熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修

2009-10-31 18:48:21 | Weblog
弁理士会関東支部主催の会員研修「中小企業に対する独占禁止法・不正競争上のアドバイス」を受講しました。

独占禁止法、不正競争防止法についての基礎的な解説という内容でしょうか。

私の場合、独占禁止法は大学院で、不正競争防止法は弁理士受験科目として勉強しましたので、基礎的な知識、論点等は理解しているので、少し物足りない内容でした。

独占禁止法は、ライセンス契約と独占禁止法との関係についての裁判例、パテントプール、標準化との関係等に絞って講義していただいたほうが良かったのではないかと思います。

不正競争防止法についても、知的財産権との関係を中心に、受講者が基礎知識を有していることを前提に講義されると良かったと思います。

次回の研修を企画する際に参考にしていただければ幸いなのですが。

弁理士会員研修は、実務研修を中心に企画した方が良いと思います。
基礎的な知識は、自己啓発で獲得できますので、貴重な時間を割いて研修会に参加する実益を考えて企画していただければ嬉しいのですが。

次回の研修に期待しましょう。




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インフルエンザ予防接種

2009-10-29 17:05:34 | Weblog
インフルエンザの予防接種をしてきました。

予防接種といっても新型ではなく、季節性のインフルエンザ予防接種です。
新型インフルエンザの予防接種は、リスクが最も低い層に属する私の場合、来年の春以降になるとか。
新型に感染しないように自己防衛するしかないですね。

という訳で、季節性のインフルエンザの予防接種の予約をするために、自宅近くの病院へ電話をしたところ、65歳以上でないと予約受付できないとのことでした。
「新型ではなく、季節性ですが?」と尋ねたところ、「そうですよ」との返事。

しかたなく、他のクリニックへ電話して予約を取りました。
病院により対応が大きく異なるのですね。

この時期、新型インフルエンザ流行の兆しが出てきているので、風邪の患者がくる内科等のクリニックは避けて、脳神経外科クリニックにしました。

予想通り、風邪気味の患者は少なく、待ち時間もそれほどなく、予防接種を受けることができました。

予防接種をうけるときに、先生に「抗体ができるまでどの程度の期間かかるのですか?」と尋ねると、「1週間位かな」との返事。
看護師さんは、「4週間あれば確実です」。
結局、個人差があるので、1週間から4週間というところらしいです。

「抗体ができたことが分かるといいですね」というと、「そうね、目が青くなるとか、額に「抗体」と浮き出るとかするといいですね」と先生が話されて、思わず大笑い。

額に「抗体」よりは、目が青くなるほうがいいか。

予防接種をしたので、少し安心して海外旅行にいけそうです。

インフルエンザに感染しないで、快適な旅行ができるように願いたいですね。



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民事訴訟法

2009-10-28 22:33:04 | Weblog
司法試験の受験勉強をしています。

憲法、民法、刑法、商法の勉強を終え、民事訴訟法も80%終了しました。
民事訴訟法で残っているのは、複雑訴訟形態と不服申し立てなので、どうやら当初の計画通り、今月中に終わりそうです。

残るのは、最後の科目「刑事訴訟法」ですが、これが最も苦手な科目で、果たして計画通り海外旅行に出発する11月中旬までに終わるのか、自信がありません。

刑法、刑事訴訟法は、弁理士試験勉強と最も遠いところにある科目のためか、イメージが掴めず、無味乾燥な勉強となり、効率が極端に低下します。

30分勉強しては10分休みの繰り返しで、気分転換用に用意している小説を読む時間が増える一方です。

何とか11月中旬までに終わらせたいのですが、海外旅行に参考書を持参することになるのかどうか、微妙なところです。

できるだけ集中して勉強することにしましょう。

もう一歩の努力を!!




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クラス会

2009-10-27 20:01:48 | Weblog
小学校のクラス会に参加しました。

還暦を迎える年から毎年1回のクラス会を開催して、今回が3回目です。

小学校近辺の料理屋さんを会場に選んでいます。
1回目は中華料理屋さん、2回目は柴又帝釈天参道の日本料理屋さん、そして3回目は、1回目と同じ中華料理屋さんです。

中華料理屋さんといっても、中華料理は2品で、あとは、刺身・鶏のから揚げ・ほう葉焼き等の飲み屋のメニューと同じです。

参加者は昨年より少なく、先生を含めて12名です。
先生は、82歳になるというのにお元気で、毎回参加されています。
さすがに足が弱くなり、座敷に座るのが辛いとのことで、椅子に腰かけていますが、話声は参加者の中でも一際目立つ若々しさです。

幹事の乾杯の音頭から近況報告、歓談へと進みました。
参加者の一人が、「この歳になると、話題は、先ず年金、次に病気、最後にお墓だ」と話していました。
そういえば、参加者の話題は、年金と病気・介護です。
さすがにお墓の話は出ませんが、やはり年金・病気が身近な話題なのですね。
私は、もっぱら海外旅行と仕事の話でしたが、少数派でしたね。

参加者の男性の内、定年再雇用で同じ会社に勤務している人が2名、企業経営者が1名、職人が1名、自由業(私です)が1名、趣味に生きている人が3名です。
結構、バランスが取れていますね。
何となく、働いている人のほうが元気のように見えたのは気のせいですかね。

懐かしい話に花が咲き、お酒と料理もたっぷり楽しんで、クラス会は閉会となりました。

幹事が持ち回りのため、次回の幹事を選び(といっても、地元に住んでいる人を無理やり指名するのですが)、次回のクラス会の日程を検討しました。
次回の幹事が、突然、「次回は温泉1拍旅行にしよう。賛成だよな」と私の方を見て尋ねたので、思わず「賛成」と答えました。

参加者の中には、「1泊旅行では参加者が激減するよ」という意見もあり、どうなるかは、次回の幹事に一任することにしました。

このようなクラス会は、小学校が年1回、中学校が年3~4回(多すぎるのではという声もありますが)、高校が年1回、大学院が年1~2回、これに元企業の仲間との飲み会を加えると、毎月1~2回参加していることになります。

企業に勤務しているときは、このような飲み会に参加することはほとんどありませんでしたが、定年退職後は、人恋しいのか必ず参加することにしています。

次の飲み会は、12月上旬の中学校のクラス会と12月中旬の元企業の仲間との飲み会です。
年末なので、まだ2~3回飲み会がありそうですが、体調を整えて参加することにします。

楽しみだな~。



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所信表明演説

2009-10-26 20:55:11 | Weblog
鳩山首相が衆参両院の本会議で就任後初の所信表明演説を行いました。
政権交代による鳩山内閣の取り組みを「無血の平成維新」と位置づけ、国民生活と弱者を重視した「友愛政治」の実現に向けた決意を表明しました。

「変革の本番はまさにこれから」だと、初の国会論戦に臨む決意を表明し、「戦後行政の大掃除」を実行する考えを表明しました。
官僚依存から政治主導、国民主導への転換を目指し、無駄遣い排除や天下りあっせんの全面禁止、情報公開の徹底を推進し、「税金の使い道と予算編成のあり方を徹底的に見直す」として、菅直人副総理とともに財政構造の転換を図る考えを強調していました。

今までの総理大臣の演説は、官僚が作成した原稿を読み上げ、総花的な政策の羅列で、何の感動も説得力もないもので、とてもテレビで見ようという気が起りませんでした。

鳩山首相の演説は、わかりやすく、なかなか感動的な内容で、結局、最初から最後まで聞き入ってしまいました。

政権交代が起きたのだなと、実感する所信表明演説でした。

これからの民主党政権に期待することは、先ず、過去の政策の誤りを国民の前に提示して、違法行為が明らかになれば、該当する政治家・官僚等を処罰して欲しいと思います。

マニフェストの実現は、そのあとでも良いと思います。
政府の信頼を回復することが先決問題ですからね。
国民の信頼を得られない政府では、思い切った政策を実行することができません。

それにしても自民党の凋落ぶりは目を覆うものがあります。
鳩山首相が所信表明演説をしているときに、森元首相が居眠りをしている姿がテレビカメラに捉えられていました。

緊張感のなさが見え見えです。
これでは、自民党の復活は相当先のことですね(復活しないかもしれません)。
政権交代可能な二大政党制が望まれるのですが、相変わらずネガティブ・キャンペーンのような相手を中傷する質問だけでは、どうにもならないですね。
何とかして欲しいものです。

これからの日本が良い国になることを期待しながら、所信表明演説を聞きました。



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参院補選

2009-10-25 16:16:38 | Weblog
参議院補欠選挙の投票に行ってきました。

選挙会場は、衆議院選挙と同じ市民センターです。
会場に到着するとすごい混雑、選挙に関心があるのかなと思っていたら、何と、大半が市民センターの文化祭の来場者でした。

そう言えば、文化祭と同じ日に補選があって、会場も全く同じ。
衆議院選挙のときは、1階ホールが選挙会場でしたが、補選は2階の会議室。

何となく規模も小さく、文化祭に対する力の入れ方と比較して、補選は低調です。
投票に来た人もまばらで、衆議院選挙の時の活気はどこに行ったのか。

補選の投票率も前回の参議院選挙と比較して、3ポイント以上低いようです。
最終投票率が前回を下回るのは確実のようです。
衆議院選挙からまだ3カ月も経っていないのに、この関心の低さは何でしょうか。
熱しやすく冷めやすい国民性なのか。

この調子では、政権交代の活気が薄れるのは時間の問題でしょうか。
せめて来年夏の参議院選挙まで持ってくれればいいのですが。



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著作権の窓から

2009-10-24 21:01:59 | Weblog
半田正夫さん著作の「著作権の窓から」を読みました。

半田正夫さんと言えば、著作権法の大家で、数多くの著作権法に関する書籍の著者でもあります。
私も「著作権法概説」を読ませていただきました。

「著作権の窓から」は、「著作権法概説」のような著作権法の研究書ではなく、半田正夫さんが長い研究生活の間に知りえた著作権にまつわるエピソードをもとに、わかりやすくまとめたものです。

ご自分が担当した事件についての記述も多く、事件の舞台裏などは、当事者以外には知りえない事柄で、興味深く読みました。

特に、コンピュータプログラムを著作権法と特許法の何れの法律で保護するかの争いは、なかなか読みごたえのあるものです。
コンピュータプログラムを著作権法で保護することになったのは、文化庁としては一応面目を保ったものの、大変な鬼っ子を背負い込んだことになっています。

何しろ、急速なIT革命により、プログラムの関係しない分野はほとんどなくなり、著作権法の領域もこの影響を大きく受けることになります。
すなわち、コンピュータプログラムに関連する条項の改正を毎年行わなければならない羽目になってくるのでは、ということです。
文化庁は後悔しているのではないでしょうか。

著作権法を勉強するのが楽しくなるような本です。



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口述試験終了

2009-10-23 16:20:51 | Weblog
弁理士口述試験が終了し、口述試験問題が特許庁のHPに掲載されました。

この問題を見てみると、それほど難しい問題はないのではと、思われますが、詳細な質問内容(例えば、青本に即して答えよ等)を見てみないと何とも言えませんね。
果たして口述試験を何名の方が通過して、最終合格者が何名になるのか、来年の合格率を占う意味でも注目されますね。

私の知り合いにも口述受験者がおり、「合格発表までは不安な日々が続きます」と言っていましたが、その通りですね。

「果報は寝て待てという諺もあることだから、合格後の活躍を思い浮かべながらノンビリと過ごしたら」とアドバイスしておきましたが、当人は、それどころではないでしょう。

合格発表は11月なので、吉報を待つことにしましょう。



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実務者研修

2009-10-22 22:51:42 | Weblog
特許庁主催の「知財実務者研修」を受講してきました。

会場は、横浜駅東口の新都市ホールです。
昨年までは、石川町の労働プラザで開催していたので、中華街での昼食を楽しんでいましたが、今年の昼食は横浜駅周辺のレストランです。

この研修には、審査基準の入手を主目的に参加しています。
実務家としては、最新の審査基準の理解は必須ですからね。

今日、特許の審査基準を入手できたので、あと必要なのは意匠と商標の審査基準です。

技術者特許教育のテキストに審査基準の説明が記載してありますので、早速、最新の審査基準に差し替えることにします。

意匠の教育も頼まれることがありますので、意匠審査基準の理解も必要です。
商標の相談を受ける可能性もあるので、商標審査基準の読み込みも必要になってきそうです。

忙しくなりそうです。




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弁理士研修

2009-10-21 22:48:52 | Weblog
弁理士会主催の研修「ライセンス契約 第2回目」を受講してきました。

第1回目の「著作権・商標権のライセンス契約」に続いて、第2回目は、「特許ライセンス契約」です。

講義は、「特許ライセンス契約の考え方」「共同研究・委託開発契約・産学連携」「知的財産権戦略(事例による研究)」の3部構成です。

企業のコンサルティングで、特許ライセンス契約書の作成を頼まれることがあるため、基本的なスキルはありますが、今回の研修は、実務に即した内容となっていたので、大変参考になりました。

やはり研修は、実践的な内容のほうが良いですね。
基礎的な知識は自己啓発で獲得できますので、実務経験者による実践的な研修が望まれます。

この研修でも、講師の方が協調していましたが、ライセンス契約業務を行う際に、先ずクライアントのビジネスについての理解が必要です。
クライアントのビジネスを理解した上で、想像力を大いに働かせて、将来起こりうるビジネス上のトラブルを想定し、そのトラブルを防止するための法的措置を講じていきます、

ライセンス契約も発明創出と同様に、いかに想像力を発揮するかが成功のキーワードです。

クライアントが思いつかない問題点を指摘して、未然に防止する措置を提案できれば、クライアントの信頼を獲得することができます。

コンサルタンとの腕の見せ所ですね。

ライセンス契約作成は、弁理士に向いている業務であると思います。
技術・法律・ビジネスの内容を正確に理解して、想像力を働かせることは、弁理士の得意技ですからね。

ライセンス契約作成と、その関連・発展業務を取り込めば、結構、特許コンサルティングだけでも生計が成り立つのではと、思います。

多くの弁理士の積極的な取り組みを期待しましょう。



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