S学苑では、市内市民文化センターで9月の中旬に学苑祭を開く、参加グループも多く午後1時から6時ごろまで続いていた。今年は、その学苑祭が開かれ、カルチャーの先生からは、今年はどうするか打診があり参加することで決めた。一昨年のことを思い出すと、確かプログラムの最初に出演し、トークをいれながら数曲を歌った。歌は「女心に歌」「スミレの花咲くころ」「ザ・ファントム」などであった。そこにはストーリーがあり、それに倣い舞台で演じた。その舞台は仮面舞踏会の席であり、男性がふんした男爵の会話から始まり、「女心の歌」を男性が合唱した。それに対して女性が「スミレな花の咲くころ」を歌い、その後、ミュージカル≪オペラ座の怪人≫の「ザ・ファントム」をみんなで合唱し、最後は「威風堂々」を歌った。これらは、組み立てたストーリーの中で、歌い踊ったとの印象であった。
今年も参加することになるが、内容は、最近習った曲を組み合わせ7~8分のストーリーを作り歌い踊ることになると思う。先生は、以前ミュージカルの舞台に立っていて動きのある振り付けと歌い踊ることが好きであり、そのようなものになると思う。因みに最近習った曲は「コロラドの月」「闘牛士の歌」「Dona Dona」「You Raise Me Up」「お猿のかごや」である。それに次回習う「乾杯の歌」が入ると、大凡のストーリーは描けそうである。そこで私なりに予想した。
≪ある酒場に若者たちが集まっている。酒も入り盛り上がり、みんなで「乾杯の歌」を歌い出す。そこに町一番の人気者の闘牛士が入ってくる。彼は近くの闘牛場で戦うことになっているので皆は勝利を確信しまた歌う。その頃一匹の牛が荷馬車に乗せられ闘牛場に向かっている。その牛は子牛で、眼には涙をため、足も震えていた。自分の宿命を予感していたのだ。ここで「Dona Dona」を歌う。闘牛場では赤いマントを持った先ほどの闘牛士が中央にいて、闘牛が入ってくるのを待つ。ここで「闘牛士の歌」を合唱する。しかしいざ入ってきた子牛を見て、かわいそうに思い戦うことを止める。そこに「コロラドの月」「You Raise Me Up」の曲が流れ、みんなが若い日の思い出し優しい気持ちになる。そこまでがストーリーである。最後は、場面をガラッと変え「お猿のかごや」を歌い、舞台いっぱいに踊る≫
以上が私が描いたストーリーである。しかしカルチャーの先生はもっと別のことを考えているのかもしれない。そこがプロとの違いであると思うが、今から上記の曲を暗譜しなければならない。それは私にとって大変なことであるがストーリーを考えるとそれだけで暗譜する速度が早まるように感じる。6月中旬には先生の決めたストーリーが分かるものと思うが楽しみである。