足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

 No.1205 ~ 瀬谷市民の森 を 歩く ~

2014年01月08日 | 日記

観 察 月 日  2014.1.1~2.晴 5℃

観 察 場 所  瀬谷区 瀬谷

 瀬谷市民の森の北側には未舗装の道路が走り、それを境にして北側は

広い元米軍通信基地、南側は瀬谷市民の森となっている。

 4~50年前にそこを歩いた時は、広大な敷地内に高い鉄塔に張られた

アンテナが林立し、異様な感じであった。当時は米国が広く太平洋を制海・

制空エリヤとしていた第八艦隊の情報通信基地だと聞いていた。そのアン

テナ群が消えたのは、人工衛星が地球を回り始めた頃であっただろうか。

 現在は、見た目ではその土地が市民農園の様に細かく仕切られ、その向

こうに神奈川県の屋根とも言うべき大山・丹沢の山々が連なって見える。

 雑木林やスギ・ヒノキの植林地で覆われる市民の森に目を向けると、刈り

込まれた事のない高く茂ったマサキが青空の中にあった。緑の葉が茂る中

は実が鈴なりで、赤橙色の種子を押し出し、種を食べ遠くへ運んでくれる相

手を待っている様に見えた。

 こちらはマユミ、四角い果実を風に揺らし、時折訪れるメジロを誘っている。

森の中にはセンリョウが多い。付近の住宅の庭に植えられたセンリョウの実

を食べたヒヨドリがお腹の中を通して運んで来たものだ。正月の寄せ植えに

使われるヤブコウジ(十両)の赤い実も目立つ。昔は沢山あったのだろうに、

今は太くなったクヌギ・コナラの根元に細々と繋いでいる。この時季赤い実

が目立つのは、鳥にアピールしているのだろうか。

 林に流れる小川を覗くと、水面をスイスイと滑る昆虫がいた。多くの昆虫

はそれぞれの形で越冬に入っているのに・・・・。

巨大なアンテナ群のあった土地

マサキの種子がとびでる

鳥が運んだマンリョウ

クヌギ・コナラの根元に守られたヤブコウジ

実をいっぱい付けるカナメモチ

風に揺れるマユミ

何かと思ったらツルウメモドキ

種の集団飛行エノキ

水の流れを覗いたら・・・・・?

寒さの中水面を泳ぐやつがいる・・・・何?。