塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ロベルト・バッジョがベッロと呼ばれた理由

2015-08-22 01:25:01 | 日記
 イタリア語で「ベッロ」は美しい男、「ベッラ」は美しい女を指します。

 後者の代表格はモニカ・ベルチのように思えますが、どうでしょうか。

 イタリアは男性の美意識に関して非常に厳しい眼差しを向け、カルチョの世界でも、それは例外ではありません。

 ジャンニ・リベラやマルコ・タルデリなど、ベッロと讃えれた選手もいますが、1990年代、その代表は紛れもなくロベルト・バッジョでした。

 「私は彼のファンよ」

 ワールドカップ94の前、マドンナがそう公言した事で、バッジョの存在はサッカーに馴染みの無い、北米でも一躍知れ渡ります。

 でも、僕はバッジョを最後に

 「サッカーの世界でベッロはいないのではないか」

 と考えるようになりました。

 バッジョとは異なり

 1・怪我に強い選手
 2・ワールドカップ、ユーロで優勝した選手
 3・より多くの報酬を得る選手

 は沢山います。

 でも、バッジョは

 幼馴染みであるアンドレイナ夫人を大切にし、女性問題で世間を騒がせる事がない
 何度も膝の怪我に苦しむも、立ち上がり続けた事に対しての敬意
 自身がワールドカップでPKを外した経験を持つために、同じくPKを外したディ・ヴィアッジョに、いち早く駆け寄った

 つまり、見た目の美しさだけではなく

 「周囲への配慮と立ち上がり続けた姿勢」

 こそ、ベッロと讃えられる要因と言えます。

 ロナウドのように車を大破させ、女性問題で話題を集める事は、新聞記者にとっては有難くとも、周囲からすれば面倒ですよね。

 今のイタリアは小粒な選手が多いと指摘されますが、ベッロと言う観点も同様かもしれません。
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ブランドにとって悪童はどんな存在だろうか

2015-08-22 01:03:00 | 日記
 「俺、イタリア代表」

 このスローガンの下、ディアドラが契約した選手にはトッティ、インザギ、そしてヴィエリとイタリア代表の中心人物が顔をそろえた物です。

 また、ミランのガハ・カラーゼとマッシモ・アンブロジーニもディアドラの愛用者でしたが、前者はどこか

 「一癖ある選手」

 としても知られています。

 ディアドラと言えば、バッジョとファン・バステンが契約選手として有名ですが、乱れた私生活で世間を騒がせる事はありませんでした。

 一方で

 1・ヴィエリ ユーベ、アトレティコ、ラツィオ、インテル、ミランなど、移籍を繰り返す事で話題を呼ぶ
 2・インザギ 卓越した能力は、得点だけでなく多くの女性との恋愛でも話題に
 3・トッティ ユーロ2004でナイキと喧嘩別れしたあげく、デンマーク戦で唾を吐き大批判を浴びる

 など、ブランドしては、マイナス要素が大きかった契約でもあります。

 でも、ブランドとしては

 「世間が勝手に騒ぐこと」
 「騒がれる事で、自分たちの注目が増す」

 と考えられるものでしょうか。

 面白いのがプーマで、彼のモヒカンを連想させるアクセサリーを、ジュニア・シューズに付けて販売します。

 プーマは過去、マラドーナ、マテウスという、やはり一癖ある選手と契約してきましたから、対処に慣れているのかもしれません。

 でも、バロテッリはリバプールからの移籍先が見つかる気配が無く、このまま行けば代表招集すら危ういと言えます。

 エル・シャーラウイがモナコに移籍しましたが、果たしてバロテッリは今季、どこのクラブと契約するのでしょうか。
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スポーツ・ブランドが生活を豊かにする事

2015-08-22 00:54:20 | 日記
 洋の東西を問わず

 「女性の社会進出」
 「子供を育てる為に皆で出来る事」

 は共通のお題目です。

 パルセイロが巡回指導の様子を報告するのも、子供たちがサッカーを通じて自分の価値観を大切にしてほしい為ですよね。

 一方で

 「介護に従事する方の給料が低い」
 「年金問題や特殊詐欺」

 など、高齢化に関する問題は、日本では大変顕著と言えます。

 スポーツ・ブランドが蓄えてきた知識、技術で老人の生活を支援する、支える事は可能でしょうか?

 例えばサッカー・スタジアムでは、お孫さんを連れた方が多いですし、動く事も多いですから、スポーツ・シューズを若者ではなく、お年寄りに向けてデザイン、販売することも必要でしょう。

 フィラが

 「尿漏れに強いニット・トランクス」

 を開発、販売しています。

 製造は福助によるもので、これは消臭効果や尿漏れの際、沁みが目立たないなど、悩んでいる方の声を反映させたつくりになっています。

 スタジアムに出かけた事がある方ならば

 1・トイレの場所を把握する事
 2・トイレの待ち時間
 3・試合中、トイレに立つことのむずかしさ

 は理解できますよね。

 特に性別問わず、お年寄りはこの点が気になるはずです。

 「スポーツ・ブランドが快適な医療を消費者に提供する」

 のは当たり前のように思えます。

 でも、視点を変えれば、新しい商品価値が見えてくるようにも感じられます。

 僕の母はケイパのスニーカーを愛用していますが、その際

 「この靴、踵が楽なの」

 と感想を漏らしました。

 スポーツ・ブランドにとって、契約選手が活躍することも嬉しいでしょうが、名もなき消費者からの嬉しい一言ほど、やる気を促す材料は無いように感じますね。
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女性客を増やしたいと思う時の方法を考えてみる

2015-08-22 00:47:02 | 日記
 女性ファンに迎合しろとは思いませんが、スタジアムに女性を呼ぶ工夫は売店にあるように感じます。

 日経新聞でも紹介されていますが、今ビール業界はビールよりも、ノンアルコールや製法に一工夫した商品の出荷数が増加傾向にあります。

 スタジアムには車で来るファンは多いですし、今後売店でもノンアルコール・ビールの需要が高まると感じます。

 ちなみにサントリーはノンアルコール・ビール「オールフリー」に、美容成分として名高いコラーゲンを入れると言う、前代未聞の商品を開発し、これが売れているとの事。

 ならば売店でも

 「果汁100パーセント・ジュースのジューススタンド」
 「スムージーのようなお腹も膨れる飲料」
 「野菜や果物を生で味わえる形」

 などがよいかもしれません。

 ゴミ処理は皆で考えないといけませんが。

 先日のU-22との一戦、パルセイロは有志の方が企画したスイカ割りが大変好評だったそうです。

 また、多くの方が

 「夏の今は、JAが近くにあるんだから、もろこしを仕入れて焼きモロコシでも作ったらいいんだよ」
 「胡瓜やトマトを売るのはどうかな?」

 など、掲示版で地元の農産品を遠方から来た方に味わってほしい。

 こういう意見も目立ちます。

 人生39年生きてきて、男が実社会でそれほど優遇されていると感じた事はありません。

 でも、女性は随分と窮屈な思いをしてきたのでしょうか。

 お子さんからすれば母親が近い存在でしょうし、女性を観客に迎える視点は、あながち間違いではないと思うのです。
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