お気楽忍者のブログ 弐の巻

ミニカー収集/お魚採取/動植物フォト/行楽記・・・趣味のごった煮ブログ

高麗虎鱚【海の生き物ギャラリー50】

2020年10月09日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 コウライトラギス
【分布】 千葉~九州南岸、瀬戸内海、九州北・西部、島根
【生息環境】 沿岸の砂礫底
【食性】 底生動物

太平洋側某所の漁港で釣ったトラギスの仲間。

その模様などからコウライトラギス(高麗虎鱚)ではないかと思います。

コウライトラギスはスズキ目トラギス科トラギス属に分類される海水魚の一種。

日本では主に千葉県館山〜九州南岸の太平洋沿岸に生息しています。

最大12cmぐらいのサイズで、食用に流通するような魚ではありません。

雌性先熟の魚で、成長するにつれて雌から雄に性転換し、ハーレムを持つことが知られてるそうです。

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鯔の仔【海の生き物ギャラリー49】 

2020年08月30日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 ボラ(の幼魚)
【分布】 全世界の温帯、熱帯海域
【生息環境】 河口域、内湾の汽水域
【食性】 雑食性(デトリタスや付着藻類)

川の河口域で採取したボラ(鯔)の幼魚。

出世魚であるボラは関西ではハク(~4cm)→ オボコ、スバシリ(4~18cm)→ イナ(18~30cm)→ボラ(30~40cm)→ トド(40cm~)とも呼ばれてます。

トドはこれ以上の先が無いということで、「とどのつまり」の語源にもなったと言われてます。

写真の個体は4cmくらいだから、ハクと呼ぶのがふさわしいでしょうね。

高度経済成長期以前は食用魚として重宝されてましたが、沿岸汚染が進んでからはボラは臭いとして嫌われるようになっていきました。。

そんな中でも、ボラの卵巣を塩漬けして乾燥させた「からすみ」は今でも高級な酒肴として珍重されてますね。

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隈魚 【海の生き物ギャラリー48】

2020年08月03日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 クマノミ(隈魚、熊之実)
【分布】 インド洋、太平洋の熱帯
【生息環境】 サンゴ礁や礁周辺
【食性】 雑食性(小型甲殻類や付着藻類)

2年ほど前、太平洋に面した海の堤防から釣り糸を垂れていたら、クマノミ(右)が釣れちゃいました

まさかそんなものが釣れると思わなかったから、海中からオレンジ色の物体が上がってきた時は何やら毒々しい魚が掛かってしまった・・・と思いました。

30種類いるクマノミ亜科の中でもいわゆるクマノミだと思います。

同じクマノミ亜科の中ではカクレクマノミの方が有名ですけどね・・・。

因みに、クマノミは雄性先熟性で成長すると雌に性転換します。

映画『ファインディング・ニモ』のニモはてっきりカクレクマノミだと思ってましたが、ニモが産まれたオーストラリアのグレートバリアリーフはカクレクマノミの生息域ではないそうで、クマノミ属のクラウンアネモネフィッシュという話もありますね

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オヤビッチャ 【海の生き物ギャラリー47】

2020年04月19日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 オヤビッチャ
【分布】 千葉以南
【生息環境】 沿岸の岩礁やサンゴ礁
【食性】 雑食性

オヤビッチャ (親美姫)はスズキ目ベラ亜目スズメダイ科に属する魚の一種。

変わった名前ですが、俗名や地方名じゃなくて、これが標準和名です。

写真は太平洋側で釣ったオヤビッチャで、バッカンにしばらく入れておいたらこんな色になっちゃました。

暗いところに入れておくと保護色なのか、暗い色合いになってしまいます。

普段はこんな感じ。体側に太い5本の黒い横縞が入り、背中が黄色になります。

去年の10月に釣った個体を飼育し始めて6ヶ月が経ちました。

温暖な海に住んでいるので、冬場はヒーターで水温を18℃に保ち、餌はクリルや市販のフレークタイプの飼料を与えてます。

水質の変化には割と強い印象を持ってます。

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三番叟 【海の生き物ギャラリー46】

2020年04月11日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は

【名前】 イシダイ
【分布】 北海道以南の各地
【生息環境】 浅い海の岩礁地帯
【食性】 甲殻類、貝類

イシダイ(石鯛)の若魚です。若魚に限り、俗にサンバソウ(三番叟)とも呼ばれたりします。

能の三番叟の白黒の衣装に似ているから、この俗名になったと云われてます。

イシダイはスズキ目イシダイ科に属する海水魚の一種で、特に西日本沿岸に多いとされ、成魚は50cmに達し、釣り魚としても人気の高いお魚ですね。

旬は秋で、できるだけ新鮮なうちに刺身や洗い、煮付けで食べると美味しいお魚です。

ただ、40cmを越えるような大きな個体はかえって食味が落ちるそうです。

若魚は堤防付近でもよく釣れたりしますが、さすがにこのサイズでは食べれないかな。。。

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赤笹之葉倍良 【海の生き物ギャラリー45】

2020年04月01日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物から、このお魚をご紹介。

【名前】 アカササノハベラ
【分布】 相模湾以南
【生息環境】 沿岸、沖合の岩礁
【食性】 甲殻類

太平洋側の岩場で釣ったアカササノハベラ(赤笹之葉倍良)です。

スズキ目ベラ科ササノハベラ属に属する海水魚で、主に黒潮の当たる暖かい海に生息してますが、日本海側でも釣れたりします。

口から眼の下、胸鰭にかけて伸びる茶褐色のラインが特徴的で他のササノハベラの仲間と区別することができます。

最大で20cm程度になるので、これがほぼmaxサイズじゃないでしょうか

大きいサイズならお刺身、15cm程度なら素焼きや煮付けでも食べられ、味も上々だそうです。

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黒牛の舌 【海の生き物ギャラリー44】

2020年03月20日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物から、このお魚をご紹介。

【名前】 クロウシノシタ
【分布】 日本、東シナ海、南シナ海沿岸
【生息環境】 水深20-65mの砂泥底
【食性】 甲殻類、貝類

クロウシノシタ(黒牛の舌)はカレイ目ウシノシタ科に属する魚類の一種。高級食用魚として知られるシタビラメ類の仲間です。

最大35cm程度になって最大70mほどの水深の砂泥底に生息してるそうですが、ご覧のような幼魚は水深の浅い海水浴場でも捕れたりします。

裏側・・・もう何がなんだかよく分かりません(笑)

もっとも美味とされるのはアカシタビラメだそうですが、このクロウシノシタも煮付けやムニエルとして利用され、流通量も多いそうです。

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鱚 【海の生き物ギャラリー43】

2020年03月01日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物から、このお魚をご紹介!

【名前】 キス
【分布】  西部太平洋、インド洋
【生息環境】 砂浜などの浅い海
【食性】 底生生物

キス(鱚)はスズキ目スズキ亜目キス科に属する魚類の総称で、国内では主にシロギスやアオギスの事を指します。

写真のキスは日本海某所で釣りました。

アオギスは瀬戸内海西部から九州東部沿岸のみに生息してるので、このキスはシロギスでしょうね。

非常に綺麗な魚体をしてます。

日本では一般的な沿岸性魚種で、夏になると砂地の海岸などではこのキスを狙った釣りも盛んに行われてます。

体長はMAX 30cm程度になるのでこの個体は半分弱くらいのサイズ、開いて天婦羅にするにはちょっと小ぶりかな。。

群れを作り、足場の良い砂浜からでも釣れるので釣り初心者向けのお魚です。

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片口鰯 【海の生き物ギャラリー42】

2020年02月21日 04時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 カタクチイワシ 
【分布】  西部太平洋
【生息環境】 沿岸域の海面付近
【食性】 プランクトン食性

カタクチイワシ(片口鰯)はニシン目カタクチイワシ科に分類される魚の一種。

いわゆるイワシのひとつで、食用として利用されるだけでなく、海洋の食物連鎖においても重要なお魚です。

写真のカタクチイワシは浜名湖でkatu4126さんが釣ったものです

マイワシやウルメイワシに比べて目が頭部の前寄りにありますね。下顎に比べて上顎が発達してるのも写真から見てとれます。

このように片方の顎が大きいことがカタクチ(片口)の由来・・・口が硬いからじゃなかったんですね

因みにシラスとよばれる小魚はこのカタクチイワシの幼魚です。

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魳 【海の生き物ギャラリー41】

2020年02月16日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 カマス
【分布】 太平洋沿岸
【生息環境】 沿岸の岩礁やサンゴ礁周囲
【食性】 魚食性

カマス(魳)はスズキ目サバ亜目カマス科に分類される魚類の総称。

写真は浜名湖でkatu4126さんが釣ったカマスの若魚です。

国内で干物などで食される主にカマスはヤマトカマス(ミズカマス)、アカカマス(ホンカマス)ですが、この若魚がどっちかはよく分かりません。一般的にはアカカマスの方が大きく(~40cm)、高級とされてます。

藁ムシロを二枚重ねるか半分に折って縫い合わせた袋を叺(かます)と言い、口の部分が大きいという共通点からこの魚の名がカマスになったという説があります。

1年を通して市場に入ってくるお魚ですが、旬は晩春から秋だそうです。

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金銭蟹 【海の生き物ギャラリー40】

2020年02月11日 11時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのカニをご紹介。

【名前】 キンセンガニ
【分布】  房総半島から南西諸島
【生息環境】 水の綺麗な砂浜の潮間帯
【食性】 -

キンセンガニ(金線蟹、金銭蟹)は十脚目キンセンガニ科に分類されるカニの一種。

暖かい海の砂浜に生息していて、潮間帯の砂の中に潜ってることが多いです。

写真の個体は三重県の某海岸で見つけました。

砂がもこもこと動いていたので、掘り出したらコイツが出てきました(笑)

中型のカニで、甲の左右に長い側棘が張り出し、側棘から目までの前側縁には6個の鋸歯があります。

現生カニ類としてはやや原始的な部類に含まれるそうですね。

生憎、後姿の写真しかありませんが、鋏脚も大きく、素手で触るときは挟まれないように注意して下さいね~

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亀の手 【海の生き物ギャラリー39】

2020年01月18日 04時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこの固着生物をご紹介。

【名前】 カメノテ
【分布】 北海道南西部からマレー半島
【生息環境】 潮間帯岩礁の割れ目
【食性】 プランクトン

カメノテ(亀の手)は石灰質の殻を持つ岩礁海岸の固着生物で、甲殻類ミョウガイ科カメノテ属唯一の種です。

写真のカメノテは三重県志摩半島の某海岸で撮影しました。

大小の尖った三角形の殻(殻板)が並んだ形をしていて、その見た目がカメの手に似ていることからこの名が付きました。

潮間帯岩礁の割れ目に群生し、波によって運ばれてくる餌を普段は三角の殻板に収納されてる蔓脚(まんきゃく)を広げて捕食します。

この爪のような殻の下にある柄部(写真では岩の隙間に突き刺さってて分かりませんが・・)を剥いた中身は食用にでき、とくに愛媛県では味噌汁の具や塩茹でにして食べられてるそうですね。 

また、その中身はチヌ釣りの餌などにも利用できるみたいです。

因みにネイチャーテクニカラーシリーズのカメノテのフィギュア持ってます。。

マニアックなフィギュア過ぎて笑えます(笑)

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磯蟹 【海の生き物ギャラリー38】

2020年01月16日 04時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのカニをご紹介。

【名前】  イソガニ
【分布】   日本全国、西太平洋沿岸
【生息環境】 岩礁海岸
【食性】  藻類、ゴカイ、貝類

イソガニ(磯蟹)は十脚目モクズガニ科(旧分類ではイワガニ科)に分類されるカニの一種。

海辺の磯や砂浜でよく見られる一般的な海水性のカニです。

甲幅は3cmほとで、体色は甲表面が緑灰色と紫の斑模様で、歩脚も緑灰色と紫の横縞模様なのが特徴ですね。

樺太から中国東岸、東南アジア、オーストラリア、ハワイまでの西太平洋沿岸部が本来の生息域ですが、最近は外来種としてアメリカ西大西洋でも生息が確認されているそうです。

海産のカニの中では飼育も比較的容易で、鰓が濡れる程度の海水と適温、クリルなどの餌があれば可能です。

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乙女倍良 【海の生き物ギャラリー37】

2020年01月09日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物からこのお魚をご紹介。

【名前】 オトメベラ
【分布】 伊豆半島以南、小笠原
【生息環境】 サンゴ礁や岩礁
【食性】 底生無脊椎動物

トロピカルなオトメベラ(乙女倍良)、太平洋側の温暖な海で釣りました。

釣りをしてると、すぐ餌を取りにくる鬱陶しいことこの上ないベラ科のお魚ですが、その色合いは目を見張るものがありますね。

扁平で身体は緑色を基調にしていて、頭部に赤のラインがいくつか入ってます。

尾鰭の中央の黄色も目を惹きます。

胸鰭の中央は赤色で、よく似たヤマブキベラと区別することができます(ヤマブキベラは胸鰭が黄色)。

ベラの仲間は性転換するものが多く、このオトメベラも雌性成熟の性転換を行うそうです。

煮付けで食べれないことはないそうですが、一般的には食用で出回る魚ではありません。

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魴鮄 【海の生き物ギャラリー36】

2020年01月03日 12時00分00秒 | 海の生き物ギャラリー1

本日は海の生き物から、このお魚をご紹介。

【名前】 ホウボウ
【分布】 北海道南部以南
【生息環境】 水深100-200mほどの砂泥底
【食性】 エビ、カニ、小魚

ホウボウ(竹麦魚、魴鮄)はカサゴ目ホウボウ科に属する海水魚。

写真は浅い海の藻場でタモ網に入ったホウボウの幼魚です。

獲物を探す時は胸鰭を広げ、脚のように変化した胸鰭の軟条3対で砂泥底を歩くように移動する変わった魚です。

成体は鮮やかな体色をしてますが、稚魚の時はこんな黒っぽい色をしてるんですね。

ホウボウは最大40cmほどまで成長し、味も良いことから主に旬の冬に底引き網で漁獲されます。

刺身、煮付け、唐揚げ、鍋物にすると美味しいお魚ですね。 

管理人も1度だけお刺身を頂いたことがあります

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