塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

本田の未来はいずこに?

2010-03-28 00:35:39 | 日記
 今日本のみならず、ロシアと欧州各国のサッカーファンから注目を集める本田圭祐ですが、果たして彼はいつまでCSKAモスクワにとどまるつもりでしょうか?

 僕がCSKAモスクワのフロントなら、まず今夏での移籍は容認しませんね、本田が既にクラブの精神的支柱である上、ワールドカップとそれ以後のシーズンも今現在の好調を保てたなら、移籍金の額は格段に跳ね上がります。CSKAとしては本田を安売りする必要は全くありませんし、VVVフェンロに払ったとされる11億円という移籍金も、今となってはバーゲンセールと言っても大袈裟ではありません。

 本田の将来はイングランドかスペインのいずれかでしょうが、特にスペインに移籍した際、「日本人にとってスペインは鬼門」というジンクスを、彼が打破ってくれるかもしれません。

 中村がスコットランドで、小野と長谷部がドイツとオランダで日本人に対する懐疑の目を打破り、中田に続いて森本がイタリアでの評価を確立させつつあります。
 しかしイングランドとスペインでは、日本人の評価は確立されてはいないでしょうし、本田もこの2大リーグへの移籍を念頭に置いていると思います。プレミアではフラム時代の稲本がまずまずの結果を残しましたが、本田ならばチェルシーやリバプールあたりから、獲得の打診が届いてもおかしくないと思います。

 それにしてもアヤックスやPSVといったオランダの老舗は、本田を半ば無視したことを、さぞ後悔しているでしょうね。特にPSVはかつてグランパスエイトで本田を指揮したフェル・ホーゼンの推薦があったのに、彼の獲得を見過ごしてしまうというエラーを犯しました。
 PSVのスカウティングの正確さは広く知られていますが、ヒディンクが退団した後そのスカウティングに陰りが見えつつあります。

 オランダリーグは昨シーズンはAZ、今季はトヴェンテが首位を走っていますから、リーグ自体の構造が変化しつつあるのでしょう。
 本田がオランダ国内ではなく海外に移籍先を求めた事は、当然の出来事だったのかもしれません。
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