、本州・四国で太平洋流入河川に棲むカジカ(小卵型)に分類されます。

琵琶湖に生息するウツセミカジカはDNA分析の結果、現在は小卵型の地域種ということになってます。

大卵型は綺麗で冷たい川の底石の下にいることが多いですね。

河川改修や堰の建設などで、中卵・小卵型は絶滅危惧IB類(近い将来、絶滅の危険性があるもの)に分類されてます。大卵型は準絶滅危惧種(絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性あり)となってます。

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藻屑蟹 【淡水魚ギャラリー62】

2021年11月04日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】モクズガニ
【分布】小笠原をのぞく日本全国 
【生息環境】河川中流域から河口汽水域、海岸域 
【食性】貝類、小魚、水生昆虫

モクズガニ(藻屑蟹)はエビ目(十脚目)カニ下目イワガニ科に分類されるカニの一種。

有名な「上海蟹」の同属異種で、日本各地でも食用にされている重要な甲殻類のひとつです。

秋から冬は産卵のため海に降下しますが、春から秋は河川の中流、下流域でも見られます。

その名前は鋏脚に濃い毛が生えていることに由来します。

水中で見るとその毛がふさふさしてファーみたいで気持ち良さそうです(笑)

飼育は簡単なカニですが、気性は荒いので他の生物との混泳には向きません。

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ワカサギ 【淡水魚ギャラリー61】

2021年10月27日 03時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】 ワカサギ
【分布】 茨城以北(太平洋側)、島根以北(日本海側)
【生息環境】 内湾、汽水域、河川、湖
【食性】 動物性プランクトン、魚卵、稚魚

滋賀県湖北の港で採取したワカサギ(公魚)の幼魚。

ワカサギの自然分布は太平洋側は茨城県霞ケ浦以北、日本海側は島根の宍道湖以北と北海道ですが、食用魚としての需要も高いことから日本各地の湖やダム湖に放流され定着しています。

滋賀では北にある余呉湖のワカサギ釣りが冬の風物詩になってますね。

家の近所のダム湖でもワカサギ釣りができますが、まだ1度も釣れたことありません。。。

ワカサギは群れで湖を回遊してるので、うまく群れが通過した時はたくさん釣れますが、それ以外の時は全くアタリがないこともしばしばです。

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カダヤシ 【淡水魚ギャラリー60】

2021年07月11日 03時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】 カダヤシ
【分布】 福島以南の各地
【生息環境】 流れの緩やかな淡水、汽水域
【食性】 プランクトン、水生昆虫、魚卵、稚魚

メダカのように見えますが、特定外来生物のカダヤシ(蚊絶やし)です。

愛知某所で見つけました。

カダヤシは北アメリカ原産の魚で、1910年代にボウフラ駆除のためアメリカ、台湾から持ち込まれたと云われてます。

お腹の一部が黄色っぽい色で尾びれの先端が丸みを帯びてることでメダカと区別できます(メダカは尾びれの先端が直線的)。

在来のメダカと生息域を同じにすることから、いつのまにかメダカがカダヤシに置き換わっていたなんていう場所もあります。

必ずしもカダヤシがメダカを駆逐しているという訳ではないようですが、環境適応力が強く、汚染にも強いということで入れ替わりが起きてる場所もあるんでしょうね。

それでも本来在来種が棲む場所を占拠してしまうことには変わりありません。

2006年には特定外来生物に指定され、輸入・販売・譲渡・飼育は禁止。違反には最高3年の懲役あるいは300万円以下の罰金が科されることがあります。

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スゴモロコ 【淡水魚ギャラリー59】

2021年05月18日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】 スゴモロコ
【分布】 琵琶湖、関東平野
【生息環境】 琵琶湖の砂泥底  
【食性】 プランクトン、甲殻類

琵琶湖で採取したスゴモロコ。

スゴモロコはコイ科カマツカ亜科スゴモロコ属に属する淡水魚です。

デメモロコと思われる魚に比べて、眼の後ろ端から鰓蓋の端までの距離が短いのでスゴモロコと判断しました。

背部の鱗には暗色斑があって、ヒゲが短いのも特徴ですね。

元々、琵琶湖に生息する淡水魚ですが、移植などにより今は関東平野にも定着してるそうです。

環境省レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)に指定されてるお魚です。

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デメモロコ 【淡水魚ギャラリー58】

2021年04月29日 11時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】 デメモロコ
【分布】 濃尾平野、琵琶湖
【生息環境】 琵琶湖沿岸、灌漑水路   
【食性】 底生生物、小魚

琵琶湖流入河川で採取したデメモロコ。

デメモロコはコイ科カマツカ亜科スゴモロコ属に属する淡水魚です。

スゴモロコと思われる魚に比べて、眼の後ろ端から鰓蓋の端までの距離が長いのでデメモロコと判断しました。

背部や側部に黒点が並びますが、濃尾平野のデメモロコに比べて琵琶湖のデメモロコはこんな風に黒点が目立たないものもいるということです。

分布は限定的で琵琶湖と濃尾平野にのみ生息しています。

環境省レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)に指定されてるお魚です。

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ビワコホンモロコ2【淡水魚ギャラリー57】

2021年04月13日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【魚名】 ビワコホンモロコ
【分布】 琵琶湖、琵琶湖流入河川
【生息環境】 湖沼中間層、繁殖期は湖岸、流入河川下流部
【食性】  動物プランクトンや水生昆虫、小型甲殻類 

先月の琵琶湖釣行で初めてボウズに終わったビワコホンモロコ

写真は以前釣り上げたもので、食べる前に撮影したものです。

クセが無くて骨も柔らかく、天婦羅、塩焼き、素焼きで頭からガブリと食べることができます。

琵琶湖の重要な水産資源であるものの、90年代後半からは漁獲量が激減し、天然ホンモロコは高級食材になってしまいました。滋賀県水産試験場ではホンモロコの産卵場所調査などを行っていて、産卵時期には採取禁止区域や期間を設けるなど資源の保護を進めてます。

こちらは田んぼの用水路や河川に生息する近縁のタモロコ

ビワコホンモロコの方がタモロコに比べてよりシルバーに輝き、スリムな体形をしていて、尾の付け根の黒点も目立たないことが分かりますね。

今年はもうホンモロコ釣りに行く時間が無いので、来年はリベンジを果たしたいと思います。

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大和川蜷【淡水魚ギャラリー56】

2021年04月07日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水貝類のお話です。

【名前】 ヤマトカワニナ
【分布】 琵琶湖・淀川水系
【生息環境】  湖・河川 
【食性】- 

表面に顆粒状のデコボコがあるヤマトカワニナ。

琵琶湖・淀川水系固有のカワニナですが、淀川・宇治川では絶滅した可能性があるそうです。

琵琶湖岸の岩礁地帯で見つけました。

結節型のヤマトカワニナだと思いますが、他にも顆粒が目立たない肋型、顆粒が大きく目立つチクブカワニナ型の3型が知られてます。

淡水性の貝類についてももうちょっと目を向けてみようかなと思う今日この頃です

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お多賀杓子【淡水魚ギャラリー55】

2021年03月30日 04時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水両生類のお話です。

【名前】 オタマジャクシ
【分布】 日本全国
【生息環境】  河川、用水路、湖沼 
【食性】 藻類、水草

魚捕りをしてると時々ドサっと網に入るオタマジャクシ。

何のオタマジャクシかは分かりません、トノサマガエルかな

子供の頃は平気で掴んでたのに、今はそのヌルヌルでブヨブヨな触感にザワっとしてしまいます

視点の定まらない目もちょっと怖い・・

オタマジャクシは調理道具の玉杓子に似てるからその名が付きました。

滋賀県多賀町の多賀大社の縁起物のお多賀杓子がお玉杓子に転じたという説もあることから、オタマジャクシの語源の大元は我が滋賀県にあるのかもしれません

多賀大社の拝殿でお祓いを受けている方々の前の柱に大きな杓子があるの分かりますか。

多賀大社では絵馬にも杓子型の板が使われてます。

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筋蝦【淡水魚ギャラリー54】

2020年12月21日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水甲殻類のお話です。

【名前】 スジエビ
【分布】 日本全国
【生息環境】  河川、用水路、湖沼 
【食性】 水生昆虫、小型甲殻類、貝類、藻類

スジエビはテナガエビ科に属するエビの一種で、日本の淡水性エビとしては最も生息域が広い甲殻類になります。

滋賀県では琵琶湖のスジエビと大豆を甘辛く煮た「えび豆」がポピュラーな郷土料理なんですよ。

食用だけでなく釣り餌としても利用できる重宝なヤツですね(笑)

乾燥エビを食べるスジエビ。

肉食性が強く、飼育は簡単。市販の魚用飼料など何でも食べてくれます。

我が家でも観賞用だけでなく、肉食魚の餌としても重宝してます。

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ドジョウ【淡水魚ギャラリー53】

2020年11月30日 12時00分00秒 | 淡水魚ギャラリー2

本日は淡水魚のお話です。

【名前】 ドジョウ
【分布】 日本全国
【生息環境】  水田、用水路、湿地 
【食性】 水生昆虫、藻

ドジョウ(泥鰌)はコイ目ドジョウ科に属する淡水魚の一種で、日本全国の水田や水路に生息しています。

体色は茶褐色で、背部に不明瞭な斑紋を持つものが多いのが外観的な特徴です。

メダカ、フナとならんで身近な水環境に棲むお魚のひとつですが、国外産のドジョウとの交雑や種間競争などで数を減らしており、環境省レッドリストでは準絶滅危惧種(現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種)に指定されてます。

三重県伊賀市の某地域には昭和30年代まで「神代ドジョウ」と云われる30cmを越えるドジョウが生息していたそうで、1971年には県の天然記念物に指定されてます。

しかし、長らくその捕獲報告はありません。

捜索イベントや近畿大学の調査でも見つからず、市役所は捕獲したり、目撃した場合は連絡して欲しいと呼び掛けてます。

生息地域で何度かガサしたことがありますが、さすがに出会うことはありませんでした。。。

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