観 察 月 日 2015.10.02.強雨 27℃ (記す)
観 察 場 所 清川村 宮が瀬
8月4日 晴 32℃ 陽射し強く暑い。
小中沢林道の山側の端は、山の斜面から崩れ落ちる土が積もり、
そこに根を下ろし、いつの頃からかメハジキが目立つようになった。
夏の頃には赤紫の口びる状の小さな花を付け、昆虫のエネルギー
スタンドだ。
穂には早いススキの葉陰を覗くと、セスジツユムシがリラックスし
て昼寝をしていた。
9月29日 曇一時小雨 24℃ 涼しい。
“ 晴れ! ”と言う予報が外れ、小雨がパラパラ降って来た。
夏の頃、赤紫色の小さな花を付け、昆虫達で賑わっていたメハジ
キも、種子の充実にエネルギーを注いでいる。斜めになった茎に
1㎝程の小さな昆虫が目に止まり、ルーペで見ると、何と!頭が
上へと反り返りながら ずずっと伸びている。その異様な形から
“天狗“の名を貰った”テングアワフキ“だ。どうしてこんな体形を
選んだのか、本当に不思議だ。
夏を盛りのメハジキから、秋のステージへとバトンを受けたのは、
ススキだ。風に揺れる穂も、ルーペで見ると、羽毛を付けた種子の
クサリだ。まだ旅立ちには早いが、おくての株は、花を付け雄蕊の
葯を揺らしている。
半分黄葉した葉を見ると、アミガサハゴロモがいた。翅の質感か
らつい虚無僧が頭に浮かんでしまう。セミに近い仲間だ。
人の背丈よりも高く伸びたススキの穂先が気になって、望遠レン
ズでピントを合わせると、カンタンの雄がアンテナを伸ばしたその
先に、雌がいた。
傍らのススキの茂みから、「ル ル ル ル ・・・・」とカンタンの優し
い鳴き声が聞こえてきた。
8月4日 メハジキ
昆虫に人気 (キチョウ)
ススキの茂みで 昼寝 (セスジツユムシ)
9月29日 メハジキ
メハジキの茎にいる 黒い虫が気になった?
テングアワフキだ!
奥手のススキは 花盛り
葉に アミガサハゴモロ
ススキの穂を見たら カンタンがデート中!
★ 秋を探そう 歩こう!