足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.929   ~ イイギリ と ヒヨドリ ~

2011年01月06日 | 野鳥

 

日 20111、4 快晴 13

所 大和市  (泉の森)

20081月にはイイギリの実がたわわに生り、ヒヨドリ、ツグミ、

メジロが群れていたが、今年は殆どが食べ尽くされ、メジロの姿

は無かった。 

 ヒヨドリ、ツグミは30羽の群れでケヤキの梢に止まり、時折

4~5羽がイイギリの枝へ来ては、2~3粒食べてはケヤキへ戻

るの繰り返しであった。

 イイギリにヒヨドリが群れているのをよく見掛けるが、それは

何故だろう。先ずは体重に関係があるようだ。ヒヨドリの体重は

 100g程、房状の実が付く小枝に止まれるが、それより重いキジ

バト・・等では不安定になり、実を啄むのは難しい。又、イイギ

リの実は810㎜で、嘴がそれより開かなくては無理だろう。ヒ

ヨドリは約15㎜で可能だ。

 それにしても、ヒヨドリが実を啄むのを見ると、体を逆さにし、

細い柄の先に付く実を安定的に啄んでいる。そして、逆さのまま

呑込もうと嘴を緩めたら実は落下してしまうだろう。体を横向き

かやや上向きに戻してから、呑込んでいる。 

 では、体の小さなメジロは実を食べる事が出来るのだろうか。