8月2日(日)グランシップで音楽祭「音楽に広場」が行われる。今年で確か8回目であり、静岡から発信するクラッシクの音楽祭として形づけられてきていることを感ずる。昨年は母の死などあり参加出来なかったが今年は何としても参加したいと思い持った。私は合唱団員としての参加であるが、この音楽祭で歌う曲は難しい曲ばかりであり、本番までの10回程度のレッスンで歌えるようになるか心配であった。それ故相当意識して取り組まなければと思っている。半月ほど前に合唱曲の譜面が送られてきたが、知らない曲が2曲もありプレッシャーも感じた。
その2曲は、「ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」より”キエフの大門”」「ヴェルディ/「ナブッコ」より”行け我が思いよ、黄金の翼に乗って”」ある。そしてビートルズが歌った「ヘイ・ジュード」も英語で歌うことになる。今日のレッスンは13時30分から17時までの3時間30分である。始まる5分前にグランシップ会場の中ホール(大地)に入った。今日の参加者は200人強ほどで、男性は80人ほどであった。最終的には全部で300人の大合唱団ができるはずである。指導したのは、昨年と同様浅井先生であった。少し早口であるが、難解な混声合唱曲を短時間でわかりやすく指導する様に造詣の深さを感じた。
「展覧会の絵」は有名であるが、示された楽譜の各パートの音程が単純に見えた。しかしこれが混声四部合唱になると、音階が似ていて意識して声を出すが他のパートに引きずられそうで、中々上手くいかない。しかし合唱が上手く纏まると良い響きになる。ただこの曲の歌はOh・・・とかAh…と云った言葉であり、もう少し慣れてくれば何とかなりそうに感じた。次は「ナブッコ」の合唱曲の指導を受けた。この曲を歌ったことはないが、よく知られた曲で、周りの人は原語でスラスラ歌っている人もいた。私もそれに合わせて声を出したが、全然知らない曲ではないようで10日ほどの練習で少しづつ覚えていくなら歌えそうだ。
それ以外の曲は時間もなくレッスンは受けられなかったが、合唱曲の大筋は理解できたような気がした。これからレッスンを重ね8月の音楽祭では、今までに受けた感動を今年も享受できそうな予感がした。この音楽祭は、3000人で創る音楽祭であり、マエストロやソリスト達、そして300人近いオーケストラや300人近い合唱団、それにダンサー達と観客が一体となった大音楽祭になるものと思う。その場に立てることを心から有り難く思う。