観 察 月 日 2014.1.1~2.晴 5℃
観 察 場 所 瀬谷区 瀬谷
瀬谷市民の森の北側には未舗装の道路が走り、それを境にして北側は
広い元米軍通信基地、南側は瀬谷市民の森となっている。
4~50年前にそこを歩いた時は、広大な敷地内に高い鉄塔に張られた
アンテナが林立し、異様な感じであった。当時は米国が広く太平洋を制海・
制空エリヤとしていた第八艦隊の情報通信基地だと聞いていた。そのアン
テナ群が消えたのは、人工衛星が地球を回り始めた頃であっただろうか。
現在は、見た目ではその土地が市民農園の様に細かく仕切られ、その向
こうに神奈川県の屋根とも言うべき大山・丹沢の山々が連なって見える。
雑木林やスギ・ヒノキの植林地で覆われる市民の森に目を向けると、刈り
込まれた事のない高く茂ったマサキが青空の中にあった。緑の葉が茂る中
は実が鈴なりで、赤橙色の種子を押し出し、種を食べ遠くへ運んでくれる相
手を待っている様に見えた。
こちらはマユミ、四角い果実を風に揺らし、時折訪れるメジロを誘っている。
森の中にはセンリョウが多い。付近の住宅の庭に植えられたセンリョウの実
を食べたヒヨドリがお腹の中を通して運んで来たものだ。正月の寄せ植えに
使われるヤブコウジ(十両)の赤い実も目立つ。昔は沢山あったのだろうに、
今は太くなったクヌギ・コナラの根元に細々と繋いでいる。この時季赤い実
が目立つのは、鳥にアピールしているのだろうか。
林に流れる小川を覗くと、水面をスイスイと滑る昆虫がいた。多くの昆虫
はそれぞれの形で越冬に入っているのに・・・・。
巨大なアンテナ群のあった土地
マサキの種子がとびでる
鳥が運んだマンリョウ
クヌギ・コナラの根元に守られたヤブコウジ
実をいっぱい付けるカナメモチ
風に揺れるマユミ
何かと思ったらツルウメモドキ
種の集団飛行エノキ
水の流れを覗いたら・・・・・?
寒さの中水面を泳ぐやつがいる・・・・何?。