熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ビジネス英会話

2007-04-29 15:18:50 | Weblog
私の英会話の勉強は、毎週木曜日夜の英会話スクール通学とNHKラジオ英会話「ビジネス英会話」の利用です。「ビジネス英会話」は、20年前に放送を開始していますが、私が利用し始めたのは10年程前で、その当時は、「やさしいビジネス英語」というタイトルでした(タイトルと異なり、難しかった記憶があります)。
各種の英会話講座を利用して勉強していますが、その中心にあって不動なのは「ビジネス英会話」です。この番組を利用することにより、日常英会話はそれほど不便を感じなくなり、英会話スクールでも上級クラスで勉強できるようになりました。
「ビジネス英会話」は、テキスト代350円で利用できるお得な英会話勉強方法ですが、唯一の欠点が放送時間帯が限られていることでした。
ところが、何と、この「ビジネス英会話」がNetで聞けることが4月号のテキストに記載されていました。早速アクセスしてみると、1週間遅れですが、聞くことができます。

http://www.nhk.or.jp/gogaku/radio.html

これで欠点がなくなりました。これからは、いつでも聞くことができます。
NHKのこのようなサービスは大歓迎です。
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短答試験

2007-04-28 14:25:30 | Weblog
大型連休(GW)の前半が始まりました。昨年の今頃は、弁理士短答模擬試験の準備をしていました。毎年GWは柴又の実家に行きますが、短答試験勉強用の資料(四法対照条文集、短答アドバンステキスト等)を持ていき、時間を見つけては勉強していました。したがって、GWをゆっくり楽しむと言うことはありませんでした。今年も実家に本を持っていきますが、英語の本と小説を持っていき、時間があれば読むという、ゆっくりしたGWになりそうです。
短答試験は割合得意な方でしたので、毎年合格していましたが、受験期間が長くなるとマンネリになることから、少々注意が必要です。私も合格基準点ギリギリで合格した年があり、この年の勉強方法を振り返ってみると、マンネリによる惰性的な勉強をしていたような気がします。
つまり、長く勉強していると過去問についてあまり考えなくとも答えが出せるようになります。思考が停止しているこの状態が危険です。したがって、意識的に思考を働かせる必要があります。私は、過去門を解いているときに、意識的に問題文の一部を変えて答えを考えるようにしていました(「場合がある」を「常に」に変えて答えを導く等)。この経験は平成17年、18年の短答試験で効果を発揮し、過去問の変形例をケアレスミスをしないで解くことが出来ました。この方法は、論文過去問の勉強にも役立ちます。
短答試験も論文試験も過去問の変形問題がかなりありますので、効果的な勉強方法だと思います。特に、ベテランの受験生の方は、マンネリに陥りやすくなりますので、意識的に自分に刺激を与えることが必要になります。
短答試験まであと1ヶ月を切りました。最高の結果を得ることができますように、お祈りしています。
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キックオフ

2007-04-27 11:57:02 | Weblog
年度又は半期の初めに、キッオフと称する全体会議が部門ごとに開催されます。
このキックオフの主目的は、全社の目標・方針を各部門・課・グループに展開して、全員が目標・方針を理解して共有することです。そして、構成員の士気を高めることも目的の一つです。
10年以上前のキックオフは、全員が目標・方針を理解して共有することを忠実に行う会議が大半でした。しかし、最近のキックオフは、構成員の士気を高める、ことに主眼が置かれ、目標・方針展開は、あまり考えられていないようです。
先日、部門のキックオフに出席しましたが、目標・方針の展開は明確でなく、各グループリーダーがそれぞれ自分の言いたいことを話しているというものでした。したがって、自分の所属するグループの目標が、全社の目標をどのように展開しているのかが明確でなく、自分の仕事の位置づけが不明で、意欲が涌きにくいのではないかと思います。意外だったのは、質問が一つも出なかったことです。全員が発表内容を理解しているとは思われないため、質問しないのは別の理由でしょう。
何れにしてもキックオフの実施方法は、再考する必要があると思います。
そうそう、質問が出ないことで思い出しましたが、5年程前、米国ロースクールの教授と話す機会があり、そのときに日米学生の質問に対する考え方の相違が話題になりました。その教授は、米国の学生は自分が理解できないことを質問するが、日本の学生は、どうも自分が理解している事項で他の学生が理解していないことを質問しているようだ、と言いました。したがって、米国の学生は参加者人数と同程度の質問が出るが、日本の学生はほとんど質問が出ないのではないか(自分が理解している内容で、かつ他の学生が理解していない内容は、ほとんどない)という分析でした。これは、ある程度当たっているかもしれません。日本の「恥の文化」が根底にあるのでしょうか。
私は、自分が理解できない事項、知りたい事項を質問しますので、米国の学生と同じ考え方ですね。私が研究会・講演会に出席する際に、最も重要視しているのは、発表者・講師が私の知りたい内容を十分に説明できるだけの知識・経験があるかと言うことです。説明のし方、資料の読みにくさは、あまり問題視していません。理解できなければ、講師に質問すれば解決します。しかし、講師に質問に答えるだけの知識・経験が不足していると、講演会等に出席した目的が達成されませんので、不満足な状態で会場を出ることになります。
私も研究会での発表や講演会での講師を務める機会があります。そのときは、どのような質問にも答えられるように、十分準備して臨みます。
講演会参加者に対する礼儀であると考えているからです。
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マナーと年齢

2007-04-25 19:28:45 | Weblog
あるセミナーに参加したときの話です。講演が始まってから1時間経過した頃、その事件は起きました。突然、耳をつんざくけたたましい音、そう携帯電話の着メロの音です。私の携帯電話は、マナーモードにしてあるし、それにこの着メロは私のものと違う。誰の携帯電話かなと、周りを見回すと、参加者全員が周りをキョロキョロと見回しています。セミナー受講中は、携帯電話の電源を切っておくか、マナーモードに設定しておくのがマナーです。これが第一のマナー違反です。
しばらくして、私の右前の男性がおもむろに、カバンの中から携帯電話を取り出しました。常識のある人は、急いで電源を切るか、部屋から出て話しますが、この男性は、何とその席で大きな声で話し始めました。これが第二のマナー違反です。
その男性の隣の席の人が、直ぐに注意しました。すると、その男性、「隣にうるさい奴がいるから電話を切るよ」と言って電話を切りました。これが第三のマナー違反です。
この男性、どう見ても50歳は超えています。一般的に、年を重ねると常識が身につき、マナー違反をすることが少なくなると思われていますが、年齢と常識は相関関係がないみたいです。こういう人に限って、「近頃の若い者は常識がない」なんて言うんだろうな。人の振り見て我が振り直せ」。気をつけよう。
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ライセンス交渉

2007-04-24 19:12:25 | Weblog
現在4社とのライセンス交渉が継続中で、1社と近々交渉に入ります。ライセンス対象特許権は共通していますが、交渉会社が多く対応が難しくなってきました。相手会社への警告書、相手会社の反論書に対する書簡等、ほとんど一人でやっていますので、説得力のある文章を書こうとすると、明細書の読み込み、技術的検討は勿論のこと、類似裁判例の検討、学説の検討等、いくら時間があっても足りません。何でこんなに多くの会社に、同時にライセンス交渉をするのかと、知財部門の責任者に尋ねたところ、私が今年半ばで定年退職するので、それまでに決着しておきたいとのことでした。後任者が経験不足であることも理由の一つだそうです。
私のスキルを高く評価してくれるのは有難いのですが、これでは身が持ちません。あまり無理をせずに仕事をしていきます。有休休暇を残さず使いたいですから。そろそろ司法試験の講座も始まることだし、効率の良い業務遂行と時間管理が重要です。
明日からがんばろ~。
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トマトは果物?

2007-04-23 23:39:10 | Weblog
勿論、トマトは果物ではなく野菜です。
近くの農家で美味しいトマトを売っているとの情報があり、早速買いに行きました。私の家から車で10分程の距離です。10時から売り出すとのことで、10時10分に到着しましたが、すでに10人並んでいました。流石に評判のトマトです。1個50円(キズものの値段、通常品は200円)と少し高めですが、食べてビックリです。ジューシーで甘く、まるでメロンです。「トマトは果物か」とツッコミが入りそうな味です。


”1個50円の果物みたいなトマト”

私の家は自然に恵まれた環境(要するに田舎です)にあるので、近くに無人の野菜販売所が多くあります。土日の午前中に5箇所程回って買い物をします。一袋100円とお手頃な値段で、かつ新鮮です。
トマト以外にも、新鮮で美味しい野菜が数多くあります。枝豆は信じられないくらい甘く、スーパーで買う枝豆と別の野菜です。トウモロコシ、ほうれん草、スイカ等、スーパーで買う野菜と一味違う新鮮な野菜を堪能しています。

港の近くに住むと新鮮な魚が安く食べられるのでしょうか?今度は、港の近くに住んでみたい。
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近代日本の美術

2007-04-22 14:03:08 | Weblog
東京国立近代美術館の所蔵品ギャラリーで、近代日本の美術展を観て来ました。

http://www.momat.go.jp/Honkan/permanent20070310.html#outline

絵画・彫刻・水彩・素描・版画・写真など、約9,300点あるコレクションから、毎回180~250点の作品を選び、20世紀初頭から現代に至る日本の近代美術の流れが概観できるよう展示してあります。4階から始まり、2階まで時代順にフロアを下っていく構成になっており、1時間程でゆっくり観ることができます。
菊池芳文《小雨ふる吉野》、岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》、東山魁夷《白夜光》、《残照》、 《道》 等の優れた作品が多数あります。観覧料420円と手頃な料金で、日本美術を楽しむことが出来ます。
私は、モネを代表とする印象派の作品が好きで、日本美術はあまり興味がなかったのですが、今回の展示を観て、日本美術に対する認識が変わりました。素晴らしい作品が数多くあり、ヨーロッパ絵画の影響を受けながら日本美術の独自性を発揮しようと苦悩している画家の努力の跡が見られ、興味深い展示でした。
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芋たこなんきん

2007-04-21 14:49:05 | Weblog
 NHK朝の連続テレビ小説『芋たこなんきん』をご覧になっていた方も多いと思います。私もほとんど毎日見ていました。 作家の田辺聖子さんの半生と数々のエッセイ集をベースに、大阪の戦後復興期から現代へと明るくたくましく生きてきたヒロインと、その家族のてんやわんやを描く、笑いと涙のホームドラマ。
 タイトルの「芋たこなんきん」は、田辺聖子さんのエッセイにもたびたび登場する言葉で、女性が好む食材の代名詞として引用される、大阪生まれのキャッチフレーズです。ヒロイン、花岡町子を演じる藤山直美さんの演技も見事でした。
 図書館で田辺聖子さんの「おせい&カモカの昭和愛惜(文春新書)」という本を見つけ、借りて一気に読みました。激動の昭和を生き抜いて、書いて、飲んで、歌って、しゃべった二人・・・”昭和党”おせい&カモカのおっちゃんのエッセイ集です。この本は面白いだけでなく、心に響く言葉、役に立つ知恵が満載です。作者の田辺聖子さんは、昭和3年生まれ、私の母(大正13年生まれ)と同年代の女性です。この本を読んでいると、母と対話をしているような気になります。
 私は若い頃から、年上の人と話をするのが好きでした。20歳位年上の人が経験話をすると大半は、私にとって未来の話になります。多くの先輩達から仕事、家庭、子育て、趣味、健康等の貴重なお話を伺いました。このお話が、私の人生の水先案内人となり、問題に直面したときに大変役に立ちました。先人の知恵は、大いに参考にすべきです。
 本の中にいくつか心に響く文章があります。
 「人間の品は、いろいろなタイプの品がある。いつもよく考えつづける人の人生観から出る品、生まれ育ちからくる品、一つの道をきわめたことから出る品、自然の中で自然相手に生きていることから出てくる品、このうち一つでもあれば良い」⇒私にはどのタイプの品があるのでしょうか。これからジックリ考えていきます。
 「その国の文化度は何できめるかというと、①自分の意見を持っている、②生活を楽しんでいるということに尽きるように思われる」⇒その通り。日本はどうでしょう。
 「いささかは、苦労しましたといいたいが、苦労が聞いたら怒りよるやろ」⇒まだまだ苦労が足らんということですかね。
 「母親が叱ったら父親がとりなし、父親が叱ったら母親がとりなす、そういうものが望ましい」⇒我が家はどうであったか、時には一緒になって叱っていたかもしれません。 
 「夫婦とは気心の知れた関係である。気心の知れるとは、多分、それは自分の理解圏内に相手が矢を飛ばしてくることだろう」⇒時には、矢が体に刺さることもありますが。
 「かもかのおっちゃん曰く、<60過ぎたらワシが神様じゃ>これはおっちゃんが、もうやりたい放題、言いたい放題、したるぞうという意気込みであろう」⇒私も、もうすぐ神様になります。もうやりたい放題、言いたい放題、したるぞう。
 「子供のころの贅沢の記憶が、のちのちまで人間が生きる上の、支えになるというが、私はこの頃、こう考えるようになった。贅沢の記憶ではない。愛された、という自信の記憶なのではないか、と。そんなにまでしてくれたという、オトナたちの愛を、人間は大きくなっても心の支えにしているのではなかろうか。愛された記憶は、人を支える。私はこんなに愛されたのだという記憶が、のちに人を救う」⇒我が家の子供達も「愛されていた」と思ってくれているのでしょうか。

 心に響く文章が数多く記載された本でした。
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記念講演会

2007-04-20 23:00:32 | Weblog
米国知的財産権法協会(AIPLA)代表団来日記念の講演会に参加してきました。最近、研究会・講演会・研修に参加する機会が多くなってきました。従来の、大学院関連、知財協主催の講演会に弁理士会主催の研修等が加わり、多いときは、1ヶ月に3回程度参加します。技術者・知財担当者に対する特許教育を行うことが、私の役割の一つであるので、研究会等への参加に表立って反対する人はいません。所謂役得ですね。
本日の講演会の内容は、最近の最高裁及びCAFC判決、米国特許法改正に関する最近の動き等でした。個人的には、e-Bay判決以降の判決動向を知りたかったので、大変参考になりました。e-Bay事件は、最高裁が事件を差戻して、現在、地裁で審理中とのことです。まだまだ目が離せません。
米国特許法改正提案は、今年中に議会を通過する可能性が高いので、そろそろ対応策を準備しておくことが必要です。
来週は、ライセンス交渉で忙しい1週間になりそうです。ゴールデンウイーク前に仕事に区切りをつけて、ゆっくりと休暇を楽しみたいものです。さあ、一踏ん張りしましょう。楽しい休暇のために。
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小松左京

2007-04-19 21:59:59 | Weblog
確か6ヶ月程前の知財管理Coffee breakに、SF小説についての記事が掲載されていました。その記事で、日本のSF小説ベスト投票で常に上位に食い込んでいる小説が紹介されていました。それは、小松左京「果てしなき流れの果てに」と光瀬龍「百億の昼と千億の夜」です。小松左京「果てしなき流れの果てに」は、依然読んで感動したことを憶えています。光瀬龍「百億の昼と千億の夜」は、まだ読んでいないので、早速図書館から借りて一気に読み終えました。この小説も感動ものです。
何れの小説も、宇宙の誕生から現在、未来へと続く壮大な物語で、人類最後のフロンテイア「宇宙」を題材にした素晴らしい作品です。小松左京の作品でまだ読んでいない文庫本を6冊借りて、これも一気に読み終えました。本当に面白い作品です。小松左京の作品は、その想像力の素晴らしさも然る事ながら、物理学に即して書かれている点です。想像力だけで、宇宙物理学の法則から大きく外れた作品は、読んでいて少し白けていまい、面白く読み終えることができません。
小松左京という人物は、素晴らしい想像力の持ち主で、なおかつ、理論的で緻密な思考の持ち主ではないかと思います。これからも彼の作品を読んで、その想像力と緻密な論理に感動してみたい。本当に楽しみです。
そうそう、SF小説だけでなく、SF映画も大好きです。その中でも「スタートレック」は一番のお気に入りです。映画、テレビのシリーズは、ほとんど見ました。何度みても飽きない映画です。「スタートレック」について話し出すと止まらなくなるので、このあたりでお開きにします。
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