Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

雨の通夜

2008-05-11 23:09:22 | Weblog
 立夏が過ぎたというのに3月から4月上旬の気候で冷たい雨が降っている。こんな時期に冷たい雨なんて、最近の気候はおかしいと思う。週間天気予報の当たらなくなった。異常気象の兆候かと心配になる。
 今日は涙雨となったが後輩のN君の通夜が午後6時30分から掛川である。友人のKさんが自動車で迎えに来てくれることになっている。
 午後4時頃に迎えに来てくれたので自動車に同乗させてもらった。途中でYさんも乗ってきて3人で掛川に向った。両人とも職場が一緒であったのでよく知っている。 亡くなったN君のことを話していると早いもので1時間で掛川駅近くの斎事場に着いた。通夜が始まる時間まで1時間以上あるので、駅南側のビジネスホテルの1階のラウンジで時間を費やす。
 会って話すといろいろな情報が分る。N君のこと、今となってはあまり関係がないが人事のこと、一緒にいた人の安否などが聞いた。
 午後6時少し回った時間に斎事場についた。61歳現職の死であり、多く人は集まっていた。通夜であるがJR関係者、関連会社、OBの人、広い会場に溢れて座れない人もいるほど多さであった。
 死んだN君は、仕事に一途な人間であった。身体もがっちりして外見は健康そうに見えた。しかし話を伺うと、心臓に異常があって、常にニトログリセリンを持ち歩いていたと聞いた。人間誰もが負けたくないとの気持は差こそあれ持っている。
 彼は、優秀であり一途な努力家であった。自分の身体的弱点はあまり人には見せなかった。疲れていてもそれを表に現さず頑張った。このことが命をちじめる結果となったなら真に残念なことである。多くの見送りよりも彼を帰してほしいと思うのは大黒柱を失った家庭の気持ではないか。何らかの光明が見出すよう祈るばかりだ。帰りの自動車の中でこれからは健康を最優先にして生きようといった意見に集約された。冷たい雨は勢いを増したように降り続いている。N君の冥福を祈る。
               5月11日の事を記す。