熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

英会話

2009-01-31 20:37:07 | Weblog
毎週1回英会話教室に通っています。

先日、教室に行くと、英国人教師が急病のため、代理教師が授業を行いますとのことでした。
この代理教師の方、日本人の男性で、私より2歳先輩です。
最初に、この方が自己紹介を行いました。
自己紹介なので、2~3分で終わるのかなと思っていましたが、10分経過しても終わる気配がありません。
教室の責任者の方が、これはまずいと思ったのか、「皆さんで話すようにして下さい」と注文を出しました。
しかし、この方、更に10分経過しても自己紹介が終わりません。
隣の部屋にいた別の教師の方が、その代理教師を読んで注意していました。
この後、更に5分経過して終了しました。

授業開始から25分経過していますので、50分授業の半分を代理教師の自己紹介に費やしたわけです。
英会話教室に通う人は、英語を話したくて来ているので、もう少し配慮してもらいたいものです。

私が英会話教室を選ぶ基準は、「日本語が話せないNative Speakerが教師」であることです。

その理由は、
①正確な発音、表現が学べる
②異文化体験ができる
③日本語が話せないので、英語での表現を工夫することになり、勉強になる
ことにあります。

日本人教師でも、①を満たすことは可能ですが、②、③は難しいでしょうね。

この代理教師の方が引き続き教師として教えることになるようであれば、他の英会話教室を探さなければいけません。
そのようなことにならないように祈るばかりです。

私も講演会講師、特許教育講師を務める機会がありますので、この代理教師の教え方を反面教師として、受講者が満足する教え方を工夫していきたい思います。



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短答試験

2009-01-29 21:51:12 | Weblog
司法試験短答試験の勉強をしています。

昨年の1回目の受験の時は、弁理士受験時代の勉強方法と同じ方法をとりました。

択一六法(条文毎の解説でコンメンタールと同じもの)⇒枝別過去問⇒短答公開模試⇒本試験の順に勉強しました。

しかし、司法試験の短答試験は、弁理士試験よりも問題が複雑で、枝別過去問を解いていただけでは十分に対応できないことを実感しました。

そこで、今年は短答答練を受講することにより本試験の問題解法に慣れることを期待したわけです。

短答答練を受講してわかったことは、判例・学説の正確な理解、問題文の読み込み、短時間で重要ポイントを見抜く等の訓練が必要だということです。

昨年の反省を活かした今年の勉強方法が効果があるのかは、5月10日の本試験の結果で分かります。

本試験が楽しみです。




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特許制度研究会

2009-01-28 19:38:51 | Weblog
特許法の抜本的な改正を目的として、特許制度研究会が発足されたそうです。

特許庁のHPによると、研究会設立の趣旨は、「現行特許法の制定・公布50年の節目を迎える本年、今後の特許制度の在り方について、原点に立ち返って包括的な検討を行うための特許庁長官の私的研究会(「特許制度研究会」)を設置することとする。」とあります。

特許制度の見直しのポイントは、
・差し止め請求権など、特許の効力のあり方の見直し
・特許を開放すれば、権利の維持費用を減額するなど特許の活用促進
・審判制度や訴訟のあり方など効率的な紛争解決の手段の検討
・審査基準の見直しや明確化
・特許の早期の権利化のため、柔軟で早い審査体制を整備
だそうです。

具体的な改正条文は、今後、研究会での検討を経て明らかになると思われます。

上記の項目以外にも、特許法の制度趣旨から全体の条文を見直して、整合性の良い法律にして欲しいと思います。


特許法改正について、受験生時代に経験したお話を一つ。
受験生時代は、特許法の改正については当然のように勉強していましたので、同じ知財部門の弁理士の方から「法改正の内容を教えてくれ」と頼まれたことがかなりありました。

その方によると、弁理士試験合格後は、改正法の勉強が疎かになるので、改正法に最も詳しい受験生に聞くのが良いとのことでした。
そう言えば、当時の弁理士の方の中に改正法を理解していない方がかなりいたような記憶があります。

私も、弁理士試験合格後、改正法を勉強するタイミングが遅くなりました。
受験というモチベーションがなくなったことが原因でしょうね。

平成20年改正法の本を先日購入して読みましたが、受験生時代であれば改正本の発売日に購入し(あるいは改正本発売前に、受験機関の改正法講座を先取りして受講する)、読み込んでいたと思います。

弁理士研修を必須にした狙いの一つが、ここにもあるのではと思います。




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司法試験

2009-01-27 20:46:41 | Weblog
今日のお昼頃、宅配便が届きました。
段ボール2箱の大そうな荷物です。

早速、その内の一つを開封してみると、司法試験短答答練通信教育資料です。
先日、資料が送付されてこないので担当者に電話したところ、分割して送付する、1回目は30日に届きますとのことでした。

何と3日も早い到着です。
それも全15回まとめて送付されてきました。
電話でしつこくお願いした成果ですかね。
早く送付されることは大歓迎です。

もう一つの段ボール箱を開けてみると、全15回の同じ資料が入っていました。

担当者に電話してみると、「誤って送付したので、そのままお使いいただいても、処分していただいても、到着払いで返送していただいても結構です」とのことでした。

返送する手間も大変なので、とりあえず保管することにしました。

答練の資料が届いたので、早速、明日から、商法の復習と並行して短答答練の勉強を開始することにします。

徐々にモチベーションが高くなってきました。



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白愁のとき

2009-01-26 18:50:27 | Weblog
夏樹静子の「白愁のとき」を読みました。

推理小説ファンの私は、古くは松本清張から夏樹静子、山村美沙、西村京太郎、内田康夫等の推理小説が大好きで、よく読んでいます。

図書館で夏樹静子の「白愁のとき」を借りて読みましたが、この本は推理小説ではありませんでした。

ランド・スケープ・デザイン(造園設計)事務所を経営する51歳の主人公は、ある日物忘れが気になり、友人の医者を訪ねます。
そこで、「はっきりとは言えないが、アルツハイマー病の初期段階の疑いがある」と、告げられます。

現役バリバリで実績のある主人公は、かなり悩みます。
アルツハイマー病に関する多くの本を読みましたが、悩みは解決しません。
主人公の心の葛藤が良く描かれています。

同じ病気の老人も登場します。
この老人、実は薬の飲み過ぎが原因で一時的な健忘症になり、薬を飲むことを止めることにより症状は良くなりましたが、依然としてアルツハイマー病患者のように装っています。

それは、老人の周囲の人の本心が分かり面白いため、そのようにしているという事でした。

仕事の絶頂期にありながらアルツハイマー病に侵された主人公と、仕事の第一線を退いてアルツハイマー病を装って楽しんでいる老人とが対照的に描かれています。

老人が間接的に主人公に言った言葉、「自分のために仕事をしたらどうか、他人の営利や娯楽のためではなく、自分自身の魂を安らがせるような庭を造れば、仕事の充実と、心の安らぎと、両方を満たすことができる。それができる幸せな立場にいらっしゃるのだから・・・」が心に響きます。

この老人の考え方に私も賛成です。

幸い、私も自分のために仕事ができる幸せな立場にいますので、これからも自分の好きな仕事を選んでいくことにします。

定年後の生き方として参考になる小説でした。



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司法試験

2009-01-24 19:02:54 | Weblog
司法試験勉強も刑法各論が終了し、これで、短答試験科目の憲法・民法・刑法が終了しました。

明日から、残りの3科目(商法・民事訴訟法・刑事訴訟法)の復習と短答試験科目の勉強(短答試験答練の通信教育)を並行して行っていく予定でした。

しかし、遅くとも3日前に郵送されてくる筈の通信教育資料が、未だに入手できていません。

そこで、Lに電話して聞いてみると、「申し訳ありません。在庫がなくなり、今、追加印刷の準備中です」とのこと。

「いつになったら入手できるのですか?」「明確な日は不明です」「それでは困るので、いつまでに入手できるのか答えて下さい」というヤリトリがあり、担当者の方が「1月30日に4回分を送付し、2月第1週に残りを送付します」というご返事でした。

まあこれで納得するしかないか。

それにしても資料の送付が遅れているのなら、連絡してほしいですね。
学習の予定が狂いますから。

私が担当者に連絡しなかったら、通信教育資料の入手は何時になったのか。
考えるとぞっとしますね。



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オバマ大統領(続き)

2009-01-23 20:40:26 | Weblog
オバマ大統領の演説を聞いて心に残った点を書いてみます。

「我々の経済は、ひどく弱体化している。一部の者の強欲と無責任の結果であるだけでなく、厳しい決断をすることなく、国家を新しい時代に適合させそこなった我々全員の失敗の結果である。」
⇒この「一部の者の強欲と無責任の結果」は、高額な報酬を受け取るCEOや投資ファンドマネジャーを指しているのではと思います。
私も同意見です。
額に汗して働く人が報われる世の中にしたいものです。

「我々のエネルギーの消費のしかたが、我々の敵を強化し、我々の惑星を脅かしているという証拠が、日増しに増え続けている。」
⇒産業界の意向を代弁する前大統領とは大きな違いです。

「なぜ60年足らず前に地元の食堂で食事することを許されなかったかもしれない父親を持つ男が今、最も神聖な宣誓を行うためにあなた方の前に立つことができるのか。」
⇒私が30年程前に、仕事で米国を訪れたときに南部の工場見学で感じた人種差別を考えると、隔世の感があります。

「我々の子孫に言い伝えられるようにしようではないか。我々が試された時、旅を終わらせることを拒み、後戻りすることも、くじけることもなかった、と。そして、地平線と神の慈しみをしっかりと見つめ、自由という偉大な贈り物を運び、未来の世代に無事に届けた、と。」
⇒この最後のメッセージが国民を奮い立たせます。

何でもこのスピーチの原稿を書いたのは、27歳の若者だそうです。

日本の首相も官僚任せにしないで、もっと才能豊かな若者に原稿を書いてもらった方が良いのでは、と思うのは私だけでしょうか。



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オバマ大統領

2009-01-22 15:28:37 | Weblog
オバマ大統領の就任式を観ました。

米国がこの日、歴史を一つ塗り替えました。
民主党のバラク・オバマ前上院議員(47)は日本時間21日午前2時、連邦議会議事堂前での就任式で、米史上初のアフリカ系(黒人)の第44代大統領に就任しました。

オバマ氏は就任演説で「今求められているのは、新たな責任の時代だ」と述べ、米国の再生に向けて米国民一人ひとりの協力を求めました。

「米国は新たな平和の時代を導く役割を果たさなければならない」とも語り、そのうえで「イスラム世界に対して、私たちは共通の利益と相互の尊敬という理念に基づき、新たな道を模索する」と宣言しました。

穏健派イスラム世界との関係構築に意欲を示したことは今後に期待が持てます。

この就任式のスピーチを聞いて、日本の首相の所信表明演説との大きな2つの違いに気が付きました。

1つ目の違いは、オバマ大統領のスピーチは、全世界における米国の責任を強く意識したメッセージが感じられますが、首相の所信表明演説にはこの点が感じられません。
日米の国力の差が原因なのかもしれませんが、首相の所信表明演説にも日本の果たす世界的な役割を強く意識したメッセージが欲しいものです。

2つ目の違いは、オバマ大統領のスピーチは、強いリーダーシップを意識しながらも国民の目線で、皆で頑張っていこうというメッセージが感じられます。
つまり、国民に向かって話しているのです。

これに対して、首相の所信表明演説は、国会議員と自分の政党支持者に向けて理解を求める演説の色彩が強く感じられます。

国民が直接選んだ大統領と、国会議員が選んだ首相との相違(特に麻生さんは、選挙を経ないで選ばれているので、特にその感じが強い)かもしれません。

一日も早く選挙で日本のリーダーを選びたいものです。



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国際特許流通セミナー 2日目

2009-01-21 21:11:00 | Weblog
国際特許流通セミナー2日目は、「米国における最新の特許判例と実務への影響」のセッションに参加しました。

セッションでは、先ず、米国特許弁護士2人が、米国における最新判例の概説と、LGE vs Quanta事件の詳細を報告しました。

米国の判例の概要は、ほとんど理解していましたし、LGE vs Quanta事件も理解していた範囲内でした。
米国特許判例の概要が理解できたのは、米国特許事務所主催の講演会等に参加していた成果でしょうね。

この後、日本の弁護士が米国最新特許判例に対応する日本の裁判例等を紹介しました。
この内容が思いのほか参考になりました。
今後の論文執筆、講演活動の参考になる情報が幾つか入手することができ、有意義なセッションでした。

このセッションに参加しているときに、何気なくセミナー全体の資料を眺めていると、そこにある人の名前を見つけました。
この人は、私が企業の知財部門に勤務していたときの先輩で、私を研究所から知財部門へ引き抜いてくれた人です。
私が参加しているセッションと並行して開催されているセッションでパネラーを務めていました。

私が、弁理士受験勉強を始めたのも、この先輩の影響が大きかったと言えます。
知財業務、弁理士受験勉強の先輩で、公私ともにお世話になった方です。
私よりも3年前に弁理士試験に合格し、現在、大学の知財活動のアドバイザーをしています。

セッション終了後に、先輩弁理士にご挨拶に行きました。
お互いにその後の予定がありましたので、10分程お話をして別れました。
相変わらずお元気で、バイタリテイに溢れた人です。

先輩が元気に活躍されているのは嬉しいことです。

私も頑張らないといけませんね。



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国際特許流通セミナー

2009-01-20 21:27:46 | Weblog
国際特許流通セミナー2009に参加してきました。

このセミナーは、セッションで取り上げるテーマが多岐にわたっていて、その内容も優れているので、毎年参加しています。

会場は、今年も台場駅に隣接している「ホテル日航東京」です。




会場近くにある、自由の女神像、確か昨年のブログにも掲載した記憶があります。


セミナー1日目は、「オープン・イノベーション時代の知財戦略と経営戦略」、「ライセンス交渉の基礎 ーライセンス交渉におけるリスクマネージメントー 」のセッションに参加してきました。

「オープン・イノベーション時代の知財戦略と経営戦略」は、昨年12月に「オープン・イノベーションと知財戦略」の講演を行い、現在、その講演内容をベースにした論文を作成しているので、論文作成の参考になればと、参加したわけです。

パネラー3名の内、2名は別の講演会で話された人です。
何となく嫌な予感がしていたのですが、その予感が当たり、発表内容はほとんど同じ内容です。
それでも残りの1名の方の発表内容に参考になるものがありましたので、良かったです。

私も「ノウハウ保護」をテーマに、昨年4回の講演を行っているので、人のことは言えませんが。



「ライセンス交渉の基礎 ーライセンス交渉におけるリスクマネージメントー 」は、本当に参考になりました。

企業の知財部門に勤務していた時に、ライセンス交渉を経験していますが、本格的な説明を受けたのは初めてです。

ライセンス契約書の文言の重要性。
特許権活用の形態を考えて、契約書の文言からどのような権利・義務関係が生ずるのかを考えて契約書の文章を作成する。
弁理士にピッタリの仕事のような気がします。

特許コンサルティングの業務内容に本格的に取り入れたいですね。
もっとも、取り入れるためには、更なる勉強が必要となりますが。

本当に参考になったセッションでした。

セミナー2日目の内容は、明日のブログに掲載します。



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