Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

資料集め

2008-05-04 23:16:24 | Weblog
 父の13回忌を控えて、少し気があせる。昨年の夏書いた「父の思い出」は再度読み替え加除した。小史の冒頭に書く「はじめに」も書いた。これに加えて父が生前南部公民館の寿大学に通っていたときの同窓会誌「南窓」に書いた数編の随筆、写真、写経等をいれようと思う。まだ相当な時間がかかりそうな気がする。
 今日は父が亡くなって直後、部屋を整理して残しておいたものを、一つの書棚に集めてあるが、その中から写真集、「南窓」、句集「寿」、般若心経の写経、学生時代のノート等を引き出し選択していった。
 写真集は各世代ごとにファイルしてあったが、見ると懐かしさから、見入ってしまい中々前に進まない。「南窓」も読み出すと引き込まれてエンドレスに時間が過ぎていく。午後1時ごろからはじめた作業も夕食時になっても終わらない。
畳の部屋はその資料で足の踏み場もない状態になった。外を見ると既に暗くなっていた。
 急がされて夕食を食べたが、それからも続けて夜の10時近くなってやっと今回使う資料を決めることが出来た。
 随筆等を読んで父もまた、両親やお祖父さんお祖母さんのことを記し、生まれ育った故郷のことを細かく話していた。きっと父は生きてきたことを残したかったものと思った。文の構成が上手いのにも驚いた。私もブログに書いていることが恥ずかしく思った。
 また資料の中に手書きの家系図があった。長い歴史をさかのぼる様なものではないが、両親の五代ほど前までのことが一枚の紙に纏めて残していた。
 ここに写真として掲げた写経「摩可般若波羅蜜心経」は平成4年12月4日に書いたものであるが字体はしっかりしているし筆の運びもいい。毎日書いていた写経の中から死後選んで額に入れたものである。この般若心経を見ながら、この頃はまだ元気であったことを思い出した。これは死ぬ3年半前のものである。